まずは、俺が持っている力について説明しよう。
俺が所持している力は…あ~…簡単に、非常~に簡単に説明する名なら、「悪役生産拠点」だ。
ほら、よくあるじゃん?スーパー戦隊とか仮面ライダーの敵幹部とかが部下を指パッチンで出現させるの、あれを想像してくれれば分かりやすいと思う。
細かく言っていくなら、「自分がプレイもしくは認知しているすべてのアニメ・ゲームなどの作品からキャラクター達を呼び出し使役できる」というものだ。
ゲーマーにとってはたまらないだろう、「僕の考えたサイキョーの味方」が容易に作り出すことができるのだから。
この能力と合わせて、ワープゲートもおまけでつけてもらっている。何も考えずに使うととんでもない場所に飛ばされたりもするが、基本的には行きたい場所をイメージするから大丈夫だ。
え、チートじゃんと思うだろう。だがこれには致命的な欠陥があるのだ。
まぁ、当たり前と言えば当たり前なんだが、ゲームやアニメのキャラ達の外見は常人が見れば「頭がおかしい人」にしか見えないのだ。
それに加えて、悪役ともなればその髪型どうなってんだよとか、性格終わってるとか、何で上半身裸なんだよとか、あげくに会話が成立しないこともしばしば…。
転生した世界は、よくある剣と魔法の世界だったのだが、試しに呼び出したやつがシャレにならないくらい暴れて、国1つ滅ぼす1歩手前になった時以来出していない。
そのせいか怯えられたり、逆に殺そうとしてきた奴がいたり、勇者とか言われてる奴がなんか「お前を倒して世界を平和に~」とか何とか言って来た時期もあった。
まぁ、結局何が言いたいかと言えば俺が召喚する奴間違えるとストーリー完結する前に俺の奴らで滅ぼしかねないっクッソ大きな爆弾を背負ってるって話だ。
そんな俺がするべきことは1つだけ、可能な限り志貴と英雄の接触を避け、支援すること。
だって、夜見倒そうとしてる人がいるのにわざわざそいつのとこ現れて、目の前でモンスター召喚してみなさいよ、即刻夜見の刺客か何かだと思われるわ。
ちなみに志貴というのは前回話した英雄召喚した「環」の兄だ。
そして志貴は、先代の王が亡くなる直前に今作ラスボスの夜見封印が解きかかってるしついでに誰かに意識写して俺れら監視してると聞かされている。
だから自分の妹である「環」を助けるために兄弟同士の争いに参加しているとかいうお涙頂戴ストーリーがあるのだがどうでもいい。
とにかく、俺がするべきなのはなるべく志貴と接触をしないで、召喚した”理性の働く”いいか?”理性の働く”奴に動向を探らせつつ支援をする。
大事なことだからな?理性働かなかったらそのまま戦闘コースしかないから。