箭吹シュロ怪聞録   作:イッセ

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壱話

 

 

“怪談という種類の噺がございます。

 

 

どこの誰が作ったのかは不明ですが、どこぞの誰かに起こった不安や恐怖。

 

 

その体験を他の人間にも共有したい、自身の中に留めたくない。

 

 

そういった形で作られた、不安の種。

 

 

これが始まり。

 

 

そう、怪談の多くは体験談なのです。

 

 

では、その話に必要なのは?化け物?物の怪?違いますよ?

 

 

大事なのは体験をする役者!恐怖や不安を感じる登場人物!

 

 

そこに人物の不安や恐怖さえあれば、究極の所、怪異や化け物など不要なのです。

 

 

さて、手前様?

 

 

手前様は手前が紡ぐ怪談の役者になれますか?”

 

 

 

 

 

連邦生徒会。

 

各学園から集められたエリート集団、キヴォトス全体の政治を司るこの組織は、この学園都市で重要な役割をこなしている。

 

いや、正しくはそこの長。

 

超人と呼ばれたその人物こそが、このキヴォトスの要石とよべた。

 

 

しかし、ほんの数日前から・・・・・・

 

その要石が・・・・・・・・・・・・・・・・浮いた。

 

 

 

「・・・・としか言いようがないんですよね(-_-;)」

 

 

DU地区のとあるビル。

 

その屋上に、少女の姿はあった。

 

 

「常世と幽世、現世と黄泉。その狭間にたゆたう浮雲のような・・・・あの変態どういう状態なんです?寝ながら起きてるというか・・・死にながら生きてるというか・・・・・・・まあ、いいでしょう。」

 

 

露出の多い和服姿。

 

姿は幼く。

 

長髪がなびく頭の上には人魂のようなヘイローが浮かぶ。

 

 

「手前の目的は、招き人の方です。現世にて“先生”という形代を貼り付けられているようですが、はてさて手前の紡ぐ怪談の役者たる人物かどうか・・・。」

 

 

“箭吹シュロ”この少女の名前にして、この小説の主人公である。

 

百鬼夜行連合の花鳥風月部という部活に所属しているのだが、その部活自体が都市伝説染みており、生徒というくくりなのかすらわからない。

 

なぞに満ちた自称「語り家」である。

 

 

「そのありようや内面は追々として、まずは大人・先生という価値から見定めさせてもらいましょうか。丁度いい具合にご同輩がきているようですし・・・・。」

 

 

そう言って視線を向けた先には・・・・・暴れまわるヘルメット団や不良・・・そして、狐面を被った少女がいた。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「“私が指揮をとるよ・・・指示に従って欲しい。”」

 

「ええっ!?」

 

 

1人の大人と4人の子供。

 

 

サンクトゥムタワーから出てきた彼らの前方には、暴れまわる不良たちがいた。

 

 

飛び回る銃弾の中を進んでいくには、ヘイローを持たない先生にとって危険極まりない状況といえる。

 

 

それ故に、連邦生徒会へと集まり、成行とはいえ護衛を受けることとなったミレニアムのユウカ、ゲヘナのチナツ、トリニティのハスミとスズカの4名の生徒は、不良たちの拘束を2の次として、先生の守りを最優先するつもりであった。

 

しかし、この大人は、後ろに控えることこそ良しとしたものの、護衛であるはずの生徒を指揮して、道中の制圧に乗り出したのである。

 

 

先生という立場に加えて、あの連邦生徒会長が連れてきた大人ということもあり、指揮に従うことに不満はない。

 

 

それでも、銃弾一発が致命傷になるような人を、危険にさらすような真似は・・・

 

 

「“大丈夫、信じて。”」

 

 

否定的な言葉を発する前に、その言葉と・・・何よりもその視線に黙らせられた。

 

 

「・・・・・了解しました、先生の指揮に従います」

 

「先生の言葉に従うのは自然な事・・・ですね、よろしくお願いします」

 

「信じます、先生」

 

「わ、分かりました・・・・お願いします、先生!」

 

 

数舜の沈黙の後、4人は力強くうなずいた。

 

その様子を見た先生は顔を綻ばせ・・・・・・ゆっくりとした瞬きの後、その目つきが変わる。

 

 

(“戦術分析を開始、前方の敵勢力の把握、味方戦力とその武器種を把握、障害物及び位置関係をインプット、各種情報を元に戦闘範囲を俯瞰的に処理”)

 

 

戦術に必要な情報を、最小限の目配らせで素早く集め、最も効率的な戦術を組み上げていく。

 

 

「“前衛をユウカ、中衛をスズミ、後衛をハスミに編成、チナツはサポートとして動いてもらう。作戦開始。”」

 

 

「せ、先生?」

 

 

先ほどまで浮かべていた優し気な表情はなりを潜め、脳が持つ演算能力を戦術指揮のためだけに使い、無表情となる。

 

 

「ユウカ、1マガジン分撃ちながら前方20メートル地点の遮蔽物にまで前進、その後15秒間隔で半マガジンずつ牽制。スズミ、ユウカの後方についてから14メートル地点まで前進、到着後に閃光弾を投擲。ハスミ、ここからユウカの援護、2時方向に隠居るスナイパーを優先で、チナツ、ユウカと別ルートで15メートル前進、身をかがめながら遮蔽物に隠れて、その間撃たなくていい。」

 

 

矢継ぎ早に飛んでくる指示に、最初は慌てながらも・・・しかし、各々の動くべき戦術をしっかりと理解していく。

 

 

「閃光弾着弾後は、ユウカがシールド展開しつつ牽制。スズミはユウカの5メートル後ろから撃ちつつさらに2時方向に展開。ハスミが順に仕留めて。チナツは一気に距離を詰めてユウカを回復、その後スズミの位置に移動しつつ射撃に参加。」

 

 

味方の動きのみならず、敵の動きすらも完全に予測して・・・かつ予測外の事態に対応したセカンドプランへの移行も視野に入れて動きを指示する。

 

 

「“一斉に動いて・・・・・・3・2・1・今!”」

 

 

その神がかった指揮能力により、暴れていた不良たちは瞬く間に制圧されていくのであった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「化け物染みた指揮能力ですね・・・・。」

 

 

眼下で起こったもはや戦闘ともいえぬ蹂躙劇に、思わずシュロの口から感嘆の言葉が漏れる。

 

 

先生だから、大人だから、そんなくだらない事柄で説明できるほど、今の戦局は単純なものでは無い。

 

 

「戦術に必要な情報収集能力、戦局の把握能力、これら情報を俯瞰的に見る捉え方、そうですね・・・全部まとめて戦術IQとでも言いましょうか。この能力が普通の人間と段違い。戦術指揮特化型の超人とも言えるでしょう。」

 

 

不良たちの戦力は既に倒壊しており、この短時間で撤退に追いやられている。

 

 

「・・・狐も早々に見切りをつけて、あれは別行動に移りましたね。見捨てられるとは哀れなものです。」

 

 

不良共が蹂躙されているのを尻目に、狐面の主犯は、シャーレの建物へと姿を消していた。

 

 

「・・・・・アハ、アハハ♪いいですねぇ!俄然興味が沸いてきました!今回手前は語り手に準ずるつもりだったのですがぁ・・・これ程の役者、挨拶のひとつもしなければ失礼極まりないでしょう♪」

 

狂気的な笑みを顔に浮かべて、此度の怪談では語り手ではなく、舞台に上がることを心に決める。

 

 

「良き舞台!良き役者がでそろいますよぉ!その物語は凡庸ですが、演者がよい!きっと至高の怪談となるでしょう!!」

 

 

そうと決まれば、いつまでも観察者を気取るのも風流に欠ける。

 

まずは序幕、顔見せといこうではないか。

 

 

「さあ!百物語の始まりです!」

 

 

その言葉を最後に、シュロの姿は空気へと消えていった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「うーん・・・これが一体何なのか、まったく分かりませんね。これでは壊そうにも・・・。」

 

 

シャーレの建物、その地下にて、狐面の少女が頭を抱えていた。

 

名を『狐坂ワカモ』

 

矯正局から脱獄した七囚人の一人である。

 

 

「“・・・・怪しい生徒と出くわしてしまった。”」

 

 

そこに現れた大人の姿。

 

本日付でこのキヴォトスに招かれ、先ほどまで生徒たちの指揮を執っていた、我らが先生である。

 

シャーレの建物を無事奪還でき、いざ建物内に入った所、運悪く今回の騒動の主犯と鉢合わせてしまったようだ。

 

 

「あら、あららら・・・・。」

 

 

護衛の生徒も置いてきてしまい、絶賛大ピンチなのだが・・・何やらワカモの様子がおかしい。

 

 

「・・・・・あ、ああ///////」

 

 

その表情はみるみるうちに赤く染まり。

 

 

「し、し、失礼いたしましたー!!」

 

 

凄まじい勢いで、その場から立ち去って行ったのだった。

 

 

「“・・・・・?”」

 

 

先生も何が何やらである。

 

事前に連邦生徒会から、危険な生徒だと情報を貰っていたので、少し身構えていたのだが・・・・あまりにも予測外の反応につい唖然として「あらあらあら~珍しい!かの災厄の狐がこの反応・・・・こぉれは面白いものが見れましたねぇ。」

 

 

「“!!!!”」

 

 

いきなり背後に現れた人物に、思わず飛び上がる。

 

 

「おやおやおやぁ・・・驚かせてしまったようですねぇ。ですがそのマヌケ顔、手前すごく好きですよぉ!」

 

 

いきなり現れた・・・そうとしか考えられない少女に、それでも一生徒が相手だと、乱れた心臓を落ち着かせて優しく問いかける。

 

 

「“・・・えっと、君は?”」

 

 

「・・・・・へえ、そういう反応を返せるのですか・・・。」

 

 

「“?”」

 

 

「おっとぉ、これは失礼を、改めてぇご挨拶申し上げます。」

 

 

一瞬見せた表情は・・・しかしすぐに成りを潜めて、ニコリと無邪気な顔へと変わり、話しかけてくる。

 

 

「手前はシュロ。百鬼夜行、花鳥風月部の怪談家・・・箭吹シュロと申しますぅ。以後、お見知りおきを。」

 

 

・・・・百鬼夜行、主に観光や祭に力を注いでいる学校だったろうか?

 

 

連邦生徒会で見たキヴォトスの主要学園を思い出しつつ、こちらも挨拶を返す。

 

 

「うん、私は連邦生徒会捜査部、シャーレの先生だ。よろしくね、シュロ。」

 

「イヒッ、ええ、ええ!是非ともお見知りおきをぉ。きっとこれから手前様とは、中々長い付き合いになると思いますぅ。」

 

 

目の前の生徒、シュロと挨拶を交わす。

 

独特の間のある話し方だが、丁寧なしゃべり方をする娘に思える。

 

 

「人の出会いは一期一会、是非とも交友を深めたいところなのですがぁ、何やら先生はお忙しいご様子。まずはすべきことを済ませてしまいませんと。」

 

 

でもなんでだろうか・・・・心の奥底で、この娘を警戒すべきと警笛が鳴る。

 

大人が守るべき子供のはずだ・・・私が守るべき生徒のはずだ。

 

 

「“えっとそうだね。もうすぐリンちゃんが来るはずだから、あんまりのんびりとはできないかな?”」

 

 

「そうでしょうそうでしょう♪このキヴォトスの一大事ぃ、先生には早急に箱の主となってもらい、この騒動を収めていただかねば!」

 

 

それなのに、目の前のシュロに気を許すなと・・・警戒しろと何かが訴える。

 

 

「“えっと、それじゃあ・・・帰り道は分かるかな?なんなら出口まで送っていこ「その感覚は正しいですよぉ?」!!”」

 

 

シュロの声色が変わる。

 

無邪気に笑っていた表情が、全くの無表情となり、目に暗い闇が宿る。

 

その上に、まるでこちらの心を読んだかのような返答が、余計に不気味さを感じさせた。

 

 

「手前は百物語の紡ぎ手であり、怪談の語り手・・・・な・の・でぇ!先生という役を与えられた手前様とは、敵・対・関・係という間柄になりますぅ。」

 

 

「“い、一体何を言って?”」

 

 

恐怖?焦り?焦燥感とでもいうのだろうか?

 

笑みが戻ったその顔は、しかし眼だけが笑っていない。

 

彼女の語る言葉の端々から感じ取れる嫌な予感。

 

自信のあり方とは、なにか致命的なまでに違っている感覚。

 

 

「ありふれた物語、青春の物語も結構ですがぁ、怪談には不幸が恐怖が狂気が人の負の感情が必要不可欠といえます。」

 

「“・・・・・”」

 

 

何の話か分からない。

 

なのに嫌な予感だけは、ずっと感じていて・・・

 

 

「お話における起承転結。山あり谷ありこそ物語の醍醐味ぃ!平坦な日常淡なんてつまらないでしょう?」

 

「“・・・平和な日常を綴ったドラマやアニメも好きなんだけど。”」

 

 

嫌な予感が止まらない、背筋に変なゾクゾクがずっとする。

 

 

「・・・銃弾や硝煙がたちこめるこのキヴォトスで?」

 

「“!!!”」

 

 

またもやシュロの表情が無表情になる。

 

 

「舞台を考えて下さいよぉ、日常系、ドタバタ大いに結構!しかしそれには相応の時代や背景、場所があるべきです。銃火器持ったサザエさん、毒ガス持ってくゆるキャン△、刃物を持ち歩く孤独のグルメ!そんなものが通用すると?」

 

 

止まらない。

 

 

・・・話がではない。

 

 

狂気が、異常が、このどす黒い空気が・・・・

 

 

「このキヴォトスに!狂った箱庭に!最も相応しい物語を!私だけの怪談を!それが手前の目的なのですから!!」

 

 

今この場を侵食して・・・・・・!!

 

 

「あ、それはそうとワカモちゃん、あれ絶対一目惚れですよねぇ♪すっごく意外でした!」

 

 

・・・・・・・一瞬で霧散した。

 

 

 

 

「“ほえ?”」

 

 

「いやなんですかぁ、そのマヌケ顔は?鳩が機関砲くらったような顔をして(゜-゜)」

 

「“それ跡形もなく吹き飛ぶでしょ!・・・ってそうじゃなくて、いや空気!さっきまでの狂気的な雰囲気から変わりすぎじゃない?!”」

 

 

真夏にいきなり寒気に襲われ・・・その後ぬるま湯をぶっかけられた感覚だ。

 

あまりの温度差に、脳が風邪を引きそうである。

 

 

「オンとオフは切り替えるべきでしょぉ?なにより、あのテンションを長時間続けるのは疲れます。」

 

「“そうかもだけどそうじゃない!”」

 

 

先ほどまで感じていた寒気も今は感じず、シュロの表情もなんだかポワポワしたものに変わっている。

 

 

「此度はあくまで顔合わせ、敵対することと、ざっくりとした目的さえ伝えれば、それでよいのですぅ。細かいことばかりこだわっているとハゲますよ?」

 

「“ハゲないが!?”」

 

 

何と失礼なお子様だろうか!

 

・・・ただでさえ最近生え際がゲフンゲフン。

 

 

「とはいえ、ある程度の腕の持ち主であることは確認できましたが、その本質を含めてまだ評価途中ぅ。役決めは適正を見てからです。」

 

 

そう言うと、シュロと名乗った少女の姿が、だんだんと透けてくる。

 

目がかすんだのかとも疑ったが、何度見返しても、確かにその姿は薄くなっていた。

 

 

「久しく見つからなかった主演候補!まずはじっくり見定めさしてぇもらいますねぇ。」

 

 

そのセリフが終わったころには、シュロの姿は完全に消えているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「“・・・今のは、・・・一体?”」

 

 

まるで狐にでも化かされたかのような気持ちだ。

 

 

“コツコツコツ”

 

 

静かになった室内に、1つの足跡が近づいてくる。

 

 

「“!!!”」

 

 

「お待たせしました先生。」

 

 

思わず警戒してしまったが、足音の正体は合流予定の七神リンであった。

 

 

「・・・?何かありましたか?」

 

 

私の様子がおかしいことに気づいたのだろう。

 

不思議そうに、そしてどこか心配そうに、声をかけてくれた。

 

出会って間もないが、ここまでの出来事でとても優しい娘なのだと分かる。

 

 

「“・・・・・ううん、大丈夫。”」

 

 

騒動の主犯者であるワカモに出会ったこともだが、先ほどのシュロとの話も、他者にする気がおきなかった。

 

それに、つい先ほどの出来事にも関わらず、既に夢幻のごとく現実にあったことなのか怪しく思えていた。

 

 

(“箭吹シュロ・・・百鬼夜行の花鳥風月部って言っていたっけ?”)

 

 

リンちゃんとの会話を再開しつつも、あのシュロと名乗った少女のことを考える。

 

ひとまずこの騒動が収まったら、彼女の情報を探ってみようと思うのだった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「ひとまず顔見せは完了という所でしょうか。」

 

 

シャーレビルの屋上にて、町全体を見下ろすシュロの姿があった。

 

 

「混乱が収まりつつある・・・・この短時間で行政権が回復しましたか、流石は『箱』ですね。」

 

 

あの場でとんでもない『力』を放っていた遺物を思い出す。

 

おそらくあれと先生こそが、かの超人の切り札なのだろう。

 

 

「そして、それらを何らかの形で『使える状態』にするために、連邦生徒会長は姿を消した・・・・・しばらくは、観察が必要ですね。」

 

 

直接観察し『見る』ことで、多少の理解は進んだが・・・・

 

まだまだ予測の域を超えず、確信するには程遠い。

 

しばらくは、招き人であるかの大人を観察するに止めておくべきだろう。

 

 

「・・・とはいえ、せっかくの逸材。色々試さしては貰いましょう♪」

 

 

スマホに映る連邦生徒会の発表、『シャーレ発足』の記事を見ながら、今後の策を考える。

 

 

「ようこそ箱庭に、歓迎しましょう手前様・・・・・それはもう、盛大に♪」

 

 

無邪気に笑うその顔は・・・・・その字のごとく無意識な邪気が溢れたものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「くしゅん・・・・・ここ、寒すぎません?」

 

・・・・シャーレビルは高いうえに、その薄着。

 

何度も言うけど風邪ひくよ?シュロちゃん。

 

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