「お義父さん!娘さんを僕にください!」   作:懐紙

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息抜きに2作目。ヒロアカの方も直近で出ます


お前に娘はやらんLv100

「お義父さん!娘さんを僕にください!」

 

その一言を言い終わるか言い終わらないかで俺の身体は凄まじい速度で吹き飛んだ。

 

「話にならん。本当に娘が欲しければこの俺に拳のひとつでもマトモに当ててみせろ。そうしたら考えてやらんでもない」

 

彼女のお父さんそして未来の俺のお義父さんのベジータさんは未だにのたうち回っている俺にそう吐き捨てる。

 

「ちょっとベジータ!あんたまたやったのね!?そうやってブラの連れてくる男の子全員にこんな事して!」

 

「喧しい!そもそもこの程度の拳しか見切れん男なんぞにブラの事が守れるか!」

 

「あのねぇ!全員アンタみたいなサイヤ人だと思ったら大間違いだって言ってるのよ!普通の人がアンタのパンチなんかどうこうできるわけないでしょうが!」

 

お母さんのブルマさんが俺の事を庇ってくれているが俺はベジータさんの言葉にハッとさせられた。そうだ、確かにその通りだ。彼女·····ブラちゃんをいざと言う時に守れ無い様なそんな男に大事な娘をやれるわけが無いよな·····

 

「大丈夫!?もう、パパってばヒドイ!」

 

ブラちゃんが心配そうに駆け寄ってきてくれる。彼女にこんな顔をさせてしまった俺の不甲斐なさに腹が立つ。

 

「だ、大丈夫だよブラちゃん·····たしかにおと·····ベジータさんの言う通りだ。このままだといざと言う時君を守れない」

 

「えっ?」

 

「·····ほう?」

俺はブラちゃんの伸ばした手を断っていまだに子鹿のようにブルブルと震える脚に喝を入れて立ちあがる。迫り上がる胃液と血の味が広がる口の中の吐瀉物を何とか飲み込み、ベジータさんを正面で見据える。そう、守れないのだ。俺はそれなりには強い自覚はある天下一武道会は準優勝したし武装した人間くらいは訳もない。けどベジータさんを筆頭に偶に信じられないくらい飛び抜けて強い人が居る。ブラちゃんを紹介してくれた幼なじみもそのタイプの人間で喧嘩じゃ1度も勝てたことがない。

そんな人がそれなりの数存在する中でどうして飛び抜けて強い悪人が居ないと言い切れる?いや、そもそも俺が産まれる前、父さんや母さんが言っていた昔セルや魔人ブウとかいう化け物が居たんだと。そう、つまりベジータさんは俺にそんな化け物に遭遇した時にブラちゃんを守れるような男になれと、そう言っているのだ!!!

 

 

「·····ブラちゃん。すこし、時間をくれ」

 

「時間?」

 

俺はブラちゃんの両手を包み、真っ直ぐ目を見て宣言する。

 

「俺は弱い。だから強くなるよ。修行して君のお父さんを殴り倒せるくらいに強くなって戻ってくる。だから待っていて欲しい」

 

「うん!頑張って!」

 

今のやられ具合を見ていたのに笑顔で俺を応援してくれている。マジで俺の彼女がかわいい。ブラちゃんの笑顔の為なら今もっかいやったら勝てそうな気すらして来る。して来るだけで多分もう一撃貰ったら死ぬからやらないけど。オレはベジータさんの方へ顔を向ける

 

「ベジータさん!」

 

「·····なんだ」

 

「修行をして貴方を殴り倒してブラちゃんとの結婚を認めさせます!なのでもう一度チャンスを下さい!!」

 

「フンッ!·····勝手にしろ」

 

「ありがとうございます!じゃあねブラちゃん!あ、ブルマさんお騒がせしました!」

 

こうしちゃいられない!早速修行を開始しなければ!俺はカプセルコーポレーションを飛び出し、目的の場所へと急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「·····ねぇベジータ、あんたさぁ彼の事結構気に入ってたでしょ」

 

「そんな訳あるかブラに結婚などまだ早い。しかもあんな軟派そうな野郎なんぞ認めん」

 

「そーんな事言っちゃって!立ち上がった時、ちょっと感心したような顔してたじゃない!あんたあのまま彼が啖呵を切らなきゃ適当に理由つけてOK出そうとしてた癖に〜」

 

「えー!!じゃああの時認めてくれても良かったじゃない!パパのバカ!」

 

「喧しいぞ!吐いた唾を飲むような真似はさせん!あの野郎が言った通り、俺に拳を当てるようになれるまで結婚など認めんからな!」

 

「はぁー全くもう·····頑固なんだから·····その代わり、しっかり手加減してあげなさいよ?アンタがマトモにやり合ってそんな芸当が出来るやつが地球上にもう後何人いる事やら。彼氏を追い払うのとは訳が違うんだからね?本当にブラに嫌われても知らないわよ?」

 

「·····フン(無意識かは知らんがあの野郎、俺の拳を受ける時咄嗟に後ろに跳ねやがった。殺さんように手加減していたとはいえ、意識を残すつもりなんぞ無かったんだがな·····及第点には程遠いが想像よりかは悪くない)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目的の場所·····それは俺家の隣、幼なじみの家だ

 

「という訳で修行付けてくれよパン」

 

「何よ急に!?」

 

 

次回:気を習得してみよう




主人公(21)·····ブラの彼氏でパンの幼なじみ。普通の人間の中では全然上澄み。幼少期の頃は天下一武道会子供の部で無双してた。現在の戦闘力は380だがここからドラゴンボールでも類を見ない程に加速度的にインフレしていく模様。

ブラ(20)·····連れてきた歴代彼氏も同じようにワンパンされて心がぶち折られたせいで別れ続けていた。正直諦め半分で連れてきたが立ち上がった主人公をみてマジで惚れ直した模様。なんだかんだサイヤ人の血が流れてるのでガッツのある男が好き。応援もしているし待つつもりでいるが、父親に一撃入れるのは何年後になるだろうとは思っている。見た目はGTと大して変わってない


ベジータ(70)·····まだまだサイヤ人の特性により若いし強いおじいちゃんで今作のラスボス。口ではあんな事を言ってるがブルマの言葉は全部図星。この後ブラの買い物に珍しく率先してついて行った模様。


パン(21)·····主人公の幼なじみ。一緒に過ごした時間はブラより長いが普通に感情としてLIKEで親友。主人公へブラを紹介したのは彼女でブラの家に挨拶に行くと言った時は主人公がベジータに殺されないか普通に心配してた。戻ってきて開口一番自分の祖父みたいなことを言い出したので混乱している
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