英雄《ヒーロー 》が如く  龍を継ぐもの   作:0101シュート

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第六章 緑谷編 受け継がれる意志 パート3

八島街で起きた謎の爆破テロ。そのテロで使用された爆弾は国際指名手配犯罪者

ロベリアの作った個性薬物搭載爆弾に酷似していることが判明。この事件を解決するために公安委員会はロベリアの起こした事件に関わってきた海外ヒーローに協力を要請。

その結果サーナイトアイ事務所に国内国外から来たヒーローが集結した。

 

 

 

サーナイトアイ事務所にある大きな会議室。そこには多種多様なヒーローが

集結していた。緑谷はその光景にヒーローオタクとしての魂がうずきだす。

 

「み、見てください先輩!海外のヒーローです!」

 

「アハハ..........そうだね」

 

目を輝かせながら通型のコスチュームの袖を引っ張る緑谷。そんな彼に

通型は苦笑いすることしかできない。

色んなヒーローたちが集まる中ナイトアイが会議室へと入ってくる。そして

会議開始の指示を出しみなを席に座らせた。

 

 

「ゴホン....ではロベリア事件捜査本部をここに開かせていただきます。今回この

捜査本部の総指揮を取らせて頂くことになりました。サーナイトアイ事務所の

サー・ナイトアイです。以後お見知りおきを。では捜査会議を始める前にみなさん

一人ずつ自己紹介をお願いいたします」

 

こうしてまずヒーローたちは一人ずつ自己紹介をすることにまず名乗りを

上げたのはイナズマの模様がある黒い全身のコスチュームを着ている男性ヒーロー。

 

「俺はイギリスから来た。エレクプラントだ」

 

エレクプラント

 

「6年前に起きたイギリスと日本で起きた奴の爆破テロ。イギリスでは

俺のサイドキック3名。日本では俺の友達が1人死んでしまった。この事件俺は絶対に

解決したいと思っている。だからよろしく頼む」

 

 

 

次に名乗りを上げたのは金髪の眼鏡をかけた女性ヒーロー。

 

「オセオンから来ました。クレア・ボヤンスです。個性は透視」

 

クレア・ボヤンス

 

 

「爆弾の構造を確認する時は私の個性が役に立つかと思います」

 

 

 

 

 

次に名乗りを上げたのはヒーローではない普通の男性。それと若い金髪の女性。

 

「I・アイランドから来ました。科学者のデヴィット・シールドです」

 

「同じく娘のメリッサ・シールドです」

 

デヴィット・シールド

 

メリッサ・シールド

 

「私たちは爆弾解析のアドバイザーとして捜査本部に参加することになりました」

 

「なので!爆弾解析は私たちにお任せください!」

 

デヴィット・シールドは世界中から有名な科学者が集める巨大人工移動都市《I・アイランド》からきた

科学者でありオールマイトの友好関係を築いている。緑谷はそのことをオールマイト自身から聞いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『緑谷少年。私は今回の事件の捜査には参加できない。ヴィラン連合たちの

捜査をしなければならないからだ。けど心強い助っ人を呼んでおく』

 

『助っ人?』

 

『ああ。世界最高峰の技術力を持つ科学者とその娘だよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あの二人がオールマイトの言っていた人達か....)

 

 

 

 

 

 

 

二人の自己紹介が終わると次は真ん丸で巨体なヒーローが自己紹介を始める。

 

「初対面の方も多いと思いますが!ファットガムですよろしくね!」

 

BMIヒーロー

ファットガム

 

「個性薬物関連の爆弾とういうことで薬物捜査に詳しいワイが呼ばれたというわけや。

みんなよろしく頼むわ」

 

 

 

 

次に自己紹介を始めたのはチャイナドレスを着た女性ヒーロー。

 

「リューキュウです。今回はみんさんよろしくお願いいたします」

 

ドラグーンヒーロー

リューキュウ

 

 

 

 

 

次に自己紹介を始めたのは錠前の形のイヤリングをした男性ヒーロー。

 

「....ロックロックだ。まったく....なんで高校生が捜査本部に参加してるんだ....」

 

錠前ヒーロー

ロックロック

 

 

 

次に自己紹介を始めたのはスーツを着た普通のおじさん。

 

「警視庁捜査一課の新原 健一だ。よろしく頼むよ」

 

警視庁捜査一課

新原 健司

 

 

 

次に自己紹介を始めたのは和風の黒い羽織を身に纏い腰に日本刀を付けている男性ヒーロー。

 

「公安委員会から参上した....…シャドウスラッシュだ....…」

 

公安委員会所属ヒーロー

シャドウスラッシュ

 

 

 

 

そしてしばらくして緑谷たちの番が回って来た。

 

「サー・ナイトアイの事務所でインターンをやらしていただいてます。

通型ミリオです。ヒーロー名はルミリオン」

 

「お、同じく緑谷出久!ヒーロー名はデクです!よろしくお願いいたします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして捜査本部の全員の自己紹介が終わりついに会議が始める。

ナイトアイは部屋の電気を消してモニターの電源を付けた。

 

「ではこれから捜査会議を開始します。はじめに言っておきますが今回

共有する情報は全て極秘情報です。ですので口外などは一切ないようにお願いします」

 

注意事項をある程度は話しナイトアイはモニターにとある画像を映しださせる。

そこに写ったのは先日発生した雑居ビルの爆破事件の写真。

 

「二日前、ここ八島街の西エリアに存在する廃墟となった雑居ビルで爆破テロが行われました。

この廃墟のビルには二年前に神室町で活動していた中国マフィア。祭王会の残党組織が

拠点として違法に使っていました。そして今回使用された爆弾の復元予想図がこれです」

 

 

モニターの画面が切り替わり立体化された爆弾の設計図が映し出される。

 

「この個性薬物搭載爆弾は謎の部分が多く。火薬、配線の配置や役割、個性薬物の調合の仕方などは

現在も分析中です。そしてこの爆弾と同じタイプの物がかつて世界のいたる所で使われました。

その爆弾の作成者がこの者です」

 

モニターの画面が切り替わる。そこに映ったのはガスマスクを身に纏い黒いレインコート

を身に纏う謎の人物。それを見た海外組4人の顔が緊張でこおばる。

 

「名前、国籍、人種、性別、個性は一切不明。世界中の裏社会で奴は自分のことを

Lobelia(ロベリア)と呼んでいます。奴はこの爆弾で大規模な爆破のみならず搭載された

薬物を広範囲に撒布するように仕込んでおりそれは周囲の人間たちの個性を暴走させます」

 

デヴィット・シールドが補足説明に入る。

 

「この爆弾に搭載された個性薬物は非常に精密な調合をされた形跡があり

爆発の炎と化学反応を起こし周囲に広範囲に広がるように緻密に計算されています。

正直私が科学者として尊敬の念を抱いてしまうほどの精度です。それ故に奴の単独で作られたもの

ではないと私は考えます」

 

「デヴィット・シールド氏の言った通り奴のバックには何かしらの巨大な組織が

あると我々は考えています。まあ推測の域をでない話ではありますが....。

話を戻しましょう。ロベリアは6年前日本でも爆破テロを起こしました。爆破自体を

止めることはできませんでしたが個性薬物のタンクを切り離すことには成功し二次被害を

止める事には成功しました」

 

「それ成したのがヒサシだったんだな....」

 

エレクプラントの言葉にナイトアイは静かに頷く。そしてモニターの画像が切り替わると

そこには公安所属エージェント緑谷久の画像。

 

「公安所属エージェント緑谷久は二次被害を止めるために場に現れたロベリアの腕と自身の腕に手錠をかけ

奴ごと爆弾のある部屋に閉じこもり私に個性薬物のタンクを託して..........爆発によって殉職しました」

 

「質問よろしいかしら?ということはロベリアはもうこの世にいないということ?」

 

リュウキューの質問に皆の視線が一斉にナイトアイの方へと向く。

 

「ええ。死体は発見されませんでしたが....…それは緑谷も同じことです。恐らく二人とも

爆発で木っ端微塵になり死体も燃え尽きてしまった....…だから死んだとみて間違いないでしょう。

ですので今回の事件の犯人は....…ロベリアとは別の人間かと思います」

 

「あ、あの!!」

 

「ん?」

 

緑谷が起立しながらピンと手を上げ質問の意を示す。

 

「6年前ロベリアはどうしてあの場所に爆弾を仕掛けたんでしょうか!?

もしその理由がわかっているなら教えて欲しいです」

 

「うむ....…詳細な情報は悪いが教えられない。だがロベリアにテロの依頼をした

人物は事件後に発覚して逮捕されている。詳しくは教えられないがその者は

政界のとある大物だった。悪いがそれ以上は教えられない」

 

「フムフム...ありがとうございます!!」

 

緑谷は頭を下げるとすぐさま着席し持参した手帳に聞いた証言をメモしていく。

それをみた刑事の新原はフッと笑った。

 

「ほう。最近はメモすらとらない若者も多いってのに....君なかなかやるじゃないか」

 

「ありがとうございます....えへへ」

 

 

「ゴホン。では話を続けます。確かにロベリアは死亡したかと思われますが

奴の作成し使用されていた爆弾は今回の事件でも使われている。もしかしたら

この日本に現れたのかもしれません。ロベリアの意志を受け継ぐ犯罪者が…....…」

 

ロベリアの意志を継ぐ犯罪者。そんな者がもしいるとしたら絶対に止めなくては

いけない。全員がそんな決意を静かに決めた。

 

「そしてこの爆弾の個性薬物の成分分析しファットガムがそのデータをもとに

過去の個性薬物による事件のデータの照合をしてくれました。ではお願いします」

 

「よし次はこのファットさんの出番やで!」

 

ファットガムそのまるまるとした巨体を立ち上がらせモニターの前に立つ。

 

「ナイトアイが言うたようにワイはこの爆弾に搭載されていた薬物の解析データと

ワイが過去に解決した薬物事件のデータに照合した。ダメもとでの挑戦やったが

以外にも以外....ヒットしたデータがあったんや!」

 

ファットガムの言葉に会議室がざわめき始めた。

 

「そのヒットしたデータ。それは数年前にワイが死穢八斎會の末端組織から

押収した個性ブーストの粗悪品。その薬の成分が一部一致していることが分かった。

おそらく調合の際に使用したんやろうな……。それで死穢八斎會は最近個性薬物の

密売を行ってるとしてヒーローや警察からマークされている」

 

ファットガムの言葉と過去に起きた事件の話。緑谷の頭に数々の記憶が蘇る。

緑谷は再び立ち上がりながら挙手する。

 

「とういうことは今回の爆弾の作成に使われた素材は現地調達されたもの....…。

つまり犯人は素材を日本で集めて爆弾を作成したってことですか!?」

 

「ああ、そう言うことやな。そして今回爆破された中国マフィアたちのいたビル。

死穢八斎會は奴らとビジネス上の関係でこの街に入れていたが....…それのせいで

街の治安は悪化してしまったんや。その影響で住人たちの死穢八斎會へと評価はダダ下がり。

それを解決するために強硬手段に出た....…十分あり得る話や。どういうわけかはまだわからんが

奴らは裏ルートから様々な素材を入手し爆弾を作り上げた可能性がある」

 

「なるほど…ん?ですが……」

 

「ん?」

 

「中国マフィア殲滅のためにここまでするでしょうか?わざわざ有名な爆弾を使って

こんなことを起こして……警察やヒーローに怪しまれるのは避けられないです。

そんなリスクを冒してまでこの凶行に走った理由....ほかに何か理由があるんじゃないでしょうか?」

 

「ほう。確かにそこも気になるな……まあ、どれも知るには結局....調査あるのみやないか

ナイトアイ!」

 

「その通りです。今後我々は死穢八斎會の動向を監視及び捜査します。奴らが

もしまた爆破による事件を起こそうとしているなら絶対に阻止しなければいけません!

あの爆弾の悲劇を絶対我々で止めましょう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、皆は事件解決のために各々動き始めた。緑谷と通形もとある任務を

任される。それは八島街のパトロールをしつつ住民に聞き込みをするといった

ものだった。2人は気合を入れて街の出ようとする。しかしその前にとある人物が

彼らに話しかける。

 

「初めまして。私デヴィット・シールドの娘のメリッサ・シールドです。

通形ミリオさんと緑谷出久さんですね?雄英体育祭での活躍を実は会場で見てました!」

 

「ありがとうございます。わざわざアイアイランドから観戦しに来てくれたんですか?」

 

「いいえ。実は私今日本の大学で特別教授をやらせてもらってるの。ちょっと色々あってね。

まあ捜査本部に参加している間は父と一緒に事務所内に作ってもらった仮設研究所に

いつもいるから是非いつでも遊びに来てね!」

 

(あの世界的科学者デヴィット・シールドの仮設研究所....聞き込み終わったら少し

お邪魔するか....)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後緑谷と通形は一旦分かれ、手分けして街をパトロール。そして緑谷は街の

北エリアと赴く。

 

(さて。パトロールをしつつ聞き込みをしていくか)

 

 

街を探索しろ

 

 

 

 

 

緑谷はあてもなく街を歩き回り怪しい人間がいないかどうか周りを見渡す。

そんな風に周りを見ているとやはりガンを付けられた勘違いしたチンピラたちが

現れてしまう。

 

「おいテメー!何ジロジロとみてやがるんだよ!?」

 

「調子に乗りやがって!お前らコイツ泣かすぞ!」

 

「………ハア」

 

緑谷はため息をつきながら拳を構えて戦闘態勢に入った。

 

 

 

 

 

街のチンピラ

 

「おら!!」

 

「遅い!!」

 

「グ!?」

 

チンピラの一人が緑谷に向かってバットを振ろうとするが緑谷はそれよりも

はやく奴の顔面に右ストレート一閃!それで怯んだ奴の腕を掴み地面に投げ倒す!

 

「うお!?く、クソ!!」

 

投げ倒されたチンピラはすぐに立ち上がろうとする。

 

 

 

 

△極

 

「とう!!」

 

「な!?」

 

立ち上がろうとして膝をついた瞬間。緑谷はそいつの腕を掴み捻り上げぐる。そして

腕を掴んだまま緑谷はぐるりと前転すると奴も一緒に回ってしまう。そしてその流れのまま

腕挫十字固の体勢入る。上半身を両足で固定された奴に身動きを取る術は何もない。

 

「フン!!」

 

「ギャーーー!!??」

 

そして緑谷は何の躊躇もなく奴の腕を素早くへし折り、奴の腕が砕ける音と奴自身の

叫び声が周りに響き渡った。

 

 

腕ひしぎの極

 

 

 

 

「この野郎!!」

 

「調子に乗ってんじゃねぇ!!」

 

残りの二人が彼に向かって殴りかかりに行く。その時緑谷が見せたのは

「捌き」の連続使用。時間差で殴りかかりに来た奴らを一人ずつ後ろに

受け流していく。

 

「シュ!」

 

「うお!?」

 

「シュ!」

 

「な!?」

 

2人目を受け流すと最初に受け流したチンピラに奴の拳が命中してしまう。

受け流されたフルスイングの拳は味方のチンピラを殴りつけてしまった。

 

「ギャ!?ああ…....…!!」

 

「あ!?く、くそ!!」

 

チンピラが現状に困惑しながらもすぐに後ろを振り向き反撃しようと動く。

しかしそれよりもはやく緑谷は動き出した。

 

 

 

△極

 

「フン。おら!」

 

「ガ!?」

 

緑谷は奴の腕を掴みそのまま頭突きを食らわせる。奴の意識が一瞬飛びその隙を

見測り彼は奴の腕を肘を起点にぐるりと回す。そしてそのままひじを持ち上げ

ぶん投げると奴は回転しながら倒れ、その回転した奴の足のかかとが後ろにいたチンピラを

巻き込み二人とも地面に倒れた。

 

 

「うわ!?」

 

「ギャ!?」

 

 

 

投げ踵落としの極み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう....終わった....」

 

戦闘を終えた緑谷はその場でため息をつきながら体を伸ばす。そんな彼に

拍手を送る者がいた。

 

「ヘイボーイ!ナイスファイトだったぜ!!」

 

「ん?」

 

緑谷が後ろを振り向くとそこに筋骨隆々のタンクトップをきた金髪の男がいた。

その時緑谷のヒーローオタクとしてのセンサーがビンビンと反応する。

 

「あ、あなたは!?プロレスヒーロー、ミスターケイン!!5年前に大怪我してヒーローは

引退し、今は自身のジムを開き名トレーナーとして名を轟かせているあの!!」

 

「ほう!ミーのことを知ってるのか嬉しいぜ!それにしても君の戦いはすごかったぜ。

的確な技の繰り出し、そしてそれを可能にする大幹と筋肉。だが....…まだ粗削りだな....…。

そう言えば。ボーイの名前は?」

 

「はい!緑谷出久です。今はデクという名前でヒーローインターン生として活動しています」

 

「なるほど、ヒーローの卵だったのか....。デクもしよかったらミーのジムに今から来ないか?」

 

「え!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サブストーリー  ミスターマッチョ

 

 

 

 

その後緑谷はミスターケインのジムへと招かれる。そこにはバーベルや

ランニングマシーンなどトレーニング器具が大量に用意されておりその中心には

リングが用意されていた。沢山の人達が様々な方法で自身の体を鍛えぬいていた。

 

「うわー!すごいな!僕いつも家や浜辺でしかトレーニングしてこなかったので

こんな感じの場所は初めてです」」

 

「そうかそうか!それでデク。突然だが君にとある提案がある。ミーの

スーパートレーニングチャレンジを受けてみないかい!?」

 

「スーパートレーニングチャレンジ!?」

 

「ああ!実はミーのジムではとあるチャレンジシステムがあってね。それはミーが

提示した数々のハードなトレーニングメニューをクリアしこのリストのハンコ欄を埋めていくと

言ったものだ」

 

ミスターケインはそう言って緑谷に紙を一枚手渡す。それには様々なトレーニングメニュー

が記されていた。

 

「一つのお題をクリアすることにプレゼントをもらうことが出来る!それは

ミーの技をいくつか伝授することだ!まあでも……お題が色々厳しすぎてみんな中々

みんなチャレンジしてくれなくて今は困っているんだけど…。で!どうかなデク!

ミーのスーパートレーニングチャレンジを受けてみないかい!?」

 

(ミスターケインの技か....…これを覚えることが出来たら....…僕はもっと強くなれるかもしれない!!)

 

「わかりました!そのチャレンジ受けさせていただきます!!」

 

「おお!本当かい!?よしじゃあこれからよろしくなデク!じゃあどうする

早速第一のチャレンジを受けてみるかい?」

 

 

トレーニングを開始する  ⇐

今日はやめておく

 

 

 

 

「お願いします!!」

 

「よし!じゃあ始めようぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イジメぬくよ!僕の筋肉!!」

 

緑谷はトレーニング用のシャツに着替え自身の腕の力こぶを膨らませながら気合を入れる!

 

「さあ始めようぜ!!今回するトレーニングは……ジャンピングスクワットだ!!」

 

 

 

 

 

 

スーパートレーニングチャレンジその1  

ジャンピングスクワット ルール説明

 

【リズムに合わせて表示されたボタンを押すとジャンプすることができます。

3回以上タイミングを誤るとゲームオーバーです。制限時間内でノーミスを目指しましょう】

 

緑谷は深く息を吐きながら腰を深く下ろす。そして両手を頭の後ろに着けた。

 

 

「さあ!始めようぜ!!」

 

スタート

 

  ⇐押せ

 

「ハッ!」

 

  ⇐押せ

 

「フッ!」

 

  ⇐押せ

 

「それ!」

 

 

緑谷はジャンプし着地と同時に膝を曲げ体勢を低く保つ。それを一定のタイミングで

何回も行っていく。時間がたつごとにタイミングがどんどんはやくなっていき、

間髪入れずにジャンプを行って行く。しばらくした頃には緑谷の顔や体から汗が噴き出ていた。

足もプルプルと震えだし体力の限界が近づいている。しかし緑谷は一切表情を

変えずにジャンプし続ける。

 

「フン....!ハァ....!」

 

「よし行けるぞデク!ラスト3回だ!!」

 

「はい....!1....!2....!3!!」

 

「よし!!クリアだ!ナイスファイトだったぜデク!!」

 

「お、終わった....!」

 

緑谷大きく息を吐きながらその場にへたり込んだ。

 

「よし!じゃあ休憩に入るぞ!このプレテインを飲んで柔軟をやりしっかり筋肉をほぐすんだ!」

その後はお待ちかねの技の伝授だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてしばらくの休憩の後二人は中央に設置されたリングの上に立つ。

 

「じゃあデク。今から技を伝授するための特訓を行う!」

 

「はい!!」

 

 

その後緑谷はマンツーマン指導で技指導を受ける。それからしばらくして

ついに大仕上げに入る。

 

「よしでは仕上げだ!!デク!ミーに技を仕掛けてみろ!!」

 

「はい!!うおーー!!!!!」

 

緑谷は雄たけびを上げながらミスターケインの元へと走っていく。そして

助走を付けて高く飛びあがり両足の平を彼に向けながら突っ込んで行く。

そう!ドロップキックを放ったのである!!

 

「ハア!!」

 

「う!」

 

ミスターケインが派手に後ろに倒れる。そして緑谷はキックした反動で宙でクルリと回りながら

着地する。そしてすぐさま倒れた彼に近づいた。

 

 

△極

 

「それ!!」

 

緑谷は彼の両足を掴み交差させると、片足を脇に挟みつつがっちりとホールドをかけた。

そして足を持ったまま、そのまま自身の体を反転させると彼の体もうつ伏せに倒れる。

すると緑谷はその体勢になるとホールドした両足をおもいっきり締め上げた!!

 

「食らえ!!」

 

「うお!?」

 

 

そして彼の足と背骨が砕ける音が鳴り響くのだった。

 

 

 

追撃コンボ・テキサスクローバーホールド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレーニングが終わり緑谷は汗を拭いた後ヒーローコスチュームに着替える。

そしてミスターケインに今日のトレーニングの評価を聞いた。

 

「デク!今日のトレーニング初めてにしてはエクセレントだったぜ!

この調子ならオールクリアも夢じゃないかもな!時間が空いたら

また来てくれ!その時はまた別のトレーニングをさせてあげよう!」

 

「はい!また来たときはよろしくお願いいたします!!」

 

 

【”ドロップキック”を覚えた】

 

【”追撃機コンボ・テキサスクローバーホールド”を覚えた】

 

 

 

 

【ジムに通えるようになりました】

 

 

 

 

ジムについて

 

[このジムにいるミスターケインに話しかけるとトレーニングを受けることが出来ます。トレーニングは連続して行うことが出来ないので注意しましょう]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も緑谷は街のパトロールをしつつ聞き込みを続けたが有益な情報を手にいることが

できないまま今日の仕事は終わったしまった。通形もおなじようで有益の情報を掴めなかったらしい。

 

(ハア、ナイトアイの前で僕が事件を解決してみせるとか言っちゃたけど今の所まったく

役に立ててないな……ていうか....こんなんで事件解決に貢献できるのか?)

 

自分の不甲斐なさに落ち込みため息をついてしまう緑谷。その時彼の頭にとある記憶がよぎった。

 

 

『父と一緒に事務所内に作ってもらった仮設研究所にいつもいるから是非いつでも遊びに来てね!』

 

 

「そうだ!二人に何か話を聞かせてもらえば何かしらのヒントが貰えるかも!」

 

緑谷はすぐさま二人のいる仮設研究所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーナイトアイ事務所の一つの部屋に用意された仮設研究所。この部屋には

数台のパソコンやモニター、そして実験器具などが至る所に配置され

シールド親子はこの環境で爆弾の解析を行っていた。そんな二人の研究所に

緑谷は訪れた。

 

 

「こんにちは。ちょっと失礼してもよろしいですか?」

 

「あら緑谷君いらっしゃい!パパ!お客さんよ」

 

「ああそうか。いらっしゃい」

 

二人は作業を一旦やめて緑谷の方を向いた。

 

「ああすいません。お仕事の邪魔でしたかね....」

 

「いやいいんだよ。これから休憩の時間を取ろうと思っていた所だ。どうだい?

コーヒーでも一緒に飲まないか?」

 

「ああ。じゃあ....いただいていいですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後緑谷はシールド親子と共にコーヒーブレイクを楽しむことに。デヴィットが入れた

特性コーヒーを3人でゆっくりと味わって行く。その際緑谷の目に爆弾の解析の図面が

映し出されたモニターが入って来た。かつて自分の父を死に追いやった爆弾と同じ系統の

物。緑谷の興味は自然とあちらに移る。

 

「あのデヴィットさん。その....爆弾解析はどうですか?」

 

「ん?ああ。それが思ったより進んでないんだ。この爆弾....本当に厄介なものだよ」

 

デヴィットは困ったように頭を振りながら緑谷に一枚の資料を見せた。

 

「この爆弾の配線構図はまるで難解なパズルの様だ。トラップの様な

偽配線も多く配置されている」

 

「偽配線?」

 

「ああ。例えば爆弾解体の際間違った配線を切るとタイマーの数字が30秒減ったり、

個性薬物のガスが噴き出たりと様々な仕掛けが作動するようにできている。まるで高難易度のパズルの様だ。だから....これのタンクを切り離すことに成功した緑谷久....君のお父さんは本当にすごいことを成し遂げたと思うよ」

 

「けど今わかっているトラップはまだ一部に過ぎないの。恐らく他に色んな種類のトラップが用意されていたかもしれない。爆発する前の実物は一回でもいいか純粋に見てみたものだわ。この爆弾から作成者のこだわりを強く感じる。恐らく作成者は天才ゲームクリエイターのような感性を持ち合わせているわ。まるで爆弾解除に挑む者をプレイヤーとして認識し自分の仕掛けを解けるか楽しんでいるみたい……」

 

ゲームクリエイター。その言葉に緑谷はロベリアのことをゲーム感覚で事件を起こす

享楽主義者としてイメージしてみる。しかしその時彼の頭に一つの違和感が生まれた。

 

「いや…それはどうかな?」

 

「え?」

 

「ん?」

 

緑谷の一言に二人は首をかしげる。それに構わず彼は言葉を続けた。

 

「もし奴がゲームクリエイター的な感性を持ち合わせているとしたら

なんであの日わざわざ現場に来て確実に爆破を実行させようとしたんでしょうか?」

 

「ど、どういうこと?」

 

「どんなに難しいゲームを作成するとしても絶対に用意しておかなければいけない物がある。

それはゲームの正しい攻略方法です。正しい攻略方法もあってゲームは成立します。

もし奴が爆弾の解除をゲームとして楽しみ自身の爆弾に絶対的な自信を持っていたなら、

あの時、解体作業をしていた父さんを刺したりしなかったと思います。あの行動には....

絶対に爆破と薬物の散布を行うという確かな意志を感じます」

 

「た、確かに....じゃあ愉快犯ではないのか....」

 

「でもまあ....これも仮説に過ぎないんですけどね....証拠も何もありませんし....アハハ....」

 

「そうね....まあここでそんなこと話してもあまり進展はないでしょうし話を変えましょ!」

 

「そうですね!あ!そう言えばメリッサさんは今日本の大学で特別教授をやっていると

言ってましたけど、今はどんな研究をしているんですか?」

 

「ああ....実はね....私がいま日本でやってるのは研究じゃなくて人権運動なの」

 

「え?」

 

「私は今”個性差別”をなくすための活動をしているの。そのために世界中を色々飛んでいるんだ。

知ってる?いまでも世界中で個性を理由で差別されたり迫害を受けている人たちが大勢いるの。私も....いつだったかな?昔、無個性って理由でいじめられたことがあるの....」

 

メリッサは俯きながら何か思い出すように手袋のはめた自身の左手をさすった。

その手袋は傷でも隠しているのだろうか?その行動から昔ひどいいじめを受けたのだと緑谷は理解する。

 

「だからね!だからこの社会に私の声を届けたい。その一心で科学者としてだけではなく

人権活動家として世界中を回っているんだ!」

 

その言葉にはメリッサの覚悟詰まっている。緑谷はそう感じたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝。捜査本部に参加した者たちが寝泊まりする宿泊施設。そこで

新たな事件が起こった。

 

 

 

 

 

「まったく....集合時間はとっくに過ぎているのに....クレアさんどうしたのかしら?」

 

リューキュウは共同捜査の予定だったクレア・ボヤンスを探していた。早朝の時間に

とある場所で集合するはずだったが彼女はその場所に来ないのだ。電話してもまったく

繋がらない。リューキュウはもしかしてまだホテルの部屋にいるのではないかと考え

ホテルへと戻る。そして彼女の泊っている部屋の扉を叩いた。

 

「クレアさん!クレアさん!いないの?集合時間はとっくに....あれ?鍵が開いてる?」

 

リューキュウは鍵がかかってないことに気が付きゆっくりと扉を開けて中を覗いてみる。

中は電気が付いておらず窓のカーテンから漏れる日の光が薄暗く部屋の中を照らしていた。

リューキュウが中へと入ると洗面台の部屋から水が流れ出ている音が彼女の耳に入ってくる。

 

「クレアさん?顔でも洗ってるのかしら?」

 

リューキュウが洗面台のある部屋へと向かう。

 

「あ、クレア....さん…?ッ!?クレアさん!!」

 

水がずっと出続けている洗面台。栓が閉められており洗面ボウルに水が溜まり続けている。

その溜まった水の中に....クレア・ボヤンスは顔面を突っ込んだ状態で動かなくなっていた。

 

「クレアさん!!」

 

リューキュウは急いで彼女を水から出す。そしてすぐさま彼女の脈を確認するが

もう全く動いてなかった。そう....…彼女はもうすでに死亡していたのだ!

恐らく死亡してから時間がだいぶ過ぎている。

 

「な、なんで....?一体どういうこと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、緑谷はじめて現場検証。そして謎の少女現る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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