クソボケのことが大大大好きな生徒達   作:あば茶

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ローソンコラボのクリアファイル全部集めたら冷蔵庫の中がチョコだらけになりました、なので全部溶かしてホットチョコにして飲み干しました

美味しかったです


????

 

 

「アイン!ソフ!オウル!お前ら……なんでこんな事を……!」

 

「ふふっ……らしくない顔ですね、酒泉。いつもの様に能天気な顔でもしていればいいものを」

「そうそう、デカグラマトンの前で自信満々に〝任せろ〟って言った時みたいにさ……私、あんたのあの笑顔好きなんだよね。本当になんとかしてくれそうで、勇気を貰えてさ」

 

「短い間ですけど……私、お兄様と一緒に居られて幸せでした!生まれ変わってもお兄様やお姉様の妹になりたいって思えるくらい。だから……次もまた、私を見つけてくれませんか……?」

 

「お、お前ら……無茶ばかりしやがって!俺はこんな結末望んじゃいない!こんな……こんな───」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな真っ白な格好でカレーうどんなんか食いやがって!!!」

 

 

純白に侵食する穢れ、その純真無垢な心を嘲笑うかの様に白が染められていく

 

「……妹達の仇は我が討ちます」

 

「っ!ま、待てマルクト!お前だけじゃ───」

 

 

危険だと、そう忠告するよりも先に既にマルクトは箸を持っていた

 

愛する妹を奪われた怒り、愛する妹を失った悲しみ、今の彼女に嘗ての様な大義は存在せず、最早感情で動くだけの兵器と貸した

 

 

「……行きます」

 

 

きっと苛烈な戦いになる、その末が妹達の望まぬ結末になる可能性だって

 

それでも、己の感情の押さえ方を知らぬ彼女は箸を勢いよくカレーうどんに突っ込み……

 

 

「────」

 

「あっ」

 

「……酒泉」

 

「あ、ああ……ぅあ……嫌だ……!」

 

 

ちゃぷんと跳ねる汁、穢れる白い肌

 

誰よりも心優しく、誰よりも妹想いな姉は自分の最後を察し、少年の方を向いてにこりと静かに笑った

 

 

「────後は頼みます」

 

「────マルクトオオオオオオオオオ!!!」

 

 

崩れ落ちる身体を抱き止め、悲鳴を上げる少年

 

そこに救いの手が差し伸べられる事はなく、少年はただ己の無力を嘆くのみ

 

斯くして彼は手に入れたばかりの温もりを失い、その身に怒りを宿した

 

 

「……酒泉、失ったものばかり数えても意味がない」

 

「シロコさん……シロコさんは……無事なのか……?」

 

「ん、大丈夫。結構汚れちゃったけど今着てるのは酒泉の部屋から勝手に持ってきた服とズボンだから問題無い」

 

「今すぐ脱げ」

 

《酒泉さん、えっちなのは〝めっ〟ですよ》

 

「俺が悪いんか?」

 

「ん……亭主関白……」

 

(この人絶対言葉の意味も知らずに使ってるだろ……)

 

 

 

 

 

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「全体的にぶかぶかですが……まあ、今はこれで我慢してあげましょう。替えの服も全て洗濯中ですし」

 

「お、お兄様に包まれてるみたいです……えへへ……」

 

「包まれてるって……ただ酒泉の匂いがするだけじゃない?」

 

「おやぁ?ソフ、貴女いつの間に酒泉の匂いを覚えられるくらい嗅いでいたんですかぁ?」

 

「……は、はぁ!?そういうつもりで言ったわけじゃないんだけど!?」

 

「なるほど?その意図は無かったと……この前庭で干してる最中だった酒泉の服に顔を埋めていたので、てっきりそういうフェチがあるものかと……でもあれだと洗濯後の香りしか嗅げませんよ?次からは早朝ランニング後のジャージを洗濯してあげるフリをしてそのまま回収する事をオススメしま────」

 

「消えろイレギュラー!!!」

 

「右ストレートっ!?」

 

「で、でも私もお兄様の匂いは好きですよ……?」

 

「……ん、良いアイディアを貰った」

 

 

服足りねえな、俺が貸したぶっかぶかの服を着ている三人娘を見てそう思いました、まる

 

それとあんま匂い匂い言わないでくれるか?この年齢にして加齢臭が覚醒したのかと不安になってくるから

 

 

「酒泉、我達に服を貸してくれてありがとうございます」

「良いって事よ、誰かさんと違って勝手に俺の服を使った挙げ句カレーうどんの汁をぶちまけたって訳じゃないからな」

「そんな非道な存在を私は許さない」

「おめぇだよ駄目狼」

《記憶領域に異常あり、反転の影響が出ているのかもしれません》

「こんなダメシロコを庇うなんてぷりゃなは良い子だなぁ」

《プラナです》

「違う、私はダメシロコじゃない、ダメシロコはアビドスに居る方」

「うるせぇダメダメシロコ」

「もういい、ふて寝モードに入る、こうなった私は酒泉が甘やかしてくれるまで目を覚まさない」

「百年後の荒野でまた会おうな」

「!?」

 

 

それよりも今は服の問題だ、マルクトは俺が着るサイズの服でもなんとかなるが、おチビどもはそうはいかないだろう

 

ぶかぶかの裾が引っ掛かって転ばれでもしたら気分悪いし、早い内に四姉妹全員分の服を揃えておくか……幸いにも生活費はミレニアムから振り込まれてるし

 

 

「だ、だいたいオウルだってこの前酒泉のお腹に乗って眠ってたじゃん!あれはなんなの!?」

 

「ああ、あれですか?あれはただ酒泉が眠っている間に腹に蓄積ダメージを与えておこうと企んでいただけですよ」

 

「……なんて言ってるオウルだって、本当はただ一緒に寝たかっただけじゃないの?」

 

「ははっ!まさか!私がこの男にそんな初な感情を抱くわけないでしょう!ただ起きた時に嫌な腹痛を感じて〝トイレ行きたいな……でも布団から出たくないな……〟ってなってしまえばいいって思ったまでですよ!」

 

「何その地味な嫌がらせ……まあ、でも確かにオウルが酒泉にデレる光景なんて想像できないしそっちの方がまだ納得できるかな?」

 

「そうですよ!私がこんなアホ面能天気鈍感クソボケにデレるなんて───ぎゃああああっ!?頭がああああああ!?」

 

「いや、今日買いに行くのもありか?」グリグリグリ

 

 

思い立ったが吉日、それ以外は凶日だってどこぞの美食家も言ってたしな

 

因みに間違っても美食研究会の事ではない、トリコさんはどんなにクソ不味くて食べ物と呼べない様な食べ物を提供されようとそれを理由に店ごと食材を爆破したりなんかしないし、出された物は最後まで食べてくれるからな

 

あの人こそ真の美食研究会だろ、ただのテロリスト共はあの人を見習え

 

 

「あ、でも替えの服今洗濯中だしな……しゃーない、明日にするか」グリグリグリ

 

「その両手で頭ぐりぐりするのやめ……ぐあああああああああああ!!!」

 

「よーし、皆!明日はショッピングモールに買い物しに行くぞ!」

 

「買い物?別にいいけど……何をしに?」

 

「六人分の服を買いに行くんだよ、お前ら四姉妹と……あとシロコさんとプラナの分も」グリグリグリ

 

「児童虐待!!児童虐待ですよこれは!!」

 

《私もですか?》

 

「当然よ、こっちからしてあげられる事は限られてるんだから偶には甘やかさせてくれ」グリグリグリ

 

《……ありがとう……ございます》

 

「うぐおおおおお……頭がぁ……!」

 

 

まあ、買ったとしてもアロナさん入りのシッテムがないと渡してあげられないが……確か来週俺がシャーレの当番だった筈だしその時アロナさんにお願いするか

 

どんな服を買うかは……そこはプラナ本人に決めてもらおう。女性のファッションに疎い俺なんかが選んでもプラナが可哀想なだけだし、そっちの方がプラナも嬉しいだろ

 

 

「さてと、今の内にレンタカーの予約でもしておきますかね」

 

「レンタカー?……なんで?電車でもよくない?」

 

「んー……俺の個人的な願望?」

 

「願望?」

 

「そそ、一度家族を乗せて車運転してみたかったんだよね」

 

「……はぁ!?か、家族!?あんた何言ってるの!?この人数相手に言う言葉じゃ───」

 

「ソフ、このクソボケの言う〝家族〟は貴女が想像している〝家族〟とは少し違うと思いますよ?恐らくこのクソボケは大勢で和気藹々と団欒している様を想像しているかと」

 

「あ、ああ……そういう意味ね?いや、勿論分かってはいたんだけどさ?」

 

「ぷぷーっ!!!まさか本当に別の意味の〝家族〟を想像しちゃってたんですかぁ!?もしかして白いドレスを纏っている自分を想像しちゃったり───」

 

「闇に追放してやる!!!」

 

「左ストレートっ!?」

 

 

もう父さんと母さんは乗せてあげられないけど、せめて今世くらいはな

 

戦車だったり列車だったり、学生の内から多くの乗り物を操縦できるのはキヴォトスで生きていく上での数少ないメリットだと言えるだろう

 

前世では大人になってからじゃないと取れなかった資格も、キヴォトスなら学生の内から取れたりするしな

 

 

「家族……つまり、酒泉は我の弟という事ですか?」

 

「いや、目覚めた時期で考えたら俺が兄じゃね?」

 

「そうですか、それなら我は呼び方を変えた方が良いのでしょうか……〝酒泉お兄様〟と」

 

 

────っ

 

お兄……様……俺が……お兄様……?

 

 

「な、なあマルクト……もう一度呼んでみてくれないか……?」

 

「……?はい、お兄様」

 

「っ」

 

 

ヤバい、なんというかこれは……すごく〝クる〟な

 

特にマルクトの様な普段からお姉ちゃんしている様な存在に兄扱いされるのはこう、妙な気分に……はっ!?

 

 

「や、やっぱりこの呼び方は無しにしよう!なんか色々と壊されそうだし!うん!」

 

「はぁ?何を壊されるってのさ」

 

「もしかして呼ばれ方が気に入らなかったのですか?それならやはり我が姉になった方が良いのでしょうか……」

 

「姉?……マルクト姉さんってか?」

 

「ふふっ……はい、我はここに居ますよ」

 

「……これはこれでこそばゆいな」

 

 

呼び慣れてない呼び方をする側も結構ダメージを……ええいやめい!頭を撫でるな!姉顔でナデナデするな!

 

 

「お……お兄様!私も……私もお兄様のお姉様になりたいです!」

 

「ええ……あの呼び方ちょっと恥ずかしいんだけどなぁ……」

 

「だ、駄目……でしょうか……」

 

「……アインお姉様?」

 

「はうっ!?」

 

 

そんな不安そうに見つめられちゃ断れねえ、という事で渋々姉さん呼びしてみた結果、アインは奇妙な悲鳴を上げながら後退った

 

なんだその反応は……まさか引いたのか?頼んでおいてそりゃないだろお兄様泣くぞ

 

 

「ちょっとー?何勝手にお姉様の兄面してるのー?」

 

「そう目くじら立てないでくれよ、ソフ姉」

 

「勝手に弟面もやめっ……いや、でも案外……」

 

「へぇ、自分が私達より下の身分だと理解できているんですね。その心掛けに免じ、特別に私の事もお姉様と崇めさせてあげてもいいですよ?」

 

「クソガキ」

 

「はあああああ!?」

 

 

うーん……クソガキ以外どの呼び方もあまりしっくり来ないな、やっぱ前世も今世も一人っ子だったからか?まあ、それで困った事はあまりないけど

 

ガキの頃はお兄ちゃんや弟が欲しいって思ってた時期もあったけど、おやつを独り占めしたりテレビのチャンネル争いをしなくてもいいって思えば一人っ子も結構良い事だらけだよな、うん

 

 

《酒泉さん酒泉さん、私の事もお姉ちゃんと呼んでみてください》

 

「プラナお姉ちゃん?」

 

《…………今後はこれでお願いします》

 

「いややらんよ?」

 

 

なんでどいつもこいつもお姉ちゃん呼びさせたがるんだ、こんな自分よりデカい奴が弟になったところで可愛くもなんともないだろ

 

「酒泉、私の事も特別にシロコ姉って呼ばせてあげ「……ってそうだ!今は買い物の話をしているところだった!だいぶ大きく話が逸れちまったな」せっかくふて寝から起きたのにこの扱いはあんまりすぎる、またふて寝するから」

 

「ああ、そういえば今いじけてるんだったな」

 

「……最近私の扱いが軽くなってる気がする、メインヒロインの筈なのに」

 

「人の服を勝手にカレー汁まみれにする系ヒロインなんて扱い軽くなって当然だろ、余裕で人気投票圏外だわ」

 

「ん……」

 

 

どうしてそんな耳を垂れさせて落ち込むんです?これじゃ俺が悪者みたいじゃん

 

おかしい、至極当然の事を言ったまでなのになんだこの罪悪感は

 

 

「……あーもう悪かったよ、ちゃんと構ってやるから機嫌直してくれ」

 

「ん……別にいい……新しい家族が増えたからって古い方が蔑ろにされても私は気にしない」

 

「んな事ないって、ちゃんとシロコさん達の事も大切に思ってるから」

 

「……ほんと?」

 

「ほんと」

 

「すき?」

 

「好き」

 

「だいすき?」

 

「大好き」

 

「ん……なら許す」

 

 

全肯定した途端耳をピンっ!と立て、ソファから勢いよく立ち上がるシロコさん

 

最近思うんだけど、この人やっぱり狼じゃなくて大型犬なんじゃないかな

 

 

「……ん?シロコさん、そういえばさっき着替えてこいって言ったけどその服……」

 

「ん、これは酒泉の部屋から持ってきたパジャマ」

 

 

なあプレ先、俺って甘やかしすぎたのかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ね、ねえ!もうちょっとゆっくり進んでよ!無用心すぎるって!」

 

「ソフの言うとおりです!まったく、気の利かない男ですねぇ!」

 

「う、うぅ……暗い……怖い……!」

 

「だ、大丈夫ですよ……我が皆を守り───」

 

『ヴァアアアアアアアアア!!!』

 

「「「きゃああああああああっ!?」」」

 

「わ、我が……我が……!」

 

 

「……四人同時に抱きつかれると流石に苦しいんだけど」

 

 

テレビ画面いっぱいにゾンビの顔が広がった瞬間、ソフとオウルが両腕に、アインが腹に、マルクトが首に抱きついてきた

 

どうしてこんな事になったのかって?俺がリビングで〝ゾンビハザード〟プレイしてたらいつの間にか周りに集まってきて、それを見てたオウルが〝せっかくですし雰囲気出しません?〟つって勝手に電気消してカーテン閉じやがったからだよ

 

 

「酒泉、私も怖い」

 

《私も怖いです、今日は一緒に寝たいです》

 

「二人とも絶対演技だろそれ」

 

《酒泉さんが一人でデカグラマトンに挑んだ時と同じくらい怖いです》

 

「今日は一緒に寝ような」

 

「ん、じゃあ私も……」

 

「シロコさんは駄目」

 

「ん……これも全部私が魅力的すぎるからいけないの……?自分のナイスボディが憎い……」

 

「なんだこいつ」

 

「それはそうと一緒に寝る」

 

「駄目」

 

「だめじゃない」

 

 

棒読みで怖いと言いながら後ろから抱きついて……ちょっと待てこれ頭に何を乗せてるんだ?なんか嫌な予感がするから考えないようにしよう、うん

 

そんでプラナはそれ言っとけば俺が何でも言う事を聞いてくれると思ってるな?何でも言うこと聞いてやるよちくしょー

 

 

「我が……守らなければ……!」

 

 

それとマルクト、プルプル震えながらクソデカ帽子を被ろうとするな

 

視界の半分以上がそれに奪われて画面が見え……ていうかそれどっから取り出した?さっきまでどこにも置いてなかったよなそれ?

 

 

「ああもう……ゲームはここまで、お風呂沸いてるからさっさと入ってきなさい」

 

「はい?何言ってるんですか?まだボス戦まで進んでないじゃないですか、さっさとこのステージクリアしてくださいよ」

 

「さっきまでビビってた癖に何強がってんだよ……」

 

「それはそれとして見てて面白いゲームではありますからね、それにソフほど本気で怯えているわけではありませんし?」

 

「は、はあ?私だって別に本気で怖がってたわけじゃないんだけど?」

 

「恥ずかしいからって強がらなくてもいいですよ、さっき〝きゃー♡〟って叫びながらその男に抱きついていたではありませんか」

 

「捏造すんな!ていうか〝♡〟なんか付けてないし!」

 

「またまたぁ、照れちゃって───」

 

「ふんっ!!!」

 

「まうあー!?」

 

「あ、あの……お兄様……私、さっきので足が震えて……」

 

「……付き添ってやれるのは風呂場の前までだぞ?」

 

「それなら着替えは我が手伝いましょう、立てますか?アイン」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

 

我が家の風呂のサイズ的に女性五人を同時に入れる事はできないので、入浴の際は三グループに別れる事にしている

 

三姉妹で仲良く入ってもらったり、マルクトシロコさんコンビで入ってもらったり、ガキンチョ二人+大きいのどっちかだったり

 

日によって色んな組み合わせで入ってもらっているが、唯一確定しているのが俺は一人風呂だって事だ

 

 

「ふう……うるさいのも沈めたところだし、私も……あれ?アインとお姉様は?」

 

「あの二人ならもう風呂に行ったぞ、お前らも早いとこ入ってこいよー」

 

「何ィ!?折川酒泉、貴方まさか風呂場でお姉様達にえっちぃ事をした訳じゃありませんよねぇ!?」

 

「んな事するか、馬鹿な事言ってねえでさっさと百秒数えてこい」

 

「とか言って……私、知ってるんですよ?貴方が毎回最後に風呂に入っている理由……私達に気を遣うフリをして本当は美少女茹で汁を堪能する為だという事を───」

 

「ソフ、その馬鹿連れていってくれ」

 

「りょうかーい」

 

「ぐえええええええっ!?」

 

「……あ、それとついでにマルクトに〝もし四人で風呂に入りたかったらそのまま入っていいぞ〟って伝えといてくれ」

 

「いいの?結構キツキツだし浴槽からお湯溢れちゃうけど」

 

「出る時に足しといてくれたらいいよ、毎日お湯溢れさせる訳じゃないなら水道代もそんな嵩まないだろうし」

 

「……ありがと」

 

「ソ、ソフ……首を極めながら連れていくのは……うげええええええええ!?」

 

さてさて、四人が風呂に入ってる間に明日のスケジュールを考えないとな

 

ワンボックスカーを予約しといたからまずはそれを取りに行って、そしたら助手席にシロコさんとプラナを乗せて……

 

 

「……酒泉、楽しそう」

 

《同意、今の酒泉さんは糖分を摂取している時以上に幸せそうです》

 

「ん?そうか?……まあ、そうかもな」

 

 

いや、〝かも〟じゃなくて確実にそうだろうな

 

だって、家に帰れば〝ただいま〟と〝おかえり〟を言ってくれる家族が居て、学校に行けば〝おはよう〟と〝さようなら〟を言ってくれる仲間達が居るからな

 

勿論、俺達それぞれに自分の人生があるんだからこの生活がずっと続くとは限らない

 

マルクトもシロコさんも、大人になれば三姉妹も、肉体を手に入れる事ができればプラナだって、各々が生きていく中で大切な人を見つけ、その人と人生を歩む決断をする可能性だってある

 

もしその時が来ても笑顔で送り出すつもりではある、でも……それまでは……この幸せを謳歌し続けるつもりだ

 

 

「あ、また笑った」

 

《何か喜ばしい事でもあったのでしょうか》

 

「ん?……いや、なんていうかさ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆のこと、大好きだなぁって」

 

「…………それ、ずるい」

 

《はい、ずるいです》

 

「?」

 

 






次回!大大大好き!


キャラバンに乗ってショッピングモールに向かう折川家

楽しさからか、不幸?にも同じくショッピングモールに来ていたゲーム開発部に気付かず白塗りの少女にぶつかってしまう

???「へえ?こんなところでファッションショーですか……随分楽しそうですね、酒泉……まあ、それも当然ですね、こんなに!こ!ん!な!に!沢山の白髪少女に囲まれているのですから!!!まあ!?私には何も関係ありませんが!?」

オウル「……!!!(何かを閃いた顔)」

オウル「ええー?そうですかー?私達いつもこんな感じですけど……ねー♡お兄様ー♡」ベッタリ

???「は?は?は?」


次回、放つ光

来週もクソボケと地獄に付き合ってもらう
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