偽トリアがゆく雁夜おじさん救出劇?   作:破戒すべき全ての鬱(うつブレイカー)

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人の心わからない人に王やらせたらダメですよね?

雁夜サイド

 

「美味しいですカリヤ!どうやら貴方は天才のようですね!」なんて言ってニコニコとした思えばすぐ怒ったようにシチューを食べるバーサーカー。

 

子供のみたいな姿はイメージする英雄の姿からはかけ離れてる…

 

だけど臓硯を倒し桜ちゃんを助け出した。

その姿は英雄譚の英雄そのもので彼女が英雄だと疑うつもりはない……だからこそ気になる、なぜバーサーカーは聖杯戦争に来たのか

「……バーサーカー、大事な話があるんだ。食事中悪いがちょっと聞いてくれないか?」

 

少しだけ嫌そうな顔をしたあとスプーンを器へと置きコチラを向く。

「バーサーカー…今日朝から遊び歩いてたやけじゃないだろ?何してたんだい?」

 

とてもじゃないけどお金も持たずに朝から何の目的もなくフラフラしてるとは思えない。

それこそ何かしらの目的がないとそこまでの長い時間外に居ないだろう。

 

「……キャスター陣営の動向を探っていました」

…バーサーカーは聖杯戦争にかける願いは無いと言っていた。

でもやっぱり心の中では聖杯を求め、その為に行動を起こしている…

 

「そっか。じゃあ最後に……バーサーカー、君は本当にサーヴァントなのかい?」

…バーサーカーを疑うつもりはないけど、それでも確かめずにはいられない。

 

「……それはどういう意味ですか?」

 

その顔に浮かべる感情は疑問…本人もこの言葉の意味は分かっていないのか俺の話を押し黙って聞いている。

 

 

「そのままの意味だよ、サーヴァントを現界させ続けるのにも魔力は使うだろ。

自力で魔力を生産できない僕は刻印虫っていう虫を身体に住まわせて魔力を生産してんだけど――」全ての事を言いきる前にバーサーカーは納得したような顔をしていつもの笑顔で話し始める

 

「つまり魔力が一切減らなくておかしいと思ったという事ですか?それならば竜の心臓のせいですね、私は呼吸するだけで魔力が作れるんです」

 

呼吸するだけで魔力が作れる……?

「…そうなんだ…君が来てから刻印虫の動きが落ち着いてるんだ。いや全くと言っていいくらい動きが無いから気になっただけなんだ」

 

本当なら1サーヴァントとしての規格外の能力だ、でもその力があるならマスターが近くに居なくとも現界出来ていた理由が分かるし刻印虫がやけに落ち着いているのも納得がいく。

 

バーサーカーはどこか誇らしげに語っているがソレがどれだけ凄い事かはおそらく分かっていないだろう

 

「疑ってごめん…いや前のバーサーカーの時は繋がりみたいなものを感じてたんだ…君が倒した臓硯の話を信じるならソレがサーヴァントと契約したマスターである証明の筈なんだけど…

でも今はソレを感じられないんだ」

 

「…あのー、それはアレですねアレ……あのー…多分アーチャーが持つ単独顕現?……いや単独行動…いやあの…すいません、そんな感じスキルを私は持ってるんじゃないですかね?」

 

……バーサーカーは嘘が下手だ、別に聞いてるわけでもないのに勝手に見え見えの嘘を喋りだしては墓穴を掘って行く。

 

いつもなら微笑ましい、でも今は寂しさを覚える。

僕が足手まといなのは一番自分が理解しているつもりだけどそんなに信用のない存在なのだろうか。

 

「……今日カリヤは私と共に聖杯戦争へ行くつもりですか?もし行こうとしているなら残念ですがココで待機……そうですね…私が渡した鞘でも持ってサクラちゃんと寝ていてください。」

 

「え?」

ついてくるな…バーサーカーはそう言いたいのだろう、僕が魔術師同士の戦いになれば負けるのは自分でもよく分かっている。

でも、それでも……

 

「カリヤ……私はサクラや貴方に死んでほしく無いんです、それだけは分かってください……ともかく今日は私一人で行動します」

 

…バーサーカーとは対等の存在だと思っていた、でもその実はただ守られていただけ…

「そうか……分かった今日は一緒には行かないよ」

今思えばバーサーカーの事を何も分かっていない。

本当のクラスも名も願いも、何もかも…

「そうか……分かった今日は一緒には行かないよ」

「……ありがとう……ついて行けなくてごめん、バーサーカー」

 

バーサーカーは振り返らない、ただ淡々と歩いて部屋を出ていく…その背中はとても遠かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

いぇーい夜に不審者探す系王様のアルトリア王(円卓の騎士)でーす!

 

いやー結構な時間探しても居ないから結構諦めてるんですよね、もう今日は諦めようかなとか思ってるんですけどぉ!?

 

マジで結構探してるんだよね?!発生した街をダッシュで駆け抜けてるから明日には不審者情報として学校とかで注意されると思う…

 

いやー結構特徴的な見た目だからすぐに見つかると思ってたんですけどね? もしかして違うところいます?

てかこの街おかしい…夜中に子供歩かせる事なんてありますかね?まぁ塾帰りならありますかね?

 

「あー…そこの君?ハンカチ落としたよ」

「あ、ありがとうございます」

「あと1人じゃ危ないよ?お兄さんが家まで送るよ」

「え?」

 

まぁ海外と違って日本なら大丈夫でしょうね、さっそく優しそうな紫の服着た独特なセンスの方が声かけてくれましたよ。

服装がダサい人に悪い人は居ませんから多分大丈夫でしょう

 

いやーにしてもマジで龍ちゃんみつからねー…結構分かりやすい服だったからいけると思ったんだけどなー…

 

紫色の服着て、赤髪で…どうせ魔術で子供攫ってるから子供連れてて…………そうそう今ちょうど子供に話しかけてあげてる人みたいな……みたいな…

 

ん?まんまじゃね?まさか野生の龍ちゃんとエンカウントできるとは?

…人違いかもしれないけど後つけてみるか…うーん見た感じ普通に子供と手を繋ぎながら家に送ろうとしているだけにしか見えないけどなぁ……

でも私の直感が言ってるんですよ『コイツは怪しいぞ』ってね、でも私の直感調味料の量すら間違えるロクなやつじゃないので頼りにしないほうが良いんですよね。

私が思うに普通の人なんで追うだけ無駄な気がするんですけどねー

 

 

 

 

 

 

あれ、普通に裏路地に入っていってるんですけど………………私は直感の事信じてたぞ!お前は私の英雄だ!

 

あ、なんか黒髪ツインテールの幼女が龍之介を追いかけに行ったぞ!

 

あの黒髪ツインテール……まさか幼女期凛ちゃん?!そういえば凛ちゃんが龍之介と対峙するのなんか見たな?!

 

なら私もやることは一つしかあるまい!

 

ココで私が声掛けたら『付けられてた!味方がいたのね!』とかあらぬ誤解を生みかねないからなんかピンチとかになって宝石魔術みたいなの使う気配があったら行こう!

 

ソレまでは後ろの方で推定凛ちゃんを観察よ!

 

いやーマジでこう見ると凛ちゃんも可愛いよなぁ……桜ちゃんが優しくてなんでも包みこんでくれそうなタイプなら凛ちゃんはどんな時でもツンケンしてるけど折れそうになった時には優しくなるような様なタイプだよなぁ……

 

マジで良いな……確か士郎に最初から優しくしてたのも妹の桜ちゃんが気になってる男子だったからだし割と優しさ100%かもな…

こう考えるとやっぱり姉妹は似たもの同士で立場が逆でもきっとお互い考える事は一緒だったんだろうなー…

にしてもマジで可愛すぎないか?!一目見ただけで可愛い過ぎて気絶しそうだった!

 

マジ天使!……いや桜ちゃんも天使なんだからその姉も天使なのは当たり前だったか……いやー良いっすな…

 

 

 

…はっ!変なこと考えて眺めてたらいつの間にか幼女凛ちゃんVS龍之介が始まっている!出る時遅かったかもしれないけど今助けに行くぞ凛ちゃん!




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