Engage Boost   作:XIYON

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・パティスリー井上にて

 

星南「それで?どうだったの?」

 

龍二「普通に倒しちまった。勢い余ってな?」

 

星南「アナタねぇ…」

 

龍二「別に構わないだろ?ま、あのグラニュートは闇菓子を欲してたみたいだけどな?」

 

星南「また闇菓子?まさか、人が攫われてるんじゃ?」

 

龍二「いや、ニュースで攫われている事件の報道があったり、『エクスト』でそういうのが呟かれたりとかはない。だけど…」

 

星南「逆に事件性になっているのは血を吸われてゲッソリと倒れている人を目撃した件ね?」

 

龍二「もう最低でも50件は超えている…闇菓子は本来、幸せな人間を収集して擦り潰して…」

 

???「そこからエキスを抽出して完成される。」

 

龍二「菓梨那。」

 

俺たちは今、パティスリー井上にいる。彼女はこのお店のオーナーでパティシエルの井上菓梨那だ。ケーキ屋さんを開きながら闇菓子を作るために人間を襲っているグラニュートたちを俺たちと一緒に倒している。

 

菓梨那「グラニュートにとっては至高の美味さと快楽をもたらす嗜好品よ。質の決め手のスパイスは本来、人間から搾り取った幸福の感情…」

 

星南「だけど最近は人を襲うことはなくなった。寧ろ、血を吸われて倒れる人が多くなってる。」

 

龍二「ならなぜアイツらは最近、人間を人プレスで襲わなくなった?」

 

星南「住民の血を吸い取ってその中に入っているスパイスを抽出するため?」

 

菓梨那「それでもない気がする。」

 

遡ること1か月前、仕事から帰宅途中の男性がゲッソリしている中年男性を見つけた。何かに血を吸い取られたような跡もあった。吸血鬼やサキュバスが現れたんじゃないかと思った住民は恐ろしくて夜も外に出られなかった。

 

その事件は何回も発生した。50件は流石に異常な気もするが…

 

龍二「そもそも、あれが血を吸われたのが原因だと思うか?」

 

星南「どういうこと?」

 

すると俺のスマホから着信音が流れ出す。電話をしてきた相手は…

 

龍二「ちゆからか?」

 

星南「彼女が連絡を寄こすなんて珍しいわね?」

 

菓梨那「いつも病院で忙しくしているからね?」

 

龍二「もしもし?」

 

ちゆ『龍二くん、今どこにいる?』

 

龍二「菓梨那の店で一休みしている。ちょうどお前の調査を待ってたところだ。」

 

ちゆ『菓梨那ちゃんの菓子をまた食べに来てるの?』

 

龍二「まぁな。んで、何の用だ?」

 

ちゆ『例の貧血、原因が分かったよ。急いで来て。』

 

菓梨那「私も行く。お店がお休みだから。」

 

星南「そっか、今日は定休日だったわね?」

 

龍二「んじゃ、3人でちゆの病院に行くか。」

 

というわけで患者たちの貧血の真実を聞くために俺たちはちゆの病院へと向かった。そして辿り着いて第一声は…

 

星南&菓梨那「え!?血を吸われたわけじゃない!?」

 

ちゆ「えぇと…どう説明したらいいのかな…人の血は足りてたの。けど、あるエネルギーがみんなをあんなにゲッソリとした姿に変えちゃったの。それと同時に…」

 

龍二「元気を無くしている。まさか…」

 

ちゆ「うん…アイツらはさらに特殊な能力を見に纏ったみたい。幸福のエネルギーだけを吸い取る力をね?」

 

星南「つまり…」

 

ちゆ「そう…闇菓子の元となる幸せのエネルギーだけを抽出して残りカスとなった人間はその場の道路に放つってところかな?」

 

菓梨那「人プレスとはまた違うやり方…ランゴのヤツ、今度は何を企んでいるの?」

 

そう思った途端に1人の看護師が慌ててドアを開ける。

 

看護師「沢泉先生、大変です!」

 

ちゆ「どうしたの?」

 

看護師「グラニュートです!しかも2体も!」

 

菓梨那「アイツら!闇菓子を作るために病院に現れたの!?」

 

龍二「なら潰すまでだ。」

 

俺たちはグラニュートたちが現れた場所へと向かうと、悲惨な光景が広がっていた。

 

ちゆ「私の病院に酷いことするなんて、グラニュートは相当なメスが必要だね?」

 

現れたグラニュートはウィップルとボン…海産物が一気に2体も現れたのか。

 

マゾウドライバー!

 

龍二「どうやらお客様は刺身にされたいみたいだ。ここは俺が引き受ける。お前たちは…」

 

アルケミスドライバー!

 

星南「はぁ…無茶し過ぎよ龍二、私も残るわ。菓梨那とランは他の患者を!」

 

菓梨那「全く…2人とも世話を妬かせるんだから!……ちゆ!」

 

ちゆ「患者を避難させるよ!」

 

菓梨那とちゆは患者たちを他の職員と一緒に避難させながらその場から立ち去った。

 

龍二「いくぞ!」

 

エンゲージ!

 

星南「わかってる!」

 

アルケミスリンク!

 

『『UNICON! 』』

 

『『THE SUN!』』

 

『As above, so below…』

 

龍二「変身。」

 

ライズ・ユア・チェンジ!

 

POWER!POWER!POWER!

 

仮面ライダー!ドラゴナス!

 

星南「変身!」

 

『『ガガガガッチャーンコ!』』

 

『プロミネンスホーン!』

 

『『サンユニコーン!』』

 

星南が変身したのは仮面ライダーマジェード。オリジナルでは『九堂りんね』が変身している。

 

星南「さぁ、いくよ!」

 

龍二「あぁ!」

 

俺はグラニュート・ウィップル、星南はグラニュート・ボンの相手をする。

 

ドラゴナスブレード!

 

ドラゴナスブレードを取り出した俺はウィップルの身体から伸びた触手から放たれる縦横無尽な攻撃を避けつつ、それを次々と切り裂いていく。

 

ウィップル「お、俺の触手が切り裂かれていく!?」

 

龍二「吐かせてもらおうか?どういった手法で幸せなエネルギーを抉り取ったか!」

 

ウィップル「教えるものか!俺たちは闇菓子が欲しいんだ!お前らに邪魔されるわけにはいかないんだよ!」

 

龍二「はぁ全く聞く耳を持たないヤツばかりなのかグラニュートは?……仕方ない。」

 

そう言った俺はベルトの右側にあるホルダーから1つのライダーリングを取り出し、そのリングを回転してあるライダーの姿を映し出す。

 

龍二「注目の初登場だ。その目に焼き付けておけ。」

 

それをドライバーの左側に装填したあとに回転させる。

 

ディケイド!

 

龍二「ライダーライズ。」

 

ライダーライズ!ディケイド!デストロイヤー!

 

俺はドラゴナスから仮面ライダーディケイドへとライダーライズした。俺が他のライダーにライズすると腰マントが付くのだ。その状態でウィップルをさらに追い詰めた。

 

一方…

 

菓梨那side

 

ちゆ「派手に暴れてるね…あとで弁償代…払ってくれるかな?」

 

菓梨那「グラニュートにそんな金ないでしょ!ほら、早く患者たちを治さないと!」

 

しかし、患者の面倒を見ている私とランの前に予想外の出来事が起き始める。そう、ストマック家の眷属であるエージェントが何故か現れた。

 

菓梨那「エージェント!?」

 

ちゆ「マズイ…後ろにはまだ沢山の患者がいる…」

 

菓梨那「全く…面倒なことになったね…まさかエージェントが現れるなんて。」

 

でもこのエージェント達、服装はランゴたちのに似てるけど色が違う。真っ黒じゃなくて白よりのグレーみたい…

 

菓梨那「とにかく…これ以上、人を悲しませるなら容赦はしないよ!」

 

『グミ!』

 

『EATグミ!EATグミ!』

 

『ガヴ……ガヴ……』

 

菓梨那「………………変身!」

 

『ポッピングミ!ジューシー!』

 

菓梨那「どうする?二度と闇菓子に関わらないか…この場でワタシに倒されるか!」

 




次回

・謎のグラニュートとエージェントの目的
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