パヴァーヌ一章最終回です!
前回のあらすじィ!
ネル先輩と死闘を繰り広げた
「負傷したのはビナーの時以来か...」
ナブーがクレーターが出来た壁から抜け出し立ち上がる
「アー...イッテェな...」
煙の中から腹のところの服に穴が空いているネル先輩が歩いてくる
2人は向き合い、再び銃器を構え——
「な、な、なにやってんのよ、あなたたちー!」
振り返るとそこにはユウカ先輩がおり、廊下の惨状を見て驚いたあと、こちらを睨みつけるような目で見てくる
...あれはキレてる時の目だわ
「ちょっと急用がー!ネル先輩、ユウカ先輩とよろしくやっといてー!」
「あっ!オイ待てずりぃぞ!」
「待ちなさ...って飛び降りた!?」
ネル先輩の横をすり抜け、割れた窓から飛び降りる
ATフィールドを使えば滞空することもできるから着地はなんとかなる
戦略的撤退ィ!
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「ねえねえアリス、見てみて〜。」
「じゃーん、メイド服〜!」
「ひぃっ!」
アリスが完全にメイド服恐怖症になってるな...
メイド服恐怖症ってなんだ?
「あ、アリス、しばらくメイド服は見たくありません!」
ちなみにあの後先生によって呼ばれたユウカ先輩に連行された
許さんぞ先生ェ!
その結果ネル先輩と仲良く補修工事をやることになりました
過去形なのは私たちが全力でやったら1日で終わったから
やっぱり速度は正義
手抜き工事...?
自壊しなきゃ大丈夫、有事の時は手抜きじゃなくてもどうせ壊れる
ってネル先輩が言ってました(責任転嫁)
「あの、建物を壊しちゃった件について、生徒会のところに行ってきたんだけど...幸いなことに、部活動中の『事故』として処理してもらえたよ。」
ユズがちゃんと部長してる...!
「それと...ネル先輩から伝言。」
「『また会おう』...って。」
「ひぃっ!?」
「ああっ、アリスちゃん!ロッカーの中に入っちゃダメ!」
おぉう...ネル先輩からの伝言って前置きのせいで果たし状にしか聞こえないんだけど
...アリスが全力で扉抑えてるせいでなんかミシミシ聞こえるんだけど大丈夫か?あのロッカー壊れない?
「みんな、ミレニアムプライス、始まったよ。」
『これより、ミレニアムプライスを始めます!司会及び進行を担当するのは私、コトリです!』
始まったか
ゲーム開発部の命運やいかに
『今回は、これまでのミレニアムプライスの中でも最多の応募数となりました。』
『おそらく生徒会の方針変更により、部活動維持のために、『成果』が必要になった影響かと思われます!』
おいおいやべぇんじゃねえの?
どれくらいの順位から『成果』として認められるのか知らないけど、対抗は少ない方がいいからな...
『昨年の優勝作品であるノアさんの『思い出の特集』は、本来の意図とは少し違ったようですが...その形而上的な言葉の羅列が、ミレニアム最高の不眠症に対する治療法として評価されました。』
...一体何が書いてあるんだ、それ
『今回も『歯磨き粉と見せかけてモッツァレラチーズが出る持ち歩きチーズ入れ』、『ミサイルが内蔵された護身用の傘』...』
『『ネクタイ型モバイルバッテリー』、『光学迷彩下着セット』、『ちょうど缶1個なら入る筆箱型個人用冷凍庫』...』
『そして!今キヴォトスのインターネット上でセンセーションを巻き起こしている、スマホでマルチプレイが楽しめるレトロ風ゲーム、『テイルズ・サガ・クロニクル2』などなど!』
個性強っよ!てかそれいる?って機能付き多いな!
でもミサイル内蔵傘ちょっと気になる
『今回出品された三桁の応募作品のうち、栄光の座を手にするのは、たった7作品!』
三桁のうち7かぁ...キツくね?
みんなも緊張してるように見えるな
そりゃ緊張するか...部活かかってる訳だし
『それでは7位から、受賞作品を発表します!』
『7位は『光学迷彩下着セット』!』
『6位は...!』
『5位....』
『4位...』
『3...』
『2...』
ここまで『テイルズ・サガ・クロニクル2』も『ゲーム開発部』も呼ばれていない
残すは1位のみ...
『今回のミレニアムプライスで、最高の栄誉を受賞した作品です!』
『その1位は...!』
これで全てが決まる
『.....CMの後で!』
「「「「「("ズコーーッ!")」」」」」
身構えていた全員が思わずすっ転ぶ
クソッ、やられた!
これだからテレビは!
「アリスっっ!」
モモイが呼びかけ、レールガンから漏れた光が部室を照らす
「充電完了、いつでも撃てます!」
待て待て待ていくらなんでもそれはアカン!
部室がトぶ!
「気持ちはわかるけど撃っちゃダメ!」
「うぅ、もう焦らさないでほしい...。」
もうやめて!ゲーム開発部のSAN値はゼロよ!
...ゼロでは無いか
そんなこんなしてるうちにCMが終わっていた
『さあ!それでは発表します!』
『待望の第1位は...新素材k ——』
ダァン!
モモイがディスプレイを撃ち抜く
速すぎる...!見えなかったぞ今の
てそんなことどうでもよくて...
『成果』、無しか
「うえぇぇぇん!今度こそ終わりだぁぁぁ!!」
「...どうしますか?先生。」
"どうしますかって...何を?"
「シャーレの権限全力行使すれば、無理矢理部の存続はできると思いますよ?」
"………"
...シャーレは超法規的組織
そして事実上の連邦生徒会関係組織でもある
その権限を使えば部活1つの存続ぐらい容易いだろう
ミレニアムや廃部になった部活の生徒からの反感を買いながらだが
"...シャーレの権限は、乱用しちゃいけない。そう決めてるんだ。"
"だから...残念だけど...ゲーム開発部は..."
ガチャッ
部室の扉が開かれる
「モモイ!ミドリ!アリスちゃん!ユズ!」
入ってきたのは満面の笑みを浮かべたユウカ先輩
待て待て待て待てェ!速えよユウカ先輩ィ!
しかも何その見たことない笑顔!
廃部通告しにくる顔じゃねぇよ!
鬼!悪魔!ミレニアムオオフトモモ!
「おめでとうっ!」
「え...?」
「え、えっ...?」
「?」
へ?
先程までの笑顔は消え、怪訝そうな顔になる
「え、何この反応?」
「結果、見てなかったの?」
ちゃんと7位から1位まで見た...よな?
閉会式とかはディスプレイブレイクで見れてないけど...
「ほんと何してるのよ...ほら、私のスマホで見せるから。」
先ほどのコトリではなくオートマタの審査員が話している
『ミレニアムプライスはこれまで、生徒たちの才能と能力で作られた作品に対し、『実用性』を軸に据えて受賞を行ってきました。』
『これはより良い未来を求め、実現していくという趣旨に基づいています。』
『しかし今回の作品の中には、新しい角度から『実用性』を感じさせてくれたものがありました。』
『とある『ゲーム』が実際に、懐かしい過去をありありと思い出させ、未来への可能性を感じさせてくれたのです。』
ゲーム...
つまりは、そういうことか?
『よって私たちはこの度、異例の選択をすることにしました。』
『今回は『特別賞』を設けます、その受賞作品は...』
『ゲーム開発部、『テイルズ・サガ・クロニクル2』です』
特別賞、異例の選択
ある意味1位よりも名誉なことじゃないか?
てかユウカ先輩...さては結構ゲーム開発部気に入ってるな?
「モモ、ミド!あたしも『TSC2』やってみたよ、すっごく面白かった!今ネット上で大騒ぎだよ!」
いつのまにいたマキが声を上げる
「えっと...っていうことは、廃部にはならないんだよね!?」
「ええ、そうよ。」
土壇場大逆転って感じ?
土壇場になったのはモモイのせい?んなこたぁいいんだよ
「あ、でもあくまで『臨時の猶予』だから。正式な受賞じゃないし、生徒会としてはまた来学期まで...ゲーム開発部の部室の没収および廃部を『保留』することにしたの。」
うーん特別賞じゃダメだったか
いやダメではないんだけど...力不足か
「部室の延長申請とか部費の受取処理とかは必要だから、落ち着いたら生徒会室に来てね。じゃ、また後で!」
ユウカが部室から退出し、ゲーム開発部とシャーレのメンバーだけになる
「や...や、やったああぁぁぁっ!」
「良かった...!」
「やった...嬉しい...!」
みんなが思い思いの喜び方をする
「???」
だがどうやらアリスは何が起きたのかよく理解できていないようだ
「アリスちゃん!私たちの部室は無くならないよ!」
「えっと、つ、つまり...」
「アリスはこれからも...みんなと一緒にいて、良いのですか...?」
「これからも、よろしくね...!」
「これからも、よろしくお願いします...!」
アリスがとびきりの笑顔を浮かべる
...あれは、世界を滅ぼす"敵"の顔じゃないな
「...まるで奇跡のような、救われ方ね...」
"これは奇跡じゃないよ、フリナ。"
"ゲーム開発部のみんなが、折れずに努力した結果。これは必然だよ。"
必然は奇跡ではない、か...
先生らしいな
パヴァーヌ一章まで読んでくれて感謝
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二次創作だけ