超昂大戦SS フェイクルビー参戦! 聖夜に降り立つ淫夢の戦士   作:環 藍河

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第10話 恥辱に沈む超昂戦士! その痴態に愚民は応える

人類を幻魔王から救った勇者、エスカルビー・アステライズ。

今、その最強フォームは…無様にも偽者に完敗し、大地に横たわり、虚空を仰ぐ。

 

 もにゅっ、もにゅっ!「痛っ…ああっ!」

 ぐにゅっ、ぐにゃっ、ぐにょっ! ぎゅううう~~~~~っ!!

「ぐううう~~~っ!! ああっ! イヤああっ! くはあっ!!」

 

ルビーの胸の純心を包む、純白のビスチェ様のチェストガード。

差し色の紅が双丘の上乳を、超昂変身フォーム独自のレザーブラックが下乳を引き立たせる。

正義の心を内に秘めた2つの膨らみが、今はフェイク戦士…エスカルビー・ブラッドに、おもちゃ同然に弄ばれ続ける。

 

本物のルビーの両手は。

いつもエナジーに満ち溢れ、ガッツを漲らせる正義の拳は…、

今は蓄積したダメージに焼き切れて、眼前のブラッドを押しのけることもできない。

ただ左右に真っすぐ投げ出され、時折その悔しさにびくんびくんと打ち震えるばかりだった。

 

そのお株を奪うように荒ぶるのは、純白のグローブに包まれたブラッドのリビドー。

2つの掌はアステライズフォームの輝く胸を左右同時に捏ねあげ、搗きたてのお餅のように丹念に潰していく。

十の指を巧みに這わせ、グローブ越しに胸の谷間を不規則に引き裂き、煩悶と性感にたまらず口端からしたたる欲望の涎を、絶えず胸のスタールビーに注ぎ続ける。

 

「あぐっ…! あうっ…ううっ…くふうっ…」

『ああっ…いいっ、いいよ…。

 最強の超昂戦士がっ、私にっ、私なんかに無様に跨がられて…!

 それも、究極の戦闘フォームを纏った、最強エスカ・ルビーが…

 偽者なんかにっ、屈服してるっ…感じてるんだぁ…!』

 

 きゅううっ。ぴいんっ!

『ほおら、よく見なさいっ! おっぱい尖らせてるっ!

 こういうのイイんでしょ!? 屈辱が気持ちイイんでしょっ!?』

「ちっ…違っ…これはあっ…!」

 

 ぎゅううううううっっ!!!

「ああーーーーーーっ!」

『認めなさいよっ! エスカ・ルビーは淫乱ドMだって!

 嘘つきルビー、これが変態超昂戦士への、罰だあーーーっ!』

 

マウントを取る少女戦士もまた、エスカルビー・アステライズ。

全身を護るスーツの紅は、わずかにオリジナルよりも黒みがかったブラッドルビー。

その差異を除けば、人類の希望たるダイビート最強の超昂戦士、そのままのフォルム。

だが、オリジナルが抱く正義と慈愛の心は差し替えられ…

代わりにマグマのごとく噴き上がる性欲と加虐願望でオーバーヒートした、偽超昂戦士。

 

エスカルビー・ブラッド・アステライズ。

胸に提げるイミテーションルビーを煌めかせ、爆発寸前のリビドーに身を焦がすブラッドは…煮えたぎる衝動のまま、たっぷりと揉みしだいたアステライズの双丘の尖端を…左右ともつまみ上げ、4つの爪でくりくりとしごき上げた。

 

 ぷすっ! きゅうっ!! くりっ、きゅきゅっ!! 

(つ…爪えっ…立てないでえっ…!!

 乳首いっ…! ちぎれちゃううっ…!

 ブラッドに…おっぱいっ、もぎ取られちゃう…!!)

 

身体をひねって、ブラッドの支配から逃げなきゃ…。

為すべきことはわかっているのに、今やボディは鉛の自重で動かない。

紅蓮の超昂戦士は、絶頂寸前の性官能を吐息で、そして嬌声で噴き出しながら、絶望に虚空を仰ぐしか無かった。

 

「……うっ…、ううっ…!

 やめてっ…こんなこと…!」

『ふうっ…あふっ…、もう、うるさいなあ。』

 

 ぶちゅっ!「うぐっ!」

 ぴちゃっ…ちゅうううっ…!

『れろっ…あふっ、ぷはっ…。んふっ、んんっ…』

 

胸に照準を当て続けたブラッドの目線が、やおら上目遣いで次の標的をポイントすると…

唇が、唇で塞がれた。

抗うルビーの舌はブラッドの舌で制圧され、本物から漏れるうめき声を偽者の喉が通せんぼ。

ルビーの呼気を巧みに吸い上げ、そのままルビー自身の気道に強制送還。

「んん~~っ!! お…おふっ、うぷっ…!」

『甘ぁい…! …れろっ、れろっ…

 本物ルビーのっ、唇っ…舌も、喉も…唾も…

 甘くてっ、香ばしくてっ、とろとろだよ…んんっ!』

逆流したブラッドの熱い吐息がルビーの喉を灼き、フェイクの喘ぎ声がルビーの肺に奥まで響き渡る。

 

 くすっ。

『ルビーが弱っちくて、えっちだから、こんな気持ちいいんだよ…

 自分でどんどん気持ちよくなって…これってオナニーだよね…?』

(!!)

 がばっ!!

(わ…私…こんな…!)

 

両胸と両胸がディープキス、唇と唇の熱い抱擁。

目の前の戦士は、自分なのに。

気持ちいいなんて、認めない。絶対に認めない…!!

至近距離のブラッドから…瞳を閉ざし、唇を外すように顔を背け、ルビーはせめてもの反抗を試みる。

 

『違わないよ。もうあなた、手も足も出ないのに…抵抗するのも忘れてるじゃない。』

「えっ…?!」(!!)

 

 …かああ……っ…!

 

ルビーは現況に青ざめ、自覚した恥辱に、さらに悶え抜く。

気づかぬうちに、大の字に仰向けのルビーの四肢は、上になるブラッドが雁字搦めに支配していた。

握った拳は掴まれた手首で封じられ、深紅のブーツは踏みにじられた足首で、純白のニーソックスは左右とも、両膝で固められて大地に釘打たれる。

十字架に繋がれた咎人は、眼前の処刑執行人におののくばかり。もはや、脱獄など望むべくもなかった。

 

ルビーは絶望する。

脱出困難な窮地に。

そして、隷属を受け入れ、人類の叡智の結晶たるアステライズフォームのVゾーンをびしゃびしゃに濡らす、自分の浅ましさに。

 

「あ…。ああっ…!!」

『私に…自分に負けて、自分に犯されて…

 私で昂ぶるエスカ・ルビーは…こんな顔でヨガるんだぁ。』

「くっ…(違うっ…違うよぉ…!!)」

 

 ……すっ。(えっ…?)

 

不意を衝かれた。あまりにも想定外だった。

猿ぐつわのようにルビーの唇から自由と正気を奪い続けたブラッドの唇。

快楽のウイルスをルビーに吸入し続けた、その麻酔器が…外された。

 

 すうう…っ…(どくんっ…どくんっ…!)

 

マウントを取るブラッドが、膝を折り両手を伸ばし…その視線の焦点を身体ごと下に降ろす。

ゆっくり、ゆっくりとエレベーターを降りていく処刑執行人。

ルビーは逡巡し、運命を待つように動悸を強く打つ。

ブラッドが止まる階は、一体どこなのか…?

また胸責めか。えぐる鳩尾か。下腹、お臍越しの子宮か。大洪水の秘唇か…?!

まだ、止まらない。どこが来ても、耐えなくちゃ…!!

 

 ちゅるっ…(えっ…?)

 

 がぶっ!

「あっ! あああーーー~~~っ!?」

 

そのいずれでも無かった。

ブラッドの口唇はルビーのうなじをひと舐め、そのまま首筋をなぞると…

やおら、ルビーの喉笛を急襲した。

 

 ぷすっ! ぐりっ、がりっ! がぶぶぶっ…!

「あああ〜〜〜っ! ひっ、ひぐっ、ぐううっ…!」

耐えられない。吸血鬼の餌食になった戦士とは、斯様に無力なのか。

さしものルビーも、心のガードを破られ、恐怖をありのままに吐露し嗚咽する。

学園の制服を思わせるハイネックのインナーは、戦士の急所を護る最後の砦。

だが、ブラッドはその防御が届かない、僅かに露出する首元の気管に…犬歯を突き立てる!!

 

 ぐりゅっ! ごりっ! ぐぐぐっ……!!

「いやっ、いやああーーーっ!! あっ、あはっ、ああっ……

 ……あああ~~~~っっ!」

 

ブラッドが顎にもう少し力を込めれば、ルビーの喉笛は容易く咬みちぎられるだろう。

その寸前まで食い込ませた牙で、喉を前後に引き、気道を左右に揺さぶるブラッド。

もはやルビーは、サバンナで雄ライオンに生きたまま喰われるゼブラも同然。

 

「か…かはあっ…!」

(ああっ…! こんな…こんなのって…!!)

いつまで吸えるか解らない酸素を、ありったけ肺に送ろうと悲鳴を噛み殺し。

ルビーは悟る。今や自分は、ブラッドに生殺与奪を握られ、隷属するしかない敗者なのだと。

 

(ダ…ダメえっ…! 長官…みんなぁ…!!)

降参の声を上げることも忘れ、消えかける命の蝋燭に怯えるエスカ・ルビー。

急転直下、生命の危機を告げるアドレナリンが超昂戦士の肉体を隅々まで満たす。

自慰にも似たエクスタシーと、絶体絶命に瀕した戦士の胸の鼓動は…

 

 びくうううっっっ!!! どくどくどくっ!!

「あああああーーーーっっ!!」

 ぷしゃあああああっっっ!!! …どさっ。

 

天を衝き、誇り高き超昂戦士を絶頂に衝き上げた。

アステライズフォームでも塞ぎきれない高潮が、秘唇からVゾーン左右に飛沫を打ち上げる。

 

「あはっ☆ あはははっ! 漏らしたっ! エスカ・ルビーが恐怖でお漏らしっ!!」

(あうっ…うううっ…!!)

 

 ぴくん。…ぴくん。

 どくん。どくっ、どくどくっ。

 

牙を外され、マウントを解かれ、生還の喜びに打ち震えて安堵するルビー。

 

 …じわり…ぽろっ。

(…私は…超昂戦士の、恥さらしだ…!)

 

憧れの先輩超昂戦士、エスカレイヤー。

共に激戦を重ねた、サファイア、トパーズ、アメイズ。

エスカ・ルビーを誇り、憧れの眼差しを向けてくれる、後輩超昂戦士たち…。

…そんな素晴らしい仲間たちの姿が脳裏をよぎった刹那、澄んだエメラルドの瞳がたちまち濡れそぼる。

 

絶頂の後の静寂は、ルビーの腕を、足を、胸もお腹も股間さえも。

真っ赤に紅潮し、汗と涙とよだれに染まる頬も冷たく愛撫し…

屈辱に震えるヒーローに、己の本能の浅ましさを焼きごてで刻み込んだ。

 

 しゅうううう……

 

「…ありがとう。私も、ぐんぐん、ぎゅんぎゅんキテるよお…!」

(あ…。……あっ…。)

「今のルビーのアヘりっぷり、私を生んだクズ市民のみんなには、期待以上だったみたい…!

 …んうっっ!」

(!?)

 

 どくんっ。

 

「くうっ…うっ、ううう~~っ!!」

 どくんっ! びくんびくんっ!

「んはああーーーーっっ!! あっ…あっあっ、

 ひゃ…ひぎいいいーーーーーっっっ!!!」

 

 …がくっ!

『ふうっ、ふうっ…あううっ…くふっ…☆』

 

想像以上に膨大な、おぞましき接現力がブラッドの全身を満たしていく。

ずっと欲しかったおもちゃを手に入れた少女の笑顔は、オーガズムが挿し込む淫靡な影を添えて。

エスカルビー・ブラッドはかつてない全能感に歓び、そのエクスタシーに膝を付き、わなわなと震え、しばし恍惚となる。

 

『…あはっ☆ ホントに喉なんか噛み切るわけないでしょ?

 エスカ・ルビーは…もっともっと私の接現力を生み出す、金の卵を産むニワトリさんだもの。

 だから…ね? これからも、たっぷりとこのエスカルビー・ブラッドに抵抗してね。』

(……。)

『最強の超昂戦士だからこそ、敗北にまみれても屈辱に耐えるルビーの勇姿が、何よりもクズ市民の胸を打ち、股間を震わせるの。わかる?

 泣きそうな心を必死に支えて、負けないって粋がって、それで惨敗する超昂戦士。

 その身の程知らずっぷり、そしてわからされる自分の非力さ、惨めさ。

 そんなのが、これからずうっっと、私のエナジーになるんだ…あはっ☆』

(ああっ…あっ……)

 

 思考もおぼつかない疲労と屈辱の中で、敗者はおぼろげに理解した。

 私はこれからずっと、この偽者に寄生され、エナジーを送り続けるオカズとして生かされ続けるんだ…!!

 

『…あ。でも、ときどき加減を間違えちゃうかもね。そのときはホントに瀕死かな…ゴメンね☆

 でも、きっとこんなにエッチだもん。胸の鼓動が天を衝けば、今日みたいにアクメ噴水でエナジー蘇るから、きっと大丈夫!

 心肺蘇生の人工呼吸で盛大にイッちゃう、超昂戦士エスカ・ルビーも…ああっ、きっと最高…!!』

 

性交直後の雄を食い散らかす雌カマキリのように。

エクスタシーに全身を震わせたばかりの事後にも関わらず、お盛んにも本能の趣くまま、妄想の中のルビーをさらに貪り続ける、偽超昂戦士エスカルビー・ブラッド。

蜘蛛の巣に絡め取られたかのように四肢を投げ出し、戦闘服をびしゃびしゃに濡らす汗と涙と汚辱を拭うことさえできず、大の字で勝者を仰ぎ見るばかりの超昂戦士エスカ・ルビー。

ダイビート最強戦士の悪夢の夜は、明ける気配さえ未だ見えない。

 

……

 

「んっ! んふっ! ほらっ! ほらっ!」

「ぐうっ! くっ! あっ、痛っ…!!」

 ふるんっ。ぷるっ。くにっ、くにっ…。

 

マウントポジションは終わらない。

仰向け大の字のルビーは、両脚をブラッドに踏みにじられ、土砂降りのVゾーン同士でキスを重ねる。

投げ出された両手はぴくとも動かず、肩からブラッドに絡め取られた胴体から生えているだけだった。

双丘を双丘で繰り返しプレスされ、荒ぶるブラッドの息づかいは胸越しの圧力でルビーを昂ぶらせる。

「い…嫌っ…くうっ…!」

理性で逃れようと、首をありったけ曲げる。顔を背けて唇を照準から外す。

そんな無為無策をあざ笑うように、ルビーの唇は何度もブラッドに捕まり、絡める舌と淫らな滴りで心を挫く。

 

 どくんっ。どくんどくんっ。がくがくがくっ…

 じいいん…!

「あっ…ああっ…ふあっ…!」

 落雷が頭から胸まで突き抜け、痺れがみぞおちから、へそへ、お腹の下へ…

(き…来てるっ…やだっ、私っ、また…!)

 

 …ぐりっ!「い…痛っ!」

 

陶酔し、痺れに身体を預け始めたルビーの上で、突如ブラッドは…

活を入れるように、不意に両脚を踏み抜く。

 

 ふわっ…

 

そのキックバックで下半身を振り上げ、ルビーの両肩を支点に、真上に全身を浮かせ…

ブラッドは。

 

 どぼおっ!「がはああーーーーっっ!!」

逆立ちの姿勢から、重力とエナジーをこれでもかと込めた両膝を、ルビーの腹筋に叩き落とした。

 

「げぼっ! おえっ…」

 しゅっ…すたっ。

D2エナジーが護る最強の鎧の上から、胃を、腸を、子宮を、丸ごとぐちゃりと潰された。

 

 びくんっ! ぶるぶるぶるぶるっ!

「あああーーーーっ!! うああっ! げふっ! がふっ!」

着地を決めたブラッドの戦闘スーツは、夜空の銀河に煌めいて浮かび上がる。

全身を痙攣させ、潰されたお腹を仰け反らせ、嗚咽するルビーの超昂フォームが、また吐瀉物で濁る。

 

 ずぐんっ! ずきずきずきっ! ぐちゃっ!

 ばたばたばたっ、ずりっずりっ…びくんびくんっ…!

「うえっ…おぐっ…! おおっ…、~~~!!」

 

星の護りもままならず、超昂変身の最強フォームのまま。

エスカルビー・アステライズはその場にうずくまる。

腹筋からその奥、内臓から腰の脊髄まで刺し込むような激痛に、さしものルビーも耐えられなかった。

敵の目もはばからず、超昂戦士はただ悶え、呻き、嗚咽する。

腹ばいに潰れ、苦痛を紛らわし手足をじたばたと振り回し…

 

「…うあああーーーーっ!!」

 

 びくびくびくううっっ!! …ぐしゃっ。

「…はあっ…はあっ……ううっ…。」

 どくんっ…びくん、びくっ…!

 

再び腹を押さえて寝転がり、亀のようにすぼんだまま、ぶるぶると痙攣する。

「うふふっ。愛撫とキスでそのままイカされると思った? ごめんね。

 でもね…私のファンはね。エスカ・ルビーの…あなたの性欲まみれのイキ顔より、こうやって…

 お腹をぐちゃって潰されて呻き悶える、アヘ顔の方がお好みなんだあ。」

「あ…あえっ…おえっ…!」

 

 ごぼっ! べちゃっ、どぼぼぼぼっ…

 

腹の底から湧き上がる屈辱を、呑み込んで肚へ戻すことができない。

最強戦士は喉の奥から、胃から直噴する酸の悪臭に…またも誇りを堕とされた。

 

(あ……あっ。)

 ぐらりっ…

 

 …

 

 ……

 

(ああ~~……)

 

 ぐちゃっ。

 

瞳の奥で、何かが、頂点に達した。

歪んだ視界。涙と汚濁でべとつき、ふやける両頬。鼻腔を満たす胃酸臭と嗚咽の果汁。

無様さも、惨めさも、恐怖も…胸の鼓動にくべる薪は止まらない。

超昂戦士の誇りを…全て、眼前の偽戦士に捧げた。

 

敗者、エスカルビー・アステライズは…

絶望に身を委ね、辱めの大地に頬を寄せた。

喘ぐ吐息は理性の残り香、とめどない涙は誇りの残渣。

 

 どくっ。どくどくっ。びくびくっ…!

 

唇から。眼差しから。腸から。秘所から。

最後の理性で引き留めようと足掻くも叶わず、超昂戦士は快楽混じりの屈辱を、上から下から、石畳にだらしなく垂らし続けた。

(あはっ…あふうっ…)

ほとばしる悦愉の鼓動を、指先からお腹の芯まで存分にくゆらせ…

淫靡な陶酔の中、プライドを焚き火にくべ、エクスタシーに震え続けた。

 

「あっ…!」

 

 ぎゅんっ! ぎゅいいいいいいっっっ!!

 

「き…来たっ! 来たあああーーーーーっ!!

 

同キャラ対戦の勝者に、栄誉のエナジーが注がれる。

「ルビーをっ! エスカ・ルビーを踏みにじってっ!

 喜ぶクズどものっ! 昂奮だよおおお!!!

 す…凄いっ…こんなのおっ…!!」

 

ブラッドを満たす接現力の源は…億、兆、いや、もはや桁違い。

星屑のように世に散り散りとなった、人未満の、いや、生物組織とも呼べないほどの微少な幻魔さえも。

数多のクズ市民の願望を啜り、可憐な花が手折られる妄想に歓喜を覚え、本能を歪ませた。

奴らは今、ルビーVS偽ルビーの死闘を嗅ぎつけ。

惨めに倒され、マゾヒズムに昂ぶり、石畳で悦愉に溺れるルビーに快哉を叫び…

我も我もおひねりとばかりに、投げ銭代わりの接現力を差し出していた。

 

「あはあああーーーーっっ!!

 や…やだあっ! もうっ、もうっ!! 

 こんなにっ! こんなにいいいっっ!!!」

 

ブラッドの想像さえも上回る、幻魔の、人の、外道ぶり。

底なしの欲望が産生するエナジーは、偽勇者をどこまでも衝き上げていく。

 

「うんっ! うんっっ!! 顔も知らないモブ市民のみんなっ!

 ありがとおおっ! この力でっ! もっとっ! ルビーを虐めるからっ!

 そしてエスカレイヤーにもっ! エスカチームのみんなにもっ!

 ケンカ売って! 私もずたぼろにされてっ!

 その姿でみんなをたっぷりイカせて、接現力搾り取るからあっ!

 ダイビートの全部の超昂戦士に勝つまで! エスカルビー・ブラッドは!

 みんなの理想の、大人のおもちゃになるからあああーーーーっっ!!」

 

絶頂の連鎖に空を仰ぎ、押し寄せる接現力のスコールに打たれ、偽超昂戦士はアヘ顔で闇空を仰ぐ。

 

……

(あ…ああっ…)

見上げた虚空。浮かぶ絶望。

超昂戦士の皮をかぶった幻魔が、自らと同じ顔で獣欲に歓喜する。

空の向こうでは北から南から、護るべき市民がおぞましき底なしの欲望を幻魔に注ぎ続ける。

 

(何だろう…この気持ち…)

 

戦い続けた。

侵略に屈してなるものか。私たちの歩みを止めさせてなるものか。

だから、自分の全てを投げ打った。そうしなければ、みんなの未来が無かった。

そして、平和を勝ち取った。それなのに。

(その果てが…これ、なんだ。)

かつて、死の淵から立ち上がった。

人々の祈る声に、明日を願う無垢の想いに背中を押されて、消えかけたガッツを灯すことができた。

 

今、同じ声が…エスカ・ルビーに絶望を告げる。

(私…私、もう…)

惜しみなく市民に希望を注ぎ続けた、紅蓮の超昂戦士、エスカ・ルビー。

その報酬はあまりにも醜く…業深い。

(続く)




ぞ…続編8ヶ月ぶり…(絶句)
皆さん、もうこのSS、未完のままエターナると思ってますよね? …何も反論できねえ。
繋ぎで5周年トキ×ルビいちゃコラSSとか究極初体験とか入れたとは言え…平謝りです。
【原因】
①本業で繁忙期が半年発生
②その後転勤辞令
③SSの着地点が見えなくなって足がすくむ
以上におおむね決着が付き、とりま第10話公開となりました!
…着地点が見えた割には、ルビーいじめで1話消費してしまってますが…
あと1話で完結だって予告も、平気で破ってますし…

ええい! 今さら恥も外聞も残ってないっ!
書きたくなったルビーを書く! 僕自身の無様さも惨めさも知らん! とにかく完結させます! もうちょっとだけ続くんじゃ!(n回目)
※しかも初出で投稿スレ間違い「究極の初体験!」の新作として出してしまった…情けなや。
先の投稿は削除し、改めてこちらに掲載します…
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