偽トリアがゆく雁夜おじさん救出劇?   作:破戒すべき全ての鬱(うつブレイカー)

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掴みどころのない人の地雷って分からないですよね?

 

 

『アサシンが消滅しました、どうされますか師よ。』

遠坂邸のうす暗い一室、魔術工房にて遠坂時臣は弟子である言峰綺礼からの連絡を受けていた。

 

「あのサーヴァントの名前はモルガンと言ったな。宝具を確認することはできなかったのは痛手だな」

 

 

…伝承によればアーサー王の鞘を持ち逃げたというのだから実力、宝具共にセイバーに匹敵する可能性が充分にあるサーヴァント。

 

『アーチャーに追撃を行わせますか?』

 

 

アサシンとはいえ令呪を強化している状態の相手に宝具を使わずに耐久戦に持ち込めるサーヴァント、ここで一度能力を確かめさせるのも悪くないだろう。

「…いや今回の主目的はライダーの宝具の確認。モルガンという真名を聞き出せただけ十分だ。」

 

だがしかし今令呪を使う必要はない

セイバーと互角に渡り合う事が出来うる相手だが綺礼の報告曰くキャスター相手に熱が入っているらしい。

ならば奴がキャスター相手に宝具を使う可能性も十分にあるだろう。

 

「今は手元に令呪は3()()。これ以上使うわけにはいかないだろう」

しかし綺礼から1画の令呪をとって正解だったな、新たに聖杯戦争に現れたサーヴァントというのは強力無比…少々不安が残る数だがその不安も時期に払拭される。

 

「…綺礼」

『はい』

「明日の夕方にでもキャスター陣営を殺した者、それに最も貢献した者に令呪を分け与えるとでも公表しなさい。」

令呪を分け与えるとなれば他の者たちが血眼になり探しだすだろう。

『分かりました、我が父璃正(りせい)に伝えておきます。公開は明日の日没前ほどで?』

「あぁ、それで構わない」

かなりの混線が予想されるキャスター戦の最終局面にてアーチャーを投下…王の気分しだいだが多少の援護さえしてもらえれば教会の公平な裁量とホラを吹き1画令呪が増える。

 

キャスターのマスターから一つでも補充ができれば計4画。

 

例えセイバーが残りそのマスターが全ての令呪を使おうとも英雄王の勝利には3画もあれば十分過ぎるほどだろう。

 

…そして最後の1画を使用し私の勝利が決定する。

それにいざとなれば教会に保管されている令呪を使用すれば良い。

「……8騎目のサーヴァントは放置して問題ないだろう。ご苦労だったな綺礼」

 

『いえ私は師の教え通りに行動したまでです、失礼いたしました』

「これからも呼び出す事があるだろうがその時はよろしく頼むよ」

そう言い残し綺礼との通話を終える。

 

――何もかもが上手く行っている。8騎目のサーヴァントという例外を除けば全てが手の内に存在する。

 

最も…その例外のマスターは魔術から逃げ出したあの間桐の汚点なのだから脅威にはなり得ない。

いくらサーヴァントが強かろうとマスターがあの体たらくだ、アレを殺す程度ならば私が出るまでもなくただ1人激化した聖杯戦争についていけずに野垂れ死ぬだろう。

 

 

ライダーやセイバーは英雄王といえども油断できない相手だが私には参加者に面が割れていないアドバンテージがある、一度程度マスターを始末する事くらいならば可能だ。

 

戦争の勝者とは常に相手の上を行き、相手の動きを読み、相手を自身と同じステージに上げずにいる者。

…この聖杯戦争の勝者がいるとするのならそれはこの遠坂時臣をおいて他には居まい。

 

 

 

 

 

 

いぇーい、なんかアサシンを知らない間に倒してたブリテンの王(モルガンではない)でーす!

 

今はアインツベルン城をあとにしてお家に帰宅中でーす。

 

いやーマジ頑張りましたよ!今日だけで何回寿命縮んだかもう分かったもんじゃないですよ!

 

あー色々終わったらお腹空いた気がしますよ、こういう時はジャンクフードなり何なりで小腹を満たしたいですよねー

 

 

目の前にマク◯ナルドありますけどお金持ってないから入れませんけどね!

 

私は間桐の家にあがらせてもらっていますけどお金も払ってないですし料理の手伝いもしてないし昼も夜も出歩いてるし完全にヒモなんですよ。

 

ココから金欲しいとかって言うのは図々しいにも程があると思うので言いませんけど……いややっぱりちょっと欲しいですね。

 

 

あーマ◯ク行きたいですねー金が無いって辛いですよ。

 

……こうやって見てると入っていく人は男の方しかいませんね。

特にキッチリとスーツを着こなしてるthe社会人みたいな人とかが1番多いですね。

 

だからかちょっとでも萎れたスーツだと目に止まっちゃうんです。

 

明らかにやつれてる顔で目が死んでるのもあるのかもしれませんけどねー。

 

やつれてて…服が萎れてて…目が死んで社会人というか殺し屋みたいなウニ頭。

 

……あれ切嗣じゃないですかもしかして?

 

マク◯ですよ◯クド!ケリィってマ◯ド行くんですね!

 

これは話しかけに行く以外ないですよね?!私の直感も行けと言ってますし!

いやーまさかあの切嗣がマ◯ドとは意外ですねぇーちょっと親近感湧いちゃいます。

「こんにちはキリツグ。今から夕食ですか?」

 

……反応がない、ただの屍のようだ。ま死んでたらこんな所居ないですけどねー

 

「キリツグはアイリスフィールにご馳走にはならないのです?言えば作ってくれると思いますけど」

「……」

 

………?聞こえてますか?てかなんでそんな『何もかも終わった』みたいな顔して空見上げてるんでしょうか?

 

「どうかしましたか?」

え!ちょっとやめて下さいよ!そんな『コイツはいつまで関わってくるんだ』みたいな目で見てくるのは!

「………君は誰だい?」

「え?」

「…………いやだから君は誰なんだ。僕は君なんて知らないし君と会った覚えもない…切嗣とか言ったかい?人違いだ、僕はそんな名前じゃない」

「え?いやでもその格好はどう見てもキリツグじゃn「人違いだよ。僕はただの会社員だ。君のような女性に好かれるような事なんてしていない」

 

何を言ってるんだこの人は?聖杯破壊してないのに壊れました?頭大丈夫ですか?

よくよく見たら別人のような気がする……いやしない人殺ししてそうな顔してますしどう見ても切嗣。

「え、いやでもどう見てもキリ「違う。僕は妻子持ちなんだ、君みたいな女性に好かれるような事なんてしていない」

 

なんでそんな食い気味に否定してくるんですか?

「本当にキリツグじゃないんですか?」

「クソッさっきからなんなんだ!…令呪を以て命ずる……僕に余計な事で喋りかけないでくれ。」

 

令呪使いましたよね?!やっぱ切嗣じゃないですか!

まぁ私は貴方の契約してる方ではないので効かないんですけどね?!

なんか話しかけてマズイことなんてあります?戦時中ですか?

 

…戦時中……………あ、聖杯戦争中か。

好きなキャラが目の前にいて完全に思考から抜けてましたねー、仕方ないですよね。不慮の事故ってやつですねコレは。

 

「すいません人違いでした。」

 

…これで切嗣が死にましたなんてなったら私ショック死しちゃいますね。本当に申し訳ないと思ってます

 

「いや分かってくれたのならいいんだ」

いやーお恥ずかしい。周りから好奇の目で見られてますね…一旦メニュー表でも見て落ち着きましょう。

 

こう見るとメニューって少なかったんですね…ハンバーガー全然種類なかったんですねー。

 

ハンバーガー1個80円かぁ

 

ん?80円…目がおかしくなったかな?うん、80―「80円?!」

 

80円って安すぎません?!やっす!ビックが200円?!えっ?!しかも画像のバンズも具もなんか分厚くない?!

 

「………そんなに驚いてどうかしたのかい?ココに来るのは初めてかな」

 

切嗣さん?!青筋浮かべながらそんな優しい言葉掛けないでください! 目が死んでると言うか目で殺そうとしてるじゃないですか?!

「いえ初めてではないんですけどちょっと驚いて」

「そうかい……」

 

ゴメンじゃん、そんな『コイツ殺すぞマジ』みたいな目で見ないでくださいよ。

「すいませんでした」

ここは素直に謝りましょう、こんな所で死にたくないですし……なによりまだハンバーグ食べてませんし。

「じゃあ僕はこれで失礼しようかな」

 

ほんっとうにすいませんでした、絶対に今度見かけても話しかけません…本当に反省してますので……

「それではまた」

 

「……………またがないことを祈ってるよ」

 

…あの反応、最後の最後まで地雷踏んでいったみたいだな私?





なんで今回のアホこんなにウザいんだろう。
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