Engage Boost   作:XIYON

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今回はビターガヴっぽいアイツが来ます。


・龍二と吠

 

会議が終わったあと、俺は遠野吠を探していた。アイツのことで色々と思うとこがあり、ティラザッハトルス周辺を探すことにした。

 

龍二「いないな…しかし、ゴジュウジャーとはな?」

 

そんな言葉を呟いていたら後ろから剣を向かれる感覚がした。そう思った俺を後ろを振り向くと、そこにはテガソードを右手に持って俺に向けて脅しをしようとしている吠がいた。

 

吠「俺に何のようだ?」

 

龍二「初っ端から剣を向けるなんてな?お前、本来はここの世界の人間じゃないみたいだな?」

 

吠「そういうお前もな?そのリング、俺たちのと似ているが、どこで手に入れた?」

 

そう言われた俺は彼に視線を向け、ドライバーとリングを作った経緯を語った。

 

龍二「作った。」

 

吠「は?」

 

龍二「え?」

 

吠「は?」

 

龍二「ん?」

 

吠「なんだ?作った?」

 

龍二「あぁ、特定の仮面ライダーの力を指輪に詰め込めば完成する。と言えば分かるか?」

 

吠「難しいことを言うんじゃねぇ。」

 

龍二「……」

 

吠「……」

 

一瞬でその場から沈黙が続く。しかし、俺たちは既に誰かがこっそり見ているのを気づいていた。

 

ドラゴナスブレード!

 

龍二「おりゃ!」

 

吠「ふん!」

 

ビターガヴ「ぐはっ!?」

 

何も無いところから現れたのはビターガヴだった。彼は俺たちが気づいていないと思って襲ってきたが、先に気づいてたのは俺たちだった。

 

ビターガヴ「どうして気づいたんだ!俺はお前たちにバレずにいたのに!」

 

龍二「お前のことなんか。振動で気づく。」

 

吠「臭いで気づく。テメェのはかなり臭うからな?」

 

吠はテガソードにゴジュウウルフのリングを装填する。

 

吠「エンゲージ!」

 

グラップユアハンズ!

 

龍二「仕方ない。いきますかね?」

 

エンゲージ!

 

龍二「変身。」

 

ライズ・ユア・チェンジ!

 

POWER!POWER!POWER!

 

仮面ライダー!ドラゴナス!

 

ウォーオオッオー!オー!

 

ゴジュウウルフ!

 

ウォーオオッオー!オー!

 

オー!

 

吠「はぐれ1匹!ゴジュウ…」

 

龍二「名乗りはいい!戦いに集中しろ!」

 

吠「ちっ…名乗りぐらいさせろよ。」

 

俺はドラゴナスブレード、吠はウルフデカリバーでビターガヴに攻撃を仕掛ける。だが、妙に弱すぎていまいち手応えに欠けていることに違和感を覚える。

 

吠「なにか変じゃないか?」

 

龍二「気づいたか。俺もだ。」

 

スパーキングミはビターガヴの初期フォームではあるものの、敵との戦いで経験を積んで強くなる性質がある。

 

そんなビターガヴに善戦してる俺たちを高みの見物をしていた人物がいた。

 

苦嵐「随分と善戦してる戦いでつまらないな……ん?」

 

そんな彼が2人の眺めてる最中に、スパーキングミフォームたちの後ろからなんとブレイクッキーフォームとバキバキスティックフォームのビターガヴが一体ずつ現れ、2人を追い詰める。

 

吠「あ、あれは!?」

 

龍二「ブレイクッキーフォームとバキバキスティックフォーム!?」

 

それを見て少し頭を抱えた苦嵐はファスナーを開けながらこう言った。

 

苦嵐「仕方ない。少し手を貸してやるか。ちょうど試し時だしな?」

 

グミ!

 

BITEグミ!BITEグミ!

 

苦嵐「変身。」

 

スパーキン…グミ!ヤミー!

 

苦嵐は仮面ライダービターガヴ スパーキングミフォームへと変身。そしてそのまま彼らの戦いに乱入する。

 

龍二「ビターガヴがもう1人!?」

 

吠「でもなにか色が違くないか?」

 

吠「敵か?なら、容赦はしない。」

 

黄色の部分が紫、そして目の部分が青に変化したビターガヴが現れた。

 

そう言った俺たちは武器を構えて臨戦態勢になる。しかし、乱入してきた色違いのビターガヴは突然、予想外な行動を起こし始めた。

 

バァン!

 

雑魚ビターガヴ『!?』

 

なんとベイクマグナムを召喚したと同時に味方であるはずの同族に攻撃。その光景に俺と吠どころか、俺たちを襲っていたビターガヴたちですら驚いていた。

 

ビターガヴ『お前、何のつもりだ!』

 

苦嵐「あ?俺はただ強さを求めるために戦っているだけだ。お前らみたいなヤツらに邪魔されるのは困るんだよ。」

 

そう言った特殊なビターガヴはビターガヴガブレイドを召喚し、目の前にいるビターガヴたちに攻撃を仕掛けていく。そして…

 

苦嵐「さて…」

 

ベイキング!フルブラスト!

 

紫色の強力なエネルギー弾を発射し、量産されたビターガヴたちを一気に撃破。そしてベイクマグナムを放り捨てたあとにベルトのレバーを回し出す。

 

苦嵐「まだ終わらないぞ。」

 

ガヴ……ガヴ……

 

BEAT YOU!BEAT YOU!

 

スパーキングミ!エンド!

 

謎のビターガヴは全身から右足へと赤黒いエネルギーを込めて、回し蹴りでエネルギー波を放ち、ビターガヴたちを撃破したのだった。

 

吠「倒しやがった。」

 

龍二「アイツはなんなんだ?」

 

苦嵐「ん……」

 

吠「どうした?」

 

苦嵐「何かがくる。」

 

そう言った途端、頭上からなんとガーディアンたちが現れた。

 

龍二「どうしてガーディアンが?」

 

吠「嫌な予感がする。」

 

大量のガーディアンに囲まれた俺たち。そしてそれを上から目線のように見つめるヤツが現れた。

 

???「噂の仮面ライダーとスーパー戦隊もこれほどのガーディアンに囲まれたらもうおしまいですわね?ふっふふふ。」

 

吠「アイツは…」

 

ピンク色のドレッドヘアのようで縦ロールな髪を頭の脇でまとめてツインテールにした女が現れた。しかもめちゃくちゃ軍服。

 

エネーロ「私はシャドルー親衛隊のエネーロ、我が主のためにアナタたちを撃破しに来ましたの。」

 

吠「シャドルー?…ふっ、お前たちもストマック社の連中なのか?」

 

エネーロ「ストマック?はっ、あんな野蛮な薬みたいなお菓子を売っている連中と一緒にしないでくれませんこと?」

 

苦嵐「どうやら別組織みたいだな?」

 

吠「安心しろ。今近くにいる仲間に助けを呼んだ。」

 

龍二「近くにいる仲間?」

 

吠「すぐ来る。このガーディアンたちも一瞬だ。」

 

エネーロ「何をブツブツ喋っていますの!ま、結局は倒される運命ですわ。ここで消えなさ…」

 

と、エネーロがガーディアンたちに俺たちを倒すように指示しようとしたその時だった。

 

吠「避けろ!」

 

龍二&苦嵐「え?……えぇーーーーーーーーーー!?」

 

エネーロ「え?……あぁ!?なんですのあの赤い鉄球は!?」

 

その燃えている鉄球らしきものは俺たちが立っていたところに直撃。そのまま周辺にいたガーディアンたちを一掃した後に、その姿を現した。

 

???「吠くん、大丈夫?」

 

吠「悪いホタル。助かった。」

 

スターレイルに出てくる少女、ホタルが使う『ファイアフライ-Ⅳ 戦略強襲装甲』を女性ライダーのような姿へと改造した仮面ライダーが現れた。

 

苦嵐「あっちぃ…たく、なんなんだこれは…」

 

エネーロ「それはこちらのセリフですわ…来なさい!ファントムクラッシャー!」

 

エネーロの指示で現れたファントムクラッシャーがホタルに向かって攻撃を仕掛ける。だが、彼女は纏っている強靭なライダーの装甲でそれを防ぎつつ彼女が召喚したファントムクラッシャーをスクラップにしていった。

 

エネーロ「ちっ…潮時ですわね?」

 

そう言った彼女は煙幕を使ってその場から撤退。それを見た俺たちは変身を解除して彼女のところへと向かった。苦嵐がその場から離れたことを知らないまま。

 

ホタル「吠くん。怪我はしてない?あ、あと君も。」

 

龍二「あぁ、何とかな?」

 

吠「俺も問題はない。」

 

龍二「吠、コイツは?」

 

吠「ホタル、あの変身した姿は仮面ライダーリュシオルだ。」

 

龍二「……」

 

ホタル「それよりも、ゆかりさんが早く戻ってほしいって。あの刑務所を襲ったガーディアンたちの正体が分かったみたい。」

 

龍二「吠。」

 

吠「あぁ、戻ろう。」

 

その様子を見た苦嵐は考えた顔をしながらこう言った。

 

苦嵐「まさかシャドルーが現れるなんてな?」

 

と、言ってその場から立ち去った。

 





リュシオル、仏語で蛍の意味です。

次回

・シャドルー
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