黄衣の虚無 ~Apocalypse Archive~ 作:ww12
今回はEP14でキイコに敗北したネルが主役の回です。
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C&Cのリーダーである美甘ネルは仲間達と連携して神性変身したキイコと戦うが、旧支配者『ハスター』の力を用いた圧倒的な戦闘力に翻弄され、敗北を喫する事となる。
これから見せるのは、キイコに敗北後のネルが体験した不思議な出来事である。
閑話1.コールサイン00の悪夢 (EP14の後)
ネル
「ん………うぅ、ここは……」
目を覚ますと、太陽の光と青空が視界に映る。ネルは急いで立ち上がって辺りを見渡すが、そこに有るのは地平線まで続く大量の砂と建物の残骸らしきものだけであった。
ネル
「何だ……アタシは知らぬ間にアビドスにでも来ちまったのか?」
「ここはアビドスじゃないよ、美甘ネル。」
ネル
「っ!!?テメェは…!!」
ナル
「加雄間ナル。君も宣戦布告の会見を見ているのなら、御存じのはずだ。」
建物の残骸に座ってネルを見下ろしていたのはクンヤンの大幹部『オールドワンス』の1人であるナルであった。ネルは銃を構えようとするが、懐を探っても何も無く、手触りすら感じなかった。
ネル
「銃が無ぇ…!?おい!!!ここがアビドスじゃねぇってんなら、一体どこなんだよ!!!」
ナル
「まずは頭を冷やしな。こんな砂漠地帯で血を上らせたらあっという間に干乾びちゃうよ。オシリスがそうだったようにね……」
ネル
「っ……!!」
ナル
「そう、それでいい。ここは学園地底都市クンヤンの自治区の1つ、≪ドリームランド自治区≫だ。ここは他の自治区と比べて少し特殊でね。風景も地形も決まった体が無いんだ。故に現実には存在しない別次元の自治区なんだよ。」
ネル
「その言い方だと、この砂漠地帯は夢の世界って事か…?」
ナル
「その通り、君はドリームランドの砂漠地帯に来てしまったんだ。」
辺りを見渡しながら冷や汗をかき、ネルは混乱してしまう。ここは所謂夢の世界であり、現実ではないという事実を突きつけられた挙句、そこがクンヤンの自治区の1つであるという事に頭がパンクしそうになったのだ。
ネル
「夢の世界で行き詰ってる場合じゃねぇ。早く起きねぇと……」
ナル
「それが賢明な判断だと思うよ。今の君が僕と戦うのは得策とは言えないからね。」
ネル
「あぁ!!?銃さえ有ればテメェなんか今頃蜂の巣にしてるところだ!!!アタシを舐めてんじゃねぇ!!!」
ナル
「威勢はいいけど全然駄目だよ。だって君の神性魂、反応が弱過ぎるし。何なのそのへなちょこ、最早神様なのか天使なのか悪魔なのか全然判別出来ないんだけど。」
ネル
「こんの……好き放題言いやがってぇぇええ!!!」
ナル
「あーーはいはいお嬢ちゃん凄いでちゅねー。ここを出たいなら骸骨の案山子を探して弄ってみなよ。現実への道を示してくれるはずだ。それと道中はこの自治区その物が君の記憶を基に敵を放つから、戦闘は避けられないと思ってね。では、しばらくしたらまた声を掛けるから………頑張って!!」
そう言い残すと全身にノイズを纏い、遠くへ飛翔していく。取り残されたネルは遠ざかっていくナルに向かって叫び続けた。
ナル
「覚えてろよ加雄間ナル!!!!アタシを散々馬鹿にした事、必ず後悔させてやるからなぁぁあああああ!!!!ハァ…ハァ…ハァ………ぐすっ…クッソぉ…!!」
キイコに負けた屈辱に加え、ナルに侮辱された事に対する悔しさで涙が溢れ出してしまう。しかし泣いてる場合ではないとすぐに涙を拭い、砂漠地帯の奥へと歩き出した。
ナル
「骸骨の案山子を探して弄れ、か……」
風に吹かれた砂が舞い上がる先を見つめると、木の十字架に磔にされた骸骨が視界に入る。ネルはその骸骨に近付き、隅々まで調べた。
ネル
「案山子ってのはこいつの事だな。弄れって言ってたけど、どこかに仕掛けでも有んのか?」
しかし上から下をじっくり見ても機械仕掛けらしきものは見当たらず、ただ砂地に立てられているようにしか見えない。ネルは頭を搔いて溜息をつき、案山子を軽く蹴った。
ガッ
ギギギギギ……
案山子は蹴られた衝撃で回転し、向きが変わる。すると骸骨の右手が真横に伸び、指を差していた。
ネル
「…………あっちに行けってか?」
ネルは不審に思いながらも案山子の骸骨が指を差した方向に進む。すると船の残骸らしきものが広がる開けた場所に辿り着き、そこで新たに3つの案山子を発見した。
ネル
「多分さっきと同じだな。案山子に従えば出口に辿り着けるかもしれねぇ。」
「出来るもんならな。」
ネル
「っ!!?」
振り返るとヘルメット団やスケバン達が立っている。しかし頭上にヘイローは無く、手に持っているのは子供のおもちゃのような木剣であった。
ネル
(いつの間にいやがった!?さっきまで気配すら感じなかったってのに…!!)
ヘルメット団A
「どりゃああ!!!」
ネル
「クソッ、こっちは手ぶらの丸腰だぞ!?」
相手の得物が木剣とはいえ、何一つ武器を持っていない今のネルからすれば十分脅威である事に変わりはない。ネルは次々と繰り出される木剣の連撃を躱しながら周囲を見渡すが、船の残骸らしきもの以外は何も見当たらない。しかしその残骸に何かが突き刺さっているのを見つけ、ネルは一気に駆け抜けて残骸に突き刺さっている物を引き抜いた。
ネル
「ま、無いよりはマシか…!!」
ネルが取ったのは年季の入った細い刃の剣だった。何故こんな所にと言いたくなるが、周囲のヘルメット団やスケバン達が木剣で襲い掛かってくる以上、それを考える余裕は無かった。
ネル
「おらっ!!!」
ヘルメット団B
「ぐぎゃっ!!?あがぁ……」
剣で胴を斬り裂かれたヘルメット団の少女は一滴も血を流さず透過して消滅する。そのまま続けて他のヘルメット団やスケバン達も剣で斬り倒していくが、同様に消滅して死体すら残らなかった。
ネル
「夢の世界だから、こいつらも本物じゃねぇって事か…」
拾った剣を片手に近くの案山子を蹴る。さっきと同様、案山子は回転した後に右手を伸ばして指を差した。
ネル
「あっちか。これを後何回やりゃいいんだ?」
案山子が指を差した方向に進むと、またしても船の残骸らしきものが見えてくる。しかし今度は中心に舵が有り、見知らぬ男がその舵を握っている。更に周囲からは砂漠地帯であるにも関わらず波の音が聞こえ始め、地面も海上の船の如く揺れ始めた。
ネル
「おっさん、聞きたい事が……おい無視すんな…おい。おい!!!」
男
「…………ん!?うおぉぉおお!!?」
突如として突風が吹き、男は遠くへ吹き飛ばされてしまう。更に波の音は激しくなり、地面の揺れも立つ事が難しい程に酷くなっていった。
ネル
「何なんだよこれは!?この舵を取ればいいのか!?」
ネルは咄嗟に回り続ける舵を掴む。すると波の音や地面の揺れは段々と消えていき、先程の空気が嘘のように静まり返った。そのまま舵を取り続け、気が付けば海を進む音や海鳥の鳴き声を聞きながら船を進ませる気分に浸ってしまっていた。
ネル
「…………っ!!?何してんだアタシは!!!」
我に返り舵から手を離して後退る。ここが夢の世界である事を忘れ、本来の目的を見失いかけた事にネルは苛立ちつつも来た道を戻ろうと振り返った。
ネル
「は…? こんな岩有ったか?」
振り返るとそこには砂の道ではなく、大きく口を開けた髑髏の岩が待ち構えていた。髑髏の口の中には道が続いており、ネルは恐る恐るその中を進む。すると奥から木剣を持ったスケバン2人が襲い掛かってきた。
スケバンA
「うぉらぁ!!!」
ネル
「ふんっ!!」
スケバンA
「ごべぁっ!!?」
スケバンB
「クソッ…!!」
ネル
「トロ過ぎんぞオラァ!!!」
スケバンB
「ぎゃあああ!!!」
相変わらず夢の世界の敵は致命傷を負っても出血せずに消滅し、ネルはその度に感覚が麻痺しそうになる。仮に現実に戻ったとしても、同じように容赦なく相手を殺してしまうのではないのかと思い込んでしまったからだ。
ネル
「戻ったらこの世界での戦いが身に着いたままとか勘弁してほしいな………って、おわぁっ!!?」
先に進もうとした途端、目の前には底の見えない断崖絶壁が広がっていた。足を踏み外しそうになったネルは慌てて後退り、他に道が無いか周囲を見渡す。すると左側に崖から突き出た岩に続く吊り橋が有り、その先では木剣を持つヘルメット団やスケバン達が待ち構えていた。
ネル
「ある意味あいつらも道標だな。」
そう言いつつ剣を構えて吊り橋を渡り、待ち構えているヘルメット団やスケバン達を迎え撃つ。吊り橋を渡り終えた途端に目の前にいたヘルメット団2人が木剣を振り翳すが、ネルは剣で素早くこれを弾き返し、纏めて腹を斬り裂いた。
ネル
「相変わらず弱ぇなこいつら。」
スケバンC
「くたばれぇ!!!」
ネル
「テメェがな!!!」
ガッ
スケバンC
「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
不意打ちで木剣を振り翳してきたスケバンの攻撃を防ぎ、崖の方向に蹴り飛ばす。スケバンはそのまま崖から足を滑らせ、断末魔をフェードアウトさせながら底の見えない暗闇へと落ちていった。
ネル
「相当深ぇな……落ちたら一生寝たきりになりそうだ…」
そう言いつつ、突き出た岩のすぐ近くに有る洞穴に入り先へ進む。しばらくすると再び太陽の光が差し込んできたが、ネルは下を見た途端に慌てて後退った。
ネル
「危ね!!?まだ続いてたのかよ!!!」
またしても断崖絶壁が広がっており、今度は向こう側に丸太の橋が架けられていた。ヘルメット団やスケバン達といった敵の姿は無いが、それ以上に脅威なのは目の前の丸太の橋であった。手摺が無く、ただ崖の地面に乗っけられた一本の丸太だけという、橋と呼ぶには烏滸がましいものを目にしたネルは顔を青ざめる。
ネル
「これを渡れってか………夢がアタシを殺しに来てやがる…!!」
しかし他に道は無い為、ネルは丸太の橋を渡るしかなかった。両手を横に出してバランスを取りながら慎重に進むが、横から微かに吹く風と足下からの軋むような音が不安と恐怖を掻き立て、今にも竦みそうになってしまう。
ネル
(頼むから崩れんなよぉ…)
ミシッ…
ネル
「っ~~~!!?」
一際大きな軋む音が鳴り、ネルは足を止めて声にならない悲鳴を上げる。しかし奇跡的に橋は崩れず、向こう岸に渡り切る事が出来た。最早崖すら見たくなくなったネルは渡り切った後も急いで先の道を駆け足で進み、その先に有る木製の扉を蹴破る。扉の向こう側は半壊した建物と砂が広がる開けた場所であった。
ネル
「ふぅぅ……よし…」
早速目の前の建物に入り、階段を上って2階へ入る。そこはどこか古めかしい服を着た男達が酒を飲んで酔っ払っており、ネルはこの建物が酒場だと理解した。あまりの酒臭さにネルは建物の外へ飛び出し、溜息をついて壁に凭れ掛かる。
ネル
「こっからどうすりゃいいんだ……」
初老の男
「溜息ついて何を悩んでるんだ嬢ちゃん。」
建物の角から初老の男が顔を出し、ネルに声を掛ける。咄嗟に剣を構えたが、初老の男は武器ではなく木製のジョッキを持っていた。
ネル
「……っと、すまねぇ。ここに来るまでに襲われっぱなしだったからよ。」
初老の男
「その口振りからして、どうやら嬢ちゃんはこの自治区の外から来たようだね。」
ネル
「ああ、早いとこ出たいんだが、出口が見つからなくてな。」
初老の男
「出口の事なら俺は知っているぞ。ただ、今は酒が飲みたい気分でな。このジョッキに酒を注いで持ってきてくれたら、教えてやろう。」
ネル
「おいおいここに来てお使いかよ……まぁ頼まれんのは仕事柄慣れっこだけどな。」
そう言いつつ木製のジョッキを受け取り、再び酒場へと入っていく。すると階段を上る途中で2階の方から喧騒が聞こえ始め、ネルは不穏な空気を感じつつも駆け足で階段を上った。
「うぉぉおお!!!」
「食らいやがれ!!!」
「どりゃあああ!!!」
ネル
「何が有ったんだよ!!!??」
先程までの空気が一変し、酒を飲んでいた男達は殴り合いを始めていた。ネルは男達を避けながら奥のカウンターの方へ駆け抜け、机の下に隠れている店員に声を掛けた。
ネル
「こいつらさっきまで普通に酒飲んでただろうが!!何がどうしてこうなったんだ!?」
店員
「俺にも分からねぇ!!アンタ、これを止めてくれぇ!!止めてくれたら無料で酒を提供するからよぉ!!」
ネル
「………しゃーねぇなぁ!!!今言った事忘れんなよ!!!」
そのまま乱闘の中へ飛び込み、格闘で男達を圧倒するネル。数分後には床が倒れた男達で埋め尽くされ、ネルは店員に声を掛けた。
ネル
「よし、完了だ…………約束通り酒寄こせ。」
店員
「は、はいぃ!!どうぞぉ!!」
ネルが出した木製のジョッキに酒が注がれるが、店員の手は震えてしまい所々零れていた。
ネル
「おい零れてんじゃねぇか!!」
店員
「すいません!!!すぐ掃除します!!」
ネル
「ったく、もういい。さっさとあのおっさんに届けてこんな所おさらばだ。」
酒場の外に出て初老の男の下へ向かう。男は壁に凭れ掛かって待っており、ネルを確認すると凭れ掛かりから起き上がって歩み寄ってきた。
ネル
「ほら、持って来たぞ。」
初老の男
「いゃあ助かったよ嬢ちゃん。っと、ここから出る方法だったかな。この紙に書かれた印を地面に大きく描くんだ。自分が印の中央にすっぽり入るくらいにな。その後は印の中心に立ってこの呪文を唱えろ。『Mgahnnn sesame』。」
ネル
「ムガ……何だって?」
紙に描かれた印を注視していたネルは急な謎の言語で困惑し、男の方を見る。しかし男はそこにおらず、ネルだけが1人残されてしまった。
ネル
「おっさん…? どこ行きやがった……」
ナル
「順調みたいだね、ネル。」
ネル
「っ!!?テメェいつの間に!!?」
ナル
「さっきから……というより、数分前まで会話してたじゃないか。」
ネル
「何言ってやがる…!!」
するとナルが持っている物に気付いたネルは冷や汗をかき鳥肌が立つ。その手には木製のジョッキが握られており、中身の酒をナルは飲んでいたのだ。
ナル
「お酒持ってきてくれてありがとう。お陰で金を払う手間が省けた。」
ネル
「待てよ、それじゃあさっきアタシと話してたおっさんは……」
ナル
「うん、僕。というかこのジョッキを見た時点で察したんじゃないのかい?」
その言葉にネルは何も言い返せず黙り込む。ナルは空になった木製のジョッキをその場に捨て、ネルの手を掴んで開けた場所に引っ張り始めた。
ナル
「そんな事より、ここから出たいんでしょ? まずはこの棒で地面に印を大きく描いてその真ん中に立つんだ。」
ネル
「テメェが言うと胡散臭くて信用出来ねぇ…」
ナル
「酷いなぁ助け舟出してるのに。じゃあ一生ここで暮らしてシャーレの先生や仲間の事も全部忘れたい?」
ネル
「お断りだ!!!ああ分かったよ!!!言われた通りにすりゃいいんだろ!!!」
乱暴に棒を取り上げ、地面に印を描いていく。地面の砂に描かれた印は人がすっぽり入る程大きく、描き終えたネルは踏み付けて消さないように真中へ跳躍した。
ネル
「よし、最後は呪文だな?」
ナル
「覚えてるかい?」
ネル
「いや、印の絵を覚えようと紙を見ててほとんど聞き取れなかった。」
ナル
「何してんの……まぁいいや。じゃあ改めて教えるよ。『Mgahnnn sesame』。」
ネル
「むがふぅんすぇさぁめぇ…?」
ナル
「発音が日本語に寄り過ぎ。『Mgahnnn sesame』、今の発音を真似して。」
ネル
「だから何語だよ……ムガフーン セサメ……」
ナル
「君ミレニアムでしょ? 言語学習くらいお手の物じゃないのかい?」
ネル
「うるせぇ!!!アタシはほとんど授業出てねぇし、そもそも何の言語なのかさっぱりなんだよ!!!」
ナル
「あーーーーーー…………こりゃキイコに負けたのも納得だなぁ……」
ドリームランド自治区からの脱出の儀の最終段階である呪文詠唱は困難を極めた。ネルは思うように呪文の発音が出せず、ナルはそれを矯正しようと必死に教えた。本来ならばキヴォトス人のネルとクンヤン人のナルは敵同士なのだが、このときだけはまるで勉強が駄目な後輩としっかり者の先輩という青春の一時のような絵面になっていた。
ネル
「む……Mgahnnn sesame…」
コォォォォ……
ナル
「印が光った!!やったね。」
ネル
「だぁぁぁぁ!!!やっとだ畜生!!!」
ナル
「光った印からは絶対に出ないで。もうじき地面が開いて現実に送り返すはずだ。」
ネル
「おいちょっと待てそれって落ちるって事じゃなぁぁあああああああ!!!!??」
ナル
「バイバイ、今度は現実で会おう。」
ネル
「加雄間ぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」
ネル
「うわあああああああああああああああ!!!!!!」
アスナ
「うひゃぁ!!?リーダー!!?」
ネル
「ハァ…ハァ…あれ、確か空から病院に落ちて……」
アスナ
「リーダー、3日も意識不明だったんだよ? もうみんな心配だったんだから!!」
気が付くと自身は患者服姿でベッドに寝かされており、部屋は病院の一室であった。すぐ近くの椅子には見舞いに来たアスナが座っており、その背後には先生も立っていた。
ネル
「先生……クソッ、情けねぇとこ見せちまった……」
先生
「いや、気にしてないよ。無事に意識が戻ってよかった。」
ネル
「そういや…………あのチビはどうなった?」
先生
「アリスの事は………」
先生の口から語られたキイコとアリスのその後を聞いたネルは、1日でも早く退院して復帰する事を心に誓う。そして来たるべきクンヤン連合学園との戦いに決意を抱くのであった。
初のキイコ未登場回となりました。次回は新しい章に突入します。