前回の【黎明卿を目指すヒーローアカデミア】は、
ついに始まった第3種、その初戦で普通科の心操人使と対決する事になった雨宮だが思いの外苦戦する事になるこのままでは心操の真意を聞く前に敗退するぞ、果たしてどうやって雨宮はこの戦いをくぐり抜けるのか…
さぁ第22スレが始まるぞ。
※注意!今回心操君に対して個人的な解釈が含まれております、ご了承くださいませ。
【殴り合い
〘雨宮選手!更に分身*1を増やしたー!これで2対2になったから数的不利が無くなり 対等になった!〙
〘 睨み合いになったか、こういう時間のかかる場面は好きじゃないな〙
〘 そう言うなって!、腹の探り合いの駆け引きも見てると楽しいもんだぜ?〙
〘 〖実際ヴィランとの戦闘でそうなったら面倒なことこの上ないがな〗〙
〘 そりゃあそうだがコレはあくまでも試合だかんな!エンターテインメントだからな!〙
時間はかかったけど膠着状態には持ち込めたな、グェイラが洗脳された時にこうすりゃ良かったよ…んで、どうしよっかな〜
534:人類最後の眼魂マスター
回想できるくらいは余裕あるのな
535:黎明卿のヒロアカ
いや結構キツイ、割とマジで
536:ヤマトT督
普通に
537:黎明卿のヒロアカ
この距離だと構えた瞬間近ずかれるし…だからと言って
538:アンドロメダ指揮官
ガラ空きになった脇腹狙われそうだもんな、てかあの顔面ビームやっぱ眩しかったんか
539:鬼滅の響鬼
目の前であんだけ光ってればそりゃ眩しいわな
540:シン・ELS
会場は盛り上がってるからまだいいけどどうやって決着つけるつもりだ?
541:黎明卿のヒロアカ
なんとか隙を作ってその辺の柱に
542:人類最後の眼魂マスター
出来るのか?というよりも洗脳はどうやって突破するんだ?
543:黎明卿のヒロアカ
ああそれならさっきひとつ思いついた、
544:進撃の光の蛮族
戦闘演習の時にやってたやつですね、でもそれイッチの意思をそのまま出力してるような感じですけと大丈夫なんですか?
543:黎明卿のヒロアカ
さっきのグェイラを見る感じ【相対した上で声に出して反応】せずにいけば大丈夫なんじゃないかな、頭の中で思い浮かべるかつ誰かにそれを喋ってもらうのならワンチャンいける…と思う!、という訳でこっからは気合いで捌きつつ会話するよ!、気分は格ゲーしながら頭の中でレスバやってる感じで!
544:アンドロメダ指揮官
イッチそれは作戦やない、行き当たりばったりって言うんや
545:ヤマトT督
ライブ感が凄まじいな、しかしここまでの流れを見ると割と当たってるかもしれんな
546:人類最後の眼魂マスター
まぁ戦いながら作戦立てつつスレで会話してるし元々頭の回転は早い部類なんだろうな、知らんけど
547:シン・ELS
うっひょ〜おれそんなことやったら頭バグりそう〜^
『俺は何時も似たような感じだけどな』
すまん、悪かった(にほんへ)
548:鬼滅の響鬼
それほんとに反省してんのか?
初戦から大分疲れる試合になりそうだな、なんでこんなことになったんだろうなぁ(白目)まぁ下手な手を出したせいですねはっはっはっ…
まぁやる事は単純だ、洗脳されたグェイラを抑えながら心操のあの時の真意を聞く、本来この予定は無かったけどせっかくだ
さぁてこっからが正念場だ
〘 互いに睨む合う両者!時間は刻一刻と迫って来ているぞ!、出来ればそろそろ動きが欲しいな!実況しづらい!*2〙
〘 本音漏れてるぞ〙
雨宮と
心操とグェイラ
互いに微動だにしない様子を観客は固唾を飲んで見守った
試合終了は刻一刻と迫っている、そしてあと5分を知らせるブザーが鳴り響くと同時に
「アイツをリングの外に出せ」
〚心操君の前方1mまで行ってそのまま距離を保ったまま待機してください〛
雨宮とグェイラは飛び出した
─残り試合時間、4分56秒─
〚ほっ!〛
雨宮は飛び出した勢いに乗せてそのまま右ストレートを繰り出すが
〖…〗ガッ!
グェイラはそれを左腕でガードして受け流しすかさず右上段蹴りを横っ面に向けて放つ
〚おっと〛ガシュンッ
ガァン!!
防ぐと同時に放った蹴りに対して小盾を展開してガードする!
〚ふん!〛グァッ!
〖!〗グラッ
(そこだ!)
〚はぁ!〛ブォンッ!!
ズガァァン!!
盾越しに脚を押しのけその場で捻じるように身体を時計回りで廻し、尻尾を回し蹴りの容量でグェイラに叩きつけ吹っ飛ばす!吹っ飛ばされたグェイラはリングのあちこちにある障害物にぶつかり粉塵を上げた!
〚本当にこの盾を作って頂いて正解でした、後で発目さんにはお礼を言わなくてはなりませんね、それに〛
〖……〗スッ…
吹き飛ばされグェイラは何事も無かったのように立ち上がった
〚流石ですね、そのタフネスは見習いたいものです〛
〖……〗
〘両者共に飛び出すと同時に激しい格闘戦!コレコレ!コレだよ!こういうのが見たかったんだぜぇ!! 〙
〘 自分の個性の特徴を上手く使っている、いい動きだ〙
〘 〖あの小盾も機能しているな、いい作りをしている〗〙
(変わらず反応は無し、それにあの手に持ってるのはなんだ?)
グェイラは右腕を振りかぶり
ブォンッ!!
こちらに向かって放物線を描く複数の物体を投げた、雨宮は直ぐにそれがなんなのか気づいた
〚おやおや、一体何処にそんなに沢山持っていたのやら〛
キュイイイン…
仮面を縦になぞり紫色の光を集め圧縮させ─
〚【
解き放つ!
ズドドドドドドドドドドドッッッ!!!!
ボカァァァンッッッ!!!!
投擲物は紫色の光線群に飲み込まれその直後に眩い光と衝撃を会場中に響かせた!
〘 うぉぉぉぉ?!なんか顔から拡散メガ粒子砲撃ったと思ったら空中で爆発しやがった!?、なにアレ!?〙
〘 〖アレは発光石と少量の爆裂石を調合した非殺傷の手榴弾だ〗〙
〘 手榴弾?!〙
〘 おいそれは大丈夫なんだろうな?〙
〘 〖卿の意向により安全第一で作っている、少々眩しくて音と衝撃が来るだけで実害はない完全な虚仮威しだ、が、流石に近ければ別だが…それは何にでも言えるだろう、それに水中に投げ込めば爆雷代わりになる優れものだ〗〙
〘 だとしてもあの爆発を見たら実害無しとは思えないんだけど!〙
〚面制圧が強みなだけあって咄嗟の防御にも使えるようですね、さて彼処の様子は…〛
雨宮横目で心操の方を見る、どうやら目の前まで来て微動だにしない偽・祈手を警戒してるようだった
(ま、どうせ暫くは殴り合い宇宙()だろうしペースも掴めてきた、少しはあっちに気をかけてもいいかな、そうだな…集中力を大体4:6の割合でいけるかな…)
「……」
〖………。〗
「……」
(なんでコイツは動かないんだ?、攻撃するでもなく防御するということもしてこないし…)
〖〚あー、あー、聞こえますか?〛〗
「!?、喋った…てかその声?!」
〖〚どうやら聞こえていますね、先ずは第1段階はクリアです〛〗
あいつは今牛仮面*3と戦ってんじゃ?!
そう思って視線を向けるとやっぱり戦ってる最中だった、じゃあ目の前にいるこいつは?
〖〚まぁ混乱するのも無理はないでしょうですが些細な事なのでお気になさらず、後で説明しますので〛〗
「いや気にするだろ…そんでどうするつもりだ?俺は今でも個性は発動してるぞ、迂闊に会話してもいいのか?」
〖〚それなら先程ので既にやられていますよ、それに貴方の個性は発動条件は違えどイレイザーヘッドと似たようなものだと思います〛〗
「へぇ…どうしてそう思ったんだ?」
〖〚勘です〛〗
言い切ったよ、てか勘で俺の個性の弱点を当てたのかよ…怖。
「はぁ…当たりだよ、俺は1人以上は洗脳できないお前の読み通りさ。
それで?、そっちは腕力は俺より強い、ひと思いにやってくれ」
〖〚おやおや確かにそうですがそれだけが目的なのではないのですよ、私は貴方に聞きたいことがあるので〛〗
「聞きたいこと?」
〖〚ええ、私が開催式の時に話した内容を覚えていますか?〛〗
「憧れがなんだって言ってたやつか、それなら先に言っておく答えは【無い】だ」
〖〚おやおや、それは一体どういうことでしょう?〛〗
「どういうも何もそのままの意味だ、俺に憧れなんて大層な物は持ってないし持とうとも思わない。俺は今の状態で満足してる」
〖〚ふむ…。〛〗
「それに俺は浮き足立ってる奴らはどうも苦手でね、だからああいう事を宣言したのさお前だって「気が引き締まった」とか言ってただろう?、これが俺の全てだ、さっもういいだろう俺じゃお前には勝てない何時までも自分の個性と殴りあってないでトドメさせよ」
そう言って両手を広げる心操
「さあ、来いよ。」
〖〚………。〛〗
─A組待機室・モニター前─
〘 雨宮選手!ハイキックを盾で防ぎつつの尻尾カウンター!重い一撃が決まったァー!〙
先程から打って変わって雨宮とグェイラとの凄まじい攻防に目を離せないでいたA組一同はと言うと
「( ゚д゚)す、すげぇ…あんなスピードの格闘戦なんて見た事ないぜ」
「だな、俺も尻尾に専用のアイテム着けたらああいう風に戦えんのかな」
「そういや尾白、お前棄権して良かったのか?」
「ああ、自分の意思で勝ち上がった訳じゃないからさ」
「そうか…なら次はもっと頑張ろうぜ!」
あの落ち着いた雰囲気のある雨宮から出る激しい動きに目を白黒させる上鳴と尻尾の使い方に興味を示す尾白
〘 だが相手はまだまだいけそうだ!タフ過ぎんだろぉ?!〙
〘 普通骨くらいは折れると思うが、あの服になにか仕掛けがあるのか?〙
〘 〖我々が着ている物は差異はあれど鎧となる部分つまり君達にわかるように言うとプロテクターのようなものを付けている、私や卿は戦闘を主にしているのでしっかりと着込んではいるがアイツは調査員兼研究者だからな、肘と膝と脛、あとは少し厚い生地の素材だからプロテクターは必要最低限しかつけていない〗〙
〘 えっ、なにそれじゃああれほとんどあいつのフィジカルって訳?〙
〘 〖そうなるな〗〙
〘 え、怖。俺あいつと絶対喧嘩しないわ〙
〘 〖その前に君の個性で昏倒するだろうから安心したまえ〗〙
〘 できねぇよ!〙
「しっかし雨宮アイツ本当に凄いな、あれほぼプロ級なんじゃねーか?」
「だな、爆豪とか轟もそうだけどあいつもかなりのセンス持ってるな」
「かっー!才能マンが3人もいるのかよ!滾るなー!」
「楽しそうだな切島」
「おうよ!自分達のクラスにすげぇやつが3人もいるんだぜ!3人!燃えない方が可笑しいだろ!」
彼の好みである近接によるステゴロをする2人に燃える切島と雨宮の格闘センスに舌を巻く瀬呂
〘 グェイラここで鉄槌打ちを繰り出す!これは堪らないのか雨宮速攻で避ける!〙
〘 体格差による物は勝負を分けるファクター一つだが絶対というわけじゃない、だが今のは避けて正解だあの体格差じゃあガードもしくは下手に受け流そうとしたら悪くてノックアウトか良くて身体を持ってかれる〙
〘 避けつつ尻尾で不意打ちをかますが逆に掴まれ投げられた!だが雨宮選手腕から黒い触手を出して某漫画に出てくる立体な機動をする装置みたいに動いて空中でなんとか踏み止まり体制を整える!よく目ぇ回さねぇな?!観客共目離すなよ!テンポが早いから余所見してたら追いつけなくなるぜ!ちなみに俺も大変だ!この実況者殺しめ!〙
〘 いやそこは頑張れよ山田〙
〘ここで 本名はNGだぜイレイザー!?〙
〘 〖教員やってる時点で名前出ているから今更であろう〗〙
「相変わらずだねぇあの二人も、ところでモジャモジャ君はさっきから何を─」
「尾白くんとは違って個性を発動したら出でくる部位だからバランスを保つのは難しいはずなのに確りとバランスを保ってしかも武器として運用してる、パッと見た感じかなり重そうで加減も難しいはずなのに試合の様子を見ると相手がケガしないように最新の注意を払って攻撃してるしかも偽・祈手を出してる上に心操君の前まで行ったらなにか話してるようにも見える…もしかしてあの時みたいに操って会話しているのか?だとしたら何故個性による影響がないんだろう…もしかして相澤先生と似たような効果なのかな、それともあの偽・祈手自体に何か仕掛けがあるもしくは何か仕掛けたのかな?。……そういえば雨宮君は戦闘と会話を同時並行でやっているのか?凄いな戦闘中に会話に意識を割くなんて並大抵じゃない、でもプロになったらそんなこともあるかもしれないから見て学んだ方がいいかな…でもそれならどんな会話してるのかすごく気になるし…あぁ何を話してるのか凄く気になる後で教えてもらおう、でもこれでわかったことがある、雨宮君は並列思考を用いて戦う事が出来る、これだけがわかっただけでもかなりのアドバンテージを摂ることが出来る、予選で戦うことは無いけどもし決勝まで行ったらぶつかるのは確実だ、それなら……」ブツブツ…
「………、コイツはまだこの癖直してなかったのかい?」
「無理だ諦めろ根暗ば…オーゼン」
「ね、根暗…」(うぅ…(´;ω;`))
(((見た目と裏腹にメンタル弱いんだなぁ…)))A組一同はそう思った*4
そして
「これほんとに初戦?最初からクライマックス過ぎない?」
「ほんとね、でもまさか自分の個性と戦うなんて今までに無いわ」
「じゃあ試合の意味無いじゃん…ていうか相手の奴と何してるの?」
「うーん…みんな2人の戦いに目がいっちゃってるからあまり映してくれないわね…」
「多分レイちゃんはお話をしてると思います」
「お話?この試合中に?」
「はい、開催式の時に話した内容を覚えていますか?」
「あー…確か憧れとか宣戦布告がどうしたとかだね、それがどうかし─あ、まさかアイツ」
「多分響香ちゃんの思ってる通りだと思います」
「…1回アイツの頭の中どうなってるのか見てみたいわ」
「でもそれも雨宮ちゃんの良いところでもあるし悪いところでもあるわ」
「(;´∀`)・・ァハハハ・・ハハ・・ハ・・"」
響香と梅雨の言葉にぎこちない反応を見せるトガちゃん
─観客用展望ラウンジ─
場所は変わりラウンジへ、ここは観客が休憩できるように設置された総合ラウンジ、ベンチが数箇所設置されておりさらに屋外であるため風にあたる事も出来る、主に会場の熱気に当てられた際にリラックスできるよう設計されており自販機もある。今は試合中なため誰もいないのだがそこに1人歩いてるのがいた。
「全くオーゼンのやつどこほっつき歩いてんだか…」
火伊那は途中から蒸発したオーゼンを探しにあちこち歩いて探していた、だがスタジアムは広く一人で人混みの中で探すのは苦労したのかかなりの疲労を浮かべていた
「しっかし広いなこのスタジアム、あたしの頃こんなデカくなかったよ恵まれてんねぇ〜あっこの自販機で売ってる珈琲(゚д゚)ウマー*5」
「しかしこの生活にもだいぶ慣れたもんだな、あの頃とは全然違う」
珈琲缶片手に空を見上げる火伊那、その表情は以前とは違い憑き物が落ちた様に柔らかなものだった
「最後まで試合は見れなかったけど…まぁどうせ勝つだろうさ」
どんなに不利になってもどんでん返し起こしそうな気が済んだよなぁ…と思い珈琲缶を煽り飲んでいた時───
血の匂いがした─
「!!」バッ
カランッ!ビシャッ!カラカラ…
ナガンは中身がまだ残ってたにもかかわらず投げ捨てすぐに動けるように身構えながら辺りを見回す
(なんだ?!この匂い、微かにだが血の匂いがした!)
だがいくら原因を特定しようにも自分以外誰もいない、風の音と遠くに聞こえるスタジアムの歓声だけ、ここには自分ただ1人、だが微かな気配がする、ナガンにはそんな状況が恐ろしく感じた
(くそ、私は今個性を使って行動するわけにはいかない、前に坊主から貰った護身用のがあるけど如何せん相手が何なのか分からない!あぁ〜こんな時公安のバックアップがあればなぁ〜!)
「……、気の所為…か?」
(ここは少しとぼけてみるか)
ナガンは首を傾げながら先程投げた缶を拾いに行く
(もしヴィランが近くにいるならすぐに襲ってくるはず、気配が動いた瞬間を狙って叩く)
缶を拾い指定されたゴミ箱に捨てる、気配に動きは─
「……ほんとに気の所為だったのかよ…」
無かった
「ったく、昔の癖がまだ残ってんのかな…あーやめだやめ、帰ったら坊主の事もみくちゃにしてやろうっと、それにしてもオーゼンのやつほんとにどこ行ったんだ?まさかアイツの所に行ってるんじゃないんだろうな…*6怒られんのやだよこの歳で未成年の所に潜り込んだ事で、まぁいい大人なんだし勝手に戻ってくるだろあとはしーらないっと」
そう言って火伊那は観客席に戻って行った
「……こんなに離れていてもわかるやついんのかよナランチャかあいつは、でも見たことねぇキャラだな、描写されてないだけの逸般人か?」
そいつは透明だが声からして男だということが分かる、だがその人物からは微かに血の匂いがした、まるで昨晩人を襲ったかのような…。
「まぁなんだっていいか下準備は整ったしあとは時間を待つだけか、暇だなぁ…美味そうなジェラート屋あったから行ってみっかな」
そう言ってそいつは街の喧騒に消えて行った。
─スタジアム・実況席─
〘 目まぐるしい戦いが繰り広げられているがコッチにも注目しようぜ!、……であれなにやってんの?〙
〘 俺に聞かれても困る、大体戦闘の音が激しすぎて何言ってるかわからん〙
〘 ギャリケーはなんか知らねぇの?〙
〘 〖私もさっきから呼びかけてはいるのだが…応答がないな、恐らく思考を2分割にしているのだろうこちらからのアクセスは切られている〗〙
〘 並列思考も出来るのか…〙
〘 並列…なんて?〙
〘 並列思考、簡単に言うなら同時に2つ以上の事を考える方法の事だ分からりやすく言うなら数学の式を解きながら作文を書く様なものだ〙
〘 訳分からん!〙
〘 お前教師だろ…それぐらい分かれよ〙
〘 俺の受け持つ科目は英語なんでな!〙
〘 それ関係あるか?〙
〘 〖話が脱線してるぞ〗〙
〘 sorrysorry…、でもあっちの激しい格闘戦と違ってこっちはなんかすげー静かだな〙
〘 見た感じ何か話してるように見えるな、 集音器とかないのか?〙
ガサガサッ…ンバッ!
〘 あるに決まってんだるぉ?!〙テッテケテッテッテーン
〘 あるのかよ…〙
〘 〖用意周到この上ないな…〗〙
〘 さてさて何を話してるのかみんな気になるよな…なるよな!、よし!じゃあ早速聞いてみようぜ!〙
〘 〖堂々と盗聴宣言してるがいいのか?〗〙
〘 知らん〙
〘 はいキコエマセーン、おっ聞こえるぞみんな心して聞けー〙
〘 1文で矛盾するんじゃない〙
ザッ
ザザッ
〈〖〚それは違いますよ心操人使君〛〗〉
〈「は?」〉
─リング内─
「違うってどういう事だ」
〖〚そのままの意味ですよ、それは貴方の本心から出た言葉では無い〛〗
「んなわけない、これが俺の本心だ勝手な解釈すんな」
〖〚意固地になる事はありませんよ、もしそうならわざわざ出向いて宣戦布告等というわかりやすい敵役なんてやりませんよ〛〗
「……」
〘 えっ…なにこれどういうこと?〙
〘 前に放課後A組以外の1年クラスの殆どが見に来たらしくてな、どうやらそん時に起こったことらしいな〙
〘 そういやそんなこともあったな〙
「それがさっきの俺の言ってたこととどう関係があるんだ?」
〖〚繰り返すようですが私はあの時貴方の目に強い意志を感じました、それがなんなのか確かめたいのです〛〗
「余計なお世話だ」
〖〚勿論自覚してます─が、気になったら止まれない性分でして…。それにあの目は信念無しには出せないものです、もしかしたら忘れてるだけで今も貴方の中で息づいてるのかもしれませんよ〛〗
「……どうしてそこまで俺にこだわる」
〖〚輝くものがあったからですよ、私はそれに惹かれたのです〛〗
「お前と俺の価値観は違う」
〖〚それはそうです、同じものはひとつとしてありません〛〗
「俺の個性は人助けには向いてない」
〖〚それを言ったら私はこの肘だけで殺せます〛〗
「俺に戦いは向いてない」
〖〚だからこそです、応用こそはあれど基本的には私はどうやっても戦うことしか出来ないのです。ですが貴方は戦う以外の選択を摂ることが出来る〛〗
「どうやってだ」
〖〚それはあなた自身で答えを導かなくてはなりません、ただひとつ言えるとするなら〛〗
〖〚貴方は優しいのですよ、少なくともここにいるという時点で〛〗
「!」
〖〚貴方の個性は誰も傷付けることなく物事を終わらせられるからです〛〗
─俺はこの個性に目覚めていい事があったのはあんまり無い、というか使ったこともあんまりないから悪い事もあんまりない
「ひ、人を操ってる…!」
精々いじめっ子を少し懲らしめられるくらいで特に利点はなかった
「話し掛けてくんなよ!操り師!」
それも仕方が無いと思った、何故なら俺は話しかけるだけで人を操ってしまうようだから
「あいつなんも話さねーよな…」
「だよな…何考えてんだかマジでわからねぇよ」
幸運なのはこの個性はちゃんとON・OFFが出来る事だ、そう出来ることにどれほど安心したか
「目付き悪いし、暗いし、なんかヤダな」
両親はそんな俺を受け入れてくれて普通に育ててくれたのは凄く感謝してる
でも
「やばいぞ!操り師が来たぞ!」
「こっち来んなよ!」
「ひっ…話しかけないで!」
『『『『『ヴィラン野郎!』』』』』
あぁ…せめて【洗脳】なんて言う名前じゃなければ…もしくは他のが…
そんなある日
「父さんはな、ヒーローになりたかったんだ」
えっ?そうなの?
「そうだぞ、まぁ結果はお察しの通りだけどな」
駄目じゃん
「ははは、まぁ一応資格はあるからなれないことは無いけどさ、ただ個性が合わなかっただけさ」
………。
「心操、世の中個性だけが全てじゃないお前のなりたいものにやってみたいものにドンドン挑戦したらいい」
でも俺は
「大丈夫さお前は優しい、その優しさがあるかぎりなんだってなれるさ」
その父の言葉を胸に俺は雄英に挑むべく日々努力をした
だけど
「普通科…か」
俺はヒーロー科を受ける気にはなれなかった、家族は普通科でも雄英に入れた事にとても喜んでくれてあの時は涙が出そうになった、
時が経ち高校生にもなれば自然と自分がどの立場なら立てるのかわかる、俺は戦えない、少なくともこの個性を使って人助けするビジョンが浮かばない、むしろマイナスなイメージなら降って湧いてくるくせにだ
「それでもいいさ、なりたいものなんてこれから見つければいい」
そう思ってた矢先、事件は起きた
「ヒーロー科がヴィランに襲われた?!」
身体が強ばった、当然だ自分たちの学校にヴィランに襲われたのだ怖がるなという方が無理だ
幸いにもUSJの内部で事がすんだみたいだが…
「襲われたのはA組らしいぞ」
「しかもそのうち一人は意識不明の重体だってさ」
「確か雨宮ってやつじゃなかったっけ?」
「なんで知ってんの?」
「ニュース見なかったのか?SNSでめっちゃ取り上げられてるよ」
「うわこっわ、やっぱヒーローになるとこういうのも日常茶飯事なのかな?」
「俺の個性って戦闘向きじゃないし普通科でよかったて思ってる」
みんな口々に言っていた、それもそうだここにいる殆どは無個性かヒーロー活動にほぼ役に立てそうにない人達だ
(そうだよな、もしそこにいたとしても特に何も出来ねぇもんな…でも)
俺は恐怖を押し込め納得しようとする
(でもそんな死線をくぐりぬけたヤツらってどういう奴らなんだ?)
─A組教室前─
放課後みんなで様子を見に行くことになった、体育祭が近いので敵情視察のも兼ねてだそうだ、俺はなんとなしに見に行った、そこで見たのは
(なんか…俺らとあんま変わんねーな?)
中には自分達と変わらないのがほとんどだった、1部変わったヤツがいるけどそんなのはいい、ただ自分達とほぼ変わらない様子に俺は少し苛立った
(個性が違うだけでここまで変わるのか…だとするなら俺は…)
思えばそれは悔しかったのだろう、どんな個性だろうと扱いしだいでヒーローにもヴィランにもなれる、そんなことは知っていた、知っていたけどやらなかった、その結果がどっちつかずの今の状況だ、ただ向こう側の世界を眺めるだけ、だからこそ俺は
(あんな浮ついてたら足元すくわれるぞ…俺みたいなやつにも)
言ってやった、みんな驚いた表情をしていた。
1人を除いて─
(俺は…)
〖〚おや、あちらも終わったようですね〛〗
「なに?!」
そう言ってコイツの視線の先を見てみると
〖〗グッタリ
〚ぜぇ…ぜぇ…手間がかかりました…〛
さっきまで操っていた大男は柱に磔のように黒い何かで拘束されていて、気を失ってるのかぐったりとしていた
〚
〖了( ∟〇┓ )ゞ〗
目の前の奴はそう言って(いつの間にか声が戻ってる?!)グェイラを雑に柱から引っペがしそのまま穴に落ちるように消えて行った
〚ふー…やれやれさて残りはあと…60秒ですねどうします?〛
「……いや、俺の負けだ。」そう言って俺は両手をあげる
〘 試合終了!、勝者・雨宮霊士!いい戦いっぷりだったわよ!〙
『『ワァァァァァァァァッ!!!』』
〘 最後なんて言ったか分からなかったけど決着は着いたってことで!!いやー楽しかったぜ!〙
〘 ……〙
〘 ん?、どうしたイレイザー?〙
〘 いや、なんでもない〙
〘 初戦とは思えないくらい濃い戦い!さぁ!熱が冷めないうちに次の試合へ行って見ようぜ!!〙
〘 マテ、ジュンビグライサセロ!〙
〘 あっ、そうだったぜ、sorryだセメントス!〙
「優しさ…か」
今までなんで忘れていたんだろう、単身赴任で中々会えない父の言葉を思い出して考えを巡らせる
「自分のなりたいもの…俺のなりたいものって…」
洗脳、一体どうしたらこんな厄介な名前の個性を役立てる様にするんだろう、今は考えても答えは出ない
「なら、見つけるしかないだろうな。だったら」
「ヒーロー科に行けばなにか掴めるかもな」
心操は拳を軽く握り、歩いていく
その表情は体育祭が始まる前よりかは幾分か明るくなっていた
─オマケ─
「全く何やってんだよ、おかげでめちゃくちゃ疲れたからな!」
〖いやだって俺もまさかあそこまで体の自由が効かなくなるとは思わないじゃないっすか!〗
「え?、お前意識あったのか?!」
〖ありますよ!、微かにですけど〗
「だからあの時ビクついたのか…」
〖本当に怖かったんですからね、あんなマジトーンでぶん殴る宣言されるの〗
「いや洗脳されたら先ずは殴るでしょうそっちの方が手っ取り早いし」
〖何処のピンクの悪魔っすか…〗
「まぁこの分だとしばらく偽・祈手は使えないな、2度もこんなことやってられない」
〖その方がいいっすね今回のようにやられたら敵いませんっすわ〗
「ところでお前なんて言われたの?」
〖牛みてぇな面って言われました〗
「その地雷ワード何とかしたら?」
〖無理っす〗
「(´д`;)‥‥」
〖あっ、次回は半分くらいダイジェストで巻いていくっすよ〗
「マジか(´・ω・`)」
続く
はいあとがき、最近蒸し暑いですね作者は毎日溶けてます。
何とか6月が終わる前に書けた…、今回からやっと使えるようになった(というかやり方が今まで分からんかった)機能を付けてみました、これからはそこにちょっとした小ネタや伏線を貼っていきたいと思います
さて次回はちょいと駆け足ダイジェストという事でかなり端折ります、じゃないと夏終わるまでに間に合わないので、何卒ご容赦ください。
感想、評価してもらえると飛び上がるほど嬉しいです、是非。
アドバイスもくれたらなお嬉しいです
それではまた次回。
ヴィジランテ編を…
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出して欲しい
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別にいい
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おやおや、とても興味深いですねぇ
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度し難い!!
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それよりとっとと最新作出せ