英雄《ヒーロー 》が如く 龍を継ぐもの 作:0101シュート
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緑谷出久 ⇐
変更しない
『オーディエンス共!待ちに待った最終種目が遂に始まるぜ!第一回戦!』
プレゼントマイクの言葉とともに最終種目。バトルトーナメントが始まった。
16人によるすべてをぶつけ合うガチンコバトルが今始まる観客たちはこの戦いを
待ち望んでいた。それを表すかのように大歓声が巻き起こる。
『第一回戦!身体能力強化の個性を上手く使いチームのサポートを果たすナイスガイ!!
ヒーロー科!緑谷出久!!』
緑谷は深呼吸しながら舞台へと上がっていく
『VS!一家代々のヒーロー一族出身にして次世代のターボヒーローを目指す男!!
同じくヒーロー科!飯田天哉!!』
飯田も神妙な顔で舞台へと上がる。そして二人は真剣眼差しでお互いを見つめ合う。
「緑谷君!君とこうして競い合えることを嬉しく思う!正々堂々、
真剣勝負で戦おう!!」
「うん!僕の今持ってる力を出して君と全力で戦う!!」
『それでは二人とも定位置に着きなさい!!」
二人は定位置に着き緑谷は拳を構え、飯田はクラウチングスタートのスタートの
体勢を取り始めた。
『試合開始!!』
「行くぞ!!緑谷君!!」
最初に動いたのは飯田であった。彼はエンジンを唸らせながら
緑谷に向かって突っ込む。そして右足を振るう。
「く!!」
緑谷はそれを腕をクロスさせガード。しかし飯田の追撃の
中段蹴りが緑谷を襲う!しかし緑谷は一切動揺していない。
「シュ!」
「な!?」
その時、飯田の攻撃は命中せずに彼はそのまま緑谷の後ろへとバランスを
崩しながら行ってしまう。緑谷は飯田の攻撃を避けたのではない。体を
一瞬で掴み受け流したのだ。これこそ我流ながら自身で極めた技「捌き」である。
「なかなかやるな!!」
後ろに流された飯田は不敵な笑みを浮かべながら緑谷の方を見る。
そして緑谷も初めて実戦で使うであろう自身の技に興奮の笑みをこぼしていた。
【緑谷出久のステータスは全て平均的です。しかしどんな状況でも使える「捌き」が使用可能です。隙を作り関節技とコンボが可能なヒートアクションで敵を叩きのめしましょう!!】
次に動き出しのは緑谷だった。彼は個性で強化された拳を飯田に振るう。
しかし飯田の体も頑丈だ。少し怯みながらもレプシロバーストを
発動し彼にその足を振るう。しかし緑谷は冷静に「捌き」を発動。
彼の攻撃を後ろに受け流す。
「な!?また!う!?」
そして彼の背後から腕を掴み無理やり肘を極めに行く。
右腕の可動域を固定されてしまった飯田の体に激痛が走る。
そしてその態勢から緑谷は飯田の体を前へと引っ張り体勢が
完全に崩れた一瞬のタイミングで後ろへと華麗に投げ飛ばした。
その時彼の体を青いオーラ。ヒートが包み込む。
△極
「エイ!!」
「ぐわ!?」
仰向けに倒れた飯田の顔面を緑谷は容赦なく叩きつけた。
追い打ちの極み・表
技を決めた緑谷は一旦距離を取る。
「く!!まだだ!!」
飯田が鼻血で赤くなった顔面をおさえながらすぐに立ち上がり緑谷を
睨みつける。そして再びエンジンを起動させ緑谷に向かって行く。
その時彼が見せたのは蹴りではなく渾身の体当たり!
「な!?うわ!?」
緑谷も今の体当たりは読めずその体当たりを受けて後ろに吹き飛んでしまう。
ゴロゴロと転がり仰向けに倒れる。そして飯田が一瞬で近づき
彼の体を思いっきり踏みつけようとした。これを食らえば一瞬で意識は持ってかれる!
そう反射的に感じた緑谷は体を捻り横に回転しながらそれを避けた。そして素早く
立ち上がる。そして個性で身体を強化しながら軽いフットワークを踏み始める。
そして飯田に素早いラッシュコンボを叩き込んだ。そして最後に蹴りを腹に
叩き込む。
△極
「ぐお!?う!?」
飯田が怯んだ一瞬の刹那!緑谷はなんと飯田の体を登る!それと同時
彼の右手を掴んだ。そして容赦なくその右手をひねり極めてしまう。
「が!?」
更に横に緑谷が重心を右に傾けたことにより飯田は右に倒れてしまう。
倒れた飯田の腕を更に緑谷は容赦なくひねりあげた。
「エイ!!」
「うわーーーー!!!???」
コンボ追撃の極み・参
『な、なんて華麗な技だ!?飯田のスピードと破壊力を見事攻略し
緑谷出久!!二回戦にコマを進めた!!』
『うん。見事な身のこなしだった。自身の個性で強化した肉体で
戦うという固定概念を一回取り払い新しい戦い方を身に着けたんだろう。
戦場で主導権を握るのは個性だけとは限らない。個性を伸ばすのも大事だが
アイツみたいに戦闘技術を身に着けるのを怠るのは合理的じゃない。
ヒーローを目指す者は覚えておくように』
緑谷出久のジャイアントキリングを目の当たりにした観客たちは
大盛り上がり全員緑谷にその歓声を送っていた。しかし緑谷の頭に
それは入ってこなかった。
(決めれた!勝てたんだ!いやまて……あの技がうまくいったならあの技との
つなぎもうまくいくんじゃないか?あとあの技とかも応用すれば………)
緑谷の頭には新しい戦術の案がたくさん浮かび上がっていた。
(この前たまたま見た逮捕術や制圧術の動画を見て気になったけど
僕はオールマイトのバトルスタイルに固執し過ぎてそれを参考にすることはなかった。
だけど切島の言葉を聞いて僕は動画から色々学ぶようになったんだ。
尾白君や相澤先生にも特訓に付き合ってもらって形にできたけど..........やばい、
技って..........メチャクチャ面白い.........もっと技を試算したい!もっと練習したい!!)
緑谷は汗を拭きながらこれからの自分への期待と共に満面の笑み見せたのだった。
緑谷は試合を終え一旦観客席に戻ろうと廊下を歩く。その道中爆豪とすれ違う。
緑谷は一旦足を止めた。
「おうデク。お前一回戦突破できたからって調子に乗ってんじゃねぇぞ。
お前は俺より格下だ。もしお前と当たることになったらそれを証明してぶっ殺す」
「…………」
緑谷は彼に返事しない。全く気にかけずに足を再び動かした。
「ああん?チ、無視かよ。腰抜けが」
その言葉に緑谷の足が一旦止まる。
「…………ごめんカっちゃん。今の僕には君のことなんてどうでもいいんだ」
「…………は?」
「僕は今、技の魅力に憑りつかれている。強い相手を強力な個性を持つ
人をどう崩すか。今それしか考えられない。目の前に立つ相手に僕の
技がどれだけ通用するか。それしか考えられないんだ。こんな熱い気持ちは
初めてだよ........。今の僕には目の前で対峙する相手にしか興味がない」
そう言って緑谷は去っていった。
「…………上等だ!!俺に喧嘩売ったことを絶対に後悔させてやる!!」
次回、切島VS上鳴
なんか潔世一みたいになっちゃった。けど谷村正義の技って緑谷出久に合う気がするんですよね。根拠はないけど。