Engage Boost   作:XIYON

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ではどうぞ。


・オーバードーズ

 

バトルマギアとハードガーディアンの襲撃を退けた俺たちであったが、ランゴではなくニエルブを脱走させてしまったという失態をしてしまった。

 

ランゴ「敵の目的はニエルブか。」

 

清夏「ちょっと!グラニュートのクセに口を挟まないでよ!」

 

菓梨那「ちょっと清夏!」

 

清夏「アナタも憎いでしょ?コイツはアナタの母親を闇菓子にしたんでしょ?」

 

菓梨那「それはストマック社が潰される前の話だよ…」

 

あきら「でもあのマギアとガーディアンたちはどうしてニエルブを?」

 

???「それなら心当たりがあるわよ?」

 

聞き覚えのある声がしたと思って後ろを振り向くと、そこには金髪ショートの女性が立っていた。

 

紅葉「久しぶりね。龍二、菓梨那。」

 

鳳凰寺紅葉。ティラザッハトルスを拠点にボーカル兼ギタリストを傍らでやりながら、フリーライターをしている女性だ。

 

龍二&菓梨那「紅葉!?」

 

清夏「知り合い?」

 

龍二「あぁ、フリーライターをしているんだが…まさかティラザッハトルスで本当に仕事をしていたとはな?」

 

清夏「へぇ〜……んじゃ、私はあかねっちって呼ばせてもらうね!」

 

紅葉「よろしくね?。」

 

龍二「幸果と同じ言い方だな?」

 

菓梨那「そうだね。( ̄▽ ̄;)」

 

俺と菓梨那、そして紅葉の関係についてはまた話すとして、彼女がここへ来た理由については大体予想がついた。

 

ゆかり「それで、ここへ来た理由は?」

 

紅葉「うん、ちょうどアナタ達の話をうっかり聞いて思い出したことがあってね?でも、ここじゃ話がしづらいな?別の場所はある?」

 

ゆかり「任せてちょうだい。あの悪人に耳を傾けて欲しくないもの。」

 

同時刻、ある場所で目を隠されてしまっているニエルブ。車で移動していることは確かだが、何に連れ去られているかは分かっていなかった。

 

ニエルブ「何者だか知らないけど、ここから出してくれないかな?檻から出してくれたのはありがたいけど。」

 

そう言われた瞬間、乗っていたトラックはその場で停車。兵士がニエルブを強引に連れ出し、目隠しを外してある人物と対面させる。

 

???「お待ちしておりましたよ。ニエルブ・ストマック。」

 

ニエルブ「君はだれだい?」

 

九印「蜂須賀九印、この組織…オーバードーズのリーダーです。」

 

ニエルブ「オーバードーズ?」

 

九印「私たちはある過程でアナタ方ストマック家の技術を手に入れることに成功しましてね?アナタの作り出した兵器はとても素晴らしいモノばかりですよ。」

 

???「彼女たちは我々にとって…そして人間にとってとても素晴らしい方でしてね?」

 

ニエルブ「アナタは…マーゲンさん。」

 

マーゲン「お久しぶりですニエルブくん。また会えて嬉しいですよ。」

 

ニエルブ「死んで蘇ったはずですが……何故アナタが人間の彼女に味方を?」

 

マーゲン「話せば長くなる。九印、施設の中を案内してあげなさい。」

 

九印「はい。お望み通りに。(ヤツらの争いの隙に彼を逃がして正解でしたね。さぁ、ここから始まりますよ?私のダークでディープなお遊びが…)」

 

そう言われた九印はニエルブを白い闇菓子製造工場へと案内するのだった。一方、ティラザッハトルス内にある防波堤で遠野吠が1人で向こうの海を眺めていた。

 

吠「みんな元気にしてるかな…」

 

5か月前、吠はナンバーワン頂上の最終決戦。そこで謎のブラックホールに飲み込まれてしまい、全員と離れ離れになってしまう。

 

「「吠!」」

 

真白「2代目!」

 

吠「うわあああああああ!?」

 

ブラックホールに吸い込まれた吠が目を覚ました場所は、ティラザッハトルスにある砂浜だったのだ。

 

吠「あれから5ヶ月…脱出する方法は無しだな。」

 

しかしゆかりから貰った様々な武器は彼にとって、役立つものだった。

 

吠「陸王たちの武器を俺が使えるように調整してくれたのはいいが、テガソードとも話せないとなれば…まぁ、色々と苦しいな。」

 

するとそこに…

 

ゆかり「やっぱり…ここにいたのね?」

 

吠「ゆかりか。」

 

ゆかり「これから会議があるんだけど、来る?」

 

吠「勝手にしろ。というか、アイツらは現れたのか?」

 

ゆかり「あれに関する情報を紅葉が持ってきたからアナタを呼びにきたのよ。」

 

吠「あの男もいるのか?」

 

ゆかり「えぇ。」

 

吠「なるほど…なら話は早いな。」

 

そしてティラザッハトルスの施設内で絆斗は全員の前である組織について話し出した。

 

龍二「オーバードーズ?」

 

紅葉「ここ最近バミューダ・トライアングルで悪さをしている連中だ。目的は不明だけど、あの白い闇菓子を人間に売買しているらしいよ?」

 

菓梨那「人間の幸せを別の闇菓子にして人間に食わせてるってこと?」

 

清夏「それ、ただ単に人の幸せを奪ってるのと変わらないじゃん!」

 

紅葉「確かに人の幸せを横取りするのは確かに最低よ。だけど、本来の闇菓子とは違うのが1つだけある。」

 

あきら「なに?まだあるのかい?」

 

紅葉「あの闇菓子は人に超能力を持たせる成分も入っているんだ。」

 

清夏「それってもしかして…」

 

龍二「人間がグラニュートになる。」

 

「「!?」」

 

ゆかり「それじゃあ、龍二たちがフレージングガトー内で倒したあのグラニュートは…」

 

紅葉「うん。闇菓子中毒になった人間が変身した姿だ。」

 

龍二「どおりで違和感があったわけか…ゆかり。」

 

ゆかり「えぇ、色々と考える必要があるわね。とりあえず、ティラザッハトルスにいる警備員全員に警戒態勢を呼びかけて。」

 

あきら「わかった。」

 

一方、転生したあとにエージェントを倒したあとにティラザッハトルス内を彷徨っていた戦闘員Dこと苦嵐はというと…

 

苦嵐「はぁ…流石に腹が減ったな。」

 

空腹になっていた。

 

苦嵐「にしても…ここの世界は一体なんなんだ?ストマックの眷属はいるし、なんか見たことが無いものがいっぱいあるし…」

 

色々と考えながら道を歩いているとそこに予想外の敵が現れた。メインカラーが赤色で赤単色に黒い気泡やラインが入ったカラーで鋭角的・攻撃的なシルエットなライダーが現れる。

 

苦嵐「ビターガヴか。なるほど、やはりこの世界は面白くもありながら分からないな!」

 

しかも量産されているかつ、口の黒いガヴがない個体だったビターガヴ。

 

苦嵐「ちょうどいい。食前の運動に付き合えよ!」

 

そういった苦嵐は手に入れたエージェントの力でビターガヴを相手に闘う。

 

苦嵐「弱い…普通のビターガヴじゃないな?コストを抑えて量産型に特化したか。」

 

苦嵐は相手の能力を把握したあとに刀を精製し、ビターガヴガブレイドを持ったビターガヴたちを追い詰める。

 

苦嵐「もっと強くなって戻ってくるんだな!」

 

と言いながら刀に赤いエネルギーを纏わせたあとに一撃でビターガヴたちを倒した。そしてそのままの勢いで彼らの力を吸収したのだった。

 

そして彼のお腹にはグラニュート、そして赤ガヴやビターガヴともまた違ったガヴが腹から出てきた。

 

バックル部は目、立派なアゴ、犬歯、舌を備えた機械的な顔···と大まかな外観は赤ガヴや黒ガヴと同じではあるものの、その見た目はドラゴンと虎を合体させたような顔だった。

 

苦嵐「これが俺のガヴか…早速お菓子を食べて試してみるか?だが、お金がないな。」

 

そう言った途端、落下した音が後ろから鳴り響いた。すぐにその方向を振り向くとそこには物資箱が置いてあったのだ。

 

苦嵐「箱?デカイな。」

 

嫌な予感を感じながらその中身を開けると、そこにはガヴを隠すパーカーと財布、そして現金などが入っていたのだ。

 

苦嵐「誰が送ったかは知らないが、貰ったに越したことはない。ありがとく頂くとしようか。」

 

そう言った彼は箱の中を全て取り出して準備をした後にその場を後にするのだった。後ろで観察している人物がいることに気づかずに…

 

???「やっぱり彼は見る目があるわね?」

 

???「ロザンナ、アナタ本気で彼をスカウトする気なの?」

 

ロザンナ「メイ、プレジデントの娘であるアナタなら分かるかもしれないけど、彼には素質があるの。私たちにはこと足りないライダーになる資格がね?」

 

メイ「勝手にやりなよ。私はのんびりと散策させて貰うから。」

 

ロザンナ「たく… シュクタルトリアからティラザッハトルスまでの距離は長いんだよ?観光に来てるわけじゃないんだから…」

 

メイ「はいはーい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイ「パパ、私は元気でやってるよ。」

 




次回

・龍二と吠
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