ゼノブレイド2x海賊戦隊ゴーカイジャー 聖杯と宇宙海賊 作:ゆうなり
第2話
涼也「うぅぅん…」
涼也は目を覚まし、辺りを見渡した。
涼也「ここは…森、みたいだな」
涼也はすぐに今の状況を把握し、レックス達と逸れたことに気がついた。
涼也「あいつら、どこに行きやがった?」
涼也はレックス達を探すために少し森の中を歩いて数分後、ホムラに膝枕されているレックスを発見した。
ホムラ「あ」
涼也「無事か?」
ホムラ「はい」
涼也「そうか、レックスは気を失ってるだけみたいだな」
ホムラ「えぇ」
涼也「他の奴らは、行方知れずか…」
どうやらレックスは気を失っているが2人共無事のようだった。だがニア達の姿は見当たらなかった。
レックス「う、うーん」
それから数分後、ホムラの膝の上で寝ていたレックスが目を覚ました。
ホムラ「良かった、どこか具合悪くありません?」
レックス「多分、大丈夫。ここは?」
ホムラ「わかりません、どこかの巨神獣に流れついたみたい」
涼也「少なくとも、ここは森である事は確かだな」
レックス「…あんたは?」
涼也の姿を確認し、レックスは立ち上がった。
涼也「そいえばまだだったな、俺は小澤涼也だ」
レックス「涼也か、さっきは助けてくれてありがとう。おかげで助かった」
涼也「礼を言われる筋合いはない、俺はあいつらのやり方が気に食わなかったから手を貸した。それだけだ」
ホムラ「一つ聞いてもいいですか?」
涼也「何だ?」
ホムラ「あなたのあの力、一体なんなんですか?いきなり姿を変え、エーテルエネルギーを感じないからブレイドでもないですよね?」
ホムラは涼也が変身したゴーカイジャーについてを尋ねてきた、涼也は今詳しく説明するのは面倒なので簡潔に伝えることにした。
涼也「あれはホムラの言うようにブレイドじゃねえ。あの力はゴーカイジャーと呼ばれる力で、あの変身した姿はゴーカイレッドって言うんだ」
ホムラ「ゴーカイ…ジャー?」
レックス「ゴーカイ…レッド?」
涼也「詳しい説明は他の連中と合流してからだ」
涼也はそれだけ言って独りで歩き始めた。レックスとホムラはそれを慌てて追いかけた。
〜それから数分後〜
レックス「…!じっちゃん」
森の中を探索していたレックス達は地面に倒れて力尽きているセイリュウを発見した、レックスは急いでセイリュウの元に駆け寄った。
セイリュウ「無事じゃったか、レックス」
ホムラ「ひどい…」
涼也「あれでも攻撃を防ぎれてなかったか」
セイリュウは傷だらけでとても弱っていた、レックスは急いで傷薬を取り出して治療しようとしたがセイリュウはそれを止めた。
セイリュウ「お前の薬など、何千人分あっても足りんわい」
レックス「でも…」
セイリュウ「これもまた運命、泣くな、レックス…」
レックス「無理なこと、言うなよ…」
セイリュウ「別れは一瞬、やがてエーテルの導く先で、また巡り合う…」
セイリュウはそう言いながら目を閉じ、光の粒となり始めていた。
セイリュウ「お前と過ごした日々、楽しかったぞ。また会おう、レックス…」
レックス「じっちゃん」
その言葉と共にセイリュウは光の粒となり、消滅してしまった。一同が悲しみに包まれていたその時…
?「泣くなと言うとるじゃろうが、レックス」
涼也「あっ?」
レックスの足元ら辺から甲高い声が聞こえてきた。一同が声のした方を見てみると、そこには片手サイズまで小さくなったセイリュウの姿があった。
ホムラ・レックス「「…えぇぇぇぇぇぇ!?」」
涼也「…どうなってんだ?」
レックス「じ、じっちゃん…なのか?」
ホムラ「嘘…」
セイリュウ「当たり前じゃろ、見てわからんか?」
ホムラ「えっと…わからないです」
涼也「お前面影なさすぎだ」
レックス「わかるわけないって」
三人は変わり果てたセイリュウの姿に驚きを隠せずにいた。
〜数分後〜
セイリュウ「というわけで、全身の代謝を最大限にして身体機能を維持した結果。幼生体にまで退化してしまったんじゃな」
涼也「いや、どういう訳だよ」
レックス「随分便利なもんなんだな、巨神獣ってのは」
説明を聞いたレックスは心配して損したのか、何だか不機嫌そうになっていた。
涼也「おいジジイ、ついでだ。俺がトドメを刺してやるよ」
涼也はそう言いながらゴーカイガンとゴーカイサーベルを取り出した、彼の目は嘘をついておらず、セイリュウは顔を青くしていた。
セイリュウ「や、やめてくれ!?からかって悪かった!わ、わしが悪かった!!」
ホムラ『涼也さん…怖い』
レックス「んで、いつ元に戻れるの?」
セイリュウ「そうさのぉ、300年もあれば元通りじゃ」
涼也「300年!?」
レックス「俺死んじゃってるぞ!?」
どうやらセイリュウがあの元通りの姿になるのにかかる月日は300年…つまりレックス達が生きている間は無理なようだ。
レックス「どーすんだよ、家。もしかして宿無し?」
涼也「んな事は後で決めればいい」
レックス「それもそうだな、ニア達を探さないと。とりあえず、無事で良かったよ」
セイリュウ「ニア?一緒におったあのドライバーとブレイドの事かの?」
レックス「あぁ、俺達を助けてくれたんだ」
ホムラ「無事だといいんですけど…」
レックス「じっちゃん、何か覚えてない?」
セイリュウ「ここに来るまでに幾度となく木にぶつかってきたからのぉ…」
涼也「だったら、ぶつかって折れた枝をさがしていけばいいじゃねえか」
ホムラ「そうですね」
レックス「よし、そうしよう」
涼也のアイデアでレックス達は折れた枝を辿り、はぐれたニアを探す事にした。
セイリュウ「…ところでレックス、その胸で光っとるのはコアクリスタルか?お前の身に一体何が?」
涼也「じいさん、悪いがその話は後だ」
レックス「今はニア達を探すのが先」
レックスはサルベージ服のヘルメットにセイリュウを乗せ、ニアを探すために森を歩き始めた。
それからレックス達は森の中を進んでいくと、どこからか武器のぶつかる音が近くから聞こえてきた。
レックス「この音は?」
涼也「武器のぶつかる音…」
ホムラ「大気中のエーテルも震えています、ドライバーとブレイドが何かと戦っている」
涼也「だとしたらあいつらしかいねぇな」
レックス「行ってみよう」
ホムラ「はい」
レックス達が向かった先には予想通りニアとビャッコがいた。彼女達は「ワームイータ・グロック」と呼ばれるカエルのモンスターと戦っていた。
ビャッコ「お嬢様、ここは私に任せて…」
ニア「アンタ一人置いていけるわけないだろ」
どうやらニア達はグロックに苦戦しているようであった。それを見たレックスは剣で炎の斬撃波を放ち、レッドはゴーカイガンでグロックを怯ませた。
レッド「危なかったな」
レックス「手を貸すぞ、ニア」
ニア「レックス、それにあいつも、なんでここに?」
ビャッコ「お嬢様、好機です。反撃しましょう」
ニアは体勢を持ち直し、グロックとの戦闘を開始した。
レッドはゴーカイガンをグロックに向かって発砲するがぬめぬめした身体をしているグロックにはあまり効果がなかった。
レッド「弾が効かねぇ、なら…あれでいくか」
レッドはバックルからバトルフィーバーJのレンジャーキーを取り出した。
レッド「ゴーカイチェンジ!」
『バーートルフィーバー!』
レッドはバトルジャパンになり、槍でグロックに向かっていった。グロックはレッドに攻撃しようと舌を伸ばしてくるが…
レッド(バトルジャパン)「そこだ」
レッドはグロックの舌に槍を突き刺し、地面まで突き刺した。これによりグロックは身動きが取れなくなる。
レッド(バトルジャパン)「ゴーカイチェンジ!」
『バーーイオマン!』
レッドはまた別のレンジャーキーを取り出し、今度はレッドワンに変身し、バイオマンの専用武器のバイオソードを構えた。
レッド(レッドワン)「ファイヤーソード!」
レッドはバイオソードに炎を纏い、バイオソードでグロックにダメージを与えた。
レッド(レッドワン)「ニア」
ニア「オッケー!ビャッコ」
ビャッコ「承知しました、アクアウェーブ!」
レッドは次にニアにバトンをパスし、ビャッコのアクアウェーブで更にダメージを与えた。
レックス「ホムラ!」
ホムラ「はい、ブレイズエンド!」
レックスはホムラに武器を渡し、ブレイズエンドを発動させた。3人の連携コンボによりグロックを撃破した。
涼也「大した相手じゃなかったな」
ニア「アンタ達、なんで…って、聞くまでもないか」
ビャッコ「そうですね」
レックス「ああ、無事で良かったよ」
ニア「アンタ達もね。って、そういえばあの時助けてくれたでっかい奴、あの巨神獣は?」
センリュウ「ワシのことかのぉ?」
ニア「えぇ!?嘘!?なんで」
涼也「ま、こっちも色々とな」
レックス「どこか落ち着ける場所に移動しないか?話はその時に、さ」
ビャッコ「その方が良さそうですね、お嬢様?」
ニア「ああ、そうしよう」
とりあえずレックス達は一度話をするために場所を変える事にした。
〜それから数分後〜
一同は真ん中に焚き火を作り、周りを囲むようにして座っていた。
ニア「なるほど、その子と楽園にね〜。ちゃんとお礼を言えてなかったね、助けてくれてありがとう。
ビャッコから聞いた、アンタがここまで運んでくれたって…」
セイリュウ「礼には及ばん、お前さん達もレックスを助けてくれたんじゃからの」
ニア「涼也もありがとう」
涼也「気にすんな、俺が好きで勝手にやっただけだ」
ニア「素直じゃないね〜」
涼也「フッ…」
レックス「そういえば涼也。俺達まだその、ゴーカイジャーとやらについての事教えてもらってなかったんだけど…」
涼也「そういや、そうだったな」
それから涼也はレックス達に自分が異世界から来たこと、ゴーカイジャーの事、そしてレジェンド戦隊の事についてを話した。
レックス達は最初、異世界という言葉に驚いたが今までの力を見てきたのが影響したのかすぐに納得してくれた。
〜その日の夜〜
レックス達は疲れていたのかぐっすりと眠っていた頃、ホムラとセイリュウは二人っきりで何かを話していた。
ホムラ「お久しぶりですね、セイリュウさん」
セイリュウ「…うむ、昔とは随分印象が変わったのぉ?」
ホムラ「色々…ありましたから」
セイリュウ「レックスに命を分け与えてくれたこと、礼を言おう。
その上で聞きたい、レックスにした話、あれは本意か?」
ホムラ「…はい。私の…本当の気持ちです」
セイリュウ「そうか…ならば信じよう、他の誰でもない、お前さんの言葉を」
ホムラ「でも…もう一つ目的ができました」
セイリュウ「シンと…メツか…」
ホムラ「あの2人を今のままにしておくことはできない」
セイリュウ「宿命じゃな、天の聖杯の」
ホムラ「はい…」
涼也『宿命?どういう事だ?』
ホムラとセイリュウはなにやら聞かれてはいけないような話をしていた。それを涼也に聞かれているとも知らず…
セイリュウ「巻き込むのか?レックスを」
セイリュウの質問にホムラは言葉を詰まらせた。
セイリュウ「責めてるわけじゃない。お前さんが望まんでも、あれは首を突っ込むじゃろう。そういう子じゃ」
セイリュウの言葉を聞き、ホムラは両手を胸のコアに当てた。
セイリュウ「胸のコア、半分になっとるのぉ、お前さんも背負ったということか」
ホムラ「セイリュウさん…」
セイリュウ「レックスを、頼んだぞ…」
ホムラ「はい…」
こうしてセイリュウとホムラ、2人の話は終わった。