英雄《ヒーロー 》が如く 龍を継ぐもの 作:0101シュート
「ハア!ハァ……!」
緑谷は荒れ狂う鼓動に身を任せながら早足で壊理の部屋へと向かていた。
そして彼は彼女が寝ている部屋に辿り着く。
(な、なんなんだこの胸騒ぎ。彼女に何か危険が……頼む思い過ごしであってくれ!!)
心の中でそう強く祈りながら緑谷はそのドアを開け部屋の中を確認する。
しかしその願いも無慈悲に打ち砕かれる。
「ウソだろ!?いない!!」
その部屋に彼女の姿はなかったのだ。
(はやくナイトアイに連絡………いや今日はあの人は警視庁の作戦会議に参加してる!
それなら…………)
緑谷はすぐさまその場から離れ通形に電話する。
「先輩起きてますか!?壊理ちゃんが部屋から消えました!!」
『な、なんだって!?どういう……』
「僕は今から外に出て彼女を探しに行きます!!先輩はこの事務所に彼女が
いなかい探しておいてください!!じゃ!」
『え!?ちょ………』
有無も言わさず緑谷は一方的に通話を切り全速力で外へと向かった。
緑谷は外に出るなりすぐさま、あちこちを見渡す。その時ナイトアイ事務の近くに
ある駐車場の方から何やら人の声が。緑谷がそっちに目線を移す。するとそこには
何やら黒い布でくるまれた物を慌ただしく車に運ぼうとしている男たちが。
(あれはまさか!!)
緑谷はすぐさま奴らの方へと向かって行った。そして駐車場を囲っているフェンスを
飛び越える。
「すいません!!ちょっといいですか!?」
「ま、まずい!!誰かこっちに来たぞ!!」
「早く車を出すんだ!!」
奴らは緑谷の方を見るなり急いで車に乗り込みその場から立ち去ろうとエンジンをかける。
そして乱暴に急発進しはじめる。
「な!?クソ!!」
緑谷は止めようと車の前に立とうとするがそれよりも早く彼の横を走り抜けていく。
(まさかこの勢いのまま入場ゲートを突き破る気か!?)
「させるか!!」
緑谷は素早く拳銃を取り出し両手でしっかりと構える。そして走り去ろうとしている
車のタイヤに狙いを付ける。しかし引き金を引こうとしたその瞬間。彼の全神経に何かを
知らせるような衝撃が走った。
(なんだこの悪寒!?まさか!?)
第六感に従い緑谷は構えるのを辞めて悪寒を感じた右上の方を見た。その瞬間
鋭い発砲音と共に緑谷の肩を銃弾がかすめていく。
「う!?お、お前は!?」
緑谷の目線の先にいた者。あの禍々しいガスマスクを付けたレインコートを身に纏った者。
そうロベリアだ。奴は駐車場の隣に建てられてる住宅の屋根から緑谷を射撃したのだ。
緑谷に命中しなかったことを奴が確認するとすぐさま行動を開始した。奴は拳銃を
左手に持ち替えサバイバルナイフを服の袖から出しその手に取る。そして屋根を破壊するかのように
蹴り付けジャンプし緑谷の方へと飛んでいきナイフを彼の体に突き立てようと振りかぶる。
「ロベリアか!う!?」
緑谷はすぐさま横に体を回転させ避ける。すると奴のナイフが地面に突き刺さった。しかし
奴は何の躊躇もなくナイフを手放しどこからか新しい刃物を取り出してそれを避けたばかりの
緑谷に振るった。
「うお!?は、はやい!?」
思考の隙も与えない奴の素早い斬撃に緑谷は防戦一方。自身の命を守るためにひたすら
回避に専念する。
「この!」
緑谷は反撃のタイミングを作るため無理矢理、足を高く上げながら奴の手を
蹴り上げ刃物を手放せた。刃物がなくなった奴に緑谷は一気に距離を詰めに行く。
その瞬間奴のガスマスクの目の部分が鋭い閃光を放った。それは容赦なく緑谷の目に
直撃する。
「が!?め、目が!!」
緑谷の視界が一時的に奪われた。急いで自身の目を抑えようとする手を後ろから奴に
掴まれた。
「う!?あ”あ”あ”!!」
奴は腕を捻り上げ緑谷に無理矢理地面に膝をつかせる。痛みに悶絶する緑谷の
頭に奴はサッと拳銃の銃口を突きつけるのだった。そしてその引き金を………。
「させん!!」
「!?」
その時!二人の影から黒い存在が飛び上がりロベリアを吹き飛ばした。そして
その場に尻もちをついて倒れた緑谷の前に背中を見せるように立った。
「しゃ、シャドウスラッシュ!?」
そう緑谷を救ったのはシャドウスラッシュだったのだ。彼は日本刀をその手に
両手に構えながら吹き飛ばされ地面に着地したロベリアを睨みつける。
「貴様がロベリアか。そのマスク外して正体を教えてもらうぞ」
シャドウスラッシュの体が街灯の光によって作られた陰に消えていった。
公安所属ヒーロー シャドウスラッシュ
個性・影移動
影の中に入りその中を自由自在に移動することが出来る。
そして彼はロベリアの横に作られた陰から飛び出し奴に大きく振りかぶって斬りかかる。
死角からの鋭い攻撃。しかしロベリアはナイフでその攻撃を受け流し後ろへと飛んだ。
そしてすぐさまもう片方の手に持っていた拳銃を発砲する。シャドウスラッシュは
それを避け再び刀を振るうがロベリアはそれはナイフで受け流しつつ彼に斬りかかる。
二人の激しい斬り合いが始まるのだった。
(す、すごい剣技だ。けどそれでも奴は互角に戦っている!助太刀に入りたいけど
今あの二人の間に入ったら僕は足でまといだ)
緑谷は二人の戦いを黙って見守るしかできない。やがてその斬り合いの主導権は
シャドウスラッシュに握れて行く。
「ハ!!」
「ッ!」
シャドウスラッシュの斬撃が奴のナイフに走る。すると奴はその衝撃に耐えきれず
後ろへと飛ばされる。そして着地と同時にその場に片膝をついてしまう。
その隙を見逃すわけにはいかない。シャドウスラッシュは音のない素早い踏み込みで
一気に奴の方へと向かって行く。そしてその刀を振りかぶろうと構えた。
「これで終わ……な!?」
シャドウスラッシュは目を疑った。奴の手にとある緑の物体が握られていたのだ。
それはなんと手榴弾。奴はそれをなんと住宅街の方へと投げつける!
「クソ!」
彼はすぐさま影移動により手榴弾の方へと向かって行く。そして宙に舞った
手榴弾を刀の側面で上空へと向かって叩きつけた。すると手榴弾は彼らの上空で
爆発する。
「うわ!?」
「グ!?」
緑谷たちの周りに軽い熱風と衝撃、そして閃光が走った。2人の視界が一時的に塞がれてしまう。
その瞬間奴の放った凶弾がシャドウスラッシュの肩を撃ちぬいた。
「ガ!?」
「シャドウスラッシュ!!」
彼の肩に灼熱の痛みが走る。そしてその流れのまま奴は続けて引き金を引く。弾丸が容赦なく
彼の体に突き刺さった。
「グァーーー!!!???」
足や胸を撃ちぬかれたシャドウスラッシュは痛々しい叫びと共に力なく
その場に倒れた。
「あああ……!シャドウスラッシュが……!?許さないぞ!!」
緑谷はすぐさま反撃しようと拳銃を再び握り奴に怒りの弾丸を撃ち込もうとする。
しかし奴は再び何かを地面に投げつけた。すると鋭い閃光と爆音が地面から放たれる。
「く!?これは閃光手榴弾!?」
緑谷の視界と思考が一瞬飛んでしまう。そして完全に意識が戻った時にはもう奴は
居なかった。
「ウソだろ………?クソーーーーーーーー!!!!!!!」
これは完全敗北だ。先ほど車に詰められていた物の正体は恐らく布でくるめられた
壊理だ。そして奴らは恐らく死穢八斎會の組員。壊理は死穢八斎會に奪還されてしまったのだ。
更に突如出現したロベリアによってシャドウスラッシュが………。
「シャドウスラッシュ!!」
緑谷はすぐさま倒れた彼の元へと走っていく。そしてすぐさま倒れた彼の上半身を
すぐさま抱き起した。
「シャドウスラッシュ!しっかりしてください!!すぐに救急車を………」
「いや、もういい………私はもう助からない…………ゴホ!!」
シャドウスラッシュが虚ろの目でそう呟きながら血を吐いてしまう。
肩だけじゃなく腹なども撃たれている。内臓などはもう手のつけようのない
くらい傷ついているに違いない。
「そ、そんなこと言わないで!希望を捨てちゃ………う!?」
「頼む……!今から言うことをしっかり聞いてほしい……!」
シャドウスラッシュは震える手で緑谷のネクタイを掴みこちらに引き寄せる。そして
今から自分の言うことをしっかりと聞き取れるように緑谷の耳の近くで話し始めた。
「いいか?よく聞け……!今朝に起きた死穢八斎會、古参幹部3人の殺人事件。
あの犯行は……ロベリアによるものだ」
「え!?ロベリアが………」
「奴を裏で動かしているのは………絶対に死穢八斎會の若頭の治崎だ……!
まだ詳しいことはわからないが………奴は組織内に大きな改革を起こそうとしている。
その過程に邪魔な組織の古参メンバーの殺害を………ロベリアに命令したんだ」
「治崎とロベリアには一体どんな関係が?」
「それはまだ分からない。だが奴らの間に何らかの取引が行われていること確かだ……ゴフ!
………あと……ロベリアは我々の情報を治崎に流している……」
「そ、それって?」
「君も薄々気が付いてるだろう?私たちの対策本部に…………裏切者がいる。そいつが
あの少女の誘拐を手助けしたんだ。それがロベリア本人か又は奴と繋がっている者かは定かではない。だが確かなのは……我々の情報は確実に奴に漏れている……ゴフ!ああ…………!」
シャドウスラッシュの命の灯はもう今にも尽き掛けようとしていた。そんな彼は最後の力を振り絞り
震える手で緑谷に一枚の写真を手渡した。
「これは……!?」
「死穢八斎會の古参幹部の最後の一人。坂又 歳三の写真だ。彼の死体はまだ上がっていない。
ということはまだどこかに生きている可能性がある。ゴフ……先ほど調査してわかったんだが
坂又この街の在日中国人コミュニティと深い面識が………あるらしい。もしかしたら彼は……
そのコミュニティに匿われて……ゴフ!!」
「うう……わ、わかりました!!僕がその人のことを調査をしてみます!!任せてください!!」
「ああ……頼んだぞ………!ハア……ハア……。まだまだ未熟だがちゃんとヒーローなんだな
君は…………このことをあの世で…緑谷先輩に教え……てあげよう………」
「シャドウスラッシュ……!できればあなたから父の話を聞いてみたかった……!うう……!!」
シャドウスラッシュの体の力が全て抜けてしまう。そしてその瞼を永遠に閉じてしまったのだった。
緑谷は自身の腕の中で息絶えた彼のこと想い静かに涙を流すのだった。
公安所属ヒーロー シャドウスラッシュは緑谷に看取られて殉職してしまったのだった。
次の日の朝。シャドウスラッシュの遺体は緑谷とナイトアイに見守られながら公安の職員たちに引き取られた。
特殊な布にくるまれた遺体が公安職員たちによって黒い車に丁寧につみ込まれる。
そして二人は共に事務所から走り去っていく車を静かに見つめるのだった。
「緑谷。昨晩は辛い思いをしたな。怪我もあるだろう。今日は無理せずに休んでも構わな………」
「いやナイトアイ。僕にはやらなきゃいけないことがあるんです」
「なに?」
「僕はあの人に託されたんです。この事件で散っていったエレクプラント、シャドウスラッシュの
無念を晴らすためにも……!そして壊理ちゃんを助けるためにも!僕は立ち止まるわけにはいかないんです!!」
緑谷は力強く宣言しサングラスをかける。そしてナイトアイの目をしっかりと見てお辞儀すると
その場から走り去っていくのだった。そして走りながら彼はスマホを取り出しとある人物に
連絡を取る。
「根津校長。ちょっと、いいですか?お話があります」
それからしばらくして緑谷は八島街の入口へとたどり着く。そして昨晩シャドウスラッシュに
言われた言葉を思い出すのだった。
(古参メンバーの一人、坂又 歳三。彼は在日中国人たちのコミュニティと
深い関りがあるっていていた。この人を探し出してみよう!まずは情報を集めないと!)
緑谷はとりあえず街のいたる所を歩き始めた。そしてこの街に長い間住んでいそうな
住民たちに話しかけ情報を集める。
『え?中国人たちのコミュニティ?そう言えば最近見なくなったな………
なんか中国マフィアたちがこの街に来てから色々あったみたいでさ』
『ああ。彼らは最近、死穢八斎會にひどい迫害を受けているらしいな。
なんでも中国マフィアに悪事の手助けをしていると根拠のないことを
言われているらしい。あの人たちはそんなことするような人たちじゃないんじゃがの」
『中国人たちのコミュニティ?彼らは八島街の北エリアにある
古い雑居ビルが乱立している地域に固まって暮らしているぞ。最近は
物騒だし、互いを守り合ってるんじゃないか?」
(北エリアにある地域か。そこに行ってみよう)
緑谷は北へと走っていくのだった。
それからしばらくして緑谷はとあるビル群の間にできた路地裏に辿り着く。
住民たちの話によるとここら一帯の地域にその中国人たちが暮らしているという。
路地裏は犯罪の温床でもあるため緑谷はより警戒心を高めながらそこに足を踏み入れるのだった。
(ここに坂又は本当にいるのだろうか?とにかく探してみるしかない)
緑谷は周りを見渡しながら慎重にその場を歩いていく。今の所、人の姿はない。
しかし周りの建物から人が動いている音が微かに聞こえる。そして聞き慣れない
言語での会話がヒソヒソと聞こえてきた。所々から良くない視線も何回か感じる。
恐らく自分は歓迎されていない招かれざる客なのだと緑谷は感じていた。
そしてしばらくして彼は開けた広い広場へと出た。
「ここは広場か………ん?」
広場に出た緑谷の前に沢山の男たちが現れた!その者たちはみなその手に
バットや木刀などの武器を持っている。そしてものすごい敵意を彼に向けた。
「オマエ!死穢八斎會ノヤツダロ!!」
「オレタチハオマエラにシタガワナイ!!デテイケ!!」
「ま、待ってください!!僕は死穢八斎會の人間じゃ………」
「ウルサイ!デテイケ!!」
「お!?」
一人の中国人が緑谷に殴りかかる。それに続いて数人も緑谷に攻撃し始めた。
緑谷はそれを飛んだり横にずれたりして回避する。話を聞いてくれる感じではないみたいだ。
(クソ!ここは戦うしかないのか!?)
緑谷は迎撃するために拳を構えようする。しかしその瞬間その場に甲高い声が響き渡った。
「おやめ!バカ者たちが!!」
その声を聞いた者たちは皆ビクッと驚きながら武器を下げる。すると緑谷たちの
前に一人の老婆が現れた。
「この者をよく見なさい。明らかに裏社会の人間じゃないだろう。だから皆一回
落ち着くんだ」
「ス、スイマセン。長老」
彼らを窘めると長老と呼ばれた老婆は緑谷の方へと目線を向けた。
「ウチの若い者たちがすまなかったね少年。君、私のことを覚えてないかい?」
「え?」
緑谷はじっと長老を見て自身の過去の記憶を呼び起こす。すると彼はこの街に
初めて来た日のことを思い出した。
「あなたは……この前チンピラに絡まれていた。おばあさん?」
「おお。覚えていてくれたか。この前は世話になったね。本来なら我々は
よそ者はあまり歓迎はしないがこの恩に免じて話はきいてやろう」
「あ、ありがとうございます!じゃあまず自己紹介を。僕は緑谷出久と申します。
現在この街で起こってる爆破テロの捜査を行っているヒーローです。僕はある
人物を探すためにここに来ました」
「ほう?ある人物?」
「死穢八斎會、幹部の一人。坂又歳三です」
「ッ!?何故だ?」
「この街で起こっている爆破テロ真相を知るためです。この人なら何かを知ってるんじゃないかって。
もしここに匿われているなら………お願いです!!この人に合わせていただけませんか!?」
緑谷はそう言いながら深く頭を下げた。すると老婆は少し考え込んだ後緑谷に
話しかける。
「ちょっとここで待ってないさい」
そう言って老婆はどこかに行ってしまった。
それから数十分後。老婆が緑谷の所へと戻って来た。
「緑谷と言ったね?今、坂又さんから話を聞いて来た。お前さんと話を
しても良いと言っている」
「本当ですか!?」
「ああ。ついてきなさい」
緑谷は老婆の後を付いていきとある雑居ビルの中へと入っていった。
そのビルの中に入った緑谷はたちは階段を上がりとある部屋の前に着く。
そこには医療室と書かれていた。
「坂又さんって怪我してるんですか?」
「ああ。どうやら組織の本部で部下に襲われたらしくてな。けど信頼できる舎弟の
手も借りて脱出し、なんとか我々の元に逃げてきたんだ。足を撃ちぬかれて
動けない状態だ。一対一で話したいだろ?私はここで待っているから入りなさい」
「ありがとうごさいます」
緑谷は扉をノックして医療室の中へと入っていった。
「失礼します」
「ああ。来たか。ようこそ緑谷君」
中に入るとそこには白い質素なベッドに座った老人がそこにはいた。
緑谷は静かに頭を下げ彼の方に近づく。
「初めまして緑谷君。俺は死穢八斎會幹部の坂又 歳三だ」
緑谷はシャドウスラッシュから受け取った写真と彼の顔を見比べる。
そして彼は本物の坂又であると確信した。
「坂又さん僕は………」
「ああ。わかっているさ。俺の持っている死穢八斎會の内部の情報を知りたいんだろう?
大丈夫だ。俺の知っていることは全て話そう」
「い、いいんですか?それは裏切り行為とかになるんじゃ……」
「フゥー。裏切りか。でもいいんだ。あの組織にはもう私たちが作った誇りはもう
存在しない。ただ若の……いや治崎の私利私欲を満たすための傀儡に成り下がってしまった。
そして奴は死穢八斎會を使ってとんでもないことをしようとしている。だから君にすべて
知って欲しいんだ。そして頼む!死穢八斎會の暴走を止めてくれ!」
「………わかりました。じゃあ聞かせてください。ロベリアと死穢八斎會の関係を。
そしてどうして奴が壊理ちゃんに執着し拘っているのかを」
「わかった。ではまずどこから話そうか………」
そして坂又は死穢八斎會の内情を話し始めた。
「じゃあまずは組全体の話をしよう。
この組織は元々、治崎の育ての親である組長によって運営されていた。死穢八斎會は
元々この街を根城に活動する独立した組織だったんだが、ここ数年で暴対法などで
活動が中々できなくなってな。そこで組長は東城会の傘下に入ることを決定したんだ」
そう。死穢八斎會は東城会直系 桐生竜仁会の傘下組織である。
「5年前、死穢八斎會が正式に東城会の傘下になった頃だったかな。あの時から
組長と治崎の間でよく言い争いが起こるようになった。そして奴は………その時期から
本部の地下施設にあの不気味な野郎を招くようになった。あのガスマスクを付けた
頭のおかしい犯罪者を!」
坂又の表情が少し怒りに染まる。ガスマスクを付けた存在。それを聞いた緑谷の
頭に昨晩の出来事がよぎる。
「ロベリアですね。奴は5年前からこの街にいたのか……!治崎とロベリアは
その地下施設で何をしてたんですか?」
「詳しいことはわからない。だがこの街で起こった爆破事件のことを考えると確実に
爆弾の製造などだろうな。奴は独断で俺たちに何の報告もせずに奴との取引を行っていった。
そして今から2年前ウチにあの娘が来た。それがあの壊理という少女だ」
「壊理ちゃんが……!なんで奴は壊理ちゃんにあんなにこだわるんですか?彼女は
なんであの日!包帯を腕に巻いて奴から逃げていたんですか!?」
壊理のことになると緑谷も少し興奮気味になってしまう。坂又は少し落ち着けと
緑谷に手をかざしながら胸ポケットにあるタバコの箱から一本取り出し口にくわえる。
そしてライターで火を付けて煙をいっぱい吸って吐き出した。
「フゥ~………。それは彼女の個性が奴にとって特別な物だったからさ。そういえば
君は彼女の個性に付いて何か知っているかい?」
「い、いえ。何か手で直接触れちゃいけないとか言っていたんで手袋を付けさせたりしましたが」
「なるほどいい判断だ。彼女は触れた物をな。巻き戻すことが出来るんだ」
「ま、巻き戻す?」
「ああ。彼女は触れた対象物を過去の状態に戻すことが出来るんだ。その個性のせいで
彼女は実の母親を………存在がなくなってしまうほどに巻き戻してしまったらしい」
「な!?」
「それでな。組長は治崎に彼女の世話を頼んだんだが………奴は彼女の個性を、血を使って
個性を消す弾丸を作り出そうと考えたんだ」
「な!?じゃ、じゃあまさか………彼女の腕の包帯は………!?」
緑谷の言葉に坂又はゆっくりと頷く。そう彼女は腕から血を抜かれていたのだ。
「更に奴はその実験を辞めるように命令した組長を個性で昏睡状態にした。その後奴は組長の権力を奪い取りその力で死穢八斎會のトップにたったんだ!それから組織は変わった。奴の機嫌を損ねないように命令にただ従うだけのワンマン組織になったんだ。そして最近奴はロベリアと治崎はとある取引を行った」
「取引ですか?」
「ああ。それはこの街を………八島街を爆弾の実験場としてロベリアに提供する見返りに
大量の爆弾と爆弾の設計図を貰うという内容だ」
「ッ!?じゃあまさかこの街で起きた二回な爆破は!テロじゃなく………実験?」
「そうだ。しかも奴はもうあの本部を捨てて、その爆弾と設計図を使い新たな
シノギを始めようとしている。それは爆弾販売と爆破テロの請負。奴は新たなシノギに
より東城会から独立し新たな組織を立ち上げ裏社会に君臨しようとしている。そして
壊理もその切り札の一つとして手中に収めておきたかったんだろう」
次々と明らかになっていく真実。緑谷の思考が加速していく。
(じゃあ、あの爆破テロは実験の意味だけじゃなく裏社会へのデモンストレーションの
意味もあったんだな!二つの事件は治崎にとって大きな意味があったんだ)
緑谷は更にあの質問を投げかけた。
「ロベリアの素顔って見たりしましたか?それか地肌とか声とか」
「いや。身元が分かりそうな情報何も知らない。俺たちの前に出るときは
常にマスクやコート、手袋で素肌は全部隠しているし、声もボイスチェンジャーで
変えていた。だから知りようがないんだよ」
「そうですか」
「更に奴はもし本部に警察やヒーローが来たときのために本部に爆弾を仕掛けている。
悪事の証拠だけじゃなく敵対する奴らも全員消し飛ばすためにな」
「な!?」
(それが本当ならまずいぞ!?僕たちの捜査本部には確実に内通者がいる。強制捜査
の日程は決まってはないけどもし決まって情報が通達されたらそれは確実に治崎に耳にも入る。
そしたら………大量の死人が……)
「これだけのことをされりゃ、さすがに俺たち幹部連中も黙ってられなかったよ。必死に抵抗したさ……
でも、その結果、俺以外は全員ぶっ殺された。俺も、いつ殺されるか分かったもんじゃねぇ。
この街のために、ずっと頑張ってきたつもりだったけどな……全部、無駄になった。虚しいもんだよ、ほんとに」
「………坂又さん。ありがとうございます。あなたの話が事実なら、僕たちは今すぐにでも行動を起こさなければならない。壊理ちゃんも……救わなきゃいけない。だからもう僕は行きます」
「ああ、行ってこい若者よ。あとこれを持っていけ」
「このメモは?」
「地下室への扉を開けるための仕掛けの動かし方それに書いている。きっと役に立つだろう」
「ありがとうございます。じゃあ僕はこれで……って待った待った」
緑谷は彼に深く頭を下げその場から去ろうとした。しかし緑谷は何かを思い出すかのように
一旦足を止め再び彼の方へと向く。
「最後にもう一つだけ質問いいですか?」
「ん?」
「この女性って知りませんか?」
緑谷は一枚の写真を取り出した。そこに映っているのは一人の女子生徒。そう、
雄英高校で起こった爆破事件の重要参考人である。坂又はそれを少しじっと見つめると
何かを思い出すように頭をかきはじめた。
「そういえば最近このくらいの年のお嬢ちゃんが大金を持ってウチにきたな。
そして何か治崎に取り引きを持ちかけたらしいぞ?」
「取引?いったいどんな……?」
「俺もよく知らないが彼女はその金を治崎に差し出してこう言ったらしい……
なんかある男に復讐をするために爆弾が欲しいとか」
「ある男に………復讐?」
復讐。その言葉に緑谷は戸惑いを隠せずにその場で固まってしまうのだった。
その後。彼はその場を後にし街へと戻った。そして緑谷は今後の予定を考えながら
街を散策する。更に彼はロベリアの正体についても考えていた。
(治崎のことは色々とわかったけど………ロベリアの正体や目的が全く分からない。
何故治崎と取引をしたんだ?どうして6年間、最近までテロを行わなかったんだ?他にヒントはなのか?
そうだ僕は少しだけだけども奴と戦った。なんでもいいその時感じたことを思い出すんだ!)
緑谷は必死に昨晩に戦った時のロベリアのことを思い出す。撃ち殺されそうになった。
刺し殺されそうになった。腕を捻られた。様々な記憶を呼び起こす。その時とある
記憶が彼の中で何かひかかった。それは腕を捻り上げられたときの記憶。
(そう言えばあの時、少し違和感を感じたんだよな……奴が僕の腕を掴んだときに……。
……ん?!?ちょっと………ちょっと待てよ!?)
その時!緑谷の頭に電撃が走るかのようにとある仮説が浮かび上がって来た。
そしてその仮説を立証するための言葉が頭の中をひた走る。
何故、6年間テロを行わなかったのか?
何故、治崎とそんな取引をしたのか?
何故、実験を行ったのか?
(待てよ待てよ!?僕の考えが正しければ………全部説明がつく!!)
「じゃあ!まさか!?」
緑谷はすぐさまスマホを開きとあることを検索する。そして画面を何回もスライドさせながら
情報を読み漁った。そして………すべて読み終わった後、彼は確信を得て唖然とその場に立ち尽くすのだった。
(そうか!そう言うことだったのか!!)
「ロベリアは……!この事件の黒幕は……あの人だ」
緑谷はそう呟きながら空を見る。そしてすぐにハッとしながらすぐさまとある人物に
電話をかけた。
『ん?デクかい?どうかしたの?』
「ミリオ先輩!壊理ちゃんのことで大事な話があります。なるべく人目に付かないように
八島街の北エリアにある喫茶店の前にに来てください。質問は集合した後にお願いします」
『え?ちょっと…………』
有無を言わさすに一方的に通話を切る緑谷。そして間髪入れずにまた別の
人物に連絡を取り始めた。
「根津校長。ちょっといいですか?」
『どうしたんだい緑谷君?君に頼まれた例の件のことかい?』
「いえ。校長に話しておきたいことがあるんです」
緑谷は現在の情報と先ほど知った情報。そして自身のロベリアに対する見解などを
話す。そして彼は今からやろうとしていることを話した。
『ほ、本気かい!?死穢八斎會の本部にたった二人で乗り込むって!?』
「はい。治崎やロベリアの思惑を出し抜くにはこれしかありません。
この奇襲で僕と先輩で壊理ちゃん奪還し治崎の野望を阻止します」
『ん~。内通者がいるからって言うのはわかるけどもナイトアイぐらいには
言ってもいいんじゃないかな?彼は信頼できるだろう?』
「そ、それはちょっとやめておきます。このことを話したら絶対に
止められちゃうので」
『いや私としても止めたいんだけど……まあこの前、上鳴君のカチコミを
許可しちゃったけからな……………』
「?」
『ああ。ごめんごめんこっちの話。よし!君がもう覚悟を決めてしまっているのなら
僕も腹を括るのさ!君の行動の責任は全部僕が持とう!その少女を救出し奴らの
計画を止めるのさ!!』
「根津校長ありがとうございます!!」
『ただし!このことは僕の方からナイトアイに連絡させてもらう。君たち二人だけじゃ
恐らくキツイだろうからね。ああ!あと君に頼まれてたあの二つのアイテム。発目さんが
さっき完成させたらしい。どうする?超特急便のドローンで今すぐそっちに送るかい?』
「お願いします!送り場所は………そうですね。死穢八斎會の本部の庭にお願いします」
根津校長との通話を終えた後。緑谷は集合場所に指定した喫茶店の前で通形を待った。
それから間もなくして通形は喫茶店の前に現れた。そして緑谷は先ほど知った情報と
ロベリアの正体。そして今からしようとしていることを話す。
「ま、まさかロベリアの正体があの人だったなんて………。でもデク。
ほぼ合理性は取れた推理だとは思うけど………証拠はあるのかい?」
「恐らくないでしょうね。奴は自身の痕跡を残しませんから。けどあの人が
ロベリアであるということを確かめる方法が一つだけあります。一つだけ……」
「……確かなんだね?」
「はい。ですがその前に………」
「ああ。わかってるよ。みんなを守って壊理ちゃんを助けるために奴らの
本拠地へ行かないといけない。大丈夫。もうとっくに覚悟は決まってるんだよね!!」
通形は力強く笑いながら拳を握り締める。それを見た緑谷の口角も自然と上がり
静かに微笑んだ。
「デク。俺はもういつでも行ける。けどもしやり残したことがあるなら今の
内にやっておいた方がいいよ?俺はここで待ってる。奴らの本部に行く準備が整ったら
声をかけてくれ」
(奴らの本部には沢山の組員たちが待ち構えているだろうな。しっかりアイテム
や装備を準備しておかないと)
緑谷は死穢八斎會本部に乗り込むための準備を始めた。コンビニや薬局に行き
回復アイテムを出来る限りかき集める。そしてやり残したことをなくすために
彼は以前から気になっていた海鮮料理屋に向かった。…………え?
「んん~!このマグロ漬け美味しいなー☆」
気になったメニューを片っ端から頼みすべて平らげた後。彼はすぐにゲームセンター
へと向かった。そしてオンライン対戦型のレーシングゲームをしばらく楽しんだ。
は……?何してるんだコイツ?
「うわー!やったぞ!!一位だ!!」
しばらくゲーセンで遊んだ緑谷はその後バッティングセンターへと向かう。
そしてそこで店内の最高スコアを出すためにバッティングを何回もやりこむのだった。
「諦めないぞ!!」
一体どんな神経してやがるんだコイツは?さっさと通形の所に行ってやれよ。
はやくいかないと壊理ちゃんがどうなるかわかったものじゃないのに。まあ
ゲームのシステム上、時間は通形に話しかけてストーリーを進めない限り進むことはないのだが。
ゴホン。失礼取り乱しました。
その後、緑谷は最後にやり残したことを思い出しとある場所へと
向かった。そこは自身がよく通っているジムである。緑谷はそのジムに
いるミスターケインに話しかける。
「おお!デクじゃないか!トレーニング受けに来たのかい?」
トレーニングを開始する ⇐
今日はやめておく
「チャレンジ受けさせてください!」
「よし!じゃあ始めようぜ!!」
「イジメぬくよ!僕の筋肉!!」
緑谷はトレーニング用のシャツに着替え自身の腕の力こぶを膨らませながら気合を入れる!
「さあ始めようぜ!!今回するトレーニングは……ラッププルダウンだ!!」
スーパートレーニングチャレンジその3
ラッププルダウン ルール説明
【R1ボタンとL1ボタンを連打し二つゲージを溜めて指定されたボタンを押すことで
引っ張ることが出来ます。指定された回数をこなしましょう】
緑谷は息を深く吐きながら専用の器具の前にたちバーを両手で掴む。
「さあ!始めようぜ!!」
スタート
R1 L1 ⇐ 連打しろ
〇 ⇐押せ
「フン!!」
肩に力を思いっきり力を入れレバー後ろへと引っ張る。そしてそれをゆっくりと
場所へと戻した。
R1 L1 ⇐ 連打しろ
☓ ⇐押せ
「う!ハァ!!」
再び引っ張り元の場所へと戻す。緑谷はそれを何回も繰り返していった。
しばらくしてラストスパートに入る。
「フン……!ハァ……!!ハアハア………」
肩を中心とした筋肉たちがプルプルと震え始め汗が滝のように流れ始めた。
しかし緑谷はレバーを握っている両手に更に力をこめる。
「デク!ラスト一回だぜ!一回深呼吸して鼓動を落ち着けてから持ち上げるんだ!」
「ハアハア………。はい!フウー…………フン!!ハァ!!」
「よし!ナイスガッツだ!終了だぜ」
「使い慣れない筋肉を沢山使った気がします……」
「よし!じゃあ休憩に入るぞ!このプロテインを飲んで柔軟をやりしっかり筋肉をほぐすんだ!」
その後はお待ちかねの技の伝授だ!!」
そしてしばらくの休憩の後二人は中央に設置されたリングの上に立つ。
「じゃあデク。今から技を伝授するための特訓を行う!」
「はい!!」
その後緑谷はマンツーマン指導で技指導を受ける。それからしばらくして
ついに大仕上げに入る。
「よしでは仕上げだ!!デク!ミーに技を仕掛けてみろ!!」
「はい!!行きます!」
緑谷は右腕にありったけの力を込めながらミスターケインに突っ込んで行く。
そして極限まで膨らませた前腕を彼の喉元に叩きつけた。
「お”ら”!!」
「ぐ!?」
ミスターケインが強力なラリアットにより地面に頭から叩きつけられ
バウンドし軽く宙を舞う。そして緑谷その一瞬のタイミングに彼の体に
掴みにかかった。
△極
「フン!」
緑谷は体勢を低くしながら宙に舞ったミスターケインの下へと入り込む。そして
彼の体を自身の肩に仰向けに乗せて左手で顎を!右手で左足を掴みながら立ち上がる!
「タワーブリッジ!!」
「グア!?」
その技名を叫びながら緑谷はその両手を彼の体を締め上げ
彼の体を一気に反らした。すると彼の背骨がへし折れる響き渡るのだった。
追撃コンボ・タワーブリッジ
(アルゼンチンバックブリーカー)
トレーニングが終わり緑谷は汗を拭いた後ヒーローコスチュームに着替える。
そしてミスターケインに今日のトレーニングの評価を聞いた。
「デク!今日のトレーニングもエクセレントだったぜ!
今日は色々負担がかかるトレーニングだったから帰った後もストレッチを
忘れずにな!」
「今日もありがとうございました!」
【”パワーラリアット”を覚えた】
【”追撃コンボ・タワーブリッジ(アルゼンチンバックブリーカー)”を覚えた】
「そう言えばミスターケイン。聞きたいことがあるんですが」
「ん?何かな?」
「この前ジムに来てあなたと言い争っていた人がいたじゃないですか。
その日ジムから出ていくときにも何かジムの中にいるあなたを見つめる
彼を見たのですが…………一体誰なんですか?」
「ああ……彼のことか。彼の名前はロキシー。6年前に死んでしまった
ミーのサイドキック。アイアンマスクの息子だ」
「アイアンマスク?たしかイギリスを中心に活躍していたヒーローですね。
確か六年前まであなと一緒にイギリスで活動して………あ。そうか
アイアンマスクは爆破テロに巻まれて…………」
「その通りだ。ロキシーは父親であるアイアンマスクを目標に
ヒーローを目指してきたんだが彼が死んでしまった。そこで彼は
その相棒であるミーを目標にイギリスで数々のトレーニングをこなしたらしい。
そして彼は満を持してミーに試合という名目で勝負を挑んできた。だがみんなご存じ
の通りミーも五年前に大怪我を負ってしまってね」
「だから勝負を断ったんですか………」
「ああ。弱くなったミーと戦って失望させたくなくてね」
そんな風に話しているとジムの扉が開く音が全体に鳴り響く。2人がそっちの方を見てみると
そこにはロキシーがいた。
「噂をすればだな。ハロー!ロキシー」
「ミスターケイン。どうにかならないんですか?俺どうしても諦めきれなくて」
「んん…………困ったな……。ああ!そうだ!!」
ミスターケインが何かを思いついたのかパッと表情が明るくなる。そして
彼は優しく緑谷と肩を組み始めた。
「ロキシー紹介しよう。彼は今僕の出すチャレンジを受けてもらっている緑谷出久。
またの名をデクというんだ」
「え?ああ………どうもデクです」
「彼は今ミーの4つ必殺技のうち3つをマスターしたんだ。次のトレーニングが
終われば彼はミーの編み出した四大奥儀をマスターしたことになる。だからどうだろう?
彼のチャレンジが終わった暁には……君とデクで一騎打ちするというのは」
「え?彼と?」
ロキシーは少し戸惑いながら緑谷の方じっと見つめる。そして頭をかきながら悩んだと
あとその口を開いた。
「正直彼のことは良く知りませんが………あなた程の人が推してるのなら。わかりました。
彼のチャレンジが終わるまで待ちます。そして戦わせて頂きますよ。そのリングの上で」
「よし!デクはどうだい?」
「あ!はい!やります!!きっといい経験ができるし!」
「決まりだな!!」
こうして緑谷とロキシーの試合が決定した。緑谷は彼と戦うためにも
生きてこれから挑む戦場から帰還しようと誓うのだった。
次回、緑谷編ついにクライマックス
死穢八斎會へとカチコミ!!敵を全て叩きのめせ!!
そして明らかになるロベリアの正体
皆さんは龍が如くをプレイする時しっかりとサブクエストはやりますか?または
ミニゲームなどもコンプしますか。実は自分はメインストーリーが気になって
ガンガン進めちゃうタイプで(笑)。3か4の時なんかクリア後のリザルトでサブストーリー達成率27パーセントとかになっちゃいました。なので本格的にコンプリートを
するのは2週目からですね。まあ亜門戦まで行ったことがあるのは極だけなんですけど。
次回、緑谷編最終回です!!話がかなり長くなるとは思いますが是非お楽しみに!