アビドス校舎
そこでアビドス生徒と便利屋68&傭兵による戦闘が繰り広げられていた
便利屋68の面々は個々の戦闘力も高いうえ、傭兵も物量にもの言わせた戦い方で相手を潰しにかかっている
しかしアビドスの面々も負けてなどいない、アビドス側の戦闘力も凄まじく、連携も上手く
戦力の差を技量で抑えている
両者互いに一歩も譲らない
「……!社長、通信が来たそろそろ援護射撃が来る」
「!わかったわみんな下がりなさい!」
「…!逃がさないわよ!」
「セリカちゃん!?」
アルはそれを聞き、傭兵を下がらせる
アビドス生はその行動に警戒するが、セリカと呼ばれた猫耳が生えた少女は追い討ちをかけようと前に出る
その行動にムツキはニヤリと口角を上げる
「くふふ~、バイトちゃん引っかかっちゃったね?」
「?……!?」
最初は何の事かわからなかったが上から何か聞こえたため上に視線をやると
上空からこちらに銃口を向けた
「危ないセリカちゃん!」
ダダァン! ダダァン!
37mm対戦車砲がセリカを襲う……そう思われたが
ガガァン!
「うへ~危なかったねセリカちゃん」
「ホシノ先輩!」
ホシノと呼ばれたピンク髪の背の小さめの少女が持っていた盾で守ったのだ
「…マジか」
雲の中で隠れながら隙を狙った完全な不意打ちでぶっ放したのだがピンク髪の奴に盾防がれてしまった
「今ので1人は持って行くつもりだってんだけどな
いや
え?おかしくね?これでT-34の装甲抜けるって言われてんだけど?
なんだアイツ、そもそも37mm防いだ時の勢い凄いと思うんだけど?
…いや、落ち着け
まずあの盾持ちをやるのは難しい
ただあの黒髪をわざわざ守ったって事は
他の奴ならいける可能性がある!
てかやれなきゃ困る、37mm防げる奴が沢山いてたまるか
アイツ爆弾じゃなきゃ無理だ
ホシノはセリカを守りながら遮蔽物に隠れて、空を見上げる
空には先程攻撃して来た航空機が旋回していた
「よしこのまま押せ!」
ダァン!
「ぐうぇ!」
「うへ〜、こりゃ大変だね〜」
"ノノミは次航空機が来たタイミングで対空!皆はノノミの邪魔をさせないで!"
「「「「「了解!」」」」」
先生の指揮通りに動くアビドスの5人
しかし、そう易々とやらせないと激しくなる攻撃
ブーン
そうして攻撃に合わせG-1も急降下を始める
"来た!……………………今だ!"
「覚悟してくださいね〜!」
ノノミのミニガンが火を噴く
G-1に向けて雨のような弾幕が襲いかかる
ダァン ダァン
それに負けじと撃ち返す
「きゃ!」
「ノノミ先輩!」
「まだ大丈夫ですよ!それに」
ノノミが被弾した
…が、それはG-1も同じだった
雨の様に襲いかかる弾幕を流石に避け切る事が出来ず、左翼から炎が見えた
「そっちは大丈夫?!」
アルが通信機で話している
その好きを
「ん、隙あり」
「社長!」
シロコのドローンがミサイルを発射する
それをカヨコが撃ち抜いて全て被弾する前に撃ち落とされる
校庭で激しい攻防戦が繰り広げられる
「くっそやられた!」
操縦席から左翼を見ると炎上している
生憎消火器は無いので消えるのを祈るしかない
しかし
バァン
「うお!?」
左翼が耐えられずに折れてしまった
機体が傾き、操縦桿が重くなって操作しにくくなっていく
「やべぇやべぇ!すまん!左翼がいかれた!」
『えぇ!?だ、大丈夫なのそれ!?』
「…大丈夫だ」
「そっちの様子はどうだ?」
『ちょっと不味いね、少し押されてる』
「…わかった何とかする」
『え?ちょっと何とかすr』
何か言ってたが無視して切る
左翼が折れたせいで旋回するのが難しくなる
が、そこは惑星民、技量で強引に旋回し今度は急降下ではなく横から狙う
「…ちょっと厳しかもな」
先程と同じく弾幕が飛んできてきる
機体を左右に揺らしギリギリで回避していく
「…ここだ!」
ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!
最後に弾をあるだけ撃ち込んでいく
互いに弾は当たる事はなかったが遮蔽を粉々にする事が出来た
カチィ
「っ!」
校庭を過ぎるタイミングで弾が尽きてしまった
離れて弾の回復をしようとした時
キーンコーンカーンコーン
アビドスの校舎にチャイムが響いた
するとそれを合図に
「……?こちらひょっとこ、傭兵、撤退しているがどうした?」
アビドスから去っていく傭兵達が目に入り、通信を行ったが
『あぁ、今日の日程だとここまでだから帰るね〜』
「は?」
いきなりの事で素っ頓狂な声を出してしまう
「おい傭兵!どう言うだ!?」
『貰った金額がこの時間帯までなんだよね、それに結構値引きされてるし』
『それじゃ、私達これからご飯食べに行くからじゃあね』
「・・・・」
唖然とした
敵が目の前に居るのにフル無視して行く奴があるか
「おい便利屋!どうするんだ!」
『どどどど、どうするって言われても!?』
「チィ…今回は撤退だ、弾切れしてる、それに次被弾したらおそらく墜落する」
『了解』
「では帰還する、オーバー」
機体の軌道上アビドスの上を通るが撃たれない事を祈って通過する
結果的に撃たれずに砂漠の基地まで戻れたが、アビドスで1人気になる人物を見つけた
そいつは白いスーツを着こなした、キヴォトスでは珍しい人間の大人の男だった
「アイツが指揮官か……顔は覚えたぞ」
次は戦車が出ますよ〜