そのうちの一つに必要な物は三つ
一つは恐怖を携えた天使の贄
気づいたら真っ黒な空間に居た
床と天井の差がなく、壁は無い
おそらく夢だろう、気絶してる時に夢見るかは知らんけど
気づいたら目の前に変な奴が6人現れた
白装束に白い仮面で、肌を見せない服装の奴ら
その中の1人が口を開いた
「天使の鍵、ナブーよ 書き換えは完遂された。」
天使の鍵?2人目が話し始める
「"彼ら"の力を用いて、使命を全うせよ。」
彼らって誰だよ
3人目が声を上げる
「我らも理解できぬ存在だった"彼ら"の
魂によって作られた鍵、天使の鍵...ナブー
つまり、私が願いを叶えろと?
4人目が意味ある音を鳴らす
「多少不安定な状態だが、時間が解決する。」
…………
5人目が言葉を紡ぐ
「
「
6人全ての声が一つになる
「「「「「「
「それがナブー、その名の使命。」
「その使命から、逃れることはできぬ。」
本能的に理解した
これは本当のことだ
ハッタリでもなんでもない
この力は、みんなを滅ぼす為のもの
それを、私は拒否することができない
「わたしは....ナブー...」
「ナブーは...生徒を...害する存在...」
「私は、キヴォトスを...
視界が白く染まる
今度は夕陽が指す電車の中だった
反対側の席の逆光の中に、フリナと似た見た目の白い制服を着た青い髪の子が座っている
「私のミスでした。」
彼女の独白が始まった
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《フリナの視点》
ナブーは日付が変わっても起きなかった
(起きてる?)
(………)
ナブーは神秘切れって言っていたが本当にそうなのか?風紀委員会との戦いの時、底を尽きかけたと言った時は数時間後には回復していたのに
ナブーが気絶してから、約16時間が経っている
流石に何かしたほうがいいころだろうか
かといって何をすればいいか分からない
いつも通り朝食を食べ、制服に着替える
ナブーことばかり考えていたが、私自身にも考えおきたいことがあるのを忘れていた
なぜあの時ATフィールドが出せたのか
今はもう出せない
というよりあの時以外出せてない
仮説としては、意識して使えず、危険が迫った時に無意識的に使うことができる。が一番しっくり来ている
...そういえばナブーが神秘の流れを意識するトレーニングをしていた
あれを試してみよう
…………
しばらく集中してみたがまず神秘の流れが掴めない
力が動いているような感覚がないわけでは無いが...上手くいかない
不意に何かが見えた
それは電車のように見えた だがキヴォトスにあるものと比べてとても古いものだ
それに自分...いやナブーが乗っているように見えた
(ナブー?!)
返事は無い
声が届かないのはナブーは電車に乗っているが、自分は電車の外にいるからだと感じた
電車に乗りたいと思ったら乗っていた
ある程度自分の思い通りになるらしい
ナブーは隣の車両だ
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《ナブーの視点》
「私のミスでした。」
目の前は彼女はそう告げた
何がミスだったのか、何でミスをしたのかもわからない
「私の選択、それによって招かれたこの全ての状況。」
知らない記憶が流れてくる
銃口を向けるシロコ先輩に似た子
3発の弾痕が残るシッテムの箱
知らない記憶が流れてくる
戦場で砕けていく数々のヘイロー
安心したような笑みを向けて死んでいく生徒達
「結局、
少し逆光が収まる
よく見えていなかったが、彼女は負傷している
左胸部からの出血
...嫌な位置だ
心配する声をかけようとしたが声が出せない
動くこともできない
おそらくこれは誰かの記憶で、変えることができないのだろう
「...今更図々しいですが、お願いします。」
「星見瑠 ◻︎◻︎先生。」
...星見瑠までしか聞こえなかった
だが、それは私を呼んでいるように聞こえた
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。」
「何も思い出せなくても、あなたが別の選択をしても、別の状況に陥ったとしても。」
「その選択は、きっと、良い方向に進むでしょうから。」
「責任を負う者について、話したことがありましたね。」
「あの時の私には分かりませんでしたが...。今なら理解できます。」
「大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。」
「それが意味する心延えも。」
「...ですから、先生。」
「私が信じられる大人と、大人だったあなたになら、これらの捻れて歪んでしまった先の終着点とは、また別の結果を...。」
「だから先生、どうか...。」
「ナブー!!!」
「フリナ?」
「起きてたなら返事ぐらいしなさいよ!」
ドアが開いて隣の車両からフリナが飛び出してきた
なぜここにいるんだ?
というかあの子が話して...消えてる
「フリナ...私は、世界を滅ぼす存在だったみたい。」
「次フリナの身体を借りたら、何をしでかすかわからない。」
「…………」
「もう、私に構わないでほしい。」
「...それがどうかしたの?」
「え?」
「ナブーは、世界を滅ぼしたいの?」
「...いや、滅ぼしたく無い。」
「なら、滅ぼさなきゃいい。」
「そういう事じゃないよ...私がナブーである限り、私は世界に牙を剥く。」
「ナブーじゃなくても、あなたはあなた、人の道を強制できる奴なんて、存在しない。」
「...人じゃなかったとしても?」
「それでも、私が
...フリナは、私よりも強かった
そうじゃないか
私は私、それでいいんだ
それを認めてくれる人がいるから
「あんな使命、クソ喰らえだ。」
電車が消える
2人の意識が覚醒する
ナブーは青髪の子との会話を忘れるだろう
だが、己の使命だったものと、フリナとの会話は忘れない
「力の使い方を教えてくれたことだけ、感謝してやる。」
ナブーの本質はナブーではない
故に使命を拒否できる
だが、拒むという選択肢を出させたのは彼女が"友達"であったからだろう
エヴァ民とブルアカ民の割合が気になった
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どっちも履修済み
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ブルアカ民
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エヴァ民
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二次創作だけ