英雄《ヒーロー 》が如く  龍を継ぐもの   作:0101シュート

4 / 37
サブクエスト編 パート1

 

 

戦闘訓練の次の日の朝。切島は重い瞼を開け起床した。カーテンを開け朝日を浴びながら

学校へと向かう準備を行う。そして準備を終えた彼は部屋に飾っている桐生一馬の写真に

手を合わせる。

 

(よし。今日も頑張ってくるよおじさん)

 

切島は部屋を出て行った。

 

(さあ。はやく学校へ行こう)

 

 

 

学校へ向かえ

 

 

 

切島は急ぎ足でアパートを後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄英高校に向かう道中。後ろから声をかける者がいた。

 

「おーい!ちょっといいかな?」

 

「ん?」

 

切島が後ろを振り向くとそこにいたのはクラスで見覚えがある者だった。

 

「お前は……」

 

「ああ。まだ自己紹介とかしてなかったな。俺は尾白猿夫。格闘家だ」

 

「格闘家?まあいいか……切島鋭児郎だ」

 

 

 

サブストーリ― 格闘家の生き方

 

 

 

 

「それで切島。さっそく聞きたいことがあるんだ。君ってもしかして

古牧流の武術の使い手?」

 

「あ、ああ。何で知ってるんだ?」

 

「実は俺ヒーローを目指すために様々な格闘術を研究しててさ。その過程で古牧流の

研究もしたことがあるってわけ。君が昨日見せたのは古牧流三大奥儀の一つ。

虎落としだろ?ってことはもう一通りの技は使えるのか?」

 

「ああ。師匠に全部叩き込んでもらったよ」

 

「そうなんだな。でさ切島って自分の技とか作ったりしてる?」

 

「自分の技?」

 

「そう。自分の技だよ。格闘技っていうのは誰もが自身の戦闘力を

高めることが出来るように昔から考案、改良されてきた技術だ。

けど人間っていのはみんなそれぞれの身体能力の長所と

肉体の特徴を持っている。特に今は個性の影響でそれは顕著に表れている。

だからもっと強くなるなら自身の個性を生かしたまったく新しい技が必要だと思うんだ」

 

尾白の言葉には切島は考えるべきものがあると感じた。

 

(確かに。俺の戦闘スタイルおじさんの真似と古牧流によって構築されている

ものがほとんどだな)

 

「でも……技ってどうやって作ればいいんだ?」

 

「フフフ。まあ最初はそうなっちゃうよね。でも大丈夫!いい方法を教えてあげるよ。

今スマートフォン持ってる?」

 

「ああ。持っているが?」

 

「ちょっと貸して」

 

尾白は切島からスマホを受け取り何やら入力を始めた。そしてしばらくして

何かが終わったのか尾白は切島にスマホを返す。

 

「はい。君のスマホにあるアプリをインストールさせてもらったよ。

その名も格闘家たちの掲示板」

 

「掲示板?自分の投稿をみんなに見てもらうっていうあれか?」

 

「そうそう!これには自分の技のアイディアを書き込むんだ。

さっそくやってみよう」

 

「か、書き込むったって何を……」

 

「大丈夫!この世界にはたくさんのアイディアが溢れている。例えばほら!

あそこに何か起きそうな気配があるよ!」

 

「な、なに?」

 

尾白が指さす方を見てみる。

 

 

 

 

 

 

 

するとそこにいたのはイケメンな男を模して造られた銅像。そしてそれに見惚れながら横切る

原付に乗ったおばちゃんだった。

 

「あら!素敵ね……///」

 

おばちゃん原付を進めたまま目をつぶってうっとりしてしまう。そのせいで

前のゴミ収集車から落ちてしまった幼児向けの小さな滑り台に気が付かなかった。

おばちゃんはその滑り台をジャンプ台のようにして飛んで行ってしまう。

そして勢いよく宙を舞った原付はゴミ収集車に激突。その反動で原付は

縦に回転しながら反対側へと飛んでいった。そして回転がかかったおばちゃんの

ヘルメットを被った頭と銅像の頭が激突する。その結果銅像の頭は粉砕。

 

 

シャッターチャンス! カシャ!

 

 

しかしおばちゃんは激突してもヘルメットおかげか何事もなかったかにように

着地しそのまま目をつぶりながら走り去っていってしまった。おそらく今の一瞬の出来事に

気が付いていない。

 

 

(ど、銅像を破壊しちまったぞ……なんて回転力のある頭突き!)

 

 

 

 

 

 

「ひらめいた!!」

 

その時切島の頭に電気が走るが如くのアイディアが走った。

彼は神速のようにスマホで自身のブログに文字を打っていく。

そして最後に勢いよく写真をアップした。

 

「天啓が……来たッ!!」

 

切島の頭に浮かび上がったのは壁を蹴って高く飛びあがり敵に向かって

体を一回転しながら硬化させた頭突きを食らわすという新しい技のイメージ。

 

 

『なるほどこう使うのか。まさか回転力のある頭突きで銅像を粉砕しちまうとはな。

我天啓を得たり』

 

 

 

【飛翔回転頭突きの極みを覚えた】

 

 

 

 

「うまくいってみたいだな。というわけだ。もしアイディアが浮かんだなら

すぐに掲示板に書き込むこと。そうすれば技を形にできるぞ!」

 

「ああ。すごいなこの掲示板は。俺も今後愛用させてもらおう」

 

[このように様々な場所で天啓を得て技を覚えることができます

もし何か起きる予感がしたらすぐにスマホを準備しましょう]

 

サブストーリ 格闘家の生き方  終了

 

 

 

 

 

 

 

その後切島は尾白と共に登校。そしてその後学級委員長を

決めることとなりなんやかやあって飯田が委員長。八百万が委員長になった。

そして授業は終わり放課後の時間が訪れた。

 

(今日は特に予定はないな。この学校は広いし、ちょっと探索でもしてみるか)

 

 

 

校舎を探索しろ

 

 

切島は校舎内を歩き回ることにした。校舎内には様々なスポットがある。

教室が並んでいるエリア。様々な部活動の部室が密集している部活動地帯。

そして多種多様なギミックと仕掛けが施されている訓練施設が多く存在する

訓練エリア。

切島はとりあえず訓練エリアを見に行こうと歩き出した。

その道中普通科生徒たちの襲撃に何回かあったが全員返り討ちにして

前へと進んで行った。

 

(……なんで倒した奴ら現金やアイテムくれるんだろ?)

 

日常ではありえない出来事の数々に切島は頭を抱えながら足を進める。

そしてすぐに目的地にたどり着いた。

 

そう訓練エリアである。

そこは居残りで特訓する生徒たちの活気にあふれる場所であった。

ある者は大量のロボットとの戦闘訓練を。ある者は大量の

トラップが仕掛けれているコースを走り抜け。またある者は数人体対数人の

模擬戦を行っていた。

 

「すごいな熱気と活力だ……俺もどこかで訓練させてもらおうかな?」

 

彼はそう呟くがもうほとんど使用者たちがいて空いている演習場がない。

切島は他に空いている演習場がないか探し始める。

 

「参ったな……やはり前の時間から予約が必要なのか?」

 

困った様子で歩き続ける切島。そして体育館のような形の

演習場を見つけた彼は少しだけそこを覗く。

 

「ん?あれは……緑谷か?」

 

「ハア……どうしよう」

 

 

サブストーリー 熱血道場その1

 

 

すると中ではため息をついて暗い表情の緑谷出久がいた。

切島は少し気になり中へと入る。

 

「よう緑谷。どうかしたのか?」

 

「あ……切島君。……実はさっきまでオールマイトに個性訓練を

指導してもらってたんだけど……なかなかうまくいかなくてさ……」

 

「個性訓練?そんなに大変なのか?」

 

「いやその実は……あの……僕個性の発現がみんなより遅くてさ……

僕つい二か月前にくらいに発現したんだ」

 

「な、なに!?」

 

あまりにも常識から外れた事象に驚きを隠せない切島。しかし

現実に緑谷がそのせいで困っている。彼はなんとか納得した。

 

「だからさ。僕体をよく壊しちゃうんだ……。オールマイトにも

目をかけてもらっているのに……せっかくここにも入れたのに……。

このままじゃあ相澤先生の言う通りヒーローになれないよ」

 

そう言って暗い顔を見せる緑谷。そんな彼を切島は放っておけなかった。

 

「………俺は個性の制御の仕方は教えられないが、よかったら俺と戦闘訓練してみないか?」

 

「え?」

 

「今できないことを嘆いていても何も始まらない。なら今は体を動かしてみないか?

そうすれば何か掴めるものがあるかもしれないぞ?どうだ?」

 

「………そうだね!切島君!お願いします!!」

 

「フ、そんなかしこまるなよ。じゃあ……さっそくやるか?」

 

「うん!!お願いします!!」

 

緑谷は拳を構える。それに応えるように切島も拳を構えた。

 

 

 

 

 

1年A組

緑谷 出久

 

 

 

 

「スマッシュ!!」

 

緑谷が切島に突っ込みながら腰の入ったパンチを切島に放つ。

しかし切島は避けもせず片手で拳を掴み防ぐ。しかし緑谷は

怯まずもう片方の拳を放つ。

 

「甘いな」

 

切島は頭を右に傾け拳を避ける。そしてその腕を掴み緑谷を背負い投げで

地面に叩きつけた。

 

「おら!」

 

「う!?」

 

コンクリートに叩きつけられたことで緑谷の顔がゆがむ。

しかし彼は何とか立ち上がりながら切島から距離を取る。

だが切島は容赦なく緑谷の方へと突っ込んで行く。そしてその拳を

構えた。

 

(く、来る!?)

 

緑谷は急いでガードの体勢を取るがその拳はフェイント。切島は瞬時に

ローキックに切り替え緑谷の足を蹴る。

 

「う!?」

 

「おら!!」

 

そして痛みで怯んだ彼の顎に容赦なくハイキックを食らわせた。

 

「あ……」

 

緑谷はその攻撃に耐えられずその場に倒れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ど、どうだったかな?切島君」

 

緑谷は痛む体を抑えながら切島に今の戦いのことを尋ねた。

 

「………緑谷。お前は個性を何か特別な力だと勘違いしてないか?」

 

「え?」

 

「個性は勝負を決める一つの要素に過ぎない。お前は個性に耐えるために

鍛えてきたのかも知らないがそれだけじゃ足りない。もっと戦闘技術を磨いてみたらどうだ?

そうすれば体も心も技も自然と磨かれる。そうすれば自ずと個性も扱いやすくなるんじゃないか?」

 

「………」

 

「ん?おい聞いて……」

 

「ひ、閃いた!!」

 

「!?」

 

「閃いたよ!切島君!!こうしちゃいられない!!さっそく思いついた

特訓方法をノートにまとめて来るよ!!僕もう行くね!!また明日!!

今日はありがとうね切島!!」

 

「お、おう……」

 

緑谷はテンションを爆発させながらその場から走り去っていった。

 

(フ、何事かと思ったが……元気が出たようでよかったな)

 

そんな風に考えているとこの部屋に入ってくる大柄の男が。

そうオールマイトである。

 

「やあ切島少年!お疲れ様!!」

 

「オールマイト……こちらこそお疲れ様です。どうしてここに?」

 

「いやなに……君にお礼が言いたくてね。緑谷少年を指導してくれてありがとう。

実は先ほど私も彼に指導していたんだが彼の為になるアドバイスをしてあげられなくてね。

どうやら私はまだ教師としてはまだ半人前みたいだな……というわけで君にはとても

感謝しているんだ。今後も緑谷少年はここで訓練すると思う。もし君がよければ

ここに訪れて彼のことを見てやってくれ!あとこれはお礼だ!受け取ってくれ」

 

 

 

【”上級ランクの鉄くず”を手に入れた】

 

 

 

「じゃあ私も行くよ!また明日!」

 

オールマイトもその場を去っていった。

 

(そうか……暇なときまたここに顔を出してやるか……。

それにしても……この鉄くずはなんだ?)

 

 

 

サブストーリ 熱血道場その1 終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(さて……また暇になってしまったな……もう少し校舎内を歩いてみるか)

 

再び校舎内を歩く切島。その道中彼はとある二人に会う。

 

「ん?切島じゃん」

 

1年A組

耳郎 響香

 

 

 

「おっすー」

 

1年A組

上鳴 電気

 

 

 

 

「ん?ああ」

 

その二人はクラスメイトの上鳴電気と耳郎響香。

 

「うちらこれから軽音部の新入生歓迎ライブを見に行くんだけどよかったら

アンタも行かない?」

 

「きっと楽しいぜ!」

 

「………そうか。暇だし俺も見に行こうかな」

 

切島は二人についていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人に案内されたのは入学式や卒業式などで使われる体育館。

中には大勢の観客たちが集まってた。早速3人は中に入って空いてる

席を探そうとしたが入口の方に何やら困っている二人組が。

 

「ああ……困ったな……」

 

「しょうがないよ。今回は諦めよう」

 

それを見た耳郎と上鳴は二人に話しかけた。

 

「こんにちは!何か困りごとですか?」

 

「ん?ああ君たちは新入生かい?実は僕たちのバンドメンバー五人の内

三人。ボーカル、ギター、キーボードが風邪で休んじゃって」

 

「「え~!?」」

 

(それは何とも不幸な……)

 

「それで僕たちは今回は諦めようと……」

 

「えっと……ちなみに何の曲やる予定だったんすか?」

 

上鳴が妙な質問をし始めた。

 

「え?ああ……JUDGEMENT -審判-っていう曲だけど……」

 

「ああ!それなら俺ギター弾けますよ!耳郎お前音楽得意なんだろ?

この曲キーボードできたりしないか?」

 

「えー……んー。あ、あの楽譜ありますか?あれば多分できますけど……」

 

「も、もちろん用意できるぞ!!さ、参加してくれのか!ありがとう!!

あとはボーカル用意しないとな……この曲は……ダンディな男の人が歌うのに

ぴったりなんだ……」

 

「ん~ダンディな男か~。チラ」

 

「ダンディな男ね~。チラ」

 

何故か二人は切島の方へと目線を向け始めた。

 

(ん?なんで二人とも俺の方を見るんだ?ま、まさか……)

 

嫌な予感を感じた切島は二人に背を向ける。

 

「さ、さて俺は席を探しに……」

 

「待ってくれ!頼む切島!この曲のボーカルをやってくれ!!」

 

「お、おい……曲自体は知ってるが人様の前で歌ったことなんて……」

 

「切島!ウチからもお願い!!ボーカルやって!!」

 

「うう……仕方ないな……どうなっても知らないぞ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブが始まりそれぞれのチームが曲を披露し始める。そしてついに

彼らの出番が始まる。

 

「よし!やるからには全力でやる。最高の音楽を奏でてやるぜ!!」

 

 

JUDGEMENT-審判-N01293284

 

 

その瞬間ギターの爆音ともに激しい音楽が鳴り響いた。

 

「レールから外れた~不良品の野良犬さぁ~だけど簡単には~テールは振らないぜ~!

大人ーイエスマンに~成りそびれた~」

 

だんだん切島の動き激しくなっていく。そして声の大きさもどんどん上がり始めた。

 

「若者ーワルにー残ーされーた~。NOとーいう名ーのジャスティス!!」

 

彼の心に激しい炎が燃え滾る。その熱はバンドメンバーにも乗り移る。

 

「Wow、breakin‘ the law!!breakin‘ the world 壊せ~!!」

 

「ぶちぬけ~!」

 

「切り裂け~Tenderness!Wow、breakin‘ the rule!!」

 

魂の共鳴を始めた切島と上鳴は互いの背中を預け合うように向けある。

 

「六法全書じゃ~縛れない~!」

 

「俺らは~!」

 

「反乱~分子さぁ!!振り上げた~握りこぶしがッ!俺たちのッ!JUDGEMENT!!」

 

最後の決めポーズ。切島、上鳴、耳郎の動きは見事、一寸の狂いなくシンクロした。

 

ジャジャン 

 

一瞬の静寂が体育館を支配する。そして次の瞬間途方もない程の歓声が彼らに送られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやーみんなお疲れ様!!またライブに出たくなったらいつでも軽音部の

部室に来てよ!いつでも大歓迎だ!!」

 

 

 

【軽音部の出入りが可能にりました】

 

【切島鋭児郎の『バカみたいが』がプレイ可能になりました】

 

【緑谷出久の『KONNANじゃないっ!』がプレイ可能になりました】

 

[ここでは様々なキャラで歌を楽しめます。絆語録に登録された

キャラの歌も歌えますので絆語録をドンドンうめていきましょう]

 

 

 

 

「いや今日は楽しかったなー!!」

 

「うん!いきなりだったけどライブに参加できて本当にテンションあがったよ」

 

上鳴と耳郎は先ほどのライブでテンションが上がりまくっていた。

 

「フフフ……そうだな。みんなの前で歌うのも悪くなかった」

 

「切島はウチら軽音部に入ることにしたんだ。たまにはウチらの部室に

顔出しにきてね」

 

「待ってるぜ!その時はボーカルまたやってくれよな!」

 

【耳郎響香が絆語録に追加されました】

 

【耳郎の『Like A Butterfly』がプレイできるようになりました】

 

【上鳴電気が絆語録に追加されました】

 

【上鳴電気の『MachineGun Kiss』がプレイ可能になりました】

 

「ああ。約束するよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、強襲 ヴィラン連合

 

 


使用楽曲コード:N01069521,N01253375,N01293284,N01328404,N01328652

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。