すいませんでした!
「おかーさん。行ってきまーす。」
「四人とも、気を付けて行ってくるのよ?」
「わかってるよ、お母さん。私たちがいるし、大丈夫だよ~」
「○○、ちゃんと、お姉ちゃんたちの言う事聞くのよ?」
「お母さん、心配し過ぎだよ。ちょっと隣町まで、行くだけだよ?」
「わかってるけど・・・」
「・・・大丈夫」
「そう。じゃあ、行ってらっしゃい」
少年たちは、その日見たい映画があったので、映画館のある隣町まで出かけて行った。
そして映画を観終わり、家に帰ってきた。
「面白かったね、○姉?」
「そうだね~。たしかに面白かったね~」
「もう、家に着くよ」
「・・・ただいま」
「おかーさん、お菓子食べたいー」
「あれ?返事がないね~」
「どこかに出かけるって言ってたっけ?」
「・・・そんなの聞いてない」
少年たちが、そう話しながらリビングに行くと、そこには異様な光景が広がっていた。
自分たちの両親は、壁と床に磔にされていてその周りには、血溜まりが出来ていた。
そして、その傍らには神父と思しき二人の人が立っていた。
「だ、だれ!?」
「あれ、先輩。あれ、この夫婦の子供たちじゃないですか?」
「ハッ、やっぱり子供いんじゃねえかよ。何が、私たちには子供はいませんだよ。たっく」
「・・・○○、こっちにおいで」
「あ、あなた達ここで何してるの!?」
「お母さんたちに、なにしたのさ!」
「うっせーな。ぎゃあぎゃあ騒ぐな」
「先輩どうします?」
「そうだな、親が悪魔なんぞと契約するほどのクズ野郎どもだからな。そのクズ野郎どもの子供も始末しといたほうが、いいよな」
「お、おまえたちはさっきから、何言ってんだよ!僕たちのおかーさんとおとーさんをかえせ、かえせよ!」
「あーもう、うっせーな。お前たちの両親は俺たちが殺しました」
「でも、大丈夫だよ。すぐに向こうで、会えるからね」
そうして、二人の神父は、光で刀身が出来ている剣と銃を構えて、こう言った。
「「死ね」」
そうして、ためらいもなく少年たちを殺した。
「はぁ~。やっと終わったよ」
「先輩、この死体どうします?」
「そこらへんに、磔にしとくか。次に来た客が通報すんだろ」
「了解で~すっ」
少年は、何が起こったのかまったく理解できなかった。
なぜ?なぜ?なぜ?疑問が頭を埋め尽くしていた。
少年は思った。いったい僕たちが何をしたというのか。
少年の家は、父がゲーム会社の社員。母は、近くのコンビニの店員。あとは、姉が三人いるだけ。
特に変わったところなどないはずだった。
それがある日、隣町まで映画を見に行って帰ってきたら、両親が死んでいた。
7歳の子供にこの出来事を理解しろという方が難しいだろう。
そして少年は気が付いたら、真っ暗な空間に立っていた。
「ここはどこ?僕はしんじゃったの?○○姉ちゃん、○○姉、○○姉さん?おとーさん、おかーさん!?」
そう叫んでいると、どこからともなく声が聞こえてきた。
『あれ、もう死んじゃったの?情けないなぁ・・・』
「だ、だれ!?」
『ん?あぁ。まだ覚醒していないだけか・・・』
「だ、だからだれなの!?」
『もうしょうがないなぁ。ねぇ、君力が欲しくない?君の両親を殺した、あの二人の神父に復讐できる力が!』
「えっ?そりゃ欲しいけど・・・でも無理だよっ!僕はもうしんじゃってるんだから」
『君と君が大好きなお姉ちゃんたちなら、大丈夫だよ。一回だけ、生き返らしてあげるから』
「ほ、ほんとに!?ほんとにそんなことが、できるの!?」
『もちろんできるよ。僕は、神さまだからね』
「か、かみさま。おねがい、僕に力をちょうだい!」
『わかったよ。じゃあ、あと10秒数えたら、目が覚めるから。そしたら、
「ありがとうっ!かみさま!」
『いえいえ。それじゃあ、頑張ってね。○○君』
「うん!」
そう言って、少年は虚空に消えて行った。
『お前にしては、珍しいことじゃないか。転生者に手を貸すなんて』
『あの子は、転生してからまだそんなに、日が立ってないからね』
『ふ~ん』
『なんだよ。その、ふ~んって。』
『いや、なんでもない』
『気になるなぁ』
『それよりも、もうすぐ彼の物語が再開するぞ』
『おっと、もうそんな時間か。さて、彼は僕たちを楽しませてくれるかな?』
そして少年が目を覚ましたら、そこは自分の家のリビングだった。
「せ、先輩!ちょっと待って!」
「どうしたんだよ。そんなに慌てて?」
「殺したはずの子供たちが、生き返ってるんすよ!」
「はぁ!?んなはずあるか!」
「ほんとなんですよ!」
「どれどれ?」
「やぁ、二人とも。さっきぶりだね」
「さっきのは、ひどかったわね~」
「ほんと。ボクもビックリしたよ」
「・・・許さない」
「ちっ。さっき確実にヤったと思ったのにな」
「先輩」
「なんだ」
「もしかして、あいつら子供たちが死んだら、生き返るように悪魔と契約を!?」
「いや。それはありえねえ。まぁ、細かいことはこの際どうでもいい。もう一度ヤるぞ。こんどは、確実にな」
「こんどは、そう簡単にヤれると思わないことだな」
「何言ってんだ、お前」
「お姉ちゃんたち、準備はいい?」
「いいわよ~」
「いいよ」
「・・・大丈夫」
「いくよ!」
「「「「
「な。神器持ちだと!?」
「こんな子供たちが!?」
「覚悟しろよ。二人とも」
それから、10分後・・・
そこには、新たに二つの死体とその二つの死体の近くで、血まみれになって気を失っている四人の人影があった。
ピンポーン
「新聞屋で~す。あれ?いないのかな。」
どんどん
「う~ん。○○さ~ん?」
ガチャ
「あれ?鍵が開いてる。しょうがないか。おじゃましまーす。うっ!なんだこの異臭」
そして、リビングに向かっていくと・・・
このことは新聞屋が見つけて、警察に通報。ニュースにも取り上げられた。
事件の犯人は、二人の神父と当たりがつけられた。ただ、その二人の神父が死亡してしまってるので、事件の真相は明かされないまま、人々の記憶から薄れていった。
そして、この事件から数十年が経ち少年たちは高校2年生になった。
また裏の世界では何でも屋を営み、そこそこ有名になっていた。
そして、また一つ彼らに仕事の依頼がくる。
その仕事が、新たな事件の引き金になるとも知らずに・・・
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じ、次回こそは一巻の内容に入りたいと思います。