Re.蒼碧の艦隊3199 〜黒の剣士よ永遠に〜 作:短号司令官
西暦2208年
ボラー連邦との戦端が開かれた。
事態解明の為に銀河系中心部へと足を運んだキリト一行。しかし、突如として入るヤマト拿捕の報、そして古代進の処刑。果たしてキリト達は古代を救えるのか⁉︎
西暦2208年
バース星系
日本武尊 艦橋
大石「参謀長、各艦の配置は?」
原「ア号潜隊がもう間も無く。艦載MS隊はいつでも発進可能です」
大石「桐ヶ谷君達は?」
富森「コスモハウンドに全員移乗しました。後は作戦開始に合わせて発進・バース星に降下するだけです」
大石「結構だ」
報告を聞いた大石はメインスクリーンに表示された自軍の布陣に目をやる。既にア号潜を中心とする第一打撃隊は視界にボラー艦を捉えており、こちらが命令を出せばいつでも攻撃できる態勢にある。また装甲空母信長を中心とする航空基幹艦隊も
艦隊前衛500宇宙km地点 亜空間
ア01潜
「目標捕捉…」
「数は?」
ソナーマンの報告に艦長が聞き返す。
「はい、アマンガ型3・クロトガ型3です」
「よし、各艦に魚雷発射を下命しろ。派手にやるぞ」
艦首に備え付けられた魚雷発射管に魚雷が装填されると、今度はハッチが開いて発射態勢が構築される。
02〜05潜も同様の動きを取り照準をそれぞれ目標の艦にセットする。
「攻撃開始ッ!」
「魚雷発射っ!」
スイッチを押すと発射管から亜空間魚雷が発射されそのまま亜空間内をしばらく航行、その後宇宙空間へと飛び出すと後部スラスターが点火し駐留していた敵艦に向けて飛翔していった。
「……ッ…爆発音確認…数6」
「やったな…よし通信、旗艦に連絡!作戦第二段階へ移行されたし!」
「了!」
間も無くア号潜隊から放たれた電文は旗艦日本武尊へと伝わらのだった。
日本武尊
原「長官、前衛潜宙艦隊より入電。"我 敵防衛艦隊ヲ撃滅ス 作戦ハ次段ニ移ラレタシ"とのことです」
報告を聞いた大石は不敵な笑みを浮かべて決断を下す。
大石「概ね良しだ。通信長、キャップ達に惑星降下を通達しろ」
「分かりましたッ!」
コスモハウンド
ジェシー「キャプテン、提督から敵さんのお片付けは済んだと来ました」
レックス「オーケーだジェシー、それじゃあ行くぞ。準備はいいか皆?」
キリト「あぁいつでも行けるぜ!」
返事を聞いたレックスはスロットルを全開にして後部エンジンからオレンジ色の炎が吹き出し、徐々にスピードを上げながら進んでいく。
それに続くようにサイバトロンシャトル、スターセイバー、ダイアトラスも後に続く。
先行した一同はバース星へと降下、ヤマトから伝えられた情報にあったボラー連邦の基地兼収容所近くへと向かった。
バース星
コンボイ「さて……ハウンド、ここから収容所まではどれくらいある?」
ハウンド「大体5〜6km前後といったところでしょうか、我々の能力であれば楽に行けます」
マイスター「だが地表はこの通り雪だらけだぞ?」
コンボイ「心配入らん、今の私にはキャタピラも付いている。他の皆は私が作った道を進んでくれれば問題はない」
キリト「でも一挙にこんな大人数で行っても逆に目立ってやられるのがオチ…みたいな気もしますけど?」
キリトの指摘も最もだ。収容所とはいえ一応は軍事施設でもある。それなりの防備がなされていても不思議では……いや、当たり前だ
彼の指摘にコンボイは手を当てて考えるがすぐに何か閃いたように顔を上げる。
コンボイ「私にいい考えがある。二手に分かれるんだ、正面から行くものと地下から施設内に侵入するんだ」
まさかの提案にキリト達は驚きの表情を見せる。
アリス「地中からだなんて……そんな事ができるのですか?」
ダイアトラス「可能だ。俺にはドリル戦車と呼ばれる形態がある」
コンボイ「そうだダイアトラス、君のビークルで地下からの施設内に侵入し他に囚われているヤマトの乗組員がいないか確かめてくれないか?」
ダイアトラス「お安い御用です」
かくして、スターコンボイを中心とする地上チームとダイアトラスの地中チームと二手に分かれる事が決まった。
地上チーム
スターコンボイ、スターセイバー、アイアンハイド、バンブル、クリフ
キリト、アスナ、ユージオ、アリス、シノン、ユウキ
レックス、コーディ、ハンター、レッカー、クロスヘアー
地中侵攻チーム
ダイアトラス、ホイルジャック、ランボル、マイスター、ハウンド
リーファ、リズ、シリカ、ロニエ、ディーゼ
エコー、グレガー、ジェシー、ファイヴス、ヘヴィー
ダイアトラスが変形したドリルタンクにリーファらが乗り込みドリルで穴を掘り進めて先発する。
コンボイ「よぉし…ではサイバトロン戦士、トランスフォームッ‼︎」
「「トランスフォーム!」」
ビークルに変形したメンバーにキリト達が乗り込んだのを確認したコンボイが先陣を切って雪上を突き進んで行く。
コンボイ「出動ッ‼︎」
ボラー連邦 バース星収容所
「おい!味方の警備艦隊が何者かにやられたって⁉︎」
「本当らしいぜ…」
「まさか……ガルマンの奴らか⁈」
先程の旭日艦隊による一手で基地内は混乱状態にあるが、そこまで大きいものではなく警備兵達が口々に騒いでいる程度だった。
「………どうやら何者かがここに来たようで御座るな……」
奥の独房で騒ぎを聴いた侍言葉で喋る大きな人影がいた。
「さて……これからどうする?」
男は向かいに座る銀色の鎧にポニーテールの女性に問いかける。
「どうするって、まだ出られると決まった訳じゃないでしょう?もう少し待とうじゃないの♪」
事を重大視する彼と違って彼女は対して気に留める様子はなかった。
「全くこれだから御主は…だが妙だな、拙者はどうも今日ここから出られそうな気がするのだが…」
「あら?奇遇ね、それは私もそんな予感がしてたわ」
彼女のその一言に驚いた様子で彼は言った。
「その言葉、信じて良いので御座るか?
「えぇ信じていいと思うわ、
いよいよ始まるバース星収容所襲撃作戦、
しかしその最中でキリト達は思わぬ人物達と出会うことになる
次回 episode.6 隠密参謀と10号騎士