Engage Boost   作:XIYON

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ではどうぞ。


・オーバードーズ

バトルマギアとハードガーディアンの襲撃を退けた俺たちは、ヒルシュとまた話すために刑務所にある彼女の監獄がある部屋へと入った。

 

ヒルシュ「また来たんだ。」

 

ショウマ「君とは色々と話したいことが山ほどあるからね?ねぇ、どうしてあの機械がここを襲ったのか心当たりはある?」

 

ヒルシュ「……ねぇ、人間がグラニュートになる怪奇現象は見た事はある?」

 

ショウマ「え?」

 

清夏「な、何を言ってるのこの子…」

 

ヒルシュ「あるグラニュートから聞いたんだよ。『人間が闇菓子に興味を持ち始めたらしい。』ってね?」

 

ショウマ「人間が闇菓子を?」

 

ヒルシュ「ま、詳しいことは分からないけどね?色々と調べようはあるんじゃないかな?」

 

龍二「人間が闇菓子を…」

 

ショウマ「でも、一体誰がそんなことを…」

 

???「それなら心当たりがある。」

 

聞き覚えのある声がしたと思って後ろを振り向くと、そこにはいかにもギャルっぽい人と茶髪を横分けにした髪型とロングコート派手な柄シャツ、スキニーデニムが特徴の青年が現れた。

 

ショウマ「絆斗!幸果さん!」

 

幸果「よっ!ウマショー!元気そうじゃん。」

 

絆斗「久しぶりだな?ショウマ。」

 

ショウマ「絆斗!」

 

清夏「知り合い?」

 

ショウマ「一緒にストマック社を倒したんだ。俺と一緒にこっちへ引っ越したあとはティラザッハトルスに行ったみたいなんだ。」

 

幸果「ハンティーって呼んで!」

 

清夏「よろしくね!ハンティー!」

 

絆斗「おぉう。よろしく。」

 

自己紹介が終わったあとに俺はショウマの戦友がここへ来た理由について、大体予想がついた。

 

ゆかり「それで、ここへ来た理由は?」

 

絆斗「ちょうどお前らの話をうっかり聞いて思い出したことがあってな?でも、ここじゃ話がしづらい。別の場所はあるか?」

 

ゆかり「任せてちょうだい。あの悪人に耳を傾けて欲しくないもの。」

 

???「……」

 

エージェント「九印様、連れてきました。」

 

九印「ありがとう。さぁて、これを投与して目覚めさせるか。」

 

エージェントがストレッチャーに乗せて連れてきたのはアイツの亡骸だった。

 

それはボッカ・ジャルダックの策略で一瞬で跡形もなく消し飛び亡くなったはずのニエルブ・ストマックである。

 

九印「まさかニエルブの破片を回収して倒したグラニュートの肉片を集めたらこんだけ復元するとは…恐ろしいですね…ストマック家の皆様方の回復力は…」

 

そう言った九印はニエルブの死体に何かを投与する。

 

???「はっ!?」

 

それを入れられたニエルブはそのまま一気に目覚めた。死んだはずの彼は辺りを見渡す。

 

九印「目覚めはいかがかしら?ニエルブ・ストマックさん。」

 

ニエルブ「君は…何者だい?」

 

九印「蜂須賀九印。ここオーバードーズの幹部と言えばいいでしょうか?」

 

ニエルブ「オーバードーズ?」

 

九印「ニエルブさん。アナタの力をアナタに貸して欲しいんです。お願いできますかね?」

 

一方、ティラザッハトルス内にある防波堤で遠野吠が1人で向こうの海を眺めていた。

 

吠「みんな元気にしてるかな…」

 

5か月前、吠はとあるナンバーワン最終決戦にて謎のワームホールに吸い込まれてしまった。

 

「「吠!」」

 

真白「2代目!」

 

吠「うわあああああああ!?」

 

ブラックホールに吸い込まれた吠が目を覚ました場所は、ティラザッハトルスにある砂浜だったのだ。

 

吠「あれから5ヶ月…脱出する方法は無しだな。」

 

しかしゆかりから貰った様々な武器は彼にとって、役立つものだった。

 

吠「陸王たちの武器を俺が使えるように調整してくれたのはいいが、テガソードとも話せないとなれば…色々と苦しいな。」

 

するとそこに…

 

ゆかり「やっぱり…ここにいたのね?」

 

吠「ゆかりか。」

 

ゆかり「これから会議があるんだけど、来る?」

 

吠「勝手にしろ。というか、アイツらは現れたのか?」

 

ゆかり「あれに関する情報を紅葉が持ってきたからアナタを呼びにきたのよ。」

 

吠「あの男もいるのか?」

 

ゆかり「えぇ。」

 

吠「なるほど…なら話は早いな。」

 

そしてティラザッハトルスの施設内で絆斗は全員の前である組織について話し出した。

 

龍二「オーバードーズ?」

 

絆斗「ここ最近バミューダ・トライアングルで悪さをしている連中だ。目的は不明だけど、あの白い闇菓子を人間に売買しているらしいぜ?」

 

ショウマ「人間の幸せを別の闇菓子にして人間に食わせてるってこと?」

 

清夏「それ、ただ単に人の幸せを奪ってるのと変わらないじゃん!」

 

絆斗「確かに人の幸せを横取りするのは確かに最低だ。だけど、本来の闇菓子とは違うのが1つだけある。」

 

あきら「なに?まだあるのかい?」

 

幸果「ハンティーの話によれば、あの闇菓子は人に超能力を持たせる成分も入っているんだってよ?」

 

清夏「それってもしかして…」

 

龍二「人間がグラニュートになる。」

 

「「!?」」

 

ゆかり「それじゃあ、龍二たちがフレージングガトー内で倒したあのグラニュートは…」

 

絆斗「あぁ、闇菓子中毒になった人間が変身した姿だ。」

 

龍二「どおりで違和感があったわけか…ゆかり。」

 

ゆかり「えぇ、色々と考える必要があるわね。とりあえず、ティラザッハトルスにいる警備員全員に警戒態勢を呼びかけて。」

 

あきら「わかった。」

 

一方、エージェントを倒したあとにティラザッハトルス内を彷徨っていた戦闘員Dこと苦嵐はというと…

 

苦嵐「はぁ…流石に腹が減ったな。」

 

空腹になっていた。

 

苦嵐「にしても…ここの世界は一体なんなんだ?ストマックの眷属はいるし、なんか見たことが無いものがいっぱいあるし…」

 

色々と考えながら道を歩いているとそこに予想外の敵が現れた。メインカラーが赤色で赤単色に黒い気泡やラインが入ったカラーで鋭角的・攻撃的なシルエットなライダーが現れる。

 

苦嵐「ビターガヴか。なるほど、やはりこの世界は面白くもありながら分からないな!」

 

しかも量産されているかつ、口の黒いガヴがない個体だったビターガヴそれを見た苦嵐は狂気の笑みを浮かべた。

 

苦嵐「ちょうどいい。食前の運動に付き合えよ!」

 

そういった苦嵐は手に入れたエージェントの力でビターガヴを相手に闘う。

 

苦嵐「弱い…普通のビターガヴじゃないな?コストを抑えて量産型に特化したか。」

 

苦嵐は相手の能力を把握したあとに刀を精製し、ビターガヴガブレイドを持ったビターガヴたちを追い詰める。

 

苦嵐「もっと強くなって戻ってくるんだな!」

 

と言いながら刀に赤いエネルギーを纏わせたあとに一撃でビターガヴたちを倒した。そしてそのままの勢いで彼らの力を吸収したのだった。

 

そして彼のお腹にはグラニュート、そして赤ガヴやビターガヴともまた違ったガヴが腹から出てきた。

 

バックル部は目、立派なアゴ、犬歯、舌を備えた機械的な顔···と大まかな外観は赤ガヴや黒ガヴと同じではあるものの、その見た目はドラゴンと虎を合体させたような顔だった。

 

苦嵐「これが俺のガヴか…早速お菓子を食べて試してみるか?だが、お金がないな。」

 

そう言った途端、落下した音が後ろから鳴り響いた。すぐにその方向を振り向くとそこには物資箱が置いてあったのだ。

 

苦嵐「箱?デカイな。」

 

嫌な予感を感じながらその中身を開けると、そこにはガヴを隠すパーカーと財布、そして現金などが入っていたのだ。

 

苦嵐「誰が送ったかは知らないが、貰ったに越したことはない。ありがとく頂くとしようか。」

 

そう言った彼は箱の中を全て取り出して準備をした後にその場を後にするのだった。後ろで観察している人物がいることに気づかずに…

 

???「やっぱり彼は見る目があるわね?」

 

???「ロザンナ、アナタ本気で彼をスカウトする気なの?」

 

ロザンナ「メイ、プレジデントの娘であるアナタなら分かるかもしれないけど、彼には素質があるの。私たちにはこと足りないライダーになる資格がね?」

 

メイ「勝手にやりなよ。私はのんびりと散策させて貰うから。」

 

ロザンナ「たく… シュクタルトリアからティラザッハトルスまでの距離は長いんだよ?観光に来てるわけじゃないんだから…」

 

メイ「はいはーい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイ「パパ、私は元気でやってるよ。」




次回

・龍二と吠
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