英雄《ヒーロー 》が如く 龍を継ぐもの 作:0101シュート
次の日の学校。ヒーロー基礎学の授業が始まった
「今回行うヒーロー基礎学は災害水難なんでもござれ、人命救助のレスキュー訓練だ」
訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく」
(学校の敷地内をバスで移動か。雄英ってやっぱり広いんだな)
その後切島たちはバスに乗って訓練所へと向かった。
雄英高校の広大な敷地内に存在する救助訓練のための特別施設。通称、USJ。
この施設には様々な災害のギミックのあるエリアが無数に存在している。
「皆さん初めまして。13号です。
そしてここは水難事故、土砂災害、火事、あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。
その名も·········USJ」
「13号、オールマイトは?ここで待ち合わせるはずだが」
「先輩、それが·········」
相澤先生達は何やら打ち合わせをした後、授業を開始した。
「えー、始める前にお小言を一つ、二つ·········三つ·········四つ·········」
13号先生の長い話が始まった。話の内容は個性の力の使い方について。
個性は便利な反面、使い方を誤れば簡単に人を殺してしまう。
そう言った大事な話を始めた。
(俺もよく相手をボコボコにしちまうが……)
「俺は誓って……殺しはしてません!」
「な、なんだよ急に」
「いやなんでもない……すまない上鳴」
「今回の授業で人命のために“個性”をどう活用するかを学んでいきましょう。君達の力は人
を傷つけるためにあるのではない。救けるためにあるのだと心得て帰って下さいな。
じゃあ!それでは皆さん早速訓練を················ん?」
その時13号先生と相澤先生が施設の真ん中にある噴水の方へと目線を向ける。
すると噴水の近くから黒いモヤが現れる。
「ひとかたまりになって動くな!!13号!生徒を守れ!!」
相澤先生が声を荒げて叫ぶ。生徒たちはいきなりの出来事にざわめき始める。
「うごくな!あれはヴィランだ!!」
「13号に……イレイザーヘッドですか……先日頂いた
教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが……」
「どこだよ……せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさ……オールマイト……平和の象徴……いないなんて……子供を殺せば来るのかな?」
ヴィランのリーダー格であろう男は確かにそう呟いた。腕のマネキンを体中に巻き付けた
不気味な男からは途方もない悪意を感じる。切島は瞬時に拳を構え前に出ようとする。
しかし相澤先生がそれを止める。
「切島下がれ!13号避難開始!学校に電話試せ!センサーの対策も頭にあるヴィランだ。
電波系の“個性やつ”が妨害している可能性もある。上鳴、お前も“個性”で連絡試せ!俺は足止めをする」
相澤先生はそう言って呪縛布を構えてヴィランたちに突っ込んで行く。
そして13号先生が僕たち生徒たちの避難誘導を始めた。しかし彼らの前に
さっきの黒い霧が現れた。
「初めまして、我々は敵ヴィラン連合。僭越ながら……この度、ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして。本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ……ですが何か変更あったのでしょうか?まぁ……それとは関係なく……私の役目はこれ」
直後、爆豪が前に飛び出し、黒い靄を攻撃した!
「おら!!」
しかし、ダメージは入っていない!
「ダメだ!どきなさい、爆豪君!!」
「危ない危ない、生徒とはいえど金の卵。散らして、嬲り殺す」
そしてその二人の勇敢な行動が仇となってしまった。
13号先生が個性を使おうとしたとき、あの人の射線上に、爆豪が入ってしまったのだ。
そして黒い霧のヴィランは体を広げ僕たちを囲い込む。
「く!?うわーーー!!!!」
生徒たちはその黒霧に飲み込まれてしまったのだ。
(なんだこの黒い霧は!?一体何が起こったんだ!?)
突然の出来事に切島の思考はうまくまとまらない。霧を払うように
必死に腕を振る。しかしその行為には何の意味もない。しばらくして霧は
晴れたのだ。
「こ、ここは……?」
すると彼の目に入って来たのは先ほどとは違う光景。そこは
酷く荒れた建物の中だった。
(なんだよこれ?まさか瞬間移動でもしたって言うのか!?)
「おーい切島!大丈夫か!?」
切島と同じくここまで移動されてしまった者たちがいた。
それは上鳴、耳郎、八百万の3人。
「ああ。それにしてもここはどこなんだ?」
「さっき窓を見たんだけどよ。あちこちに倒壊した建物があった。
けど空ではドームで覆われている。つまりここは13号先生の言っていた
倒壊エリアだ。これからどうする?ここで隠れて……」
その時大量の足音が彼らの耳に入って来た。4人はそれに気づき一斉に
この部屋ドアの方を見る。すると扉が蹴破れる音と同時に何人ものヴィランたちが
部屋に入って来た。
「おうおう!見つけたぜ雄英のガキ共だ!!」
こちらの様子を見るなり奴は彼らの前に立ちはだかる。
そして二人のヴィランが先陣を切り面を食らっている上鳴と耳郎に
襲い掛かる。
「うわ!?」
「ひっ!?」
二人の奴らの魔の手が迫ったその瞬間。切島が二人の前に素早く移動し
襲い掛かろうとしたヴィラン二人を一瞬で殴り飛ばす。
「おら!とりゃあ!!」
「ぐわ!!」
「ギャ!?」
時間差で宙に舞い地面に倒れる二人。それを見たヴィランたちは一瞬怖気づいて
後ろに下がる。その隙に切島は3人に背中を見せるように奴らに向かって拳を構えた。
「ここで救助を待つ余裕はなさそうだな。ここを突っ切ってみんなと
合流するぞ!!」
「え!?そ、そんな!?」
「ま、マジかよ……!?」
切島の発言を聞いて少し怖気ついてしまう二人。しかし八百万は
木刀を構えて切島の隣に立つ。
「お二人とも切島さんの言う通りですわ!覚悟をお決めください!」
「く、くそー!仕方ないやってやるぜ!!」
「こ、ここで立ち上がらないとロックじゃないよね!」
四人全員が覚悟を決めヴィランたちを前に戦闘態勢に入る。それを
見たヴィランたちも構え始めた。
「ガキのくせに調子に乗りやがって!!こいつ全員ぶっ殺せ!!」
「殺しにかかってくるなら俺たちも容赦しねぇ……死にてぇ奴だけ……
かかってこい!!」
ヴィラン連合
「行くぞー!!」
先に先手を打ったのは切島。彼はなんと敵たちに突っ込んで行き
ドロップキックを放つ。ヴィランは何人か巻き込まれながら後ろに倒れた。
ドロップキックを放った彼はその反動で空中で回転して難なく地面に着地する。
しかし着地際を狙うヴィランが襲い掛かって来た。
「死ね!!」
「甘い!!」
その瞬間。切島が放ったのは虎落としによるカウンター。奴は悲鳴を上げながら
後ろに吹き飛ばされる。そして窓を突き破って地上に落ちて行った。
「うわー!?」
△極
「フン!!」
その時!切島が壁に向かってダッシュを切る!そして壁を蹴り高く飛びあがった彼は
一人のヴィランに狙いを定め、体を縦に回転させ勢いのついた頭突きを食らわせた!
「ギャー!?」
飛翔回転頭突きの極み
切島だけではない。八百万、上鳴、耳郎も果敢にヴィランたちを撃退していた。
しかしぞろぞろと新しいヴィランたちが部屋に入ってくる。
「チ!面倒だな……ん!?あれは!!」
その時切島の目に入って来たのは大きなソファー。切島はそれをなんと
両手で高く持ち上げる。
「「も、持ち上げた~!?」」
あまりの彼の馬鹿力に驚愕の声を漏らす上鳴と耳郎。だが切島はその
声を気にせずにそのソファーをヴィランたちに振り回す。
「おらーー!!」
「ちょ、おま…ギャーー!!??」
「う、嘘!?ごべーー!!??」
振り回されたソファーを横に叩きつけれヴィランたちは面白いくらい
吹き飛ばされていく。そしい勢いよく回転すると周りのヴィランたちは一掃された。
しかし周りの雑魚とは違う明らかに体が一回り大きいヴィランが現れた。
「調子にのってんじゃねぇぞガキ共!俺が直々にぶっ殺して……」
△極
切島は奴が何かしゃべりきる前に顔面にソファーを叩きつける。
「ギャ!?」
奴はたまらずその場に仰向けに倒れる。そして切島は奴を見下ろしながら
ソファーを高く持ちあげる。
「う、うそ!?まさか……!?」
「おりゃーー!!!!」
「ギャーーーー!!??」
壊し屋の極み・超重量級武器
そして高く持ち上げたソファーを奴の体に叩きつけた。あまりの衝撃に
ソファーは粉々に壊れてしまう。だがそれは奴の戦意を削ぐには十分なものだった。
「が……ガ……」
(あれ……?さっき誓って殺しはしてないとか言ってなかったっけ?)
宇宙猫状態になる上鳴。
「よし片付いたな。下の階に向かうぞ!」
「あ、はい……うぇい」
「え、ええ」
「う、うん」
三人とも切島の容赦のなさにドン引きしていた。
下の階にも数人のヴィランたちが切島は止まれない。全員
完膚なきまで叩きのめしていく。そして外への扉の前に立ちはだかる
ヴィランに彼は目を付ける。
「おら!おりゃ!!」
「うわー!?」
顔面を殴って怯んだ奴の胸ぐらを掴み扉に向かって投げ飛ばす。すると
扉は奴と共に吹き飛んでいった。
息を切らしながら4人は建物外へと出ていく。外にはまだ大量のヴィランたちが
待ち伏せていた。
「ハアハア……うそでしょ!?」
「クソ……」
切島は前に歩きながらスタミナンXを取り出し飲み干す。
「まだまだ行くぞー!!」
切島は再び先陣を切ってうヴィランたちに突っ込んで行く。
切島に続いて3人もヴィランたちに向かって行った。
切島は青い闘気を纏いながらヴィランたちを蹴散らしていく。
しかし攻撃の隙をつかれてしまい後ろからヴィランが攻撃してくる。
「死ねー!!」
「く!?」
△極
しかし後ろから耳郎が奴の背中にイヤホンジャックを差し込む。
すると奴の体に爆音を流れこんだ。
「うおー!?」
平均感覚を失い動けなくなった奴を耳郎は『えい!』と言いながら
切島の方に両手で押す。
「切島!」
「助かった!!おら!!」
「ぐわ!?」
平衡感覚を失った奴の体に切島のラリアットが直撃。奴は地面に叩きつけれた。
特殊連携・耳郎
切島は難を逃れヴィランたちを再び蹴散らしていく。しかし
再びピンチは訪れる。切島が一旦後ろに下がろうとバックステップを
したその時。横から突っ込んでくるヴィランが。
△極
「切島伏せろ!!」
上鳴の声に気づいた切島がすぐさま体勢を低くし身を屈める。
上鳴は切島向かって走りその勢いのまま身を屈めた彼の背中を軸にして
向かってきたヴィランに電気を纏った縦回転蹴りを食らわせる。
感電したヴィランは怯みその隙をついた切島は奴に渾身の垂直蹴り
叩き込み吹き飛ばした。
特殊連携・上鳴
「ぐわ!?」
「上鳴、やるな」
「ああ。決まったぜ!」
ヴィランたちを倒し安心しそうになったその瞬間!地面が激しく揺れ始める。
そしてその瞬間地面が割れその中から覆面を被った巨大な4mほどのヴィランが
現れた。奴は巨大な拳を切島に振り下ろすが彼は何とか前転しながらそれを避ける。
△極
「切島さん!!」
その時八百万が創造したバットを切島に投げる。切島はそれを受け取り
すぐさま奴の脛をバットで叩きつけた。
「おら!!」
「グワ!?」
弁慶の泣き所を叩かれた奴は痛みに耐えきれずその場に片膝をつく。
そして八百万はもう大砲を創造し標準を奴に向かって定めていた。
「トドメです!!」
爆音と共に砲丸が放たれる!
「ギャーーー!!!???」
放たれた砲丸は奴の体を容赦なく捉えたのだった。
特殊連携・八百万
「ハアハア……なんとかなったみたいだな」
四人は息を切らしながら周辺に力なく倒れるヴィランたちを
見つめた。もう新手は来ていない。とりあえず一山超えたといった所だ。
「ハアハア……切島さん。一休みしたら皆さんを探しに行きましょう」
「そうだな……」
「「ハア~疲れた」」
4人は一旦その場に座り込んだ。
それからしばらくして、切島たちは他のメンバーを探し出すために施設の真ん中にある
噴水エリアへと訪れた。彼らはそこで衝撃的な光景を目の当たりにする。
「相澤……先生……?」
それは腕のマネキンを顔に着けているヴィランの個性によって肘を破壊されてしまい、
脳ミソを剥き出しにした巨大な怪人に組み伏せられた相澤先生の姿だった。
捻り上げられた右腕は歪に変形し、手首から先は力なく垂れ下がっている。
そしてその怪人はとどめを刺そうとその腕を上げる。
「やめろ!!」
切島の体はもうすぐに動いていた。彼は全速力で奴らの方へと走っていく。
3人も切島に続いて走っていった。
「あ?なんで生徒の奴らがここにいるんだ?」
「どうやら彼らに差し向けた刺客たちを全員倒してここまで来たそうですね」
「チ、あいつら使えないな……脳無あいつらを殺せ」
脳無と呼ばれた化け物は相澤先生を離して切島の方へと走っていく。
切島は迎撃しよと拳を奴に向かって振るうが今回は相手が悪過ぎた。
切島は奴の圧倒的なパワーから放たれるアッパーを受けて高く吹き飛ばされる。
「うわー!!??」
切島の体が自由落下し地面に叩きつけられる。そして彼は吐血してしまった。
「切島!!テメー!!」
上鳴は電気を体に纏いながら奴に突っ込む。しかし奴に電気は全く通用しない!
脳無は上鳴の首を掴み地面に叩きつけた!
「グハ……!ああ……」
その場に力なく倒れる上鳴。
「切島!!上鳴!!」
耳郎が悲痛の叫びがこだまする。すると脳無は次のターゲットを耳郎に定めた。
奴はゆっくりと耳郎の方へと歩いていく。
「ひ……ああ……」
あまりの恐怖に耳郎は腰をぬかして尻もちをつき倒れてしまう。
必死に後ずさる彼女の前に八百万が急いで立つ。
「近づかないで!!この化け物!!」
八百万は自身が創造した拳銃を奴に向かった放つ。何度も何度も
引き金を引くが奴は全く止まらない。なんてことだ!ムービー銃すら
奴にきかないなんて!?
「や、ヤオモモ……!」
「ク!?」
弾はそこ尽きもうなんの手段もなくなる。今の八百万にできるのは
耳郎の前に立ち彼女を守ろとすることだけだった。
そして彼女にその拳が振るわれそうになる。
「ヤオモモ!!」
「う!?」
彼女たちはあまりの恐怖に目をつぶる。しかしその時彼の勇気ある
叫び声が周りに響いた!
「スマッシュ!!」
そう緑谷出久である!!どこからか現れた彼は脳無の頬に周りに
風圧が発生するほどのパワーのパンチを放った。それを受けた
脳無は少しだけ怯み後ろに下がる。しかし彼の腕はその反動で血塗れだった。
しかし痛みを耐え涙を流しながら彼女たちに叫ぶ。
「二人とも!!早く逃げて!!」
緑谷の声がこだまする。それと同時この施設の扉が破壊される音が
施設全体に鳴り響いた!
「もう大丈夫……!!私が来たッ……!!!!」
そうオールマイトがここに駆けつけたのだ!!オールマイトは
一瞬で脳無の所まで飛んでいく。
「オールマイト……!!」
「よく頑張ったなみんな!!よし君たち!!ここは私に任せて逃げなさい!!」
ヴィランたちの意識オールマイトに向けられる。緑谷、八百万、耳郎は
その隙をついて負傷した相澤、切島、上鳴に肩をかしてその場から逃亡しようと
動き出した。
「先生!大丈夫ですか!?」
「緑谷……すまないな」
「上鳴!意識をしっかり持って!!」
「お、おう……耳郎悪い」
「切島さん!!早く行きましょう!!」
「………」
6人はその場から離れようと足を動かす。しかし切島が突然八百万から
離れて自力で立ち始めた。
「え?き、切島さん?」
「………」
額から血を流しながら切島は足を動かす。あのヴィランたちの方に。
「ちょ、ちょっと!!行っちゃダメですわ!!」
八百万が止まるように言うが切島はそんなことお構いなしに
進んで行く。そしてオールマイトと脳無の戦いを見ているヴィランたちに
話しかけた。
「おいマネキン野郎……テメーがヴィラン連合のリーダーか?」
「あ?そうだけど?なに、わざわざ殺されにきたのか?」
「フ、そうか……。昔、士郎兄さんが言っていたな。親の権力を盾に
兄さんをいじめていたクソガキがいたって」
「あ?何言ってんだお前」
「テメーはそのクソガキと同じだ。恐らくこの組織の権力はお前
自身の手で得た物じゃない。おそらく誰かの手によって得た権力だろ?
お前のことを見ると分かっちまうぜ。違うか?悪党のボンボン」
「………あ”?」
その時死柄木弔の額の血管が怒りで隆起する。今の一言は
彼のプライドを刺激するには十分なものだった。
「テメーがどんな生き方してきたかは知らないがテメーは俺のダチたちを
沢山傷つけた。テメーの様ななんの信念も感じない外道はこの手で殴らないと
気がすまねぇ」
「うぜぇなおい……!まあいいや……テメーこの手でぶっ殺してやるよ」
死柄木の殺気に染まった目が彼に向けられる。しかし切島はそんなこと
気にせずに口にたまった血の塊を吐き捨てる。そして自身のジャケットに
手をかけ一瞬でシャツごと脱ぎ捨てた。
そして彼の背中を見た緑谷たちは言葉を失った。
(え!?あ、あれってまさか!?)
((((い、刺青~!!???))))
「き、切島……お前……!?」
そう切島の背中には歌彫特製の刺青が彫られている。そう桐生一馬と
同じ龍の刺青が!それを見たみんなは目を見開き、相澤先生も
驚愕の声を漏らしていた。
「例え俺がここで死んでもお前だけ絶対に道ずれにする…………
俺と地獄まで付き合ってもらうぜ……連合のおぼっちゃん……」
「うるせえ!俺のことなにも知らねぇくせに!!ぶっ壊す」
死柄木も自身の服に五指を触れさせ崩壊させる。すると彼も上裸になった。
※なんで?
「仕方ない…………切島!!俺の個性でアイツの崩壊の個性を弱める!!
なんとか耐えて攻撃し!なんとか倒せ!!」
「相澤先生………お願いします!」
これで即死の危険は下がった。
「行くぞー!!」
「うおー!!」
2人が勢いよく雄たけびを上げながら地面を激しく蹴り
走り出す。そして切島は拳を。死柄木は手のひらを向ける。
そして先に直撃したのは切島の拳だった。
「おら!!」
「ぐ!?」
すれ違いざまに拳を鼻に叩きつけれた死柄木弔。しかし奴はあまり
怯まず後ろを振り向き鼻血を親指でシュっと拭きながら切島を睨んだ。
切島も緊張感を高めながら拳を構える。
このまま長引いて奴の崩壊を受けるわけにはいかない。そう判断した
切島は一気に距離を詰めて奴に近づく。そして奴の肩を掴んだ。
△極
「オラ!!オラ!!」
肩を掴みながらもう片方の腕の拳をガンガン叩き込む。怒りを込めた
拳を何度も叩き込んだ切島は自身の頭を硬化させ奴に渾身の頭突きを食らわせた!
「オリャー!!」
「ぐわ!?」
チンピラの極み
切島の渾身の頭突きを受けた死柄木はたまらず転倒する。そして
頭をおさえながらうめき始めた。
「い、痛えええ………!!」
だが切島に一切容赦はない。彼は奴に馬乗りして追撃しようと襲い掛かる。
しかしその前に死柄木の魔の手が切島の腹に迫った。
「調子に乗るなー!!」
死柄木が跳ね上がりながら切島の横腹に触れる。
「グァ!?」
腹に強烈の痛みが走る。個性が発動し触れられた部分が崩れ血が噴き出始めた。
相澤先生の個性のおかげで致命傷には至らない。
「う………!?放せ!!」
切島は裏拳を放つ。すると死柄木は冷静にそれを避け彼から距離を取った。
「うう………!?」
自身の横腹に触れる切島。その感触から出血が凄まじい勢いで起こっていることを悟る。
時間が立つたびに彼の命の灯はどんどん減っていくのだ。
(まずいな……出血がやばい………時間がねえな。だが絶対に倒れねえ!
あいつを倒すまでは!!)
「おらー!!!!」」
ものすごい気迫と共に切島は死柄木に向かって突っ込んで行く。
そしてその拳を振るった。しかし冷静さを欠いてしまった拳は
空を切る。死柄木は彼のパンチを見極め始めていたのだ。
「フ!もう当たらねぇよバーカ!!」
切島の拳を見切った奴はそれをスレスレで回避しながら
彼の懐に入る。そして奴が次に触れたのは彼の左肩。
「ぐわ!?」
左肩が崩れ血が噴水の様に噴き出る。それ見た死柄木は悪魔のように
ニヤリと微笑んだ。
「ハハハ………!これでもう拳は構えられ………」
「おら!!」
「う!?」
切島が返しの頭突きを放つ。それはカウンターというには荒っぽく
それはもはや肉を切らせて骨を断つと言ったような捨て身の攻撃だった。
奴はたまらず鼻をおさえながら後ろに下がった。しかし切島は地面を蹴り
奴の懐に入る。そしてラッシュコンボを叩き込み、そして強烈な
アッパーで奴を吹き飛ばした。
「おら!!」
「ぐあ!?」
地面に落ちた奴に切島は馬乗りになりマウントポジションから
がむしゃらに拳を奴の顔面に叩きつけた。
「おりゃ!!とりゃー!!」
「グ!?死ねー!!」
馬乗りにされても奴にはあれがある!手のひらを切島の顔に近づけたその瞬間!
切島の第六感が警鐘を鳴らした。彼はすぐさまマウントポジションを取るのを
やめ立ち上がり奴から距離を取る。
すると奴は不気味にゆっくりと立ち上がり始める。切島は見つめ始めた。
「壊す………壊す壊す壊す壊す壊す………殺す!!おらーーー!!!!」
死柄木の雄たけびと共にどす黒い邪悪なオーラが奴の体を包み込む。
そしてものすごい怒りの表情を見せながら切島の所へと走っていった。
「死ねーー!!!!」
そしてなりふり構ず切島に両方の手のひらを振るう。それもがむしゃらに。
だがそれはとても速く精密的な動きだった。切島は全神経を集中させそれを
素早いステップを踏みながら後ろに下がりそれを避けていく。しかしすべてを避ける
事はできなかった。右前腕、左足、そして右胸などを触られドンドン致命傷を負って行く。
「う………トドメだー!!死ねーーー!!!!」
なんとか後ろに下がった切島に死柄木は高く飛び掛かる。そして彼の
顔面を掴みにかかった。もしこれが決まれば死んでしまう。
勝機!!
切島はその一瞬にすべてを賭けるように自身の集中力をどんどん高める。
青いオーラが体に溢れ極限の集中力が発揮される。
「な!?」
その時切島が奴の手首を掴み自身の横にその勢いを流す。そして無防備に
なった奴を両手で抑え強烈な膝蹴りを腹に叩き込んだ。
そう!これこそ古牧流の三大奥儀の一つ!古牧流・受け流しである!!
「うお………!?」
あまりの衝撃に意識が一瞬吹き飛んでしまう死柄木。勝負を決めるには
今しかない!!
△極
「おら!!」
「が!?」
両方の拳をそれぞれ死柄木のこめかみに叩きつけ挟み込む!
そしてしっかりと挟み込み身動きを取れなくなった死柄木ごと
切島は飛び上がる。そして地面に着地すると同時自身の膝を
奴の顔面に叩き込んだ!!
「ハァーーー!!!」
「ギャーーー!!!???」
奴は鼻血を噴水のようにまき散らしながらその場に倒れた。
究極の極み
「う…………クソ……」
死柄木は力なく地面に倒れる。切島は激痛の走る体に耐えながら
倒れた奴を真剣な眼差しで見降ろした。そうこの喧嘩……
切島鋭児郎の勝利である。
「ハアハア……」
その時飯田の声が施設に響き渡る。
「学級委員長!飯田天哉!!ただいま戻りました!!」
彼の後ろには多くの雄英教師たちが。それ見た切島の意識は
途切れてしまった。
「う?ここは……」
切島が目覚めたのはどこかの医療施設、自身の体には大量の包帯が巻かれており
腕に数本のは献血用の管が刺されていた。
「ああ……病院か……」
「目が覚めたか切島」
切島が横になりながらも右の方を見る。するとそこには顔面を包帯でグルグル巻き
された相澤先生がいた。
「相澤先生……あなた腕は大丈夫なんで……」
「バカやろう!!」
「?」
「お前なんであいつに勝負を挑んだんだ!?お前下手したら死んだかも知れないんだぞ!!
まだ学生のくせに勝手な真似をするんじゃない!!」
相澤先生の怒声が病室に響き渡る。先生の怒りに切島は返す言葉もなかった。
自分のことを心配してくれる大人の説教を受けたのは初めてではなかったのだ。
「すいません……ご迷惑をおかけしました……」
「全くだ!治療が終わってひと段落ついたらきっちり反省文を書いてもらうからな!!」
「………はい」
「ハア…………全く…………。いい機会だ。お前に話したいことがある。
俺は実は校長にお前の雄英高校入学に反対の意を示してた」
「………何?」
「入試を開始する以前のタイミングからお前の過去を色々調べさえてもらった。
齢7歳の時にお前はとあるヴィランの事件の影響で両親を亡くしているそうだな。
天涯孤独に身になったお前は施設暮らしを余儀なくされた。これに関しては別に
なんの問題もない…………。だはお前を育てた奴だけは別だ」
「ふう…………なんだ知っていたのか」
「ああ……桐生一馬。ヴィラン指定団体。東城会四代目元会長。
日本裏社会の大きな事件の中心に奴は常にいた。例え極道から足を洗おうとも
桐生一馬はその力を振るい続けた。正に伝説の極道。裏社会の歴史の象徴だ。
正直……そんな男と幼少期を過ごしたお前は危険かもしれないと俺は考えた。
案の定……桐生一馬と同じ刺青を入れてたしな」
「……」
「だがそれは偏見だったと少し反省してるよ……正直あの場でお前は誰よりも
ヒーローだった。合理的ではないけどな。切島……この学校ででしっかり正しい技術を学べ。雄英の生徒としてしっかり順序を踏んで成長しろ。お前はまだ若いんだ。
死に急ぐなんてお前の担任である俺が許さない。無茶はもうするな、分かったな?」
「はい……約束します」
【相澤消太が絆語録に追加されました】
【相澤消太の『TONIGHT-restart from this night-』がプレイ可能になりました】
次回は一休みでサブストーリー。
軽音部に顔を出してみよう!
緑谷出久を鍛えよう!
新しいスポットにいってみよう!
ムービー銃が効かないとは……脳無恐るべし!
あと弔君まで脱がしてしまった。
だ、だって!自然とそうなったから……