英雄《ヒーロー 》が如く  龍を継ぐもの   作:0101シュート

10 / 37
かなり短いですがキリがいいのでご容赦ください。


第三章 雄英体育祭 パート4

バトルトーナメント第二試合。切島VS上鳴の試合が始まろうとしていた。

二人はプレゼントマイクの掛け声とともに舞台へと上がっていく。

そしてお互い神妙な顔でお互いの顔を離れた場所から見合った。

 

「切島!俺はな。実はお前にすごい感謝してるんだぜ」

 

「なに?」

 

「俺の個性、帯電はさ。電気を放出することはできるけど操ることはできない。

それに電気を出し続けると頭がショートしてアホになっちまう。けどお前と

出会ってのをきっかけに格闘技の可能性を知って俺は蹴り技に辿り着いた。

そして俺は思ったんだ。電気を足だけに集中させれば頭がショートすることは

ないってな!」

 

上鳴はそう不敵に笑いながら足に電気を纏い始めた。戦闘態勢に入る。

 

「恩返しって言うのはちょっと変かもだけど俺はお前を絶対に倒すぜ」

 

「フ、そうか。俺も負ける気は微塵もない。ここでお前を倒す!!」

 

切島も気合の入った声と共にその強靭な拳を構えた。

 

 

 

 

『試合開始!!』

 

 

 

「行くぞー!!切島ーー!!」

 

「来い!!」

 

上鳴が雄叫びを上げながら拳を構えた切島に向かって猛ダッシュを切る。

そして助走を付けて高くジャンプし切島に飛び蹴りを放つ。しかし

切島は冷静に一歩下がりそれを避けた。しかし着地し低姿勢になった

上鳴が放ったのは飛び上段蹴り。一直線と飛んでいく攻撃は切島の顔面を捉えるかに思えた。

しかし切島は首を傾けそれをギリギリで避ける。だが上鳴の連撃は止まらない。体を

回転させハイキックを放つ。切島は彼のハイキックを同じくハイキックで受け止める。

二人の足が互いの間で交差するのだった。

 

 

1年A組

上鳴 電気

 

 

 

 

「へ!」

 

「フ!」

 

一旦お互い後ろに飛び距離を取り合う。次に動いたのは切島の方だった。

彼に向かって突っ込んで行き豪快に拳を振るって行く。上鳴は両手だけじゃなく

左足を上げてそれを防御した。しかし切島の猛攻にいつまでも耐えられるわけがない!

 

「おら!!」

 

「う!?」

 

切島はラッシュコンボを叩き渾身のボディブローを食らわせる。そして自身の両手を

掴み合わせそれを思いっきり振り下ろした。

 

「とりゃー!!」

 

「ぐあ!?」

 

頭にそれをもろに受け取り上鳴はその場に倒れた。しかし上鳴は

ブレイクダンスの如く体を回転させながら立ち上がる。その回転に

切島は巻き込まれバランスを崩して倒れた!

 

「うお!?」

 

「ここだ!!」

 

素早く立ち上がった上鳴は自身の足に電気を纏う。そして体勢が崩れ膝をついた

切島の体にサッカーボールキックを食らわせた。

 

「せい!!」

 

「うわー!?」

 

切島の体に凄まじい衝撃と共に電気の痛みが走る。彼の蹴りを受けた

切島の体は後ろに吹き飛んだ。体がしびれ猫返りもできずに背中から落ちてしまう。

 

「う!?くそ..........やるな」

 

しかし切島は立ち上がり再び拳を構えた。そんな彼に更なる攻撃を食らわせようと

突っ込んで行く。助走を付けた飛び膝蹴りを食らわせようとした!

 

 

 

  押せ!!

 

 

「ここだ!!」

 

「うお!?」

 

そんな上鳴に切島は逆に突っ込んで行く。そして飛んだ上鳴に向かって

自分も飛び空中で助走をつけたパンチを切島の顔面に食らわせた。

自分の飛んでった逆方向に殴り飛ばされる上鳴。彼は仰向けに倒れてしまう。

倒れた上鳴はフラフラと立ち上がろうとする。

 

 

 

 

△極

 

「フン!」

 

切島が体勢を低くしながら奴の懐に突っ込んで行く。そして低姿勢からの

掌底アッパーを上鳴の顎に叩き込んだ!

 

 

「グァ!?」

 

あまりの衝撃に奴の意識が一瞬飛んでしまう。しかし切島は止まらない

右手左手と連続で奴の頬をひっぱたく。そしてとどめの張り手を頬に食らわせ

奴を地面に叩きつけた。

 

 

張り手尽くしの極み

 

「う!?」

 

 

その連撃は上鳴の体力を奪いきるには十分なものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハアハア……」

 

息を切らしている切島の前に上鳴は倒れていた。

 

『切島鋭児郎!!素早く動き回る上鳴の攻撃を見切り容赦なく返り討ちにした!!

最後は容赦ない連撃で切島鋭児郎!!二回戦にコマをすすめた!!』

 

「ハアー..........クソ、やっぱり強いわお前……ハハハ..........」

 

大の字になりながら上鳴はそう笑った。彼の笑顔は全てを出し切ったかのような

清々しいものだった。そんな彼に切島は手を伸ばす。

 

「俺も本気を出さなきゃ勝てなかった。お前だって強いじゃねえか上鳴」

 

「おいおいよせよ。照れるぜ」

 

切島の手を借りながらなんとか立ち上がる上鳴。

 

「今回の大会。俺はここまでだ。俺の分まで頑張ってくれ切島。どうせなら優勝しちまえ!」

 

「ああ。そのつもりで頑張るよ上鳴」

 

二人はフッと笑いながらガシとお互いの手を握る。その姿に観客たちは惜しみない拍手を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3試合。轟焦凍VS瀬呂範太の試合は数秒ほどで決着がついてしまった。

轟が災害規模の氷結を瀬呂に放ち勝負を決めてしまったのである。

そんな瀬呂に観客からたくさんのドンマイコールが送られた。

 

第4試合。麗日お茶子VS爆豪勝己の試合は一方的な展開となった。

彼に触れようと何度も突っ込んで行く彼女に爆豪は爆破をなんでも

食らわせていく。その光景にプロヒーローからブーイングがあったりましたが

相澤先生がそれにブちぎれ。そして次第に麗日の体力が尽き勝負ありとなった。

 

第5試合。芦戸三奈VS宍田獣郎太の試合もすぐに決着がついた。強酸を

浴びせる彼女の攻撃に宍田獣郎太は耐えながら彼女に体当たりを繰り出し

舞台の外へと吹き飛ばした。よって宍田獣郎太の勝利となった。

 

第6試合。回原 旋VS八百万百の試合。回原 旋の猛攻に八百万は創造した

盾で防いでいた。防戦一方で不利かと思われた八百万だったが一瞬の隙にすべてを

賭け創造したメリケンサックで彼を殴り飛ばす。その結果彼は気絶しキセキの大逆転を果たした。

 

第7試合。鉄哲徹鐵VS耳郎響香の試合はすぐに決着がついた。耳郎がイヤホンジャックを

彼に突き刺そうとするも冷静にそれを避けられ一瞬で背後を取られる。そして

手刀で気絶させられた。

 

「弱い女をいたぶる趣味はないわ。出直してこいや」

 

そう呟いた彼は静かに舞台を後にし二回戦へと駒を進めた。

 

 

 

第8試合。鎌切 尖VS常闇踏影の試合。これは激しい攻防だった。

狂乱しながらその刃を振り回す鎌切を常闇のダークシャドウが迎え撃っていく。

鎌切の刃とダークシャドウの爪がぶつかり合う中最終的にダークシャドウが

彼を吹き飛ばし常闇の勝利で終わった。

 

 

 

 

 

 

 

次回、切島VS緑谷。そして爆豪VS轟

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。