怪しげな教会にあなたは訪れる。ここに来たのは他でもなく聖杯戦争に参加するため、そのためにあなたは自身のサーヴァントを連れて教会を訪れたのである。
「ようこそ、君が来るのを待っていたよ。私は『
目が若干死んだ神父が現れる。あなたは何か思うところがあったのか一瞬立ち止まるが、気のせいだと思い教会内へ入っていった。
「聖杯戦争。七人のマスターと七騎のサーヴァントによって行われる戦争。勝てばどんな願いも叶うとされる万能の願望器「聖杯」が手に入る。聖杯戦争の流れとしてまず最初に七人の魔術師がマスターとなり英霊を召喚する。その英霊を使い魔、『サーヴァント』と契約を結び、ペアになった者達で覇権を競う。同盟を組んだりすることは自由だが、あくまで勝者は一人だけだ。ここまでで何か質問は?」
「無いならば続けよう。英霊を召喚するにあたって生前そのままで召喚するのは不可能だ。そのためサーヴァントには「クラス」という枠組が与えられている。それぞれ『
そう言うと彼はあなたの腕にある刺繍のようなソレを見る。
「それは令呪。マスターであることの証にして参加資格だ。参加者は令呪の数、“三回のみ”サーヴァントに絶対的な命令を行うことができる。サーヴァントの切札である宝具の使用等も可能にする純粋な魔力の塊、マスターとしての切札と言える。まあどちらかと言えばサーヴァントの制御という意味合いの方が大きい。実際令呪がなかったため自身のサーヴァントに殺されたマスターという事例もある。サーヴァントとは友好な関係を築くことを推奨するが、使いどころを間違えないことだ」
「聖杯戦争にはこれまで『御三家』と呼ばれる魔術師達が参加していた。「アインツベルン」、「遠坂」、そして「間桐」。色々あっていずれも滅んでしまったが話せば長くなるから気になるなら教会の基準を読むといい。話を戻そう。儀式は出来るが運営が不在、それ故に我々聖堂教会と魔術協会が運営して行われるのが此度の聖杯戦争ということだ」
「最後に、神秘の秘匿には十分気をつけてくれ。魔術師としては当たり前のことだが前回の聖杯戦争が失敗した原因であるのでね、あえて言わせてもらった。ルール違反には教会がペナルティを課すため(事後処理が面倒なので)止めていただけると助かる」
「説明は以上だ。君の健闘を祈っているよ」
あなたは立ち去る。そして、これから始まる戦いを思った。
夜はまだ始まったばかりだ。