しゃーない書くか。
ってことで新連載です。
才羽モモイのずぼら飯と合わせて書いていきますので、あっちの進捗は遅れます。
スミマセン_(._.)_
「はあ、暇ですねえ。」
百鬼夜行自治区のとある雪原で、幼い容姿をした少女はぽつりとつぶやく。
少しだけ黒みがかった銀の長髪をなびかせて、露出の多い和服に身を包み、憂いを帯びたその表情は、幼い容姿とは裏腹にどこか大人びた雰囲気を纏っている。
そのなんとも不気味な気配を放つ少女は、絶えずため息をつきつつ、どこかつまらなそうに足をブラつかせていた。
「うっとうしいと思っていた、百花繚乱・・・いえ、クズノハの下僕も、いざいなくなれば、なんとも物足りなさを感じます。・・・自分でやっておいて何ですが、やはり物語には、不幸や恐怖に相対する役者が必要ですねぇ。」
少女はそう呟くと、しかしまたもや大きなため息をついた。
「とはいえ、委員長のアヤメがいなくなった今、次の主演候補であるはずのナグサちゃんはあの程度・・・あれでは良くて端役です。いっそ叩き潰してやろうかとも思いましたが・・・・・手前の怪談がくだらない無味乾燥なものと化すでしょう。これではとても風流とは・・・・・・。」
とめどなく続く愚痴をこぼしていくが・・・・・ふと少女はあることに気付いてその顔をあげる。
「おや?・・・・・・・・おやおや・・・・・・・・おやおやおや♪」
暗かった少女の顔がみるみる明るいものに変わる。
頬を染め、どこか興奮したかのように、その足は百鬼夜行の外へと向かっていく。
「これは珍しい!お客様じゃあないですか!この閉鎖された箱庭に!よもや外から招かれてくるなんて♪」
その足は、何時しか早歩きに・・・・・そして小走りに変わっていく。
つい先ほどまで暗かった顔も、ワクワクとした明るい表情に変わっていった。
「ひょっとしたら、手前の怪談の役者になるやもしれません!これは是非とも確認せねば!!」
少女がこれから向かうのは、このキヴォトスの中心地・・・そこにそびえるサンクトゥム・・・
「ああ楽しみです!実に楽しみです!!手前だけの百物語、やはり役者は厳選せねば!!」
目じりは下がり、頬は緩み、その顔からは喜びがあふれている。
「手前の紡ぐ恐怖劇、やっとその序章を紡げるやもですね!」
その表情は・・・・・・・とても美しく・・・・とても華やかで・・・・・
「楽しみですねえ・・・手前様?」
そしてどこまでも邪悪に見えた。
「くしゅんっ。それはそうと雪原は寒いですねぇ(-_-;)」
そりゃあそんな薄着じゃ当然だよ?
シュロちゃん。そんな恰好じゃなくて、ちゃんと服着なさい。