超昂大戦SS フェイクルビー参戦! 聖夜に降り立つ淫夢の戦士   作:環 藍河

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第5話 護れ、少年たちの聖夜! その純心を仲間たちは護る

最後の偽ルビー登場から、2日、3日…

一向に現れない敵にじらされるダイビート。

「トキサダ…あの子たち、もう諦めたのかしら…?」

「いや、必ず来る。

 何しろクリスマスは、接現力が…自分の命の源が集まるんだ。

 それこそ、必死で奪いに来るだろう…」

 

 そして、聖夜の午後9時…性の6時間を迎えた瞬間。

 

 びーっ、びーっ、びーっ!

『強力な接現力反応! ポイントC-7、閂ホールです!』

「遂に、来たか。」

「ずいぶん待たされたけど…トキサダ、誰を出すの?」

 

 びーっ、びーっ、びーっ!

『待ってくださいっ! もう一つ…いや、2つの接現力反応!

 ポイントB-7、ここは…!』

 

……

 

 わああああああああっっ!!!

《聞こえたぜ! 世界中の子ども達の、希望の声が…

 みんなの熱い想い、確かに受け取った!

 これからも、希望の未来と地球の平和は、俺たちが護るっ!》

 

 しゃきいいいいんっっ!!

 …ふっ。

【本日のスーパーヒーロー特別公演『閂ホールに集結! 令和ロイダー聖夜の大決戦』たくさんのご参加ご声援、ありがとうございました。】

スポットライトが落とされ、夢のひとときの終わりを告げるアナウンス。

 

【どなたさまも素敵なイブの夜をお過ご…し…?】

 …ぱたっ。とさっ。

 がくっ…ぺたん。

【…すうっ…くうう~っ…】

 

レイトショーの興奮冷めやらぬアリーナが暗転し、突如静寂に包まれる。

スタッフ・スーツアクター・ギャラリー…大人たちは瞬く間に眠りに落ちていく。

「パ…パパ?」「ママ? ママっ!」

 

《心配しないでっ! ショータイムは終わらないよっ!》

「えっ…!?」

 

 かっ!

 

《青い果実を護るため、胸の鼓動が天を衝く!

 桜のつぼみは不滅の希望!

 超昂戦士エスカルビー・チェリー! クリスマスイヴの閂ホールに、ただいま参上っ!》

 

 どかああああああんっっ!!

 

ステージセンターを灯すスポットライトに映える偽ルビーが、ロイダーのお株を奪う爆発をバックに颯爽と現れる。

 

 ざわっ…!!

「エ…エスカ・ルビー?」「で…でも、チェリーって…?」

《みんなっ! いつも応援、ありがとうっ☆

 今日はみんなの応援で、元気をチャージしてもらいに来たんだっ!》

「お…応援?」

《そう! 超昂戦士はみんなの応援がパワーになるの!

 パパやママは疲れちゃったみたいだから…そのまま寝かせてあげて。

 さあみんなっ、今夜は私にいっぱい、元気をチャージしてっ!》

 

 …にやり。

 

 ぐいっ。

「あっ!?」「うわっ!」

 ぎゅうううう……っ!

《えへっ。ボクたち、こんなにドキドキしてる…》

手近な少年2人をたぐり寄せ、優しくも逞しい抱擁で迎えるチェリー。

ヒーローショーでほとばしらせた昂奮のアドレナリンが、そのまま現実のヒーローの胸で弾ける。

「わっ…わああっ…」「生のルビーが…」

 

 ぺたん。

《大丈夫だよ。ほら、みんな来て来て。触ってみて。

 みんなを襲うフーマンたちに立ち向かう、エスカルビーの鍛え抜いた腕も足も…

 胸もおしりもぜ〜んぶ、今夜はさわり放題だよ?》

 

しゃがんで背中からハグしていた両手を放し、肩を軽く掴んで子ども達を回れ右させ、自分の正面に向けると、チェリーはお尻を床に付ける。

見下ろす子どもたちの前で、チェリーは誘うように両脚をカエルのように広げ、両手を前に突き出す。

子ども達をその胸に迎えようと掌を広げると…

 

 ぎゅうっ。がしっ。

 

「あ…ああっ…」「ル…ルビー…」

《んっ…んうううっ…》

 

最初に抱かれた2人は、今度はチェリーを左右からハグし返す。

《どう? みんなを護るパンチを生み出す、エスカ・ルビーの腕だよ…。

 …ちょっとゴツゴツかなあ?》

「す…すごいですっ…力強くてっ」「でもっ、やわらかくて…あああっ!」

 

 ずるっ…どすん。《きゃっ!》

 

力こぶを作るように掲げた右腕にしがみつく少年が、ずり落ちてルビーにボディプレスをかけてしまう。

左腕にしがみついていたもう一人の少年も、もんどりうって後ろに倒れるルビーに引き寄せられる。

 

「ご…ごめんなさいっ…!」

《あははっ…大丈夫だよ、むしろラッキー☆》

「えっ?」「あっ…!」

 

前に倒れる2人をかばい、チェリーが床と子どもの間に割って入る。

突きだした1本ずつの手の先は、仲よく超昂戦士の双丘を1つずつ揉みしだき…

その小さな掌をチェリーはすかさず両手で捕まえ、乳房に引きつける。

 

 とくん…とくん…とくん…

 

《ほら…キミたちのせいで、私…ドキドキが止まらないんだよ?》

「わ…わあっ…!」「そんな…」

《…だからね。》

 

 くるっ…くいくいっ。

 

《もっと…ぎゅってして?

 そっちの見ているみんなも、どんどんおいでよ。》

「【『!!!』】」

《背中も両脚も、ボディもおしりも…

 みんなに抱き締められたら、私…エナジー満タン、ガッツ全開になれるんだから…!》

 

両股を広げながら、低い姿勢で手招きするチェリー。

その誘惑に抗えない、青いつぼみの群れは…

 

 ふらっ…

 どきん、どきん…

「ル…ルビー…」「ルビーさん…」「お願い…します…!」

 

《……あはっ☆》

 

……

 

《あんっ! あんっ、あっあっあっ…!》

 みしっ、みしっ、みしっ!

 どさっ、ずるっ、ぐりぐりっ…!!

《ああっ…くふっ、…あはあ〜〜〜っっ!!》

ヒーローと怪人の大立ち回りに耐えるステージは、超昂戦士がボディを揺らすたび、軋みを上げてバウンドする。

 

「ル…ルビーさんっ!」「凄いよっ、凄いよおおっ!!」

《うん…うんっ! もっと…もっと、いっぱいいいいっ!!

 応援してえ~っ…! ぎゅってして、はすはすして、舐め回してっ…

 ボクたちみんなで、エスカ・ルビーのことっ、めちゃくちゃにしてえ~~っ!!》

 

ちゅっ…すりすりっ…

ちゅううう〜〜〜っ…

四肢もお腹も、首筋からおっぱい、お腹も太ももも、爪先に至るまで…

チェリーは子どもたちに残らずついばまれる。

 

《あんっ! あんっ! みんなっ、すごいっ、夢みたいっ…

 いいっ、いいよおお〜っ!!》

宙づりの照明を仰ぎながら、歪んだ超昂戦士は幼児のように両手両脚をばたばたさせる。

代わる代わる少年少女のハグと頬ずりとスキンシップの雨あられに打たれ…偽ルビーはずぶりずぶりとエクスタシーに溺れていく。

 

ぐいっ! 

《ああんっ!》

上体を左から右から…背中からも羽交い締めにされ、ハグの荒波に飲み込まれるチェリー。

子ども達を蹴り飛ばさない程度に脚をくねらせ、抵抗するふりを見せると…

誘われた一人がチェリーの右のブーツを両腕で抱きかかえ、右脚ぜんぶを抱き枕にするかのように、そのまま自分の両脚で包み込み、力のかぎり抱き締める。

 

「ルビーさんっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ…!!」

ぎゅうううう……っ…!

《あ…I字っ、開脚っ、いいっ…!!》

幾度も絶望を覆してきた、ルビー最強の武器が、今はアンクルのパルシオンごと子どもにもて遊ばれ、なすがままにされている。

 

 もぞもぞっ…ぐりぐりっ。

「きゃあっ?! そ…そこはあっ!!」

こんどは左脚にすがりつく子どもたちが、無防備になったショーツ目がけて頭と体を近づける。

何人もが代わる代わる、スカートの下に顔をうずめ、薫りをいっぱいに吸い込み、すりすりと甘え…

「ルビーさんっ、ルビーさああんっ!!」

「大好きっ、大好きですううっ!!」

 

《んあっ、はっ、あひいっ…!!

 いいよおっ、みんなっ、みんなにっ…

 ボクたちにっ、こんなにっ、愛されてえっ…

 最高のっ、クリスマスだよおーーーっ!!》

 

 しゅううううう……っ…

 

《はああああーーーー!! 欲しいっ、欲しいのっ! みんなのエナジーっ!

 んうっ、んふっ、んんんーーーっっ!!》

 

ファン感謝ナイトと呼ぶにはいかがわし過ぎる、ショタ性癖を拗らせた狂乱の宴。

汗とよだれで、スーツの下もショーツの下もぐしょぐしょのエスカルビー・チェリー。

数日もの禁欲の末、彼女が聖夜のプレゼントにと切望した、少年たちの接現力は…

共鳴し、反響し、まさに食べ頃と熟れて…今、まさに目の前に。

 

《…あはっ、来たっ、来たよおっ…!!

 …いただきます☆》

 

 今こそ…と確信した、その瞬間。

 

 「破ああーーーっ!!」

 

 ずしゅっ!! …ぽんっ。

《…えっ…?!》

 

文字通り、雲散霧消。

淫らな欲望を喝破する怒声が、祭りの後のアリーナに響き渡ると…

聖夜の邪な夢が、静寂に還る。

 

「エスカサファイア・ムーンライズ推参!

 ルビーを騙り、幼子をたぶらかす愚行、断じて許さんっ!」

《な…あああっ…、そんなっ…!!》

 

「あ…あううっ…」「サ…サファイア…?」

「みんなっ、避難してっ!!」

「!? あ…あなたは…?」

 

淫欲のヒーローショーを打ち砕くため登場した、もう一人の救助要員。

 

「超昂戦士、エスカ・トパーズ!

 子どもの正しいヒーロー像は、この私が絶対護るっ!!」

 

 どかああああああんっっ!!

 

「…トパーズ…お前…」

悪ノリで爆破登場。

 

「いいからさっさと、子ども達を避難誘導しろっ!」

「ちぇ~っ…さ、こっちよっ!」

接現力にあてられた子ども達は、ある者はふらつきながら非常口を目指す。

自力で脱出できない子どもを小柄なボディで担ぎ、トパーズが舞台を空けていくが…

 

《あ…あんた達…》

「【!!】」

 

《よくも、よくもおおおおっっ!!》

「…チェリー…!」

《殺すっ! 私の夢のクリスマスを台無しにするお前等は、ぐちゃぐちゃに叩き潰してやるうううっっ!!》

 

 ごおおおおおおおおっっ!!

 

《その身で受けろおっ! 天使たちのどろどろの欲望を!!

 イノセント・エスカレーションっ!!》

「サファイアっ!!」

 

「喝あああーーーーつっ!!」

 ふっ…!

 すううっ…ちゅぽん。

 

《そんなっ!?》

「街の幼子に、そんな欲望があるものか!」

《あ…あああっ…!》

 

 

チェリーが子ども達に「ある」と錯覚させた、エスカ・ルビーを…憧れのヒーローを小さな自らの手でめちゃくちゃに弄ぶ願望。

接現力の源たるおぞましき欲望を、超昂変身を遂げたサファイアの断絶の力で鎧袖一触。

 

「どこ見てんのっ!」

《!?》

「ブライトネス・エスカレーションっ!!」

《きゃ…ああああーーーっ!!!》

 

ざしゅざしゅざしゅっ!! …どさっ。

 

「ふう…複雑ね。ルビーと同じ顔の戦士にフィニッシュブローなんて…」

翼をもがれた偽ルビーをめった斬り。

電光石火で避難誘導を終えたトパーズが、ヒーローの悲壮感の余韻に浸る。

 

《う…っ…》

「エスカルビー・チェリー。貴様の淫欲、ここで断ち切る。」

ステージに倒れ伏せる敗残者チェリーに、再び断絶の力を向けようと構えるサファイア。

 

《く…くふふっ…くっくっくっ…!》

額を床にこすりつけ、手足はピクリとも動かせない。

斬撃でちぎられた戦闘服を隠す力も残っていない。

それでもチェリーは…自嘲のように笑う。

「…何が可笑しい?」

 

《無くせる…もんか…

 だって…私の倒錯した性癖は…

 オリジナルの…あの清純な…エスカ・ルビーの…

 秘めた本性…なんだから…!!》

「んなっ!?」

チェリーの負け惜しみに、トパーズは狼狽える。

 

……

同じ頃、閂市郊外・野明角集寺。

つい先日、忌まわしき鐘が掻き立てる煩悩が魔女たちを苦しめた、ダイビートにとっては因縁深き寺。

それでも、異教徒の聖夜祭とは無縁の静寂に包まれていた境内では…

 

〘ホロスコープ・エスカレーション。〙

「なっ…ぐはあああっ!?」

エスカルビー・ソーサラー…賢者の手で、陰謀が暴かれていた。

 

〘ジシャフラスト…貴男の企み、全てお見通しよ。

 この鐘は…私が接収する。〙

「ゆ…往く年を…街を煩悩に染める、愚職の野望があああっ!!

 おのれエスカ・ルビーいいっ!! 口惜しや、口惜しやああああっ!!」

 

 しゅうううっ……かっ。

「ショーオオオ、テェ~~~~ン!!!」

 どごおおおおおっっ!!

 

恍惚をポーカーフェイスで隠し、ソーサラーは奥義を放つ。

〘…これが…鐘の幻魔…!〙

取り戻したのは、その響きが酒池肉林を叶える、忌まわしき煩悩の鐘。

除夜の鐘にと打ち鳴らし、閂市に性欲の年明けをもたらさんとジシャフラストが蘇らせた、その鐘を…

 

〘…くふふっ。〙

 がしっ。ぐいっ…しゅっ。

 

 ごおおおおおおおんんんっっ!!

〘き…来たっ、来たああっ!!

 もっと…もっとおっ…!〙

 

 ぶおっ…しゅっ。

 ごおおおおおおおんんんっっ!!

〘あはあああーーーーーっっ!!〙

 

凜々しい賢者は、その唇に、爛れた性欲を浮かべる。

一度…二度…三度…

自らの欲望の充足を求め、賢者ルビーは煩悩の鐘に撞木を叩きつけ、昂ぶり昇っていく。




筆者です。…ホントすみません。
続編投稿にこんなブランク(約3週間)空けてしまうとは…反省。
続きが面白くなるか自信が持てず、着地点に迷いながら、進めなくなっておりました。(Xにはちょいちょい書いてるのに…重ねて反省)
冷却期間を頂きましたが、エターナることなく、復帰しております。
何とか次話完結を目指してリブートしましたので、これに懲りずによしなに!
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