18階層
そこは、地獄だった。
「おいおい、どうなってやがる!?」
「一帯が火の海に··········」
『
それだけではない。
「ようやくきたか、雑音ども」
「アルフィア··········!」
『闇派閥』の人間がダンジョンに入ることは出来ないように、ダンジョンの出入り口であるバベルは封鎖されている。
しかし、『敵』はそこにいた。
「まさかお前がこっちにいるとはな、アルケイデス」
『絶対悪』は問いかける。
「地上はオッタルさんやフィンさんに任せました」
「おいおい、ザルドは地上だぞ?お前がいなきゃ大変だろう」
「
『正義』は『敵』の強さを理解している。
自分以外では、対処できない。
「じゃあそんな君にプレゼントだ。楽しんでくれよ」
そう言って、『絶対悪』は神威を解放した。
パキリ、とダンジョンにヒビが入る。
冒険者なら一度は見たことがある、モンスターが生まれる瞬間。
それは、『馬』だった。
体高4mはゆうに超えるだろう。
馬特有の発達した胸や脚の
さらには、背中から生えているその『翼』。
ただそこにいるだけで威圧感を感じさせる、深層の階層主すら超えるほどの『怪物』。
「名付けるなら、『
「さあ、『正義』。君は、勝てるか?」
『絶対悪』は、嗤った。
二つの『線』が交わる。
「───ふっ!」
「◾️◾️◾️ ───!」
あまりの速さに残像が残り、線に見えるのだ。
「·············あれはまずいな」
「どういうこと?ガレスおじ様」
「あの『馬』のモンスター、異常に速い。流石の『
歴戦の戦士であり、かつての『最強派閥』を知る老兵は見抜く。
「·············さて、どうする?」
「───ふんっ!!」
『
ダンジョンの一部は崩壊し、『正義』と『馬』は落ちる。
「◾️◾️ ◾️ ───!!」
『馬』は翼をはためかせ、落ちないように飛ぼうとするが···········
「───ふっ!!」
「◾️◾️ ◾️ ───!?」
『正義』がその翼を掴む。
「───そちらは、任せました」
37階層
『大最悪』が生まれた階層に、『正義』と『馬』は落ちた。
「『正義』を為すものであり、『守る』者。女神アストレアが嫡子。我が名はアルケイデス」
「『正義』に従い、