英雄《ヒーロー 》が如く 龍を継ぐもの 作:0101シュート
(さて集合時間まで時間があるし、適当にその辺をぶらついてみるか)
校舎内を探索しろ
切島はとりあえずあてもなく校舎内を散策する。その道中で普通科生徒たちの
襲撃があったものの彼は暇つぶし感覚で返り討ちにしていく。もう彼の精神から
戸惑いや疑問と言った感情は薄れていった。そんな中彼の頭に今日の出来事がよぎった。
そう八百万のことである。
(そういえば八百万が武器のレクチャーをしてくれると言っていたな……
グラウンドβに顔を出してみるか)
グラウンドβに向かえ
切島はグラウンドβに向かって行った。それからしばらくして彼はグラウンドβにて
彼女の姿を見つける。切島は彼女に話しかけた。すると八百万は目をキラキラとさせながら
興奮気味に話す。
「あら切島さん!武器のレクチャーを受けに来たのですか!?」
よろしく頼む ⇐
今日はいい
「ああ。よろしく頼む」
「わかりましたわ!では早速始めましょう」
サブストーリー 八百万軍曹の地獄の武器特訓 剣と銃編
「では始める前にいくつか私の訓練において注意していただきたいことをお話します」
「注意事項みたいなものか?」
「はい。まず訓練にあたって使用する武器はあなた自身でご用意していただきます。
それも普通科生徒たちとの戦闘で得た粗悪品の武器ではなく強度の高い質のいい武器をです。
発目さんには私が話しておいたので作成可能武器の中で私との訓練で使える武器を把握しておいてください」
[訓練で使用可能な武器は”発目”か”八百万”に話しかけることで確認できます]
「それではあなたの所持されている武器は日本刀と拳銃。今回特別に二つご指導いたしましょう!!」
「見事に使いこなしてやるぜ!!」
ジャージに着替えた切島は日本刀をその両手に構え訓練開始の合図を待つ。すると
八百万が体から全自動型巨大こけしが創造され何体もフィールドに設置される。
『ではまず動くこけしたちを刀で斬り捨ててください』
訓練開始!!
こけしたちが不規則にフィールドを動き回り始める。切島はそれらを一体ずつ刀で斬り捨てていく。
「ハア!!ハッ!!おりゃ!!」
彼の振るう斬撃はどんどんこけしたちを細切れにしていく。しばらくしてこけしたちを一掃した。
それを見た八百万が最後にもう一体のこけしを創造しフィールドに出す。
『最後にそのこけしを斬り捨ててください!そのこけしはとても頑丈なので気合を入れてくださいね!』
【ヒートアクションを使って倒せ!!】
△極
「フン!」
こけしの体を一旦片手で押しのける。
「せい!おりゃあ!!」
そして勢いのある掛け声とともに刀を縦に、そして横に振り奴の体を斬り裂く!
「せやー!!」
そして最後に全体重をかけた横一文字斬りでこけしを真っ二つに斬り捨てるのだった。
武剣技・一刀の極み
『流石ですわ!!では次は銃の訓練へと移りましょう!!』
【装備を変更します】
「これが俺の!愛銃だ!!」
次に切島が装備したのはリボルバー式の銃。彼は銃を片手で構えながら
再び訓練開始の合図を待つ。すると再度八百万によって放たれた全自動型巨大こけしが
フィールド中に現れ不規則に動き始める。切島はゆっくりと銃口をこけしたちに向ける。
『では狙い撃ちしてください!!』
切島は深呼吸して目当てを付けてこけしを狙撃し始める。銃声を響かせながら
切島は何回も引き金を引く。すると彼の集中力はどんどん上がっていき体からヒートの
オーラが湧き出始めた。
△極
「行くぜ!!おら!!」
銃を脇の位置に構え切島は一瞬の内に何回も引き金を何回も引く。すると放たれた無数の弾丸は
一気にこけしの体や頭に命中。するとこけしはそのダメージに耐えられずに爆発するのだった。
銃技・速射連撃の極み
その連射は残ったすべてのこけしたちを射抜いたのだった。
訓練を終えた切島は制服に着替え八百万に今日の評価を聞く。
「切島さん!今日は初日とは思えないほどの動きでとても感動しましたわ!!」
「ありがとう。今日は有意義な時間を過ごせたと思う」
「剣と銃を使いこなすあなたなら……使いこなせるかもしれませんわね。あの武技を」
「なんのことだ?」」
「それはまたの訓練でのお楽しみですわ!もしあなたに覚悟があるなら……
あの技を教えて差し上げますわ。また是非来てください!剣や銃以外の武器の調達もお忘れなく」
サブストーリー 八百万軍曹の地獄の武器特訓 剣と銃編 終了
【経験値5000手に入れた】
(さて……轟との約束の時間までまだ時間があるな。もう少しその辺をぶらついてみるか)
切島は再びあてもなくそこら辺を歩く。そして彼が訪れたのは訓練エリアにある休憩所。
その中には多くの自動販売機やベンチが並んでいる。そこでは数人の生徒たちが首にタオルを
かけながら飲み物を飲んだり訓練の反省点を話し合っていた。そんな中一人の生徒が自販機の
前に立ちながら財布を片手に小銭を漁っている。
「あれ?百円もう一枚あるはず......」
困った表情でジャリンジャリンと音を立てながら百円玉を指で探す男子生徒。しばらくして
やっと彼は百円玉を指で掴んだ。
「よし!って!?ああ!?」
しかし手元が狂い百円玉は地面にチャリンと音を立てながら落下。しかも運の悪いことに
百円玉は縦に落下してそのまま転がって彼から離れていく。
「ちょ!?貴重なお小遣い!!待ってくれ!!」
彼は必死に転がっていく百円玉を身を屈めて追っていく。地面しか見てないため
彼は周りに人がいるのに気づかない。
「お、おい!?」
「お前危ないぞ!」
周りの人達は驚きながらも動き回る彼を避けていく。しかしそんな中!休憩所に
イヤホンを付けながら歩きスマホをしているチャラい男子生徒が入ってくる。
彼には百円玉を追っている男子生徒の存在に気が付いてなかった。
「絶対に捕まえる!!おら!!」
「るんるんるん~♪ってゴハ!?」
百円玉に勢いよく飛び掛かるとチャラい男子生徒の腹に彼の頭が激しく激突してしまう。
彼の頭はまるで大砲の砲弾のように勢いよく彼の腹に突き刺さる。しかも彼は興奮状態で
自身の頭に走る痛みに気が付いてない。
シャッターチャンス!!カシャ!!
「取ったーー!!!!」
「うわ~~~!!!???」
百円玉を取った彼は勢いよく頭をあげ喜びの雄たけびを上げる。頭が勢いよく上がったことに
よりチャラい男子生徒は腹から担ぎ上げられ一瞬宙を舞い後ろにあったゴミ箱に頭からずっぽりと
入るように落ちてしまった。
(牛の様に突っ込みながら頭突きを食らわせただけじゃなくカブトムシのように頭で上へと投げ飛ばした!?)
「ひらめいた!!」
その時切島の頭に電気が走るが如くのアイディアが走った。
彼は神速のようにスマホで自身のブログに文字を打っていく。
そして最後に勢いよく写真をアップした。
「天啓が……来たッ!!」
切島の頭に浮かび上がったのは敵の腹に向かって頭を向けながら勢いよく突っ込み
突き刺した頭を思いっきり振り上げることで相手を宙にぶん投げる豪快の動き。
『みぞおちに頭が突き刺さるなんて……考えたくもないぜ。相手は気絶するくらい
痛いだろうな。しかもその状態で投げ飛ばされるなんて……我天啓を得たり』
【暴れ牛の極みを覚えた】
(そろそろ集合場所の教室に向かおうか)
校舎中を歩き回り時間を潰した切島は轟の待っている1年A組の教室へと向かう。
外はもうすっかりと暗くなっていた。もう太陽はあと数分で沈むという時間帯。
切島は廊下の窓から入ってくる今日はもう終わるであろうの夕焼けの光を眺めながら廊下を歩いていた。
その光景を見て彼は今日も一日が終わっていくのだと実感しながらまた明日も頑張ろうと思うのだった。
「ふう。ここの生活にも慣れてきたな」
フッと笑いながら今後の生活に期待を寄せる。しかしその瞬間ものすごい爆音と共に
校舎が一斉に揺れ始めた。
「な、なんだ!?」
あまりの揺れに校舎内にいた者たちのふらついてしまう。その場にいた者たちは
パニック状態で周りを見渡し始める。切島も目を見開いて外の様子をみたりした。
その時どこからか生徒たちの叫び声が響き渡る。
「おーい!!みんな逃げろ!!一年の教室の方から火が出ているぞ!!」
その叫び声を聞いた者たちは悲鳴を上げながらその場から逃げだす。しかし
切島はその中でただ一人教室の方を向いていた。
「あそこには……まさか!?」
(轟!!)
彼の頭に最悪の展開がよぎる!もしかしたら彼の命が危ないかもしれない。
彼は避難する者たちの流れに逆らうように1年A組の教室に向かって走り出した。
次回、燃え上がる教室での死闘