仕事が趣味で無くなったら··········?
アルケイデス
なんかホラーっぽくなっている男。
『神』になった後『正義』になった事が原因で、美の神の『魅了』みたいな事になっている。
周りから見た彼は『必ず正義に沿った言動をし、何者よりも強く、誰よりも誠実』というように見えるので、嘘や隠し事をしていると疑われない。
『彼は正義なのだから』が思考の最初に始まる。
これが原因で受付嬢は年齢や種族の謎を追求せず納得した。輝夜のように他人を疑ってかかる存在であればこの違和感に気がつく。
『正義の従属神』に成った時に、
“世界が思う『正義』であり続ける”という性質を得た。(神はそれが司る事物に縛られるので)
簡単に言えば、悪い事をしたら『正義の従属神』では無くなる。(疑われるようになる)
“悪い事”はだいぶ厳しい。他者に悪意を抱いても駄目くらいには厳しい。言葉にも気をつけている。
別に悪い事が出来ないわけではない。今は『正義』に興味があるからやらないだけ。
《獣》から見れば他者は微生物のようなものである。見分けがつかないし、たかが微生物ごときに悪意を抱く事はない。
例外は───
強くなる方法を聞かれたがそんなものはないのではぐらかした。
アストレア
アルケイデスの中身を知っている。
知っているが、アリだと思っている。
理由がどんなにふざけたものでも、その行いは善であると認めている。
アイズ
迷子。『正義』に助けられた。
不安定な時期かつ子供なので、アルケイデスに言いくるめられた。
アルケイデスの事を父親に似ていると思っている。私の『英雄』は───
リヴェリア
迷子の娘を探していたら『正義』が保護していた。アルケイデスの事は将来有望な後身だと思っている。
娘と仲直りした。
「───はああああ!!」
「力が入り過ぎです。それでは継戦に支障が出ます」
二人の子供がモンスターと戦っている。
男の方は女の戦いにアドバイスをしている。
「········手伝います」
痺れを切らして男が女の後ろから剣を握る。
「息を吸って········吐いて」
「すう〜。はあ〜」
「もう一度。吸って········吐いて」
「すう〜。はあ〜」
深呼吸をさせ、女を安心させる。
「小指から剣を握ります。ゆっくり、一本ずつ意識をして········」
「···············!」
「しっかり握れましたね。では、次は剣を振りましょう」
モンスターが現れた。
「剣は体全体で振ったほうが威力が高まります。しかし、強過ぎる攻撃は無駄です。うまく調節します」
「········どう、やるの?」
「力を抜いて········そう。体を風だと思って、優しくモンスターの近くまで進みます」
「風········」
舞うように、モンスターに近づく。
「上手です。そのまま、流れるように········今!」
「········えいっ!」
モンスターは一撃で倒された。
「その調子です。才能ありますよ」
「そう?········えへへ」
女は男に褒められて嬉しそうにしている。
「帰りにジャガ丸くん、買いますか?」
「────うん!」
「··········アルは、食べないの?」
「はい。穀断ちをしているので」
「こく··········?」
「食べるものを制限する修行です」
「··········そうすれば、強くなれる?」
「いえまったく。栄養が無くなってむしろ弱くなります。私がやるのは力の向きを調整する為です」
「向き?」
「たとえモンスターを絶滅させる力があっても、悪人がそれを振るえば世界が終わります。そうならない為に、私は自分を律する必要があるのです」
「··········リヴェリアも、おんなじような事を言ってた。大木の心、とか」
「心は戦いで重要な要素ですよ。何かの為に戦う時は、特に」
彼は趣味の為に戦う。