龍門を一言で表すのならば、やはり“不夜城”であろう
天を貫かんほどの高層の摩天楼。ネオンでギラつく繫華街、行き交う数多の人々の喧騒
この龍門に住む者たちにとって毎日が物理的にも、精神的にも輝かしいものだった
──“その刻”までは
喧騒は悲鳴と怒号に変わり、街中から爆発音と共に黒煙が立ち上る。
日常が壊れ、地獄に塗り替わってゆく
ロドスアイランドの懸念した通り、龍門にて第二のチェルノボーグ事変が始まってしまったのだ
チェルノボーグと同じ、地獄絵図が。
しかしチェルノボーグでの惨劇と此度の龍門の異変の間には明確に相違する点があった
本来ならばその争乱は
しかし今、龍門での戦いの渦中には“イレギュラー”が起こっていた。
「貴様で28人目……足搔くな、死ぬ時が来ただけだ」
古き竜狩りの戦士が鉄塊のごとき剣を軽々と振るい、レユニオン兵たちを両断していた
「よもや再び国盗りを……成すことになろうとはなアッ!」
奴隷騎士に叙された不死者が近衛局の部隊の放った矢の雨が降り注ぐ空に吠えていた
そして、何より
……
「「「「「「世に平穏のあらんことを、世に平穏のあらんことを」」」」」」」
「な、なんなんだよお前ら!?どっちの味方なんだよ!……クソッ!こんなの聞いてないぞッ!?」
「どうなっている!?アイツら……死なない…!?」
「怯むな!撃ち続けるんだ!!チェン隊長達が帰還するまで何としてでも持ちこたえろ……撃てェーッ!!!」
「レユニオン……めぇ…ッ!」
「否…否である!我らに悪名も勇名もあらず、それはこの世界とて同じこと……されどその耳で確と聞くがよい!」
己らが何者であるかをかつて火継ぎを拒んだ主の代わりに身命を投げ打った王の“黒い手”であった男は剣を掲げ、声高らかに告げる
「我らは玉座なき王──薪の王であるッ!!」
────龍門内部、大古プラザの内部にて
ここでは本来ならこの龍門の騒動の主犯となる筈だったレユニオンの兵士たちが文字通り化けの皮が剝がれた薪の王達によって一網打尽にされ、無力化されていた。
「お、おいお前らッ!これは何の真似だ!?」
「いやいや、ちょっとお手伝いをね!キミ達一回死んだらそれっきりでしょ?死にたくないよねぇ。だからそんなキミ達に代わって俺たちがこの都市を陥としてあげようかなと!!」
「ふざけないで!この龍門を第二の私達の楽園にするの!それが私達レユニオンの使命!その為なら私達は……ヒィ!?」
拘束されていながらも気丈にいきり立つレユニオン兵、しかし、その姿勢も彼女の首に突き付けられたエストックの切っ先によって早々に消沈してしまった。
しかし、それでもエストックを持った王国兵のその兜から睨む眼は殺気立ったままだ。
彼の不死は薪の王の中では珍しく、名を喪うことなく生き続けた不死者であった
その名は──ヴォイド。ドラングレイグにて“灰の騎士”として戦い続けた者
ヴォイドはその眼で言外に語る──『命は惜しくない、とでも言うつもりか?』……と
エストックの切っ先がレユニオン兵の首の薄皮を裂き、血が滴る。
「や、やめて…!」
「こらこらヴォイド殿、レディにそんな物騒なことしちゃダメでしょ。下ろしなさーい!」
「…………」
同胞に諫められ、おちゃらけた態度な同胞にその睨みを移したヴォイドだったがその剣を収め、その場から離れていった。
剣吞な雰囲気が立ち消え、持ち場での戦闘を終えた薪の王達は各々得物を修繕や、同胞と雑談…情報交換を始めた
「……憐れなものだ。その使命が欺瞞に満ちたものだとも知らずに」
とはいえ、ヴォイド程では無いがレユニオンに思うところがあるも薪の王もいるようだ
「こうなった人間は救えんよ。その狂信の対象に裏切られるまで止まりはしない」
「──それがあの火の無い灰が説うた人の力ってヤツなのさ。キミ達にも……身に覚えがあると思うけど」
「……否定はできんな」
「でしょー?俺も彼の言ってたことには同意見でね。そう……愛してるんだ、そんな君たちを!!ギャハハハハッ!!」
「やかましいッ!」
「……しっかし、この…大古ぷらざでしたっけ?すんごいですね。城みたいだ」
「ショッピングモール……要は市場の発展型らしいな……だが、真に驚くべきはこの城の如き巨大な建物が乱立していることだろう……人類の文明はよもやこれほどまでに……」
「ハッ!お陰様で完全に占拠するのが大変ったらないぜ!最上階のくじ引かされたヤツらが不憫でならね……ん?」
雑談していた薪の王達だったが、あることに気づく
何か、聞こえるのだ。
微かに上から響いて、徐々に大きく鮮明になっていく。そして……
しまったあ゛あ゛あ゛あ゛揵゛驤゛鐚゛扛゛覿゛覯゛!!
ロバアァーーーーートォーッ!
彼等はガラスの手摺越しに凄まじい速度で急落下していく二つの影を見た。
恐らく、ヒトであろう落下物が視界から消えて間もなく、重い地響きが聞こえた……
「……え、何スか今の…?」
「堕ちたな」
「な、なんだ落下死かよビビらせやが──」
その時、一人の薪の王の側頭部を一矢が射貫いた
薪の王の誤射か?いや、確かに戦闘中ならばそれもあり得るアクシデントだが、今はそうではない。
誤射でないのならば──
ドカァァン!!
「っ!?敵襲……こ゜ッ!?」
下層から爆発音と共に爆煙が上がる。次いで四方から甲高い破砕音が一斉に鳴り響く
侵入者だ。窓ガラスをぶち破ってそこから多数の重装備を着込んだ戦闘員が建物に突入してきた
龍門近衛局は龍門の治安を守ることを存在意義とする組織だ。しかし、リーダーの不在の間にこれほどの大掛かりな行動を強行できるだろうか?
……そう、
「──近衛局だ!全員動くな!」
ヒーローは遅れてやってくるものだ。
彼らの前に近衛局局長──チェン・フェイゼが立っていた
「ギャハハ!ド派手な登場だねぇお姉さん!!」
「乱入してくるとはとんでもない奴だ!」
敵を認めた薪の王が達が飛び道具を彼女達へと放つ。
無数のクロスボウ、大矢、魔術、奇跡、呪術が眼前に迫る。
しかし、真打はもう一人いるのだ
──《》般若よッ!《》
天井を粉砕し、現れた緑髪の大柄な女と“般若”の鉄壁の護りの前には如何なる攻撃もチェンたちに届くことは無かった
「ナニィ!?」
「馬鹿な!?赤涙結晶槍だぞ…!!?」
「お前たちの横暴もここまでだ…!」
ホシグマが不動の構えを解き、一番槍として突っ込んだ。
そうなってしまえば赤涙で火力をマシマシにしていた術師達は瞬く間に沈んでいくのが必定
それを皮切りに近衛局が散開する。
「ふおっ…!?カ、カバーッ!!」
「あいよーっとォ!!」
クロスボウ二丁持ちの薪の王に斬りかかったチェンの前に同胞が立ちふさがる。
「ギャハハ!いいじゃん盛り上がってきたねぇ!」
“獅子の大斧”と“栄華の大剣”という異種二刀流で剣を受け止め、鍔迫り合いに興じたその薪の王は今もなおおちゃらけた様子を崩さず邪悪に嗤う。
「お前たちは何者だ!?何が目的だ!?」
チェンはここに来るまでに都市中で起こっていた戦闘を鎮圧してきた。
そ部隊から共有された情報から、レユニオン、そして近衛局とも敵対するこの謎の第三勢力は直前までその存在の前兆は一切無く、レユニオンが蜂起したと同時に現れたという
彼等はレユニオンと自分達に対し攻撃を行い、瞬く間に勢力圏を形成していった
レユニオンに関する資料には全て目を通したが、そのどれにもこのような連中に関する情報は無かった
レユニオンではない…?ではコイツらは……何だ?
「そんなの聞く価値なんて無いと思うよ。もう“終わった”ことだからね」
「何を訳の分からないことを…!」
「言葉の通りだ。俺たちはとっくに終わっている存在、過去の遺物だ」
先程までハイテンションな言動を垂れ流していた“古竜院の兜”からまるで別人のような無感情な声が発される
その豹変ぶりに驚いたその瞬間を逃すことなく、不死者がチェンに押し迫る。
「……そう、だからそんなガラクタにできるのはキミや、アイツみたいな“今”を生きる人間の踏み台になることくらいだ」
「アイツ……」
──私は君の故郷の破壊者となるだろう……
(まさか……)
「チェン局長!」
「隊長!……くっ…コイツ…!」
「……貴様の相手は、私だ」
ホシグマがチェンの救援に駆け付けたが、彼女の前に灰の騎士ヴォイドが立ちはだかる。
他の隊員たちも歴戦の薪の王を倒せず苦戦を続けている。
「……ならば、答えろ。お前たちを先導する者は誰だ」
「……あーあ、気づいちゃったか。ハハハ!」
「聞かれたからには教えよう!その名は──」
「■■■■――ッ!!」
ソレはまるで咆哮のごとき金属の軋む音を上げながら、大古プラザの壁を破壊し、中に踏み入った。
一歩、目の前の四つをその躯体で弾き飛ばし、
その行動ロジックは単純なもの。命じられたからだ
二歩、斬り合う二つを大盾で殴り飛ばし、中央に立ってがらんどうの足に力を入れるように軋ませる
『我が同胞の侵攻を阻む全てを破壊しろ』
それは敗者の責務。自由は無い。
ガッシャァァン!!!
見つけた
「っ!?コイツは…あの時の!?」
「あーりゃりゃ、望外の援軍だ……いいトコだったのに」
だが、竜狩りの名残はその躯体にこびりついたモノに応えるためだけに動く。
見つけた
──竜を、殺す、殺す、殺す……
三歩、竜に迫り、竜狩りの大斧を振り下ろす。
「クッ…!?」
「あらら、こりゃ下手に手出すと巻き込まれちゃうな……ヴォイド殿の方も面白そうだねぇ……それじゃ、頑張ってねー!」
突如現れた竜狩りの鎧の奇襲の一撃を間一髪で受け止めたチェン。しかし、彼女の腕に、足に凄まじい重さと衝撃が襲う。
「クゥ…ッ!なんの!」
このまま受け続ければ押し潰される。その前に剣を斜にして逃れ返す刀で斧を持つ右腕を斬り飛ばす
しかし竜狩りの鎧は攻勢を止めない。まだ武器はあるのだから
「グゥッ!?」
斬り飛ばされて尚腕甲が握る大斧が視界を妨げたその瞬間、チェンの体が弾け飛んだ。
竜狩りの鎧の残された左腕と“竜狩りの大盾”による一撃がチェンを捉えたのだ
大盾の渾身の一撃によって大斧を顔面に叩きつけられ、チェンは後方にあった柱に叩きつけられた。
「っ!チェン!?……クソッ!この…!」
「お姉さん、余所見はよくないなぁ。オレたちの前でさぁ!」
「邪魔だ、どけろォ!」
チェンは柱に埋まったまま動かない。如何に薪の王達の居た世界と比べれば頑丈なテラの住人であろうと異形の存在の強力無比な攻撃をまともに受ければ命の保証はない
この小さき竜に引導を…!
竜狩りの鎧が躯体を唸るように軋ませ、チェンに大盾を振りかぶる
「チェェーンッ!!!」
古竜の灼熱の息吹から主を守ってきた重厚な盾による竜への憎悪の一念の一撃は対竜必殺。
ホシグマは付き纏う不死者を振り払い、友の元へ駆けるが、無理だ。間に合わない──
その先に広がる未来は誰の目にも明らかだった
──しかし、
「赤霄──抜刀!」
深紅の閃光がその場に居る全ての者達の予想を遥かに裏斬った
空を裂き、真っ二つに別たれた大盾が舞う。
今度は竜狩りの鎧が浮かされる番であった
左腕は半ばから消失し、その躯体には一筋の斬痕が深く刻まれていた。
疵は深く、下手に動けば胴が千切れてしまいそうだ。
竜狩りの鎧の内にはもはや肉の身は無い。とはいえ、躯体が欠ければ動きは制限される。
それが継戦不可能なほどの損傷を被れば如何に数多の不死者を屠ってきた強者たる竜狩りの鎧とて……だ。
「まさか赤霄がこれ程素直に言うことを聞くとはな……」
乾坤一斬を放ったチェンだが額から血が垂らしその白磁の肌を染め、息を荒げており満身創痍といった様子で、抜き放ったもう一振りの剣を見る。
その剣の銘は──赤霄。
ウェイ・イェンウより授かったその“意志の剣”はその鞘から彼女に応え、解き放たれることは稀であった
そんな赤霄は今もその輝きを損なうことなく、寧ろその輝きを増している
「それ程の相手だった……ということか」
形勢は逆転した。半壊した竜狩りの鎧にはもはや抗う術は残されていなかった。
しかしそんなザマを晒しても、竜狩りの鎧の兜の奥からは突き刺すような敵意を感じる。
「お前は……アーツの被造物か?それにしては随分と人間らしいが……まぁいい。これですぐに楽にして」
チリーン…
「…?」
チェンの耳が奇妙な音を捉え、体が止まる。
チリーン…
ちりん、ちりん……と、鈴が鳴いているような、そんな音だ。
注意しないと聞き取ることすら困難な程に小さな音。なのにどういう訳かその音から意識が離れない
チリーン…!
「…っ!?これは…!?」
三度目の鈴の音が鳴った時、チェンの身に異変が生じる。
足元から白い光が立ち上り、彼女の身を包み始めたのだ
「チェン隊長ッ!」
ホシグマがヴォイド達の妨害を振り切りチェンへと手を伸ばすが、間に合わない
|あの騎士の声が聞こえた気がした
今回の薪の王
「よもや再び国盗りを……成すことになろうとはなアッ!」
右1ツヴァイヘンダー
左1ロスリック騎士の長槍
頭竜血の兜
胴奴隷騎士の鎧
腕流刑人の手甲
足ミルウッドの足甲
「貴様で28人目……足搔くな、死ぬ時が来ただけだ」
右1グレートソード
左1アヴぇリン
頭熔鉄の竜狩り
胴竜鱗
腕輪の騎士
足ハーラルドの足甲
「世に平穏のあらんことを」
右1ハーラルドの大曲剣 右2ロングソード
左1狼騎士の大盾
頭ファーナムの兜
胴流刑人の鎧
腕流刑人の手甲
足流刑人の足甲
「世に平穏のあらんことを」
右1モーンの大鎚
左1セスタス
頭虚ろの兜
胴聖堂騎士の鎧
腕聖堂騎士の手甲
足ロスリック騎士の足甲
「世に平穏のあらんことを」
右1リカールの刺剣
左1レイピア
頭カタリナヘルム
胴羽の騎士の鎧
腕銀騎士の手甲
足ミルウッドの足甲
「世に平穏のあらんことを」
右1ショートソード
左1呪術の火
頭黄衣の冠
胴黄の上衣
腕黄衣の長手袋
足黄衣の腰巻き
「世に平穏のあらんことを」
右1巨人兵の大鎚
左1赤錆の直剣
頭王国兵の兜
胴王国剣士の鎧
腕王国剣士の手甲
足上級騎士の足甲
「世に平穏のあらんことを」
右1オーニクスブレード
左1レイピア
頭モーンの兜
胴ヴィルヘルムの鎧
腕黒騎士の手甲
足ハーラルドの足甲
「我らは玉座なき王──薪の王であるッ!!」
右1傭兵の双刀
左1アヴェリン
頭ロスリック騎士の兜
胴黒い手の鎧
腕ファーナムの手甲
足ファーナムの足甲
王子ロスリックの為に代わりに火を継いだ初代“黒い手”……というロールプレイをしていたリアルご友人
「いやいや、ちょっとお手伝いをね!」
右1獅子の大斧右2グラン・ランス
左1栄華の大剣左2ドランシールド
頭古竜院の兜
胴王の鎧
腕ハベルの手甲
足守護騎士の足甲
リアルご友人その二、自分にACFAを貸して、ACの沼に引きずり込んだ人。引き撃ちが上手すぎて一生勝てません……
灰の騎士、ヴォイド
右1エストック
左1なし
頭王国兵の兜
胴王国兵の鎧
腕王国兵の手甲
足王国兵の足甲
当時、初見で公のフレイディア戦での松明の有効性を知らなかった私をエストック一本で助けてくれた英雄。
土の塔の風車といい、不死廟といい、ダクソ2の松明には良い思い出がありません……
「すんごいですね。城みたいだ」
右1ロングソード
左1黒騎士の盾
頭騎士の兜
胴黒鉄の鎧
腕流刑人の手甲
足流刑人の足甲
「人類の文明はよもやこれほどまでに……」
右1アヴェリン 右2聖壁の連装クロスボウ
左1アヴェリン 左2シールドクロス
頭アルバの兜
胴アルバの鎧
腕アルバの手甲
足アルバの足甲
「ハッ!お陰様で完全に占拠するのが大変ったらないぜ!
右1竜断の斧
左1抗死の大盾
頭傭兵の兜
胴幽鬼
腕ミラのチェイングローブ
足ミルウッド
しまったあ゛あ゛あ゛あ揵゛驤゛鐚゛扛゛覿゛覯゛!!!
右1大扉の盾 右2骨の拳
左1骸骨車輪の盾
頭カタリナヘルム
胴カタリナアーマー
腕カタリナガントレット
足カタリナレギンス
ダクソ2のDLCで骨の拳っていう拳武器がありまして。装備したら最後ダクソシリーズどころかフロムのアクションゲーでも群を抜いた非常に凝った拳法モーション(例:震脚や鉄山靠、ライダーキック、波動拳など)が使えるようになるんですよ。そら今も尚発作起こすタマネギもいますわ…せめてこの世界線では発作が収まりますように……
白王の特大剣カエシテ……
ロバアァーーーーートォーッ!!
右1ガーディアンソード
左1番兵の盾
頭玉座の守護者の兜
胴狂戦士の甲冑
腕番兵の手甲
足ガーディアンレガース
「馬鹿な!?赤涙結晶槍だぞ…!!?」
右1月光の大剣 右2結晶の聖鈴
左1裁きの大剣
頭黒鉄の兜
全裸
あとがきの時間だ。
ついに本格的に活動を開始した薪の王達。彼らがレユニオンを押しのけてまで龍門を掌握しようとする目的は一体…?
そんな彼等の鎮圧に尽力するチェンだったが、そんな彼女に“彼”の喚び声が……
この先、試練があるぞ。
次回、第23話「零れ氾く灰よ」