偽トリアがゆく雁夜おじさん救出劇? 作:破戒すべき全ての鬱(うつブレイカー)
どーも……焼き肉屋から出れるかどうか不安で肉の味を感じれなかったアルトリア(ブリテンの王)でーす…
アレからなんとかお金が足りて間桐低に戻ってきました、マジで焼き肉事件最大の被害者はウェイバー君。
いやマジで出れるかどうか焦りましたよ…
今ちょっーと焼き肉の匂い嗅がれたら不味いなーと思って庭をうろついてたら過労死寸前の間桐慎二みたいな人が木陰で爆睡してるんですよね…
マジで心配になるレベルでくまも酷いし顔色悪いしガリガリだし、慎二の髪質を生き生きとするワカメと称するならコッチは海に浮いてる藻レベルで心配になるくらい髪質もヤバい。
雁夜おじの治療が済み次第コッチにも至急全て遠き理想郷渡すしかない…本当にそのレベルで死人みたい。
そんな誰が見ても分かるくらい不健康そうな死人フェイスなのに寝顔が凄い安らかで本当に死んでるか不安で声をかけようか迷っています!
仮に生きてるとしても冬の昼過ぎは冷え込んでるし起こしたほうが良いよね?
「う〜む……」
うーん起こそうか起こすまいか……コレで生きてて不機嫌そうにコッチ向かれたら悲しいけど、コレで実は心臓発作でこの時気付いてたら助けられましたーって言われたら罪悪感ヤバすぎるし……
なんだっけ…意識不明の人が居たら声掛けながら軽く揺すって…次に強く揺するんだっけ?
「もしもーし…」
「……んあ?」
あ!起きた!
あー寝てるなら声かけなきゃ良かったなーこの人多分慎二のお父さんだし『んカリャア、お前サーヴァントの躾くらいできないのかぁ?』みたいな事言ってくる!
……いや!笑顔笑顔できるだけ笑顔で!最初からやっちまったーみたいな顔してたら会話できるものも出来ない!
「……大丈夫ですか?顔色悪いですけど……」「神様?」
んー?この麗しき美貌を見て私を女神様だと思いました?でも残念ですけど私は神様じゃなくて王様なんですよねー。
「私は女神ではなk―――「!もしかしてバーサーカーさんか?!」……はい?」
……間違いなく私ですね……ですよね?バーサーカーさんは多分私の事なんでしょうけど何か貴方にしましたっけ?
「臓硯を殺したっていうサーヴァントだよな?!ほんっと!君には感謝してもしきれないよ!」
えおっ?!見た目に似合わないくらいメチャクチャ元気やんこの人…
にしても照れるなーそれ程の事も…してるかもしれませんけど?でもそこまで感謝されるのはなー
「いえ、感謝されるような事はしていませんよ……」…!…いやもっと感謝して!私の自己顕示欲満たして!ホントこのハード過ぎる世界地雷どこにあるか分からなくて何したら良いからも分からず頑張ってるんだからもっと感謝して!
「いやいやそんな事ないよ!あのジジィを殺してくれたのは本当に感謝してるんだ!」
そうだそうだ!私はもっと感謝されるべきなんだ!
「僕が出来ることならなんだってするよ!何かあったら是非言ってくれ!」
………まぁ実際?諸悪の権化である臓硯を討伐したのは事実ですし?コレくらいおだてられても良いですよね?私結構頑張ってますし?
「…ではまた機会があれば食事にでも誘ってくださいね?」
…そうだ今まで褒められなかった環境がおかしい!……桜ちゃんと雁夜おじさんはもう少し私に感謝した方が良いのでは?
だって私雁夜おじさんの余命一ヶ月くらいの臓器スカスカボディだって治してあげてますし?
桜ちゃんの心臓の蟲だって色々終わり次第取りますし?ちょっとしか感謝されてなかった今までがおかしいんですよね?!
「その程度なら毎日でもするさ!なんたって薬を飲まずに寝れるのは君が居てくれたお陰だからね!」
へぇー薬でねー………え?そんな重症だったの?そんなボロボロの髪質になるまでっていつから服用してたんですか…「薬……ですか?いつ頃から?」
「んー…薬自体は雁夜が出ていってから使ってるから……10年くらいかな?」
????…えぇー結構薬漬けだったんですねこの人……コレはあれですね?アヴァロン治療対象ですよね?
「いやーただでさえ薬を飲む量が増えてたのに遠坂の娘さんを引き取ってからは酒を飲まなきゃ寝れなくなったし笑うしかないよねー」
んー?酒に薬はガチ危険行為な?これは重症、雁夜おじの治療が済み次第コッチも治療しなければ!
「…辛い事があればいつでも言ってください。私に出来る事ならお手伝いしますから」
「ほんとかい?!いやー助かるよ!あ、そう言えば自己紹介してなかったね?僕の名前は
この人元気だなー……テンションに付いていけない。でもなんか気が合いそう、私この人とは仲良くできる気がする。
「えぇ、これからよろしくおねがいしますね?ビャクヤさん」
「鶴野で良いよ?僕の方が年下のはずだし!」
スゲーいい笑顔だな?慎二のやつも順当に育ってたらこんな感じの子供になってたんだろうか?
「……分かりました。では私の事はバーサーカーと、呼び捨てで構いませんよ」「オッケー!じゃあバーサーカーこれからよろしく!」
あー元気良いなーもう本当になんかやる度褒めてくれそうだなー…
「バーサーカー!僕はもう一度寝るけど君は?」
いや君は?と言われましても………いやどうしようかな…多分今入ったら焼き肉食べてきた事バレる気がするんでするんで暫くココにいるのも悪くないですよね。
でもココで寝てるところを桜ちゃんとかに見られるのは……!寝られるところを見られるのが嫌なら寝なければ良いですよね!
「寝る事はしませんが……そうですね私も暫くココでゆっくりしていきます」
「おぉ!じゃ寒くなったら起こしてね?」
「分かりました」
私この人のサーヴァントになろうかな?桜ちゃんと雁夜おじさんはもっと私の事を褒めても良いんですよ?
■
日が落ちて鶴野さんを起こしたら速攻で何処かに行ってしまったので一人で帰ってきました…やっぱり私は雁夜おじさん一筋ですわ!あんなに唐突な行動を取られると何があるか分かりませんからね!
「ただいま帰りました」
「バーサーカーさん…おかえり……」
えっ、桜ちゃんが出迎えてくれたんだ?嬉しいー!いやー今日も小さくて可愛いねー!
「サクラですか…ただいま戻りました。カリヤの具合はどうですか?」
「今…夜ご飯の準備してる……」
へー!雁夜おじさんご飯の準備してくれてるんだ?
……あの人料理できなさそうって偏見持ってたのに出来るんですか?!クソッこの裏切り者!メシマズ仲間だと思ってたのに!
「…そ、そうだったのですか」
「うん……今日の夜ご飯はシチューなんだって……」
あ!嬉しいな!
シチューかぁ、前世で作った時はご飯突っ込んで食べてたなぁ〜…友達にそれ外でやるなよって言われるまでマナー違反だって知らなかったんだよな
「それは嬉しいです。カリヤの様子を一緒に見に行きましょう?」
「うん……」
?!?!??!!?!今ニコってしたよね?!微笑む程度だけどニコッてしたよね?!
くそっ可愛い!なんだこの生き物は!天使か?!天使なのか?!これ士郎はやっぱり桜ちゃんと結ばれなければいけないのでは?!
セイバールート?凛ルート?そんな概念ありません!特にセイバールートは私が潰す!もう1000年くらい前から生きてそうな人に桜の旦那さんは渡せない!
「…バーサーカーさん?大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
やっば心配された、なんか桜ちゃんが心配そうにこっち見てる。きっと今の私は凄いニヤついた気持ち悪い顔になってたんだろうなぁ……
……今度ポーカーフェイスの練習しよ
「本当に大丈夫?」
「はい、大丈夫ですよ」
「良かった……」
……………ハッ!また心配されるぞ私?落ち着け?クールになれ?
「桜ちゃーん……ってバーサーカー?帰ってきたなら教えてくれたらよかったのに…」
おっ雁夜おじさん…
…………?!雁夜おじさんの左顔治ってるー!いや治っては無いんだけどちゃんと人の肌してる!
「すみませんカリヤ」
てか視力は治ってなさそうな目だけどちゃんと開いたり閉じたりしてる?!うぉぉキタコレ!これはもう聖杯戦争終わるまでに完治してますわ!
「別に良いよ、桜ちゃんと話してくれてたんだね…ありがとう」
「はい、今日の夜ご飯をシチューだと聞いて喜んでいたんですよ?」
なんか雁夜おじさんちょっと嬉しそう?桜ちゃんが自分の料理で喜んでるのがそんなに嬉しいの?まぁ嬉しいか!
自分の好きな人の娘で、今はもう実の娘みたいな存在の筈だし!
「……バーサーカー、何か有ったかい?」
草、焼き肉の匂いしました?いやーそれならなんかもう謝ることしか出来ないんですけどコレに関しては私あんまり悪くないですよ?
「特に何も……強いて言うならカリヤが料理出来るのを今知りました」
「あー……そう言えば言ってなかったね、聖杯戦争に参加する前はフリーのルポライターっていう仕事やっててね、その時は一人暮らししてたから……」
つまりー?フリーライターってことですよね?あーなんか設定集みたいなので見た気がしますねー…んー普通に言ってましたっけ?
「そうなんですか……てっきりカリヤは料理が下手なものだと思ってました」
「ハハ…まぁ確かに下手だったけどちょっと作り方を色々教わってね、今日だって桜ちゃんにも作ったけど美味しいって言ってもらったんだ。だよね?桜ちゃん」
「うん…美味しかった……」
……雁夜おじさん料理出来るんだ?でも桜ちゃんは私が作ったうどんですら美味しいって言ってくれたからお世辞の可能性あるよね?まだメシマズの可能性は残ってる!
「早く作り過ぎちゃったかな?今丁度出来たばっかりだから先に食べちゃうか」
ふんっ!料理の味を見極めてくれるわ!思いついた先からイチャモンつけてやる!
「美味しいですカリヤ!どうやら貴方は天才のようですね!」
めちゃんと美味しい…しかもなんか甘い!私が作るシチューはコショウ辛いのになんで甘いんだ?!クリーミーってやつですよねコレ?!美味しすぎて感動しました毎日作ってください!
…………いやそこは不味くあってくださいよ!なんで固形物食べれないとか言ってたのにちゃんと美味しいんですか!絶対おかしいですよねこれ?!私のご飯が美味しくないのはきっと誰かの陰謀ですね!
「…大袈裟だと思うよ?」
「いえ本当に美味しいです…」
ただもうちょっと不味くあってほしかったなぁ……コレじゃ料理作ろうとしてた私が馬鹿みたいじゃ無いですか…
「ごちそうさまでした……」
?!桜ちゃん食べるの早すぎませんか?!ちゃんと噛みました?
「お粗末様でした……桜ちゃん、ちょっとおじさんはバーサーカーと話があるから先にお風呂に入ってきてくれるかな?」
なんか桜ちゃんがこっち見てます!可愛いです……今すぐにでも雁夜おじの話をすっぽかして一緒に行きたい!
でも多分大事な話なので我慢します。
「分かりました……バーサーカーさん、また後で……」
「はい、また後で」
はぁ……桜ちゃん行っちゃった……可愛いなぁ〜…境遇が可哀想だからあれくらい可愛くてもプラマイゼロどころかマイナスなんですけどね
…でもそこは私がサポートしてプラスまでもって行かせてもらいますよ!
「……バーサーカー、大事な話があるんだ。食事中悪いがちょっと聞いてくれないか?」
……まぁ、はいそうですねー!聖杯戦争とかのそう言う話ですよね?ついてくるとか言わないでくださいね?せっかく良い方向に進んでるのになにか巻き込まれて死んだとか笑い話じゃすまないんですよ…
まぁそれはそれとしてなんか大切な話そうなのでちゃんと食べる手を止めて聞きますけどね?!
「なんですか?」
「バーサーカー…今日朝から遊び歩いてたやけじゃないだろ?何してたんだい?」
やべ、焼肉の匂い残ってた?いや鎌掛けてるだけですか?というか単純に気になってるだけですよね……そうに決まってます!……多分。
頼む!焼肉の匂いとか気づいてないでくれ!
「……キャスター陣営の動向を探っていました」
「そうか……」
うーんその反応どっち?おこ?おこなの?いやどっちなの?!これ見られたりしてたかな?!
「成る程、そう言えば前の戦闘でキャスターなんて見てないな」
セーフ!この反応はセーフ!馬鹿正直に答えなくて良かったー…
「ええ、キャスターのマスターらしき人物には既に目星をつけています」
ココで個人名出すのは多分怪しまれますよね?ココであえて濁す事で疑われにくくする高等テクニック!じゃ話は終わりましたよね?私は桜ちゃんの元へ――
「そっか。じゃあ最期に……バーサーカー、君は本当にサーヴァントなのかい?」
クッソ!桜ちゃんとキャッキャウフフしたいのに!その質問については私自身もよく分かってないので終わりでいいですか?
「……それはどういう意味ですか?」
「そのままの意味だよ、サーヴァントを現界させ続けるのにも魔力は使うだろ。
自力で魔力を生産できない僕は刻印虫っていう虫を身体に住まわせて魔力を生産してるんだけど――」
…あー言いたいこと完全理解。私が息するだけで魔力作れる竜の心臓持ってるせいで魔力が全然減らなくて『?』ってなってるんですね?
「成る程、魔力が一切減らなくておかしいと思ったという事ですか?それならば竜の心臓のせいですね、私は呼吸するだけで魔力作れるんですよ」
「そうなんだ…君が来てから刻印虫の動きが落ち着いてるんだ。いや全くと言っていいくらい動きが無いから気になっただけなんだ」
それはあれですね、
アレ治癒効果以外になんか凄い攻撃以外通らなくなるみたいなラスボスじみた性能してた気がしましたけど……体内にいる奴にも反応したんですかね?
「疑ってごめん…いや前のバーサーカーの時は繋がりみたいなものを感じてたんだ…君が倒した臓硯の話を信じるならソレがサーヴァントと契約したマスターである証明の筈なんだけど…
でも今はソレを感じられないんだ」
ん?!それマジ?それは知らん…いやマジで知らん。
臓硯は多分嘘ついてないと思う、だったら私ってサーヴァントじゃないの?なんか自分でもよく分からなくなってきた……
いや多分アレだよねアーチャーが持ってる一人でも動けるやつ、アレのA+とか多分持ってるんじゃないですかね?……あれの名前は……あれ?なんだっけ
「…あのー、それはアレですねアレ……あのー…多分アーチャーが持つ単独顕現?……いや単独行動…いやあの…すいません、そんな感じのスキルを私は持ってるんじゃないですかね?」
「そっか……じゃあもう行って良いよ。ごめんね呼び止めて」
なんですかーその態度はー
私だって頑張って答えてるじゃないですか!
……なんか元気がないですね?……まさか!聖杯戦争についてこれるか不安だとか思ってますか?!参加させませんよ?!雁夜は桜ちゃんと一緒に家で寝ててもらいますからね?
「……今日カリヤは私と共に聖杯戦争へ行くつもりですか?もし行こうとしているなら残念ですがココで待機……そうですね…私が渡した鞘でも持ってサクラちゃんと寝ていてください。」
「え?」
いや『え?』じゃないですよ?普通に巻き込まれて死んでもらったら私もショック死しますよ?
ていうか私が頑張ってるのは半分くらいは雁夜おじさんの為だからね?
私は雁夜おじさんも桜ちゃんも不幸になるのは見たくないですからねー。
「カリヤ…私はサクラや貴方に死んでほしく無いんです、それだけは分かってください………ともかく今日は私一人で行動します」
雁夜おじさんは引っ込んでなさい、全て私が解決するからね
ZeroがStay nightの前日譚なんじゃない、私がStay nightを平和な後日談にするんじゃあ!
私が知ってるStay nightはちょっとファンタジー寄りなだけのエッチな恋愛ゲーム!そしてその続編もヒロインが増えただけの恋愛ゲーム!
聖杯戦争?アンリマユ?繰り返される四日間?そんなもの私が目指す世界にはない!このZero時空で全部終わらせる!
「そうか……分かった今日は一緒には行かないよ」
フッ、わかってました。桜ちゃんを引き合いに出したらすぐに下がるって思ってましたよ。
「じゃあ、行ってきます…そろそろいつ戦いが始まってもおかしくない時間になってきましたから」
「…ありがとう……ついて行けなくてごめん、バーサーカー」
あー出来れば桜ちゃんと一緒に居たいけどなんかカッコいい事言っちゃったからな…ちょっとも一度龍之介探しでもしていますか
バーサーカーはクールに去るぜ?
あ…シチュー残しっぱだ……
毎日更新したいのに3日更新になっちゃう〜