ワタクシがメス堕ちなんてする訳ないですの!   作:ペンギン3

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ですわですわ、なのですわ!
TS転生なのですわ!!

大体こんな感じの小説です。


第一話 脳筋お転婆令嬢

 ワタクシ、カトリーヌ・ラングセランは転生者ですわ!

 

 懐かしき日本から、気が付けばこの異世界ウルカタのフラン王国貴族、ラングセラン家に転生していましたの!

 

 しかも、TSして女の子になっていたのですわ!

 

 びっくり驚きですわね、ワタクシも失って初めてそれの尊さを実感いたしましたわ。

 最初は、それで悩むことも多かったのですけれど……。

 

『悩めばランニングすると良い』

 

 筋骨隆々、身長3m体重300kgのお父様にそう言われて、がむしゃらにランニングを5年間くらいしている内にどうでも良くなりましたわ!

 

 因みにお母様は、150cmくらいの小さいお姫様みたいな人ですの。

 身長差2倍、体重差7倍の仲良し夫婦ですわ!

 

 ……どうやって子作り、したのでしょうね?

 

 

 そういう訳で、ワタクシは転生してから少しずつ、この武の名門ラングセラン伯爵家に染まって行ったのですわ。

 

 この言葉遣いも、伯爵令嬢足るに相応しくあるために、必死で身につけたものなのです。

 

 残念ながらワタクシにはお母様の血が濃くて、お父様やお兄様の様に筋肉ダルマになる才能は無かったので、無念の花嫁修行に移ることにした故の言葉遣いですわ。

 

 

 

 そうして、筋肉やお嫁さん修行している内に、月日は流れて。

 

「カトリーヌ、お前の婚約者が決まったぞ」

 

「本当ですの!?」

 

 お父様から、ワタクシにも遂に春が来ることを告げられましたの。

 

「女の子ですの?」

 

「男の子だ」

 

 しかし、残念なことにワタクシではお嫁さんが貰えないらしかったです。残念なことですわね?

 

「お父様、ワタクシはお母様と違って筋肉ダルマはイヤですの」

 

「うむ……」

 

「因みに、旦那様にするのがイヤなだけで、お父様とお兄様が筋肉な分には歓迎いたしますわ!」

 

「うむっ」

 

 悲しそうな顔から一転、キリリとした表情に戻るお父様。

 ちょろい筋肉ですわね……チャラい筋肉よりかはよっぽど健全ですが。

 

「それで、どんな方なのです?」

 

「ドラン公爵家の長男殿だ」

 

「公爵家っ、玉の輿ではございませんの!」

 

 ビックリ、お父様ったら脳みそまで筋肉で、全然そういう駆け引きとか出来ないと思っていましたわ。

 

 侮っていてごめんなさい、お父様。

 

「……しかし、だな」

 

「どうしましたの、事故物件を紹介した不動産屋の様な顔をして」

 

「……うむ」

 

 口をモゴモゴさせながら、お父様は視線を逸らす。

 

 ……どうしたのでしょう、何か問題があるのかしら?

 

「ワタクシの婚約者さん、EDでも患っていますの?」

 

「分からぬ、が」

 

「が?」

 

「……身体が弱く、家督を継げないであろうとは言われている」

 

「まぁ」

 

 成程、つまりは別に、玉の輿でもなんでも無かったということですわね。

 

 お父様、やっぱり政治的駆け引きは無理でしたのね。知ってましたけど。

 

「ワタクシは構いませんが、お父様はそれでよろしいのでして?」

 

「うむ……」

 

 少しの沈黙、お父様は視線を宙に彷徨わせて。

 

「……我が家は、脳筋だ」

 

「はい」

 

 重々しくお父様が口にした言葉、それは紛れもなく事実だった。

 

「脳筋、すぎる」

 

「はい」

 

 ラングセラン伯爵家は脳筋すぎて、身内になったらクソバカになる。社交界で実しやかに囁かれている話だ。

 

 ……事実であった。

 

「故に、馬鹿になりたくないと言われ、婚約して貰える家はとても限られている……」

 

「でしたら、お母様は?」

 

「あれは、向こうの家が魔導の大家であるからな。……筋肉と魔法、双方を掛け合わせれば最強の人間ができるのではないか、そんな話を持ちかけられての結婚だった」

 

「まぁ……」

 

 政略結婚ならぬ、武略結婚でしたのね。二人とも、いつも仲良しだから気が付きませんでしたわ。

 

「それで、お兄様は筋肉と魔法の愛の子となれましたの?」

 

「残念なことに、ラングセラン家伝統の、筋肉と筋肉が躍動する愛しい我が子となった」

 

「そうですわよね」

 

 魔法の家庭教師のお方に、火を起こしてくださいと言われて火打石で着火するのがお兄様ですもの。魔法の才能がないのは、分かっていましたわ。

 

「そしてお前は、筋肉には好かれなかったが魔法の才能がある」

 

「どっちも両極端ですわー」

 

 天は二物を与えず。ワタクシには一物すらくれなかったのですから、こんなこと自明の理だったのかもしれませんわね。

 

「理由は、分かってくれたか?」

 

「はいですの」

 

 要するに、あまり物同士でペアを組まされたってことですわね。前世の体育の授業みたいで、少し青春を感じてしまいますわ!

 

 ……ちゃんと恋愛、できると良いんだけど。

 

 

 

「全く会ってもらえないのですわ!!!」

 

 あれから、少しして。

 

 将来の旦那様はどんな方なのか気になって、何度か会いたいですとお手紙を送りました。

 

 ですが、途中でヤギの餌にでもなっているのか、全く返事すら返ってきませんのっ。

 

「どうなっていますの、お父様!」

 

「うむ」

 

「うむではありませんわっ!」

 

「ううむ……」

 

 お父様の小癪なお返事を粉砕しつつ、どうなっているかと問い糺す。

 

 折角、"恋愛ワザップ必勝法 ワタクシの彼へと送る手紙(王立出版雑誌)"を読み込んで、頑張って書いてるのにっ。

 

「歩み寄りたいのに、無下にされるのは悲しいですわ……」

 

 男の子との結婚、正直に言うと実は困っている。

 ワタクシ……ううん、僕は前世で男だったから。

 

 けど、今世は女の子として生まれてしまった。

 それに、貴族としての義務もある。

 

 愛せるかどうかは分からなくても、愛する努力はする必要があるかなって、そう思っていたのに……。

 

「うむ、そうだな。……公爵家に、娘が返事を欲しがっていると手紙を送ろう」

 

「ありがとうございます、お父様!」

 

 今世のお父さん、お父様は愛してくれている。

 

 幼少期はずっと男言葉だったし、反抗期みたいな態度を取り続けてた。転生というものが中々受け入れられず、女の子になったという現実から逃避するため、家族に対して他人みたいに振る舞っていたのだ。

 

 ──けど、お父様、それに家族のみんなは、それでも愛情を注ぎ続けてくれた。変わらず、温かく接し続けてくれたから。

 

 だから、ワタクシも心を開けた。

 みんなのために、頑張りたいと思った。

 この人たちの家族に、娘に、妹になろうって。

 

 それに僕が結婚するのも、お兄様が全くお嫁さんの貰い手がなさそうだからだし。……優しいお父様やお母様が、祖父母になる権利くらいはあげたいんだ。

 

「……お父様?」

 

 急に、お父様に頭を撫でられた。

 巌の様な手で、壊れ物を扱う様に優しく。

 

 キョトンとすると、お父様は微笑んで。

 

「最近のお前も可愛いが、昔のお前も可愛い物だよ」

 

「まっ、お父様ったら、エッチですわ!」

 

「……うむ」

 

 おっと、危うく猫が剥がれかけてしまいましたわね。これもそれも、将来の旦那様が会ってくれないからですわ!

 

「では、お願いいたしますわね、お父様!」

 

「うむ」

 

 おほほ、お父様のお頼みですから、きっと向こうも聞いてくれますわね! これで、枕を高くして寝られるというもの。

 

 勝ちましたわ、お風呂に入って参りますわね!(ラングセラン家は基本的に汗くさいので、お風呂に入ることが義務付けられていますわっ)

 

 

 

 お父様からのお頼み、効果はありました。

 ちゃんとお手紙の返事が、返ってくる様になりましたし。

 

 ……ですがっ。

 

「お弁当を食べるのが忙しいからお会いできませんって、どういうことですのっ!!」

 

 ワタクシは吠えました、犬科の遠吠えが如く吠えました。

 

 最初は、病弱であるが故に体調がすぐれなくて、という返事に納得していました。それが何回も続くと、そこまで重病なのかと心配すらしました。

 

 ですので、こちらから会いにあってもよろしいでしょうか、とお手紙をお送りしたところ……文面の様子が変わりました。

 

 やれ都合がつかない、やれ流行病にかかった、やれ便秘が酷い、ほかにも色々。

 

 ここまで露骨だと、ワタクシと会いたくないのだと流石に理解できますわね?

 

 ……ふふ、人間って怒りが一周すると、笑えてくるのですわね。ちょっと楽しくなってきましたわ、今度はどんな断り文句を送りつけてくるのでしょうって。

 

 ワタクシが送るお手紙の方も、文面が大分砕けて(拳的な意味で)きちゃいましたわ。

 

 

『あなたを思うと、溢れんばかりの思いから、つい拳を握り締めてしまいますわ。お会いできる日を、一日千秋の想いでお待ちしております』

 

 

 淑女的文面ですわね? この秘めたる想い、未来の旦那様に伝わっているかしら? こんなに想ってるんですもの、もちろん伝わってますわよね? ここ最近、未来の旦那様を想わない日はないですもの。

 

 お陰で、シャドーボクシングが止まりませんわ!

 

 

「そういうことですので、公爵家に乗り込んでも許されますかしら?」

 

「待て」

 

「ワンですわ!」

 

 哀の抱擁のために旅立とうとするワタクシを、お父様は引き止めました。哀に生きることを止めるのは、やはり親心という物でしょうか?

 

 そうだとしたら、嬉しい限りですわね!

 

「もう少し、待て」

 

「ワンワンですわ!」

 

「そっちの待てではない」

 

「わう?」

 

 じゃあ、何の待てですの?

 

「もう直ぐ、お前も魔法学校に通うだろう?」

 

「ですわね」

 

 魔法学校、要するに魔法を学べる高校。

 お母様が、折角才能があるのですし、と入試を受けさせてくれたら合格したのですわ!

 

「……そこに、彼も入学する」

 

「ですのっ!?」

 

 なんと、すごい偶然ですわ!

 いえ、お母様のことですから、知っててワタクシを行かせてくれたのでしょうか?

 

 全然お会いできず、枕をイマジナリー旦那様(仮)に見立てて締め上げていたのを、お母様には見られてしまいましたし……。

 

「分かりましたわ、お父様! 今から胸を高鳴らせながら、毎日感謝の正拳突きに勤しもうと思いますの」

 

「うむ」

 

 やっと会える日が決まりましたわ!

 うふふ、昂って参りましたわね!

 

 ブンブン風を切る、ワタクシの正拳突きの音が気持ち良いのですわーっ!

 

 

 

 遂に、その日が来てしまいましたの。

 

「みんな、行って参りますの」

 

「うむ」

 

「カティ、ヤンチャはしすぎたらダメよ?」

 

「婚約者殿共々、筋肉を鍛えて健康にな」

 

 家族のみんなに見送られて、私は王立魔法学院へと旅立ちました。

 

 うふふ、うふふふふ。

 めっちゃ笑顔が治りませんわぁ、なんででしょうねぇ?

 

 

 

 やって来た王都はクソデカ都市で、王都外れにある魔法学院もそれに見合うクソデカさでしたわ!

 

 学生の総数は600人くらいと伺っていますが、詰めに詰めれば3000人は入りそうですわね?

 

 

 学園について早々、学園の係の案内に従って、私たち新入生200人くらいは講堂に集められました。直ぐに行われる、入学式のためですわ。

 

 キョロキョロと辺りを見回しても、病弱でベッドごと運ばれてくる新入生は居ませんでしたわ。

 

 ……なるほど、二足歩行はできますのね。

 

 

 結局、旦那様は見つけられないまま、入学式は始まってしまいました。

 

「諸君、入学おめでとう」

 

 講堂の舞台には、アカデミックドレスに身を包んだ髭面の校長先生が登壇し、とてもありがたい話をしてくださっています。

 

「諸君らは学生という身分となった。そう、学生。貴族や平民という括りに囚われなくなった、学術の輩。皆が平等な立場として〜」

 

 はへー、ためになりますわー。

 

 

「そもそも、魔法とは何か? それを語るには、我らが祖の話からせねばならぬ」

 

 な、長いですわね?

 

 

「偉大な魔法使いとは、何も大きな力を行使できる者だけを指すのではない。己が哲学を持っている者こそが〜」

 

 ……かれこれ、30分は話していませんか?

 

 

「魔法は手段ではないが目的でもない。基盤であり、個であるのだ。故に〜」

 

 っ、誰か止めてよっ!

 あの校長、もう1時間くらいずっと話してるよ!!

 

 僕もだけど、周りの新入生たちも死にそうな目をしてるしっ。参列してる教員たちは、みんな目が死んでるし!

 

 頭がおかしくなりそうっ!!

 

 

 そんな地獄の中、バタンと何かが倒れる音がした。

 それと同時に、周りの学生たちからヒソヒソと何かが囁かれ始めて。

 

「あれって……」

 

「確かドラン公爵の……」

 

「あぁ、例の……」

 

 思わず首を120度くらい曲げて、確認する。

 視線の先には、小さい体躯の金髪の男の子が、机に突っ伏してしまっていて。

 

「失礼致しますわ!」

 

 ガタンと、音を立てて席を立つ。

 そのまま、その子の元へと駆け寄った。

 

「……そこな学びの子羊よ。まだ儂の講話の最中であるぞ」

 

「お話に水を差してしまい、大変に申し訳ありませんわ学院長。ですが、ワタクシの婚約者が倒れてしまいましたの。医務室をお借りしてもよろしいでしょうか?」

 

「む、それはいかん。誰ぞ、案内してやりなさい」

 

 校長の指示に従い、嬉々として教員が一人来てくれた。その人の誘導に従い、僕は未来の旦那様を担ぎ上げた。

 

 ……軽い、それでいて骨張っている身体。

 文字通り、下手すれば折れてしまいそうな人だった。

 

 本当に身体が弱い人なんだ、疑っててごめんなさい、旦那様。

 

 そう心の中で呟いてから、講堂を後にする。

 

 

「……あの人の婚約者ということは、あれが?」

 

「見ろ、女が端なく男を担いでいる。間違いなくラングセランの血筋だな」

 

「不出来な人間には、あれがお似合いさ」

 

 そんな囁き声が聞こえたが、全部無視した。

 ……それはそれとして、覚えておくけど。

 

 

 

 

「それでは、また後ほど迎えに来る。それまではここで待機しておくように」

 

「ありがとうございます、大変に助かりましたわ」

 

 あれから、医務室に旦那様を運び込んで。案内してくれた先生が軽く診察して、旦那様は疲労と酸欠だと診断された。

 

 どうやら案内してくれたのは、医務官の人だったみたいだ。式に戻らなくてはいけないらしく、気だるそうな足取りで医務室を後にしていた。

 

 気が付けば、旦那様と二人っきりになっていた。

 

「細い、ね」

 

 ベッドの上の旦那様を観察すると、全体的に幼い顔立ちで、それでいて頬がこけている。10歳の子供と見紛うばかりの人だった。

 

 気がついたらいなくなっていそうな儚さの塊が、そこにはあった。

 

「無理、言っちゃってたのかな……」

 

 会ってくれないからイライラして、出会えたら抱き締めるテイで締め上げてやると思っていたのに、今は微塵もそんな気持ちになれない。

 

 むしろ、心配が優って気になってしまう。

 この人を見てると、思い出してしまいそうになるから。

 

 そうして、しばらく見守っていると、旦那様はベッドの上で僅かに身じろぎして。

 

「う、んっ」

 

 ゆっくりと、旦那様の瞼が開かれた。

 

 ──見つめていた僕と、バッチリ目が合う。

 綺麗な、エメラルドの色をした瞳だった。

 

「ここ、は……天国?」

 

「死んでませんわ、マルク•ドラン様」

 

 勝手に死なないでほしい、婚約者さん。

 まだ貴方がどんな人か、全然知らないんだから。

 

「……成程、そういえばそうだったね」

 

 気怠そうにしながら旦那様──マルク•ドランさんは溜息を吐いた。

 

 そうしてから、僕の方を見て首を傾げた。

 小学生の子供みたいで、ちょっと可愛らしい。

 

「君は、誰?」

 

「ワタクシはカトリーヌ•ラングセラン。親しい者からはカティと呼ばれていますの」

 

 そう告げると、彼は目を見開いて。

 

「身長3mで体重300kgじゃなかったんだ……」

 

「それはお父様の方ですわ!」

 

 なんでそんな勘違いしてるのっ!

 会うの嫌がってたの、まさかそういう理由!?

 だったら、向こうの家も勘違いを訂正してよ!!

 

「そっか、そうだったんだね……」

 

「何がですの?」

 

 僕がワオーンってなってる傍ら、マルクさんはどうしてか……寂しげな笑みを浮かべていて。

 

「ラングセラン家のご令嬢」

 

「カトリーヌで結構ですわ」

 

「ううん、これで最後だから……」

 

 心の中で叫んでいた犬科の僕が、ピタリと遠吠えをやめた。何か、この人は重大なことを言おうとしてるって、そう分かったから。

 

「最後とは、一体どういうことです?」

 

 尋ねると、彼は弱々しく笑って。

 

「──婚約破棄、しよう」

 

 早々に、とんでもないことを口にしていた。

 

「はぇ?」

 

「ごめんね」

 

 素っ気なくそう告げると、彼はよろよろとした足取りで医務室を出て行った。

 

 ……追いかけなきゃ、そう思うのに足が動かない。

 急なことに、頭の中で情報が濁流してフリーズしてしまっていた。

 

 けど、時間が経っても、ちっとも頭の処理能力は戻ってこなくて。

 

「ど、どどどっ」

 

 それでも、何か言わずにはいられない。

 

「どういうことですのーーぉっ!!」

 

 僕の魂の叫びは、入学式最中の講堂まで聞こえていたらしかった。




カトリーヌ・ラングセラン
 
TSお嬢様、幼少期は心がハリネズミと化していたが、家族の愛によって徐々に絆されて行った転生者。愛称はカティ。
 
普段は(エセ)お嬢様仕草をしているが(内心でも)、これはラングセラン家の愛情に絆された彼女(彼)が、前世を切り離して今世のカトリーヌ・ラングセランとなるべく演じているもの。
 
女の子として生まれたから、女の子になろうって努力の表れ(こんなのなのは、普通の女の子をロールプレイできなかったから)。思考も引き摺られて、アッパーテンションになりがち。
 
だいぶん馴染んできているペルソナだが、ふとしたことで頻繁に正気に戻ってしまう。
 
現在、婚約破棄の危機。
 
 
マルク・ドラン
 
病弱で、儚げな薄幸の美少年(ショタ)。
ドラン公爵家の長男であるが、病弱なことと前妻の子供であるという理由から、あまり良い待遇は受けられていない。
 
カトリーヌのことは、身長3m体重300kgの化け物みたいなお嫁さんだと後妻から聞かされて、彼女から来る手紙も段々と好戦的になって行ってたから、そうだと信じていた。
 
けど、実際に現れたのが、天使と見間違うレベルの美少女でたまげた。
 
自分と一緒になっても不幸せになるし、そもそも他人をあまり信用していない。なので、この子の器量なら誰とでも上手くやっていけると確信して婚約破棄を提案した。
 
身長3m体重300kgのお嫁さんだったら、自分みたいなあまり物以外に引き取り手がないと思っていたので、そのまま大人しく婚約したままでいるつもりだった。
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