「これで良いかな…」
とあるアパートの一室でヒナはゲヘナ学園中等部の裾に手を通し鏡を見ながら垂れてきた前髪をピンで止める
「とっても似合ってるわ!!!これなら間違いなくミスコンで1位は確定よ!!!」
そしてうるさい機関銃が一丁彼女の部屋の隅で叫んでいる
「はぁ…今日は入学式だから静かにして…」
一ヶ月も機関銃と暮らしたせいか彼女もなんとなく機関銃の扱い方を学び始めていた。
「分かったわ!しっかりのヒナちゃんの晴れ姿を目に焼きておくわ!!!(クソデカボイス)」
「(…目なんかあるの?)」
とヒナは疑問に思ったが出来る子なので言えば面倒くさい事になる事が分かっているのでスルーする
「よし…」
ヒナは機関銃の肩紐を担ぎ扉を開ける。
「行こう」
ヒナの視界に朝の眩しい光そして青い空が視界に入るそして忙しなく走る車の音や工事の音そして何処からか聞こえる銃声が耳に響く
ヒナはそんな外の世界へ一歩踏み出した
◆◆◆
「……何これ」
ヒナは早速たまげていた、ゲヘナ学園に近づけば近付く程治安が悪くなっていくのがはっきりと分かる。
最初は銃声の音が増えただけだった 何処かで抗争でもやっているのだと思っていた。
次は電車に乗っていると突然近くの建物が大爆発を起こしたのが見えた。 周りの人も気にしている素振りを見せない為ヒナもそれに習ってちょこんと静かに席に座っていることにした。
ゲヘナ学園の管轄区に入るバスに乗った時それは起きた。
バスがハイジャックされたのだ
「おらっ!助かりたきゃ金目のモン出しやがれっ!」
「そうだーっ!」
「あくしろよ!!!」
等野蛮な事を叫び声天井に向って銃を乱射しバスの天井は穴だらけになる。
『ねぇ、ヒナちゃん』
機関銃が静かに囁いてくる
「何…?」
どうせ碌でも無い事を考えているのだろがヒナは良い子なので話を聞いて上げるのだ*1
『このままじゃ入学式に間に合わないわよ?』
ヒナは機関銃の言葉を聞きバッとスマホで時間を確認する、スマホのホーム画面には8:30と表示されていた。不味い、学校には少なくとも9:30までに着かなくては入学式が始まってしまう。
「どうしよう…」
頭を悩ませるヒナを見たキヴォトス人のヒナよりもよっぽど頭キヴォトスの機関銃が提案する
『ぶっ飛ばせば良いじゃない!簡単な事よ!アタシとヒナちゃんの
と機関銃が大声で言ってしまったせいでバスジャク犯の1人に目つけられる
「あ?お前今何て言った???この
ヒナはそう言われた途端反射的にバスジャック犯の鳩尾に機関銃の銃口をめり込ませ引き金を引き機関銃はズトガガガと音を鳴らしバスジャック犯を吹き飛ばし吹き飛ばされたバスジャック犯はバスの窓を破って投げ飛ばされた。
「アンギャアァアァ」と叫びながらバスから放り出されその声は遠くなって行った
「あっ…」
ヒナだって1人の女の子なのだ、親から貰った大切な髪の色バカにされれば我を忘れてしまうのも仕方無いのだ。
「凛子姐ェ〜!?テメェ!凛子姐の仇ぃ!」
「姉貴ぃー!!?なめやがって!」
「…やるしかないか」
いきなりリーダーを喪ったバスジャック犯達はヒナに銃口をむけ発砲するがヒナはバスの握り棒を掴み身体を床から90度にさせ壁を伝い走り銃弾を回避し先ずは手前にいた女の顎に上段蹴りをかます
「ぐっぅ!?」
怯んだ隙にもう片方のバスジャク犯の腕に向けて機関銃を発砲し銃を手から弾く。
「痛っ!」
上段蹴りを受けて怯んでいる犯人の首襟を掴んでもう片方の犯人の方に投げつける
「うわっ!?は、離れろって!」
「お前が離れろ!」
案の定2人はバランスを崩し床に崩れ落ち揉み合いになり喧嘩を始めるがヒナは躊躇なくその2人にサイトを合わせ引き金を引くと機関銃は嬉しそうに一発一発が破滅的な威力を秘めた弾丸を吐き出しその2人を吹き飛ばした
そして2人はバスを突き破り何処か遠くに某ロケットな団の様に飛んでいった…
「ふぅ…」
『やったわ!アタシ達は最強よ!』
機関銃がなにやら調子付いて居るが無視し先程座っていた席に戻り座る。
ゲヘナのバスは何故か知らないが天井が穴だらけになろうがバスに大穴が空いていようが窓が割れていようが運行を続けるつもりらしい。キヴォトスって凄い(小並感)
◆◆◆
「ここがゲヘナ学園…話には聞いていたけれど…」
バスからおりヒナは思わず声を洩らす。
至る所で爆発が起き銃声が鳴り響きそしてゴミが地面に散乱している。一言で言えばうるさくて汚いのだ。
『あら、ここ嫌だわ〜空気が悪いわね、お肌が荒れちゃうわ…』
「スラム街みたい…」
治安が悪いとはヒナも耳に挟んでいたがここまでとは思って居なかった。
『んもぉ〜ヒナちゃんぼさっとしてないで学園に行くわよん〜!』
余りのゲヘナの治安の悪さにたまげて呆然としていたヒナを機関銃が身体を揺らして正気に戻す
「そ、そうね…」
これから通う事になる学園への不安を募らせながらナビに従って学園へと向かうのだった。