海。
水中とは、限られた生命しか生きられない魔境。
その中でも海は生命の起源であり、陸地よりもはるかに広く、深い。
『蛇』は、そんな海の覇王だった。
ありとあらゆるモンスター、船、更には小島までもが『蛇』にかかれば簡単に呑まれてしまう。
『蛇』は、海の覇王
「がばごぼごぼぼー!」
この、なんかよくわからない小さい生き物が現れるまでは。
初めは、体当たりをした。島すら震わせるその威力は、『蛇』が誇るものだった。
「ごっぼ!ごごぼーぼ!」
「─────!?!?」
近づくことを危険と判断し、水中で高速に動くことで渦を作った。上空から見ればその一帯だけ水面が異常に凹んでいるのがわかっただろう。
「ごぼぼいごぼい!!」
しかし、渦は小さい生き物の一撃で消え、また殴られた。
二度も殴られ、瀕死に陥った『蛇』は深海へ逃げた。
かつて自分に攻撃してきた人間達も、深海にまではついて来れなかった。『蛇』は、安心して───
「ごごがばばばご!!」
トドメを刺された。
「きゅっぴー3分メイキング〜!」
今回はダンジョンに蓋をしたいと思います。
材料は
『海の覇王』の残骸 一つ
です。
手順は簡単で、まず残骸をいい感じに固めます。高い『神秘』を持っていた方が楽になります。
その後、ダンジョンの穴にちょうどフィットするように残骸を押し込むだけです。
「うっし、工事完了」
「これでダンジョンのモンスターが海に出てくることは無くなるじゃろ」
「飯食おうぜ飯。たこ焼き食べてみたい」
「あれ時々たこ入ってない時あるぞ」
「はあ!?詐欺じゃん!!」
「きゅっぴー3分メイキング〜!」
今回は雑魚狩りが面倒になってきたのとたこが入っていなかった腹いせに武器を作っていきます。
では材料です。
『夜』の欠片 あるだけ
『陸の王者』の心臓 一つ
『海の覇王』の蒼牙 一対
『天上の神焔』 浄化済み
最初に、欠片、心臓、蒼牙を混ぜ、『天上の神焔』で焼きます。『神秘』や『調合』のスキルがあると効果が高いです。
その後、いい感じの形になるまで叩きます。この時、半端な道具では溶けたり、強度が足りなくて壊れたりするので素手でやります。
出来ない人は諦めるか『英雄』に任せましょう。
最後に熱がなくなるまで待ちましょう。
待ってる間は暇なので私はたこ焼きを食べます。今度は作ってる途中も見て、たこがちゃんと入っているか確かめます。(一敗)
熱がなくなったら完成です。
『それ』は生きていた。
200cを超える大剣。その黒い刀身は『夜』を削ったような暗い美があった。
その硬さは下界でも随一のものであり、たとえ壊れたとしても時間をかければ治る。
更には、『毒』の風を作り出すことによって弱いモンスターはそれだけで倒せる。
神創武器にすら匹敵する下界最高の武器である。
「うーん。雑魚狩り専用だな」
こんなものどうせ『英雄』に通じない。
『英雄』に通じないならば雑魚狩り専用である。
「あ、アルフィアじゃん。これいる?」
「……なんだその危険物は」
「いろいろ混ぜて作った雑魚狩り大剣」
「雑魚狩り……?それが……?」
「振ると『毒』が出て大体殺せるぞ」
「……気軽に他人に渡すなよ。お前にとっては雑魚狩り用でも、他の奴にとっては最高の武器だ」
「他人に渡すわけないじゃん。お前だから言ったんだぞ」
「…………」
「たこ焼き食う?」
「……ああ」