FAIRY TAIL IF 竜人の生まれ変わりin100年クエスト   作:侍魂

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二話 自分の信じる道

ここは何もない空間……何も存在しない……ただ唯一あるとしたらここにはシャボン玉のような物が沢山飛び、一つ一つにマサラの思い出が浮かんでいる。

 

「やぁ! 僕は物語の案内人。今回も見に来てくれたんだね〜ありがとう! えっ? お前は? 誰かって? そんな事はどうでもいいよ。今回の主役は僕の生……彼、マクロだからね!」

 

案内人が指を鳴らすと一つのシャボン玉が近づいてくる。

 

 

「あはは相変わらずだねナツは」

 

案内人の前に飛んできたシャボン玉にはナツとハッピーが一枚の依頼書を持ち、妖精の尻尾の仲間から逃げる姿が映る。

 

「ルーシィも夢が叶ったんだね……おめでとう」

 

シャボン玉には、ルーシィは長年の夢であった本を出版して何かの受賞をしたようだ。

 

「うん相変わらずの妖精の尻尾の様子で安心した……あっ! ごめんごめん。じゃあマクロたちの物語を楽しんで来てね!」

 

案内人は光となって消える。

[newpage]

 

アルバレス帝国、ゼレフとの戦いとアクノロギアとの戦いから一年近く経つ。

 

魔導士ギルド妖精の尻尾……

 

ナツとハッピーはリクエストボードに貼り付けてある一枚の依頼書を見ると、ハッピーがナツに話しかける

 

「とうとう来たねナツ」

 

「準備はいいか? ハッピー 行くぞ!! 100年クエストに!!」

 

「あいさ!!」

 

ナツは気合いを入れてながら拳を握りマスターに報告しにいく。

 

「いや駄目じゃよ普通に。行かせるわけないじゃん」

 

「何でだよ!?じっちゃん!!」

 

「あい!!」

 

ナツとハッピーは、ギルドマスターのマカロフに100年クエストの事を尋ねると止められる。そんなマカロフにナツとハッピーは不満気に抗議する。

 

「ナツはS級じゃないから依頼を受注する資格がないのよ」

 

「そんな〜」

 

「実力はS級だよ!!」

 

ミラがナツとハッピーに受けれない理由を説明し、ナツはショックを受け、ハッピーは自身たちの実力を訴える。

 

「S級の上にSS級、その更に上に10年クエスト。その更に上が……100年間誰も達成出来なかった依頼……100年クエスト」

 

「そーゆー事じゃ。お前にはまだ早いわい」

 

ミラは更にS級クエスト以上のクエストを詳しく説明して、マカロフは咎める。ナツは二人の言葉を聞いて珍しくしゅんとして落ち込んでいると思われたが……

 

「じゃあ勝手に行くか」

 

悪戯を考えた子供のような笑みを浮かべながら100年クエストの依頼書を堂々と見せる。

ナツの発言を聞くと、ざわ、ざわとギルドの中がざわつく。

 

「じゃ!!行ってきまーす!!」

 

「あいさっ!!」

 

「あがががっ……」

 

ナツが勢いよく扉を開けて、二人はギルドの外に逃走していった。二人の行動にショックを受けてしまいマカロフの貴重な髪の毛は無くなってしまう。

 

「お、追え!! ナツを捕まえるんじゃあ!!」

 

「ナツ……貴様という奴は……総員!! 出撃!! ナツとハッピーを捕えろ!!」

 

マカロフの指示を聞き、エルザはギルドの二度目の掟を破ったナツに対して激しく怒り、メンバーたちと共にナツとハッピーを捕えに向かう。

 

 

[newpage]

 

マグノリアの街商店街・・・

 

黒髪の少年マクロとマサラの形見である白色のニット帽子を大切に被るウェンディ。

二人は手提げの袋を持ち仲良く話しながら歩いている。

少し遠くでは二人の邪魔をしないようにシャルルとクリスが歩く。

 

「ルーシィさんのプレゼント買ったし後は明日のパーティを待つだけだな」

 

仲間のルーシィは自身が出版した小説が受賞したため明日パーティがあるようで、マクロとウェンディがルーシィのプレゼントを買いにきていた。

 

「そうだね……あのう……ごめんねマクロ君。折角のお休みなのにわたしの買い物に付き合ってもらって、マクロ君はもうルーシィさんのプレゼント用意してるのに…。」

 

マクロが話しかけると、ウェンディは申し訳なさそうに謝る。

 

「気にしないで。俺はウェンディさん」

 

「ウェンディ!!」

 

マクロがウェンディの事をさん付けで呼ぶと、ウェンディは拒否反応気味に自身の名を叫ぶ。

 

「憧れてたウェンディと買い物に行けるのが凄く嬉しいんだ」

 

「マクロ君……私も嬉しいよ!!」

 

マクロの本心を聞いたウェンディは、太陽のように明るい笑みを浮かべながら自分の気持ちを伝える。

 

「全く、マサラの時もそうだけど、あの子たちを見てると、焦ったくて腹が立ってくるわ」

 

溜め息を吐きながらマクロとウェンディの様子を見ていたシャルルは隣を歩くクリスに愚痴る。

 

「うふふ。そうですね。でもマサラ様が戻ってきてくれて私は嬉しいです。記憶が無いのが残念ですが」

 

「そうね」

 

クリスの嬉しそうな言葉を聞き、シャルルは頷く。

 

 

ダダダ!!

 

「あれってナツさん?」

 

「よお! マクロ! ウェンディ!!」

 

大慌てで逃亡していたナツとハッピーがマクロとウェンディたちに気づくと声をかける。

 

「見つけたぞ!!ナツ!!」

 

「やべえエルザだ!? じゃあな!!」

 

ナツの姿を発見したエルザが怒鳴ると、ナツはマクロたちに声をかけて逃亡する。その後を大勢の仲間たちが追いかけていた。

 

「みなさんも。慌ててどうしたんですか?」

 

「あいつがギルドの掟を破ろうとしている。デート中すまないが、マクロ、ウェンディお前たちもナツを捕まえるのに協力しろ」

 

「は、はい!」

 

「は、はい!! えへへデート中か//」

 

エルザはマクロたちに協力を頼み、二人は頷く。

 

(ふっ相変わらず仲が良い二人だ……ナツ、ハッピー、二人の邪魔をした罪は重いぞ)

 

出会う前にマクロとウェンディの楽しそうにデートをしてる姿を思い出すと頬を緩ませるが、ナツとハッピーの所為で中断させてしまったので怒りを更に心の内に溜める。

 

 

「相変わらず騒がしいギルドね。あいつら今度は何したのかしら?」

 

「もしかしたら、ナツさんとハッピーはギルドの依頼書を勝手に持ってたかも知れません」

 

騒がしいナツとハッピーに呆れるシャルルと、一瞬ナツが依頼書を持ってる事を見えたクリスが伝える。

[newpage]

 

「ど、どうしようナツ!!滅竜魔導士たちだ!!」

 

ナツがハッピーの声をした方に向くと、妖精の尻尾に所属する三人の滅竜魔導士たちウェンディ、ガジル、ラクサスが空中を飛行する。ウェンディをシャルルが、ガジルをリリーが、ラクサスをフリードが掴んで飛んで空中からナツとハッピーを捜索していた。

 

「ラクサスのネコはフリードかよ!?」

 

ウェンディとガジルをシャルルとリリーが掴んで飛んでるのは分かるが、当然のように、フリードがウェンディたちのネコのように混ざりながらラクサスを掴んで飛んでいるので、ナツがツッコミを入れた。

 

「ナツさん探しましたよ! 依頼書を元の場所に戻して早く妖精の尻尾に帰りましょう!」

 

「マクロ」

 

マサラの目の前にはマクロが先回りしていた。どうやらナツたち滅竜魔導士のように、滅竜人魔導士も、視覚、聴覚、嗅覚が鋭いようだ。

 

「へへへ! なら実力で止めてみろよな!!」

 

ナツは人差し指をクイっとして挑発する。

 

「では行きます!! 無竜人の拳!!」

 

黒色の無属性の魔力を纏い殴りかかるマクロ。そんなマクロの拳を簡単に右手で受け止めるナツ。

 

「へへへ!!やるじゃねえか! また魔法の威力上がったな!」

 

簡単に受け止めたナツではあるが足元にひび割れが発生した。

 

「いいえ。俺の滅竜人魔法を簡単に受け止めるナツさんは流石です」

 

「まあ俺、実力はS級だからな! かっかっかっ!!」

 

マクロは、妖精の尻尾の中で上位に位置する実力者の実力を褒めると、ナツは調子に乗り笑う。

 

「いくぞマクロ……火竜の咆哮!!」

 

 

掴まれて避ける事が出来ないマクロに、ナツは口から火竜のブレスを吐き、火のブレスがマクロに直撃した。

 

「ナツさんの炎、相変わらず激しくて美味しい炎です」

 

「滅竜人魔法……マサラの魔法」

 

マクロはナツの火のブレスを食べ、ナツはマサラと同じ魔法に唖然としている。

 

滅竜魔導士は自身の使う属性と同じ魔法を食べる事で魔力が回復したり、魔力が上がる。

 

無の滅竜人魔法もどうやら同じのようで、無属性、全ての属性を操る元素竜のマサラは無論、あの竜王アクノロギアと同様の属性で全ての属性を喰らう事が出来るようだ。

 

「お返しです! 無竜人の咆哮!!」

 

火の魔法を喰らった事で魔力が回復して威力が上がる。勢いよく黒色のブレスがナツに向かうが、最小の動きで避ける。マクロは街に被害が出ないよう、器用に口を動かしてブレスを上空に打ち上げる。

 

「ナツ、止めようよ。マクロを傷つけたらみんな怒るよ! エルザなんかカンカンかも」

 

ハッピーが普段仲間を大事にするウェンディたちだが、マサラが亡くなり、転生したマクロを過保護以上に大事にしてるので傷をつけたらどれだけ怒るのか、悲しむのか分かってるので戦闘を止める。

 

「エルザが……あ、あい! あいつらマサラが死んでから過保護になってるからな……でもな日頃から厳しくしとかねえと、いざって時自分を守れねえよ」

 

ナツなりに新人魔導士であるマクロの事を考えて訓練のいっかんとして手合わせをしてるようだ。決してマクロと手合わせをしたかった訳じゃない……多分。

 

「へっ! 次はどんな魔法を見せてくれるんだよ!」

 

「いいえ。"俺たち"だけの戦いは終わりです」

 

楽しそうに笑いながら挑発するナツに冷静に言葉を返すマクロ。

 

「はっ?」

 

「ブレスの咆哮を空に変えた……そういう事か!? やられた!! ナツ、早く逃げるよ!!」

 

ナツはポカーンとしていると、ハッピーがマクロが上空にブレスを逸らした事の意味を分かり冷や汗をかきながら焦り出す。

 

「マクロ君!!」

 

「ナツ!! 見つけたよ! ガルナ島の時といい!!アンタ何回もギルドの掟を破ろうとしてんじゃないわよ!!」

 

空中からはウェンディとシャルルが、地上からはカナが一早く駆けつける。どうやらマクロの狙いはナツとハッピーの居場所を仲間たちに伝える事だったようだ。

 

「やられた!! やっぱ凄えなマクロは」

 

年下ではあるが何度も喧嘩して、助け、助け合ってきた自分と同じ滅竜魔導士のマサラの生まれ変わり、マクロの冷静な行動にナツは口元をニヤリとして自分の事のように喜んでいる。

 

「マクロ君大丈夫!?」

 

「うん大丈夫だ。それより早くナツさんを捕まえるぞ」

 

「だ、駄目!! 早く傷を治療しないと!! ……火傷してる……ゆ……る……さ……ない」

 

慌ててマクロに駆け寄ると傷の診察をするウェンディ。服が焦げていてその箇所を確認すると少し火傷をしていた。ウェンディの顔には影が出来てボソボソと呟くと濁りドロっとした視線をナツとハッピーに向ける。

 

「「ひい!?」」

 

温和なウェンディの恐ろしい顔に二人は互いを抱きしめながら悲鳴を上げる。二人から見たウェンディの表情は、二人が恐れるエルザに見えた。

 

「"喧嘩してたのは"な、"ナツ"だけだよ!! オイラ必死に止めようとしてたんだ!! に、にゃあー」

 

「ハッピー!? この白状もの!!」

 

ハッピーは慌てて弁解しながらナツの所為にする。まあ殆どナツが原因だが、そんな相棒に攻め寄るナツ。

 

「例え、ナツさんでも……マクロ君を傷つけるなら許しません!! 天竜の咆哮!!」

 

「ドラゴンフォース!? やべえ!!」

 

ウェンディは雄叫びを上げながら滅竜魔導士たちの最終到達地点、竜の力……ドラゴンフォースを発動させて全力の風のブレスを二人に吐く。

 

凄まじい突風が二人を襲いながら建物を破壊した。

 

辺りにはナツとハッピーの姿は見当たらず、どうやらこの騒ぎに便乗して逃走したようだ。

 

「アンタも随分うちのギルドに馴染んできたね!」

 

「う、う、う//」

 

 ウェンディのブレスはナツたちもろとも建物を吹き飛ばす。そんな現場を見たカナは呆れたように言葉を掛ける。

ウェンディはカナの言葉に顔を赤くして恥ずかしそうにしていた

 

「仲間が傷つけられたらね、私もみんなも怒るのは一緒だよ。アンタの行動は間違ってない。誇るべきだ」

 

「カナさん……はい!」

 

カナはウェンディの頭を撫でながら行動を褒める。

 

「まあアンタが怒ったのは仲間の理由だけじゃ無いと思うけどね、大方おと……」

 

「わぁ!わぁ! カナさん!?」

 

慌ててカナの口を閉じるウェンディは焦りながらもマクロの事をチラチラと見ている。

 

「ありがとうウェンディ! 俺の事を心配して怒ってくれて。でも俺、もっと強くなる。ウェンディやナツさんよりも、みんなよりも、もっと、もっと強く……みんなに心配をかけないぐらい」

 

「マサラもそうだったけど、アンタも可愛いね……頑張んなよ」 

 

カナはマクロの言葉に目元が少しうるっときて照れ隠しなのかマクロの頭をわしゃわしゃと撫でる。

 

「マクロ君……うん! マクロ君なら絶対強くなれるよ!! あっ、早く治療しないと」

 

拳を握りながら宣言するマクロにウェンディが頷くと治療をする。

 

[newpage]

 

「ふう危なかったぞ!!」

 

「随分派手に暴れたようだな」

 

ナツとハッピーはマクロたちから逃走成功するが、先程の咆哮と騒ぎで駆けつけてきた最強候補エルザとラクサスを鉢合わせした。

 

「よおナツ。相変わらずめちゃくちゃな野郎だ。まあ俺としてはお前らの実力なら良いと思うが」

 

完全に否定的なエルザとは別にラクサスはナツなら100年クエストに行っても良いと考えてるようだ。

 

「ラクサス!!」

 

「まあじーじ……マスターの命令だ。諦めな」

 

エルザが咎めると、ラクサスは祖父の命令なのでナツを止めることにする。

 

「ラクサスにエルザ」

 

「どうしたナツ? 燃えてきたか?」

 

ラクサスは普段のナツの性格を見てるので問いかける。

 

「おう! 普段ならお前らと戦いてえけどな……今は逃げる!!」

 

「……!? こら!! 待たんか!!!!」

 

「まあ頑張んな」

 

ナツとハッピーはUターンして逃亡する。まさかの行動に面をくらうエルザとラクサス。エルザは我に変えると追いかけていく。ラクサスはナツを応援しながらゆっくり追いかけて行った。

 

[newpage]

 

ルーシィの家・・・

 

「よおルーシィ!!」

 

「ここなら安全だよね!」

 

「アタシの部屋なんだけど!!またアンタら100年クエストを受ける為に勝手な事をしてるみたいね」

 

ナツとハッピーはエルザとラクサスから逃れた後慌ててルーシィの家に避難する。

 

「な、何でルーシィが知ってんだよ? まさか!?」

 

「そのまさかですよ」

 

「アンタら良い加減諦めたら?」

 

「プクー」

 

ルーシィが知ってるので焦りながら逃げようとするがマクロとシャルルがドアと窓を閉める。

 

ウェンディは頬を膨らませながらナツを睨む。しかし恐怖を感じず側から見ると可愛い。

 

「諦めねえよ!! っていうかウェンディそんな睨むなよな! 悪かったよ」

 

「いくらナツさんでもマクロ君を傷つけたので許しません」

 

「えっ!アンタ、マクロを傷つけたの? アタシも許せないかも」

 

ナツが謝罪するがウェンディの怒りは治らず睨みつける、ルーシィもナツを睨みつける。

 

「き、傷つけたって特訓だよな? なぁ?マクロ」

 

「えっ? は、はい! ナツさんに特訓してもらってました!!」

 

ナツはマクロに視線を送り助けを求めると、マクロは話を合わせる。

 

「えっ?そうなの? なら仕方ないわね!」

 

「……」

 

ルーシィはナツの言い分に納得するが、ウェンディは変わらない態度で睨んでいた。

 

「ウェンディ、ありがとう。俺は大丈夫だよ」

 

「う、うん。マクロ君が良いなら……ごめんなさいナツさん」

 

マクロの言葉にウェンディが納得すると、素直にナツに謝罪するウェンディ。

 

「おう! それよりもウェンディとルーシィお前ら過保護すぎんぞ! マクロは俺たち、妖精の尻尾の仲間なんだからよ! もっと信頼してやれよな!!」

 

「す、すいません。マクロ君の事になるとつい……」

 

「あはは」

 

ナツの言葉に申し訳なさそうにするウェンディと乾いた笑みを浮かべるルーシィ。

 

「ルーシィさんもありがとうございます」

 

「良いのよ。アタシの所為で死なせたようなもんだし……アンタの事は守りたいのよ」

 

アクノロギアとの戦いで全ての人たちを助けるために亡くなったマサラの事を思い出してルーシィは涙を浮かべる。隣にいるウェンディは大切な人を二度と離さないようにマクロの手を強く握りしめていた。

 

「ルーシィさん……俺は……僕はきっとルーシィさんには今まで通りみんなで楽しく笑ってくれてる。それだけしか望んでないと思います」

 

(マサラ!?)「うんありがとうマクロ」

 

マクロの言葉に一瞬マサラと影が重なり目を大きく開くルーシィ。

 

「でもね……アタシの誓いなんだ。今度こそアンタを守るって……年下に全部背負わせてマサラは亡くなった……今度はアタシらよりも……ずっと、ずっと長く生きてられるように守ってあげるって」

 

「ルーシィさん……頼りにしてます……でも俺もルーシィさんたちを守れるように強くなります!!」

 

ルーシィの想いを聞いて拳を握りしめ自身の想いを伝える。

 

「ルーシィさん!受賞おめでとうございます!!」

 

「おめでとうございます!! 私、ルーシィさんの本買っちゃいました!!」

 

「おめでとう!この子たちずっとアンタの本読んでるのよ。まあ私もアンタの本面白いと思うけどね」

 

マクロとウェンディはどうやらルーシィが出版した本を何度も読み返してるようだ。ちなみにシャルルもだが。

 

 

「ありがとう三人共!! プレゼントもありがとね!! 高そうなペンにカバンも大事に使わせてもらうわね!!」

 

ルーシィは嬉しそうに三人にお礼を言うとプレゼントされたカバンとペンを大事にに保管していた。

 

 

「何だへんな匂いがする……あがが身体が言うことを効かねえ」

 

「オ、オイラもだよ」

 

「この薬を匂いを嗅ぐと眠たくなるんですよ~」

 

クリスが笑顔で薬草を持つと部屋中に匂いが広がりナツとハッピーは匂いを嗅いでしまい睡魔が二人を襲う。

 

「ナツさんハッピーすいません」

 

「ごめんなさい」

 

マクロとウェンディはナツとハッピーに謝罪すると、マクロたちは既にマスクをして対策をしていた。

 

「あ、アタシの部屋!?」

 

薬草の匂いが充満した自分の部屋に悲鳴を上げるルーシィ。眠り意識がないナツとハッピーをマクロたちは何処かに運んでいく。

[newpage]

 

「ナツ、ハッピー目は覚めたか? ここはお前たちの家だ」

 

「マクロ……この野郎!!」

 

ナツが自身の家で目を覚ますと思いきり目の前を殴りつける。マク……エルザは殴られた。

 

「ほう……」

 

「え、エルザ……さん!?」

 

エルザの表情は鋭くなり、エルザを見たナツは顔色が悪くなり恐怖した。

 

「少しは手加減をしてやろうと思ったが手加減は無用の用だな!!」

 

「ひ、ひぃぃーー」

 

「エルザ様、このエルザ様に忠誠を誓ったオイラにお任せを」

 

「ハッピー!?この裏切り者!!」

 

膝をついて頭を下げる相棒に非難する。

 

「安心しろ……お前たち二人共だ!! 覚悟しろ!!」

 

「「ぎゃぁぁ!!」」

 

当然そんなハッピーの態度も無駄に終わり、二人仲良くエルザにボコボコにされた。

 

「お前は何故ギルドのルールを破ろうとする?」

 

ボコボコにされて正座しているナツとハッピーに問いかけるエルザ。

 

「俺は100年クエストに行くって決めてたんだよ!!」

 

「無理だ」

 

ナツの言葉をバッサリと切り捨てるエルザ。

 

「無理じゃねえよ!! やる前から決めんなよ!!」

 

「何でそこまで100年クエストに行きたいんだ?」

 

ナツはエルザの言葉に納得がいかず怒鳴りつける。エルザはそんなナツの態度に疑問を持ち問いかける

 

「誰も達成した事のない冒険をみんなでするんだ。こんなの燃えてくるだろ!!」

 

「みんな」

 

ナツの言葉に問いかけるエルザ。

 

「エルザにグレイにウェンディとシャルル」

 

「後ルーシィ……マクロもな!!」

 

ハッピーとナツは答える。ナツの言葉を聞いたエルザは目を閉じて深く考える

 

「じっちゃんも言ってただろ"自分の信じた道を進め"って。俺はこの冒険がみんなをもっと強くするって信じてる」

 

<自分の信じた道を進め!! それが妖精の尻尾の魔導士じゃ>

 

エルザが目を閉じて妖精の尻尾の仲間のテレパシーの魔法でマカロフにナツの言葉を伝える。

 

「そうか……ご苦労だったなエルザ」

 

マカロフもナツの言葉を聞いて深く考えていた。

[newpage]

 

受賞式夜・・・

 

妖精の尻尾のメンバー仲間ルーシィの大切な受賞式に妖精の尻尾のメンバーたちも参加して受賞式は騒がしく終わった

 

「おんぶしておんぶー」

 

「こいつ……」

 

お酒を飲み酔っ払ったルーシィがナツに甘え抱きついている。そんなルーシィをナツが不機嫌そうにしながらもしっかりとおんぶしていた。

 

「ちゃんと送ってやるんだぞ」

 

「ハメ外しすぎだっての」

 

エルザはルーシィの事を考え、グレイが文句を言う。

 

「グレイさん服着てないです!!」

 

「マクロ君//」

 

マクロが注意すると、抱きつきながら恥ずかしそうに顔を隠すウェンディ。

 

「まぁいいじゃないおめでたい日だし」

 

「そうですね。ルーシィさん綺麗でした」

 

「オイラこのトロフィーピカピカにしてあげるんだぁ」

 

シャルルはルーシィの酔っ払った姿を労い、クリスは褒める。ハッピーはルーシィが受賞式で貰ったトロフィーを大事に抱える。

 

「お前たち。許可しよう100年クエスト」

 

ナツたち最強チームの前に現れたマカロフはナツたちが100年クエストを受ける事を許可した。

 

「マジか!! じっちゃん! やったぁぁぁぁ!!」

 

「これペシペシするな」

 

ナツは心から嬉しそうにしてマカロフの頭を叩いている。

 

「本気ですか!?」

 

「明日ルーシィに知らせないとね!!」

 

「ただし一つだけ条件がある。信じた道を力の限り歩いていけ、そして必ず帰って来い」

 

「じっちゃん……ありがとな」

 

ナツとマカロフは笑うそれ以上の言葉はいらなかったようだ。

 

「マクロ君頑張ろうね!!」

 

「そうだな。頑張ろう!」

 

マクロはウェンディの言葉に頷き気合を入れる。

 

「100年クエスト燃えてきた!!」

 

ナツたちは未だ誰も達成した事ない100年クエストに向かう。

 

 

[newpage]

 

マサラが辿ってきた歴史……

 

元素竜サシディームが行方不明になる近くにいた同い年の少女ウェンディと旅をする。途中でエドラスのジェラールと出会い一緒に旅をする。

アニマを閉じる為にジェラールと別れ、マサラとウェンディは化猫の宿に残る。

卵が落ちていて孵すとクリスとシャルルが生まれる。

数年後、化猫の宿の有名な魔導士としてマサラとウェンディは双竜と呼ばれる。

 

六魔将軍編で、六魔将軍打倒の為にマサラとウェンディ、クリス、シャルルが同盟軍に参戦。

妖精の尻尾のメンバーとしてはナツたち最強チームとミストガン。

途中でニルヴァーナの影響でミストガンが可笑しくなり戦う。

化猫の宿たちマスターとメンバーの幻が消える。

 

マサラたちは妖精の尻尾加入する。

 

妖精の尻尾初めての依頼。

 

エドラス編

 

 

 

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