超昂大戦SS フェイクルビー参戦! 聖夜に降り立つ淫夢の戦士   作:環 藍河

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第6話 賢者ルビーと敗者ルビー! 聖夜に響く妖しの鐘

「調教っ!」

 しゅっ! すぱあんっ!

 

クリスマスイブ、性の6時間が遂に幕を開けた。

街で、家で、むつみ合うカップルの情愛が閂市を包み込む。

だが、そんなさなかでも、ここは厳かな寺の境内。

夜のとばりが下り、人影も無い庭園はシェルターで護られたかのように凛と引き締まる。

 

だからこそ。

 

 びしいっ! ざしゅっ!

「きゃあっ! あうああっ!!」

 

しなる鞭が切り裂く静寂。鞭打たれてあえぐ超昂戦士の悲鳴が、いっそ卑猥に寒空に響き渡る。

 

「ぐううっ! …うううっ…!」

「シシシ…勇ましいですねえ。『貴方の相手は私です』…と?」

 

偽ルビー最後の一体、エスカルビー・ブラッド。

ジシャフラストの陰謀を暴いたソーサラーと行動を共にし、寺に出現した彼女。

だが今、戦士は伏兵に襲われ…その身にX字の烙印を刻まれ、石畳に膝を付く。

 

ずきんっ! びりびりびりっ、じいん…

ずきんっ!!「あうっ!」

 

左肩から袈裟懸けに。バックハンドで、右肩から左脇腹まで。

ヴァーミリオンレッドのカラーも、パールホワイトのレオタードも。

ツートンのプリーツスカートも無惨に引き裂かれた。

 

「メスイヌごときがこのテイマーフラストの相手とは、片腹痛い。」

「ま…負ける…もんかっ…!」

 ぐぐぐっ…

 

ダメージに打ち震えながらも、紅蓮の超昂戦士は崩れた膝を再び起こす。

挫けそうな闘志を踏み留め、強がるものの…

 

こつ…こつ…こつ…

「愚かな…ならば、わからせて差し上げましょう!」

びしっ! すぱああん!

「ぐうっ! うああーーーっ!」

 

冷酷な調教師が、歯向かう超昂戦士に歩み寄り、躾けの鞭を浴びせていく。

初めの一振りこそ両腕で防ぐものの、上がったガードを見逃さず。

返す鞭はルビーのがら空きの胸を、横から真一文字に引き裂いた。

 

「ああ…あっ!?」

「舞えっ、無様にっ!」

 びしゅうっ!

「きゃあああーーーっ!」

 

フィナーレは石畳を這う軌道から、ライジングショット。

思わず胸をかばった左腕が隙となり、顎をもろに撃ち抜かれ…

 

 ふわっ…どしゃっ。

「あうっ!」

 

五体がふわりと浮き、ツーサイドアップを夜空になびかせ…

戦士は頭から墜落した。

 

 ぴくんっ…びくんっ!

 

鞭に弄ばれ、満身創痍で地べたを舐めるブラッド。

それでも、這い上がろうと精一杯もがくが…

 

(つ…強いっ…! このままじゃ…私…!)

 

胸を支配する弱気と怯え、焦燥。

色濃くルビーを…エスカルビー・ブラッドを包む、敗北の予感。

 

(ダメっ…負けちゃうっ…!

 私はダイビートの…みんなの希望の戦士なのに…!)

 

わかっている。

自分はエスカ・ルビーの偽者。不届きな市民の妄想と欲望が生み出した、接現力の産物。

それでも、超昂戦士の矜持と誇りは人一倍…本物のルビーにも負けない。

 

使命の高尚さと、現実の惨めさ。

その圧倒的な落差を噛みしめ、奈落の底への片道切符を掴まされたエスカルビー・ブラッドは…

 

 …じわっ。

(あ…ああっ…!)

 じゅくっ…くちゅっ…!

 

武者震いで芯を湿らせ、自らの痴れた悪癖に瞳を潤ませる。

(ダメなのにっ、私…感じてるっ…!)

 

 かつ、かつ、かつ……

 ぐしゃっ。「うぐっ!」

サディストに頭を踏みにじられ、ブラッドは再び御影石にキスをする。

 

 ぐりぐりぐりっ…

「あううっ…あああ~~っ…!!」

「やれやれ、往生際の悪い。

 自覚なさい、エスカ・ルビー。

 ユーは今や、ミーが躾けた従順な奴隷なのですよっ!」

 

(こ…このまま…負けるなんてっ…ヤダっ…!)

 

踏みつける脚を撥ね付け、這い上がろうと。

ブラッドは残りわずかのエナジーで、フラストの踏みつけに全力で抗う。

だが、それが裏目に出る。

 

 すっ。(あっ…?)

「ふんっ!」

 どがっ! 「ぎゃふっ!!」

 

おすわりを強要する調教師が、その踏みつけを突然外した。

力の均衡を崩され、腕立て伏せから不意に浮き上がるブラッドの上半身。

 

右脚はそのままバックスイング、全力の蹴りで水平方向から紅き猟犬を薙ぎ払う。

最後に超昂戦士が垣間見たのは、テイマーの革靴のどす黒い輝き。

尖ったトゥーチップが、頬に突き刺さった。

 

「あああ~~~っっ!!」

 ごろごろごろごろ…がくっ。

「うっ…ああああーーーーっっ!! おおおっ!

 うあっ、うう~~~っっ!!」

 

顎と奥歯がごっそり消し飛んだかのような衝撃。

ブラッドは石畳を二度三度とごろごろ転がり、ようやく止まる。

そして今度は、蹴られた顔を押さえてじたばたもがく。

 

「あっ…あっ、あおおおお~~~っ!!」

蹴られた顎の疼きに耐えかねて、ブラッドは腹の底から咆吼する。

その間も大股を拡げ、両腕でスクワットのように頭を抱え、超昂戦士が悶絶する。

左右にイヤイヤ上体ひねり、上下に前後にびくんびくんと全身屈伸…

 

まるで海から打ち上げられ、息も絶え絶えの鮫のよう。

全身でダメージと屈辱に震えるブラッドは…

「おえっ…ぶはっ! げほおっ!!」

目から口から、腹の奥から…汗も涙も胃液もごちゃまぜの飛沫を噴き上げ続ける。

 

「シシシッ! まるで鯨ですねえ…無様、無様。」

「ち…違うっ…!」

「何が違うものですか。仏の座する美しい境内で、悶えて喘いで汚物を振りまく…

 それが貴方ですよ、超昂戦士エスカ・ルビー?」

「うっ…!

 ……~~~っっ!!!」

 

ADDDの防御力で耐えたものの、それでも頬と首は激しく疼く。

二の腕、双丘、両腿…鞭に破られたスーツの綻びから、木枯らしが弱者を虐め抜く。

そして、悪の手先に一方的に弄ばれ、ケダモノ同然に地を這いキャンキャン吼えるしかできない。

自らの惨めさに、超昂戦士は涙をこらえきれなかった。

(こんな…こんなのって…!

 私、こんなに弱いんだ…!)

 

エスカ・ルビーの誇りの戦闘服はもはやボロ雑巾。

乳房に太ももにVゾーンに…全身くまなく刻まれたミミズ腫れは調教の痕。

素肌はどこもかしこも、滲む汗と土埃でどろどろに汚された。

そして、何よりも。

 

 じゅくっ。

 ぐじゅっ。ぷしゅっ。

(うっ…ううう~~~~っ…!!)

 

被虐で戦う超昂戦士、エスカルビー・ブラッド。

ヘルスフラストに完全敗北を喫し、リングに沈んだ先日も、その屈辱がエクスタシーとなってエナジーを充電。

本物のエスカ・ルビーに敗北と恥辱の姿を期待する、背徳的な一部市民の願望によって生まれた、忌まわしき偽者…それがブラッド。

 

だから…。

一方的に陵辱され、自らの弱さと恥辱を噛みしめるブラッドは、既に絶頂寸前。

洪水のショーツを手でかばうことも忘れ、超昂戦士の秘密は辛うじてプリーツスカート1枚で護られていた。

(こんなの…こんなの、バレたら…!)

また倒されて、びしょびしょのクロッチをこのサディストに晒したら…

いや、その前に匂いで気づかれたら…

ルビーはたちまちテイマーフラストの憐憫と嘲笑を浴びるであろう。

 

 かああ……っ…

(ああっ…恥ずかしい…!)

 とくん…どきっ、どきんっ…!

(ダメえっ…ダメなのにい…!)

 

言葉と裏腹に、想像だけでさらに自ら登り詰めていく。

心にブレーキをかけても、崖へのアクセルが緩められない…!!

もう我慢できない…と諦めかけた。

 

 ごおおおーーーーんっっ!!

 

「『!!』」

 

 ごおおんんっ!! ごおおおおおーーーんんんっっ!!

「あああーーー~~~っっ!!

 あっあっあっ…あひいいーーーっ!!」

 

 びくうううんっ!! どくっどくっ!

 ぷしゃあああああっっっ!!!

 

「な…これはっ、煩悩の鐘!?」

「あああ~~っ!! ど…どうしてえっ…!?」

 

絶望の鐘に貫かれ、エスカルビー・ブラッドは、至上の法悦に撃たれた。

上半身は舌先と指先、二つの胸の頂まで硬く尖り、甘く激しくじんじん痺れる。

腹筋から股間、お尻まで、鍛え抜いたボディの窪みという窪みが、

スーツ越しに悶えて、物欲しげにぱくぱく開く。

 

「も…もう、ダメえっ…!」

 

 かくっ。…びくんっ。びくんっ。

 

恍惚の中で力なく空を仰ぎ、ブラッドの意識は遠のく。

だが、その奥で…

(…あはあっ…☆)

浮かべるのは快楽に隷属する野獣の微笑。

無様な敗北者は、なおも止まないエクスタシーを、残さず貪っていた。

 

「…そうか、ジシャフラストですね。

 いいでしょう。結果、エスカルビーの良い躾けになりました。」

 

……

 

テイマーフラストの独り言は半分正しく、半分誤っていた。

煩悩の鐘を鳴らしたのは、大晦日の暴虐を共謀した仲間ではなかった。

 

 ごおおおーーーーんっっ!!

「あはあああ~~~っ!!」

 

 ごおんっ…がああんっ!

「あひゃっ、あううっ…いいっ、来るよお~~っ!」

 

撞木の綱を握るグローブが震え、燃え盛るかがり火のごとく振り乱す紅蓮の髪は、玉の汗を寒空に撒く。

ジシャフラストを必殺技で瞬殺したエスカルビー・ソーサラーは…

取り戻した煩悩の鐘を自ら撞き続け、涅槃の境地で蕩けていた。

 

「あひいっ…痺れるっ…! 頭の中、真っ白っ…!」

独りごちるソーサラーは未踏の高みを目指し、さらに撞木を振りかぶる。

 

 ごおおおおおんんんっっ!!

「あああああーーーーっっ!!」

 

 がくっ…がくがくがくがくっ…どさっ。

「うっ…うくっ…沁みるよお…!」

至近距離で浴びる地鳴りのごとき鐘の音が、剥き出しの淫欲を掻きむしる。

さながら、性の6時間の始まりを告げる、不徳と背徳の発車ベルであった。

 

ごんごんごんごんごんっ、ごおおおおーーーーーんんんっ!!

「ああっ…足りないっ、じれったいっ…!

 もっと…もっと、ほしいのおおおお~~っっ!!」

 

両手で撞木を打ち据えると、ボディを慰める指や掌が足りない。

ソーサラーは超昂戦士の溢れるパワーで、右手だけで鐘を撞いてしまう。

 

数十キロの立派な丸太を、片手のスナップだけでたやすく、繰り返し打ちつける。

遠目には、少女がいたずらで風鈴の短冊を振り、うるさく鳴らしているだけのよう。

だが、その音は淫欲をそそる魔鐘の響き。鳴らすのはエナジーを自家発電する超昂戦士。

 

ごいいいいんんっ! ぐわああああんんんっ!!

「あんっ! あんっ! ああっ…!!

 すっ…凄いいいい~~っ!!」

 ぴくんっ! がくがくがくがくっ!!

 

むにむにっ。さわさわっ…ぐちゅっ、ぐちゅっ。

空いた左手で、胸を、お腹を、濡れそぼるショーツを激しく愛撫。

(ああっ…凄いいっ…! こんなのっ、こんなのおっ…!!)

究極の自爆を目の前に、ソーサラーは決意を込めて、ひときわ大きく撞木をバックスイング。

(…今だあ…っ!)

 ぶんっ!! ぎゅんっ…

 

この一撃で、私のエクスタシーの境地を、拓くっ…!

 

 ごおおおおーーーーー~~~~~んんんっ!!

「はあああああーーーーーっっ!! …あんっっ!!!」

 

 どくんっ! びくんびくんっ!

 …どさっ。

 

真っ赤なツーサイドアップに隠れた、ソーサラーの小さな耳を煩悩がつんざく。

汗と唾液と慈愛に濡れるグローブに、綱から伝わる撞木の甘い響き。

 

嵐に呑まれるようなエクスタシーを浴び、全身をびくんと伸ばし、究極の悦楽にのけ反る。

そして、糸が切れたように力なく、吊り鐘の真下に前のめりに崩れ落ちる。

 

 ずるっ…ぺちょっ。ちゅぷっ。ぺろっ。

(あはあっ…美味しいっ…!)

甘美な余韻に痺れる左手を口に運び、赤子のようにくちゅくちゅしゃぶって味わい尽くす偽ルビー。

 

 ぐわんっ、ぐわんぐわん…!

(あ…あふうっ…!)

 どくっ、どくん、どくん…!

 

鐘の真下は、煩悩の余韻をしゃぶり尽くすベストスポット。

ソーサラーは全身の穴という穴から、口も鼻もへそも、全身の毛穴に至るまで…

(はあっ…ああっ……はああ~~~っっ…!)

汗、涙、よだれ…あらゆる快感物質を噴き出していた。

(さ…最高っ…幸せだよお…!)

 

 しゅううううっっっ………!!

 

法悦の噴射が一転、接現力を吸い上げるバキュームに変わった。

(来…来たっ、コレっ…!)

 

坊主の消えた鐘楼で、ただ一人。

エスカルビー・ソーサラーだけが卑猥な笑みで倒れ伏し…

未体験の悦楽と、莫大なエナジーに溺れていた。

 

……

 

 ごおおおおーーーーーんんんっ!!

 

「あああああ~~~っっ!! やめてえっ、止めてえっ!!

 もう、鐘っ、聴きたくっ、イキたくっ、ないいいいっっ!!」

 

 ごんごんごんごんごんっ、ごおおおおーーーーーんんんっ!!

 

「ひっ…ひぐっ、きゃっ、嫌ああああっっ!!

 あんっ、あぐうっ…

 あっ…あはあああーーーーっっ!?」

 

…がくん。

ぴくんっ。ぴくんっ。とくんっ。

(あ…はあっ…あひいっ…くふっ…)

 

「シシシッ…鐘の音が織りなす煩悩地獄、溺れ沈むエスカルビー、と…」

(ま…またっ…! 私…またっ、負けちゃうっ…!!)

 

年の瀬に響く鐘の音に、煩悩を追い払うどころか、淫欲を注ぎ込まれる超昂戦士。

「これはまだまだ、ミーの躾けが足りませんねええっ!!」

(あ…ああっ…!!)

 

フラストが振り下ろす鞭に、幻魔の権化が誘う淫欲に…

エスカルビー・ブラッドは舞い続け、敗北を捧げ続ける。

噴き上げる高潮は、まだまだ尽きそうに無い。




筆者です。前回ショタルビーが倒され、今話で残り2人の偽ルビーも決着させる予定でしたが、いろいろねちっこく描きたくなり…
ラストが敗北Hのバッドエンドっぽいヒキですが、まだ完結じゃないです! もうちょっとだけ続くんじゃ!
なお、超昂大戦ではテイマーフラストは未登場ですね(それを言ったらヘルスフラストもですが)。そこに納得しない読者がおられましたらご容赦を。
※各キャラ敗北Hは基本1回きりの超昂大戦ですけど「この子のいろんな敗北が見たい!」というニーズは無いのでしょうか?!
 いや、超昂シリーズって純愛も恭平沙由香、タカマルハルカ、継彦エリス…で各シチュ豊富、敗北も敵の数だけ…なわけですけど。
 主役級キャラ(ルビーとかライカとか)はメインシナリオで複数純愛、複数敗北…まで行かなくても複数ヒロピンありますが…
 個人的にはエスカレイヤーのシステムでルビーやエスカチームに戦わせるスピンオフが欲しいし、皆さんも推しの超昂戦士(閃忍神騎魔女含む)で単品ソフト欲しくなりません? 商業的に成立するとは言えませんが(涙)

後書きでお気持ち表明、失礼しました。
次話完結編もご期待賜れば幸いです!
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