Re.蒼碧の艦隊3199 〜黒の剣士よ永遠に〜   作:短号司令官

20 / 34

西暦2207年 

デザリアムによって制圧された地球圏から脱出したキリト達一行は、敵の本拠地を探し出すべく太陽系外を進むのだった。




第肆話 霹靂の宇宙

 

 

ガトランティスベルトでのグロデーズとの一戦を切り抜けた一同は『犬座α星・シリウス星系』まで敵の妨害を受ける事なく無事に来ることができていた。

 

 

大石「やれ…どうにかここまでこれたな」

 

原「ですが安心はしきれません。まだどこに敵が潜んでいるのか分からない以上、慎重に進まないと…」

 

大石「分かっておるよ。だがあまり慎重過ぎてもいかん、東京湾に着水した敵の要塞……重核子爆弾がいつ炸裂してもおかしくないからな」

 

デザリアムが地球降下に使用した要塞:グランド・リバース。

真田技師長の分析によると、この重核子爆弾は人間の意識を喪失させる装置である。

 

作動時には重核子に中性子ビームを照射し、プラズ マ状態を作り出すことで中性レプトンを放出する。 このレプトンは物質を透過し、脳内の電荷と反応し て陽レプトンを発生させ、電磁相互作用を引き起こ す。このエネルギー量はシナプスの電荷量に極めて 近く、脳を狙い撃ちにする形で作用し、結果、シナプスネットワークの活動を破壊し、脳の情報処理を停止させる。意識は脳の特定部位ではなく、脳内のシナ プスネットワーク全体で形成されるため、重核子爆弾は人間の記憶を保持しながら意識を失わせること ができる。

 

ただし、発光現象自体は未知のレプトンの放出によ るものではなく、重核子爆弾としての機能を発動させるエネルギーによるものと考えられる。

 

大石の見解では制御装置を敵の手が届くような近場に置くとは考えられず、敵の本星にあると推測。

グランドリバースの侵入経路を逆算し、敵本星の大雑把な方向と位置は割り出せた為それを頼りに現在航海を進めている最中であった。

 

 

シリカ「大石さん!ヤマトから通信です」

 

大石「分かった、繋いくれ」

 

メインパネルに古代の姿が映し出される。

 

キリト「古代さん」

 

大石「何事かね、古代君?」

 

古代『大石長官、こちらのレーダーが敵艦隊を捉えました』

 

大石「敵だと?数は」

 

古代『確認できる範囲でも戦艦6隻・空母1隻・その他は不明ですが、総数でも20隻前後は確認できます』

 

キリト「どうします…?」

 

大石「……敵の動きによるな。古代君、偵察隊に敵の座標・位置を記録させて戻るよう伝えるんだ。そして情報を纏めたら再度本艦にも来て伝達してくれ」

 

古代『分かりました。直ぐ加藤達に伝えます』

 

交信を終えて大石は腕を組んで思案するように目元を影が覆う。

しばらくして情報が転送される。

 

 

 

 

中央作戦室に集まり、ヤマトとのリンクを開始するとホログラムで古代達が浮かび上がる。

 

古代『偵察隊からの報告では敵との距離は凡そ4万、先の交信が傍受されていた様子はありません』

 

大石「分かった」

 

ユージオ「でもなんでこんな所に?追ってきた敵は居ないはずなのに…」

 

富森「確かに…どうも解せませんな……」

 

アスナ「一旦なんで…?」

 

リーファ「でも気づいてはいなんですよね?ここで戦ってる暇はありませんよ」

 

林『確かに叩けるとき叩いた方がいいとは言いますが、一々敵に構っている暇はありませんしね』

 

古代『長官。敵が通過するのを待って、その後背後を一気にワープするのはどうでしょう?沖田さんは健診で席を外してるので判断を』

 

大石「うむ………」

 

大石はそう言いながらも何かが引っ掛かるようで仕方が無かった。

敵がパトロールで現れたのなら分かるが、それにしては数が多い。

 

大石(理由が…何か理由があるはずだ……)

 

しばらく思案していると敵の正面方向に大石は目を向ける。

 

大石「……森君、レーダーを敵艦隊の進行方向当ててみてくれんか?」

 

森『? 分かりました』

 

レーダースコープが敵の前方を指し、ある地点で止まるとそこを拡大した。すると何と味方艦隊の反応が検出された。

 

「「‼︎」」

 

原「長官…!」

 

大石「うむ…!」

 

富森「伍長、直ぐにこの艦の識別を…‼︎」

 

エコーは直ぐにスコンプリンクを接続して識別を急ぐ。

 

エコー「……でました!表示します」

 

ディスプレイに表示された艦名を見て一同は驚愕した。

 

古代『これは……『改敷島型戦略指揮戦艦 春藍』…⁉︎』

 

相原『戦力指揮戦艦⁉︎宇宙海軍の健御雷に次ぐNo.2じゃないですか⁉︎』

 

雪『それが、なんでここに…!?』

 

真田『確か……春藍は新型波動エンジンを搭載した各国の選抜艦を引き連れて銀河系中心部へと一昨年出発したが、その際の亜空間ゲートのトラブルで艦隊諸共行方不明の筈だ……』

 

古代『とすると…これは、消息を絶った筈の坂本艦隊……‼︎』

 

大石「これで決まりだ。予定を変更する、我々は直ちに敵艦隊前方に展開する坂本艦隊救援に向かう!各員戦闘配置に付け‼︎」

 

『「了解!」』

 

 


 

 

情報を直ちに4隻全てに伝達される。

アルビオンからはMS隊が出撃、ヤマト・日本武尊からは航空隊が発艦し艦隊に先駆けて戦場へと急ぐ。

 

赤松「野郎共!久方ぶりの祭りだ。思う存分やるぞッ‼︎」

 

「「おう‼︎」」

 

加藤「先輩達に遅れるな‼︎」

 

「「了解」」

 

二基のコスモエンジンを搭載したコスモタイガーⅡ・Ⅲは猛スピードで宇宙を駆ける。

 

少し進むと戦闘の光が徐々に大きくなって見える。

 

加藤「全機、命じゃなく敵を堕とせ‼︎」

 

「「了解‼︎」」

 

戦闘機隊は坂本艦隊所属のMS隊と混戦を繰り広げる敵戦闘機との宙域に突入した。

 

かつてイスカンダルで会敵したことのあるヤマト航空隊は経験もある為どう対処すれば良いかは分かる、加藤は当初赤松ら日本武尊航空隊を不安視したがそれは必要無かった。何故なら彼らは加藤達以上のベテランであり苦戦する様子は全くない。

 

一方、この戦闘が初陣の航空隊員は敵機がMSのような三次元的な動きをする事も相まって苦戦を強いられる。

 

揚羽「流石に強い……これが、実戦……」

 

防衛大学校でトップクラスの成績を残した『揚羽陽一』も訓練と実戦の違いをその肌身で実感した。

 

揚羽「……⁉︎」

 

その光景に揚羽は思わず二度見してしまった。

無理もない、何故なら彼の横を並列ローター式の青い塗装の攻撃ヘリコプターが宇宙空間を飛んでいるからだ。

 

その光景に釘付けになっていたが、敵が攻撃をしてきた為これを躱す。

しかし彼は更に信じられない光景を目にした。

 

突然ヘリのコックピットが開いてパイロットが飛び出したかと思った次の瞬間、パイロットが体を折り畳むような態勢を取るとそれが頭になった。すると今度はヘリが変形を始め首無しの状態になる、そしてそこに先程の頭がドッキングし巨大なロボットになったのだ。

 

揚羽「はぁ……はぁ⁉︎」

 

ロボットは驚く揚羽を他所に銃を取り出すとオレンジ色の光線をカタピラスに向けて発砲し撃ち落とした。

 

揚羽「俺……疲れてんのかな…?」

 

「へへっ!どんなもんだい‼︎」

 

揚羽「ははは……喋った……」

 

ロボットが喋るのを見て揚羽は考えるのをやめた。

 

 

 

 

山本「くそッしつこい‼︎」

 

カタピラスに後ろを取られて回避に手一杯の山本。

周辺の味方に援護を求めようにも何処も同じような有様だった。

 

山本「っ……」

 

後ろを向いて敵を視界に捉えたそのとき、突然敵がオレンジのビームに撃ち抜かれて爆散した。

 

山本「⁉︎」

 

爆炎の中から一機の戦闘機が現れ横に並んだが、それは彼女が見たことない形状をしていた。

機首に二門のキャノン砲らしきものを備え、後部に大型の主翼、コックピットの左右に尾翼を備えたSF戦闘機であった。

 

山本「なんだ……あれは?」

 

山本が注目したのは主翼に描かれたマークだ。

地球の機体なら碇か国識別マークがある筈だが、描かれていたのは角ばった人の顔だった。

 

不思議に思っていると前方から敵機が2、3機やってくる。

スロットルを上げようとしたら横にいたSF戦闘機がスピードを上げて先行した。

 

山本「正気か⁉︎」

 

狂っているとしか思えない行動に見えたが次の瞬間彼女は目を疑った。

 

コックピットが開いてパイロットがいきなり飛び出すと、戦闘機が変形しみるみるうちに人形へと変わる。

そして飛び出したパイロットが頭に変形して胴体に合体し、ロボットとなった。

 

山本「⁉︎」

 

「喰らいやがれ‼︎」

 

ロボットは機首の武装が変形した二丁の銃を発砲して瞬く間に3機堕として見せた。

 

「どんなもんよ、俺の腕は」

 

山本「お………お見事……」

 

 

 

 

大石「撃ち方始めぇ‼︎」

 

古代・キリト「「てぇー‼︎」」

 

一足遅く到着した大石らも敵艦隊に対して砲撃を開始する。

放たれたショックカノンは敵艦に直撃と同時に爆発を起こして、次々と撃沈破していく。

 

護衛艦が殆どとはいえ油断は出来ない。敵戦艦の位相変換装甲はショックカノン2、3発でやっと沈む相手だ。

それを知らない坂本艦隊もよくここまで粘ったものだ。

 

アスナ「敵艦に高速で何かが接近しています!」

 

大石「なにぃ⁉︎」

 

アスナ「反応から見て戦闘機クラス、機数1」

 

大石「メインパネルに映せ」

 

メインパネルに映った戦闘機はこれも見たことのない機体であった。

赤・青・白のトリコロールを基調としたSF戦闘機に後部には黒・黄色のツートンカラーの大型ブースターが合体した大型戦闘機なのだが、スピードはコスモタイガーを遥かに上回っていた。

 

キリト「あんなスピードで……パイロットは大丈夫なのか……⁈」

 

戦闘機は単身で敵プレアデス級戦艦に突っ込んでいく様子が見られる。敵の砲撃を容易く回避している最中、一瞬当たったかと思ったそのとき機体が二つに分裂し、SF戦闘機から分離した戦闘機が変形、更にそれが変形した残りの部分と合体し大型のロボットになる。更にブースター中央部が分離して二つに割れるとそれがゲタになってロボットの足に接続され、残るウィングユニットが背部に接続される。

 

シノン「へ…変形した……⁉︎」

 

ロボットは剣を取り出すとプレアデス級に斬りかかると艦橋を真一文字に切り裂き、最後に上昇して反転すると一気に急降下をしてプレアデス級を頭から真っ二つにして見せ、敵艦は爆散した。

 

古代「凄い……」

 

真田「位相変換装甲をものともしないとは……」

 

まさかの方法で敵を撃破するその様子を見て一同は言葉が出なかった。

 

 

 


 

 

 

 

戦闘終了を確認した大石は日本武尊を春藍へと接舷し通信を試みる。

 

リズ「おっきいわねぇー!日本武尊も見たときもそうだけど、こりゃ凄いわ…」

 

ユウキ「本当だよ……ボク達が知ってた頃の日本じゃないってつくづく思うよ……」

 

原「当然さ、春藍は全長570mの巨艦だからな」

 

シノン「待って…確かセントラル・カセドラルが200mあるか無いかぐらいだったから……」

 

アリス「その3倍近く…⁉︎」

 

ユージオ「やっぱり凄いな…この世界は……」

 

規格外の大きさにアスナらも圧倒されていた。

 

「長官、早速春藍より通信です」

 

大石「繋いでくれ」

 

通信回線が開いてスクリーンに見知った人物が映し出された。

 

坂本『大石君、やはり君だったか』

 

大石「お久しぶりです。坂本司令」

 

坂本『まさかこんな形で君に会うことになるとはな、救援感謝するよ』

 

大石「ご無事で何よりです。艦隊の方は?」

 

坂本『うむ、何とか無事だ。大石君、そこにキャプテンはいるかね?』

 

大石「おりますが?」

 

坂本『丁度良い、コマンダー出たまえ』

 

そう言われて坂本の横に一人のクローンコマンダーが並んだ。

 

レックス「ウォルフ!」

 

コーディ「ウォルフじゃないか‼︎」

 

ウォルフ『久しぶりだな、レックス・コーディ』

 

シリカ「お知り合いさんですか?」

 

コーディ「あぁ彼はウォルフ、第104大隊通称:ウルフパックを指揮するクローンコマンダーで俺達の仲間だ」

 

リーファ「ウルフ……狼……?」

 

グレガー「あぁアイツのアーマーを見てみろ、狼みたいなデザインがあるだろ?それが名前の由来だ」

 

キリト「厨二病…?」

 

ウォルフ『坊主、テメェ今何つった?』

 

キリト「いいいえ!何も‼︎何にも言ってません!」

 

坂本『はははwまぁコマンダー、その辺にしておきたまえ』

 

彼を少し静止し区切りをつけて話を続ける。

 

坂本『一年半前の機関の不調で別の世界にワープして帰還して見て、運悪くこの辺りに出てしまってな。地球に連絡を取ろうとしたら奴ら…イスカンダル事変で双子星を壊滅寸前まで追い込んだ奴らだよ』

 

ウォルフ『善戦して何とか持ち堪えていたら、オタクらがきてくれたという訳です。だがレックス、なんでお前達がこんなところに?』

 

坂本『様子から見て出迎えに来てくれたという感じでは無かろう。大石君、君の事だ。地球で何かあったのかね……?』

 

大石「……流石は司令、勘が鋭いですな……」

 

それから大石はデザリアムが地球へ侵攻し占領され、自身らが現在敵本星破壊の為の密命を帯びここまで来た事を話す。

 

ウォルフ『地球が……占領…⁉︎』

 

坂本『そうか……それで高杉さんや川崎さん達は…?』

 

原「敵の監視の影響で艦を動かすことすらままならいい状況です。安否は確認出来ましたが連合軍は現在、全軍身動き出来ない状態にあるのです」

 

坂本『それで……敵の本陣は?』

 

大石「太陽系への侵入ルートからの逆算、及び紺碧会から受け取った資料に敵本星の大凡の位置が記されていたので、距離・位置ともに大体は分かります」

 

坂本『そうか……このまま我々は地球に戻ったところで…』

 

ウォルフ『飛んで火に入るなんとやら……』

 

大石「ところで司令、実は先程から気になる事が」

 

坂本『なんだね?』

 

原「司令は先程"別の世界"と仰いましたが、アレはどういうことですか?」

 

坂本『うん……』

 

質問を受けしばらく考える様子を見せた坂本はウォルフに命じて誰かを連れてくるように言った。

 

坂本『さて…大石君、提案なのだが』

 

大石「はい?」

 

坂本『君達のその任務、是非我々も同行させて欲しい』

 

シリカ「ええっ⁉︎」

 

原「本当ですか⁉︎」

 

坂本『軽巡・駆逐艦は何隻かはここに置かざるを得ないが…それでも艦隊の九割は稼働が可能だ』

 

大石「その申し出、是非受けさせてもらいます」

 

坂本『頼む。艦隊の方には私が何とか話を付けてみるよ、まぁ皆付いてきてくれると思うがね。指揮は君達に任せるよ』

 

大石「はぁ?」

 

坂本『私らは奇跡的に君達と合流できたに過ぎん、正規の命令を受けた君に指揮は一任する』

 

大石「分かりました」

 

ウォルフ『提督、連れてきました』

 

坂本『おお来たか。先程質問を受けた別の世界の話だがな、その住人に来てもらったよ』

 

「「??」」

 

カメラが切り替わると両サイドにお団子を結ったブラウン色のロングヘア。巫女さんのような衣装を着た女性が立っていた。

 

坂本「金剛君、彼らに自己紹介を」

 

「任っかせるデース!英国で産まれた帰国子女の金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」

 

「「………は?」」

 

坂本「彼女は金剛型戦艦一番艦の金剛だ。彼女達は通称:艦娘と呼ばれる存在だ」

 

大石『えっと……司令、何を仰っているのか分からないのですが…』

 

坂本「そりゃあそうか……」

 

金剛「無理もないデース。これじゃあ私ただのコスプレイヤーにしか見えないヨー?そうだ!艤装を待ってくればきっと分かりマース!」

 

ウォルフ「え?ちょ おい待て、待て金剛ぉぉぉ‼︎」

 

艤装やらなんやらと訳の分からない事を言いながらその場を駆け出して後にした金剛とそれをウォルフが追いかけて行った。

 

シリカ「……なんだったんですか、アレ」

 

リズ「さぁ……」

 

すると今度はずっと沈黙していたヤマトからも通信が入る。

 

真田『坂本司令、我々からも宜しいですか』

 

坂本『あぁ真田君か、構わんよ』

 

古代『実は先の戦闘で戦闘機がロボットに変形するのを見たと航空隊から報告を受けたのですが、それについても何かご存知ですか』

 

坂本『なんと……彼らも出たのか…分かった。回線を切り替える、少し待ちたまえ』

 

画面がブラックアウトしてしばらくすると今度はキリト達が見たロボットと別の者が画面に映し出された。

 

『名乗り遅れて申し訳ない、坂本司令から話は聞いたよ』

 

『自己紹介しよう。私は正義のサイバトロンの総司令官フォートレスです』

 

『私はサイバトロンブレインマスターのスターセイバーだ。宜しく頼む』

 






無事に坂本艦隊の救援に成功したキリト一行、しかしその坂本艦隊には変わった仲間がいて……?


次回:第伍話 交わる世界
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。