憎しみちゃんメインなので凄まじく色々とばしてますがご容赦をば...
ウォーーーーーーーーーーーン!!!
うわぁぁぁっ!?!?!?
「...!!
悲鳴が聞こえるわ!!
行かなきゃ!」
遠くから聞こえた叫び声、その直後には大勢の悲鳴が響いている。
それを聞いたあたしは、急いでワープし、叫び声の主へと話しかける。
「愛と正義の名のもとに、魔法少女がやってくる!
そこまでよ!
悪者が好き勝手するのは許さないんだから!」
見たところ、かなり強そうな大きいオオカミだが、まぁこのくらいなら”大きくて悪いオオカミ”の方が強そうだ。
「...え?
ま、まてまて!
待ってくれ!」
ステッキを向けて臨戦態勢になっていると、突然消えた。
「あ、あれ!?
に、逃げられたの!?
許さないわ...!!」
「に、逃げてねぇって!
ここだよ、ここ!」
「...?
え!?」
声のした方を見てみると、小さな───スライムにしては大きい方だが────スライムがピョンピョンとはねて自己主張していた。
え、普通に可愛い...
じゃなくて!!
例え可愛くても悪者は悪者なんだから!
騙されないわよ!
とりあえず色々としつも...尋問からね!
「さっきの姿は何かしら?」
「俺のスキルだな。」
「へぇ...不思議なスキルね。
次は、なんで全体に攻撃...というよりも威嚇ね。
それをしてたのかしら?」
これの返答によっては見逃してあげられないわね。
この子、スライムにしては随分と強いから逃がさないようにしないと。
嘘は許さない、とばかりに見つめながら、返答を待つ。
すると、目の前のスライムは見事な土下座...?をした。
って、土下座!?
え、な、なんで!?
というか、なんでスライムの体で土下座って伝わるわけ!?
「それに関してはすんませんっしたー!!!
いや、その、威嚇スキルなんて中々使う機会が無いもんでして、加減を間違えました!!」
もしかして、天然??
もしくは純粋にドジをしちゃったの?
う、うーん...嘘はついてなさそう、かな。
じゃあ、今回は見逃してあげようか。
「えっと...信じてあげるけど、次からは気をつけてね?」
「はい!!
二度とないようにします!」
「わ、わ!?
え、えっと、土下座...?しなくていいから!
それより、ほら!
警備隊の人が来たから、また同じような話をしないといけないわよ!
じ、じゃあ、またね!」
少し居心地が悪くなったので、あたしは逃げ出した。
また会う時が来る、そんな予感を感じながら。
「すげぇ美少女だった...!
でも、敵意を向けられてる間は生きてる心地しなかったな...
大賢者、俺とさっきの...魔法少女?の実力差を教えてくれ。」
《解。測定可能な下限段階でも10倍の魔素量の差があります。
現状で戦闘した場合、勝率は0です。》
「...そう、だよなぁ...
なんとか納得してくれて助かった...」
それにしても、突然現れたように感じたが、あれはなんだったんだ?
転移魔法?
「あっ!
言い忘れたことがあったわ!」
「!?!?」
消えたと思って油断していた為、突然現れた女の子にびっくりする。
近い近い近い!!!
顔が良すぎないか!?
じゃなくて!何の用だ!?殺されるのか!?
「な、なんでしょうか...?
やっぱり許さないとか...?」
「いえ!
嘘は付かないわよ?
言い忘れたことがあったのよ!
...まぁ、あなたならWAWクラス以上でも無ければ問題ないと思うけどね。」
「わ、分かりました。
えっと、それだけ、ですか?」
殺されない?
逃げる方法もないから許されることを願うしかないんだが!
「えぇ!
それだけよ。
それじゃあ、今度こそまたね!」
またもや転移魔法?で消えてった女の子。
...今度こそ安心、か?
「なぁ、大賢者、あの魔法少女とやらが突然現れた理由って、なんだ?」
《解。何らかのスキルの影響です。
魔法ではありません。》
え、そうなのか?
魔法少女って言うくらいなんだし魔法なんだと思ってた...
それにしても、あの子、なんだか不思議な雰囲気をしてたな。
人間みたいだけど、全然違うような...なんて言うんだ?
言葉にするのが難しいな...
「大賢者、さっきの女の子、誰か分かるか?」
《否。情報が不足しています。
しかし、先程の魔法少女は、人間ではありません。》
「え!?
や、やっぱり...!
だが、人間じゃないなら、なんだ?
何らかの魔物が化けてるのか?」
《否。あれは
「
なんだ?それ。」
いや、さっきの子が見つけたら教えてって言ってたな?
いやまぁ、普通に考えてあの子以外のが居たらってことだとは思うが。
とりあえず大賢者に教えてもらうか。
《解。幻想体は、魔物とは全く違った生態を持ち、危険度レベルにもよりますが、並の魔物とは比べ物にならないほどの力を持つ生物です。》
「へぇ...魔物では無い魔物のような何か...ということか。
それで?あの子はその...危険度レベル...?でいうとどこに属してるんだ?
というか危険度レベルの区分を教えてくれ。」
《解。危険度レベルは下から、
強さとしては、ZAYINでEランク、TETHでCランク、HEでBランクからAランク下位、WAWで特Aランク上位からSランク、ALEPHでSランク上位から特Sランクとなっています。
先程の魔法少女は。ALEPHに属していると考えていいかと思われます。》
「うぉわぁ...なんつうバケモンとエンカウントしちまったんだ...
本気で助かってよかった...!!」
「あー、なんか独り言呟いてるところ悪いが、話を聞かせてもらうためにも一度来てもらうぞ?」
「あ、はい。」
やべぇ、大賢者と話しすぎてずっと警備隊の奴ら無視してた!
それからは色々あった。
...うん、この一言で済ませるのはどうかと思うが、色々あったのだから仕方がない。
牢に入れられて、回復薬をあげて、感謝されて、剣を複製したり、エルフの店に行って運命の人を見たり、裁判があったりしたが、うん、こう見ると濃いな...?
「これより、判決に従い、カイジンとその一味を、国外追放とする!
早々に立ち去れい!」
とりあえず、国外追放となったし、カイジン達と俺達の街に行こうか!
これからドワルゴンに入れなくなるのは痛いが...
まぁそれ以上にカイジン達を連れて行けるのはデカイしな!
それからしばらく。
森の中でスキルを試していると、デカい蟻に襲われてる四人組を見つけた。
「なぁ、大賢者、あの人間たちでなんとかなると思うか?」
《解。仮面の女性なら全滅させることも可能です。》
「へぇ?
それなら放置でいいか...
いや、一応遠くから見ておくか...」
なんだか気になった俺は、少し離れた位置から観察をしていた。
ついでに、まだ試していないスキル、『黒稲妻』をいつでも放てるように準備しながら。
「シッ、シズさん!?
危ないわよう!」
少し見つめていると、シズさんと呼ばれた仮面をつけた人間がデカい蟻と相対した。
さて、お手並み拝見...って強くね!?
あっという間に何匹か居た蟻は全滅した。
《否。一体だけまだ生きています。》
「えっ!?」
あ!ホントだ!
よく見ると動いている!
仮面の人は...気付いてない!
一応見ていてよかった。
「っ!!
シズさんまだ一匹生きてる!」
「!!」
後ろで見ていた三人組の一人が忠告し、剣を構えて安心かと思いきや、仮面の人は少しふらついて膝を着いた。
これは...手助けしないと危ないか。
『黒稲妻』っ、と。
...強くね?
いや、まぁ、一回だけ使ったことあるがやっぱり強すぎね?
え、巻き込んでねぇよな!?
あ、生きてる...良かった...!
「黒稲妻...やっぱり強力すぎる...
これも封印だな。」
「ッ!
誰でやんすか!」
「「「...スライム?」」」
「む...スライムで悪いか?」
「あ、いや...
スライムが喋るとは...」
「信じられない...」
失礼な奴らだな...
まぁいい、落ちてた仮面、渡さないとな。
「ほれ、この仮面、そこのお姉さんのだろ?
すまんな、怪我、しなかったか?」
「えぇ、大丈夫。
ありがとう、スライムさん。」
...会うの、早かったな、運命の人。
《告。その場から今すぐ離れてください。》
「ッ!!!
何か、来る...!!」
『ILoveYou...ILoveYou...タすけ...シ...たく...な...』
「うぉぁぁ!?
なんだこのきっしょい赤いやつ! 」
「う、うそ...
こ、こいつって.....!」
「知ってるのかエレン!」
「ッ!
急いでっ!
逃げるよ!」
「え!?
し、シズさんまで知ってるのか!?」
「それより、早く!
スライムさんも!」
大賢者!
コイツってなんだ!?
仮面の人がここまで必死ってことは相当のやつなんだろうが!!
《告。
「はぁっ!?
なんたってこんな所にALEPH最強が来るんだよ...!!
お前ら!急げ!!」
「「ALEPH!?」」
何も知らない男二人が顔を真っ青にして叫んでいるが、今はそんな事に気を取られている余裕なんてない。
後五秒もすれば追いつかれそうだ!!
追いつかれたらどうなる?
そんなの決まってる!
全滅するだけだ!
「『黒稲妻』!!『水刃』!!『粘鋼糸』!!
っぱ効かないよなぁ!!」
大賢者!
何とかする方法はないか!!
《解。スキル『影移動』で逃げれば、逃げ出すことは可能です。》
その場合この人間たちは!?
《解。死にます。》
この人たちも救う方法!!
《...解。成功確率は0.01%未満ですが、ドワルゴンで知り合った魔法少女を呼び、来てくれれば、逃走は可能です。》
...くっそ!
怖いからあんまり会いたくないんだが!!
背に腹はかえられないよな!
「おーい!!
魔法少女ー!!
聞こえてんなら助けてくれー!」
「「「「!?」」」」
「スライムさん?
突然何を...? 」
「そうだよ!
早く逃げねぇと!!
てかこれ逃げきれんの!?」
「もうすぐ後ろまで来てるでやんす!カバルの旦那!!」
くっそ!
ダメか!?
「...私が、足止めをするから、逃げて。」
「「「シズさん!?!?」」」
「ちょっ!無茶だ!」
「いいから!!
急いで逃げて!」
『タす...ケ...ILoveYou...タ...ケ...
Good...』
何もないが腕をクソでかい刃物に変形させて振りかぶった。
それに対して決死の表情で剣を構えるシズさんと呼ばれた人。
...クソ!
見捨てられるか!!
「『粘糸』!!」
ダメだ!
無理やり引きちぎられて時間稼ぎにもならない!
どうにか...どうにか方法は...!!
「『心を引き裂く剣』!!」
『Bye...』
ガギィィン...!
何もないが大きな刃を振り下ろすと同時に、突然飛んできた剣がそれを止める。
い、一体何が...!?
パリィン!
「っ!!」
飛んできた剣は少しだけ拮抗すると、割れてしまう。
どうやら攻撃が強すぎたようだ。
飛んできた剣、パッと見でも凄い業物に見えたんだが!?
なんでそれを叩き割れんだよ!!
...よかった、少し拮抗してくれたお陰でシズさん?が回避することが出来た。
「愛と正義の名のもとに、魔法少女がやってくる!
魔法少女、参上よ!
あなた達は少し離れてて!
さすがに『何もない』とやり合うのは大変だから!」
「...!!
来てくれたのか!助かる...!」
どうやら魔法少女が来てくれたようだ。
...こういうと、なんかのアニメみたいだな?
タイミングもそれっぽいし!
《告。急いで退避を勧めます。》
あ!そうだ!
急がないと!
「そこの三人も!仮面の人も!
離れるぞ!」
四人が頷いたのを見ると、急いでその場から少し離れた。
ここまで読んでくださり感謝です...
モチベが続く限りは書いていきますのでもし良ければ次回も見てくださると嬉しいです。
...大賢者さん、説明役で超便利だね??
ん?何もないと会うのが早いって?
基本独りだし全体攻撃でもないから出しやすいの...
憎しみちゃんの名前どうしましょ...
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セイアちゃん(正義のセイと愛のア)
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アイちゃん(愛から)
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アイニちゃん(憎しみと愛から)
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ニアちゃん(憎しみと愛から)