宿は早朝にチェックアウトした。
そこから海沿いに、これまた狭い道を走り続けた先に、中村の自宅がある集落はあった。
市街地からも観光地からも離れており、おそらく誰も訪れる者はいないのだろう。
バス停はあるが、書かれているダイヤは朝昼夕の3本しかない。
ろくに手入れされていない小さな神社と、古い家が立ち並ぶ集落があるだけだ。
耳に届くのは、寄せては返す静かな波音と、海鳥の鳴き声だけ。
うちのビートルのバタバタとうるさいエンジン音だけが集落に響き渡っている。
駐車スペースを探すと、昔は住居が建っていたであろう空き地があったので、そこに車を停めた。
途中のコンビニで購入した朝食の菓子パンを3人でかじる。
この日は朝からかなり濃い霧が立ち込めていた。
海霧なのか、朝靄なのか、それとも普通の霧なのかは不明だ。
見通せるのはせいぜい10メートルほど先までだ。
途中の峠越えの道も視界が悪すぎた。
車のヘッドライトを高照度LEDへ換装し、フォグランプの増設をしていなければ、まともに走れなかっただろうという確信がある。
「ダメだな。霧が濃すぎて鳥の視界でも何も見通せない」
上空へ鳥を放ってみたが、200メートルほどの高さに飛ばしてみても何も見えない状況に変わりはなかった。
500メートル以上高く飛ばせば霧の範囲外に出られるかもしれない。
だが、それは霧の外側から白い塊を見るだけだ。地上の様子が分かるわけではない。
仕方なく鳥を手元に戻した。
「そうだ、2人には説明しておく。実は一昨日から使える技が1つ増えた」
周囲に
どうせこの霧では通行人がいたとしても何をやっているかはほとんど見えないだろうが、念のためだ。
「儀式で神様に何か力を貰ったとか、そんな感じですか?」
「あの虹色球体様はそこまでサービス良くないよ。セレファイスでハッチをぶち破った時の技の応用なんだけど、いい方法を思いついた」
「思い付きでできるものなんですか、それ」
「とりあえず実演を見るのが分かりやすいと思う」
まずはスキルで出現させた光る鳥3羽を手元に集めて、前方で旋回をさせる。
ここまでは
異なるのはここから与える命令。
「
3羽の光る鳥を一度分解して光の粒子に変える。
それらを濃い部分、薄い部分に分割。
星座のように線で結ぶと魔法陣が空中に浮かび上がる。
使用するのはネクロノミコンに記載されていた「増幅」の魔法陣。
そもそも俺が形を知っていて原理も理解している魔法陣はそれのみだ。
魔法陣の効果は周囲の魔力を渦巻状に巻き込んで中央へ収束。
発動させた術式……スキルの威力を強化させること。
「モリ君、この魔法陣の中心にプロテクションの壁を出せるかい?」
「まあ、それは出来ますけど」
モリ君がスキルで青白く光る壁を魔法陣の中央に出現させると、いつもよりも強い光を発した。
壁から発せられた光は霧に包まれた空き地をスポットライトのように明るく照らす。
「モリ君の体感からしてどんな感じだい?」
「さすがに目立つので、一度解除しますね」
モリ君が右手を突き出して拳を握ると、光る壁が細かい粒子になって霧散する。
それと同時に魔法陣も効果時間が終了したので霧散消滅する。
盾の時と異なり、一度粒子に還元させる関係で、再利用できないのが欠点だ。
「別に数字が出るわけじゃないので感覚だけの話ですけど、壁の強度は確実に上がっていると思いました。倍くらいですかね?」
「まあ、感覚の問題だし、フワっとした感想になるのは仕方ないか。まあ、性能が上がればOKということで」
お手軽に性能を向上出来るのならば、使っただけ得ではある。
魔法陣の持続時間が短いのと、盾とのトレードオフなのが難点だ。
増幅を使ったせいで盾を使えなくてピンチという状況も発生するだろう。
これからは鳥たちをどう使用するかを考える戦略性がさらに求められることになる。
「俺も一通り試してみたけど、鳥は自然石を簡単に破壊できるようになるし、極光は鉄板も切り裂くレーザーになったので強化はされてると思う。クッキーだけは苦くなるだけだった」
「苦くなる……」
「そうなんだよ。枚数やサイズが増えるとか甘くなるとかチョコチップになるとか期待してたのに、臭いし苦いし不味いしでもう悲惨。頑張って食べたんだけど……うん……」
「体調は大丈夫なんですか、そんなのを食べて?」
「落ち着くまで1時間ほどトイレに籠もることになって、死ぬかと思った。多分変な成分が配合されたんだと思う」
「ええ……」
モリ君とエリちゃんのどちらも絶句している。
あの地獄をもう二度と思い出したくはない。
頼まれても絶対にやりたくはない。
「それにしても霧が晴れないですね」
モリ君が話題を無理矢理変えようとスマホを開いた。
「天気予報だと出雲市は今日は晴れなんですけど」
「晴れなんだと思うよ。霧ってのは温度差で水蒸気が飽和して発生するものだから。実際視界が悪いのに明るいから、上空は太陽が出ているんだと思う」
「霧が晴れるまで、ここでじっと待ってるのも時間の無駄じゃない?」
エリちゃんの言うとおりだ。
時間は無限ではないのだから、そろそろ動き出したい。
「霧が俺たちの姿を隠している間に動くのが正解かもしれない。よそ者があまり来る集落とも思えない。不審者が何かやってると通報されても面倒だし」
「なら、行きましょうか」
武装の類は車に置いておき、そのまま手ぶらで歩いて向かうことにした。
さすがに現代日本でフル武装をしていたら怪しいにもほどがある。
足元を覆い尽くす濃い霧を蹴るように、防潮堤と民家の敷地との間が数メートルという狭い道を歩き始める。
打ち寄せる波の音が微かに聞こえるものの、のどかな漁村の風景は全て霧の中に埋もれてしまった。
まるで世界そのものが、その白いベールの向こう側に隠れてしまったかのようだ。
湿度のせいで足にまとわりついてくるスカートを定期的に手で引っ張って肌から引き離す。
道端には築50年は経過しているであろう古い民家が立ち並んでいる。
民宿だか釣り宿だかの建物は既に廃業しているようで、看板だけしか残っていなかった。
港には小さい木造の船が停泊しているが、ほとんどが、湾内を少し移動するのが関の山であろうボートに毛が生えた程度だ。
高齢化などの理由もあり、今は船に乗る者はいなくなってしまったのだろう。
そんな漁港に一隻の近代的な豪華クルーザーが停泊していた。
外観に傷はほとんど見られず、ワックスの光沢で表面が輝いている。
買ったばかりの新品のように見える。
他の小さい漁船とは場違いすぎる。
とても地元の人間の所有物とは思えない。
「謎の金持ちでも住んでるのかな?」
「いるんじゃないかな。最近になってこの地元……故郷に戻ってきた謎の金持ちが」
「それって……」
「中村しかいないだろ」
資料とスマホのGPSを参考に防潮堤の手前の道を進んで、中村の自宅と思われる場所にやって来た。
だが、どうも様子がおかしい。
ストリートビューで確認した時は、家の塀の周りには庭木の枝が伸びていた。
それが一切見当たらない。
苔と潮風による劣化で黒くくすんだブロック塀沿いに進んでいくと、門扉の前には地元の不動産会社の名前が書かれた「売物件」の看板がかかっていた。
門扉は南京錠で施錠されており、表札も外されている。
庭に大量に置かれていた植木鉢もなくなっている。
玄関ポストには雑にガムテープが張られており、家の中に人の気配は一切ない。
家の裏側に回り込むと、カーテンのない窓から荷物が全て運び出されて空っぽになったリビングが見えた。
ここの住人はどこに行ってしまったのか?
「ここには推定40から50代になる、中村の両親が住んでいるはずなんだが」
「ラビさん、そのSNSのアカウントを教えてもらってもいいですか?」
「これだ」
手帳を取り出してモリ君に手渡した。
事前に調査した情報は全て転記してあるので、不足はないはずだ。
「見つけましたよ。これは母親のIDですよね」
モリ君がスマホの画面を俺とエリちゃんに見せてきた。
「最終更新は3か月前に止まっています。最後の更新は『娘から連絡があった』ですね」
俺は改めて玄関の不動産会社の看板を見直す。
海沿いの町だというのに看板を固定している針金が全く錆びていない。
取り付けられたのはごく最近だと予想される。
3か月前というのは中村がこの世界にあちらの世界から帰ってきたタイミングだ。
伊原さんと一緒にいたのだから、中村にも俺たちと同じような認識阻害魔法はかけられていたはずだ。
それでも帰宅した中村と両親との間で何かがあったに違いない。
俺と
俺のように大きく元の姿と変わっている場合、親しい間柄ならば異常があったとすぐ気づかれてしまう。
中村は向こうの世界だと20年前。30代で日本に帰還している。
17歳で失踪した少女が突然30代の姿で現れたらどうなるか?
そして、大型クルーザーを買えるくらいの大金まで持っていたとなれば?
「売物件の広告が出たのは1か月前から。中村が帰還して2か月の間に何かがあったのはだいたい予想はつく」
「急に引っ越さないといけない理由ができた?」
「そういうことだ。植木も家財もすべて処分しないといけない理由ができた。中村が急にセレファイスから引き揚げた理由があるかもしれない」
俺は改めて鳥を喚び出した。
「壁にぶつけないよう慎重に鳥を偵察させるので、少し時間がかかる。他の住民が来ないかどうか見張っていて欲しい」
「分かったよ。任せて」
家を周回させると、換気のために空いているであろう天井換気口から侵入できそうだった。
隙間から屋内に鳥を侵入させる。
天井点検口から2階室内に侵入させる。
2階もすべて家財は撤去されていた。手がかりも何も残ってはいないので1階へ移動する。
1階リビングも空……荷物はすべて撤去されていた。
問題は、床のフローリングまで全て引っ剥がされて、床の基礎部分が見えている理由だ。
和室を洋室に改装した痕跡があるので、天井に長押や欄間が残っているのは分かる。
だが、その長押が天井から剥がれそうなくらい歪んでいる理由は?
何か重いものをぶら下げた痕跡なのでは?
しかも、2本垂れ下がったままのロープはどういう意味が?
部屋に張られた御札の意味は?
状況から考えられる理由はシンプルだ。
誰かがロープにぶらさがり、その下が何かで汚れた。
そのために、物件を売る前にフローリングを剥がして、家を一度綺麗にする必要があった。
家の中で人間がロープにぶら下がるなんて、候補は1つしかない。
「ラビさん、一度使い魔を解除してください。何かが来ます。戦闘の準備を」
モリ君に体を揺らされたので、指を鳴らして使い魔を
「何があった?」
「恵理子が気配で察しました。霧で見えないけど何かが来るって」
エリちゃんがそう言うならば、少なくとも地元住民や警察ではないのは分かる。
熊かイノシシか……それとも現代日本に存在してはいけない類の敵か?
「家の中はどうでしたか?」
モリ君の険しい表情の理由は敵が迫ってきているからだけではないだろう。
俺からのコメントを待たずとも、家の中で起こった惨劇の予想がついているのだ。
「2人の人間が首を吊ったであろう痕跡を見つけた」
「やっぱり……」
「調査の話は後回し! 来るよ!」
エリちゃんが霧の向こう側にいる「何か」に対して身構えた。
それは近付いてくるにしたがって、俺にも視認することが出来た。
否――厳密には「視認」はできていない。
霧の中から現れたのは人型の黒い塊……人間の影としか形容できないものだった。
ただの黒い人影としか認識できず、その正体は不明のままだ。
これは「見えた」うちには入らない。
「モリ君、スマホのライトを照らしてみて?」
「えっと、ライト……ライトの機能ってどれだ? これ?」
モリ君がスマホを操作すると、背面に付いたフラッシュ用のライトから強い光が発せられて影を照らす。
だが、影は黒い塊のままだ。
正体が浮かび上がることはない。
明かりが足りなくて見えないのではなく、最初からそういう存在なのだろう。
その黒い影は腕らしき部位を振り回しながら、俺たちの方へ走って近付いてくる。
「これって倒しちゃっていいのかな?」
「一応撤退しよう。俺たちには幻覚で化け物に見えているだけで、実は地元住人でしたという可能性を否定できない」
「分かった!」
3人でその黒い影に背を向けて駆け出す。
やはりというか、当然というか。
運動能力の低い俺だけがどんどん2人から引き離されていく。
それを見たモリ君が振り返り、小走りで駆け寄ってきてくれた。
「ラビさんの足じゃ無理でしょう。掴まって」
「ああ!」
モリ君の首に跳びついてそのまま体の力を抜いて横に倒すと、太ももと肩に手をかけてお姫様抱っこの体勢で支えてくれた。
正直に言うとかなり恥ずかしい体勢ではある。
だが、俺の足の遅さでは確実に影に追いつかれるし、だからといって箒に乗って飛ぶ姿を地元住人に見せるわけにもいかない。
高速移動をするならば、この方法しかない。
俺をお姫様抱っこしたモリ君とエリちゃんの2人は一気に走る速度を上げて黒い影との距離を開いていく。
このまま撒くことができれば良いのだが、影人間も全く諦める様子がない。
徐々に速度を上げながらこちらを追跡してくる。
気付くと影人間の数も3人……いや、3体に増えていた。
「さすがにおかしくない? 私たちは今、バイク並のスピードで走ってるんだけど。多分時速60キロくらい出てる」
「この速度で走れるとか絶対に人間じゃないよな。ラビさんはどう思います?」
「自分が人間じゃないみたいな言い方はやめておこう。それはさておき、さすがに幻覚ではないと思う。広い場所に出たら、迎撃しよう」
市街地から中村の家まではずっと狭い道が続いていた。
一番狭い場所は2メートル。広くても3メートルほどだ。
唯一の広いスペースは、車を停めている空き地のみだ。
「車を停めていた場所ってどこでしたっけ?」
「道は一本道だから間違えようがないだろう。豪華クルーザーが泊まっている港があって、そこから歩いて2分ってところだ」
「ごめんなさい、逃げるのに夢中で通り過ぎました!」
「ええっ? それはマズい。いや、降ろして。ちょっと降ろして」
「はい」
「ふえっ」
モリ君が急に手を離したので、俺は半ば投げ出される形で落下。
しかも着地に失敗して尻餅をついた。
「すみません、ラビさん、そんなつもりじゃ」
「いや、いいんだけどね。それよりも、他に戦えそうな広いスペースはなかったぞ。この狭い道で迎撃するしかない」
「敵は3体。1人1体ということでいいですか?」
「そうだな。日本で戦うのは初めてだから、ウォームアップも兼ねてやるか」
まだ接敵には時間があるので、まずは柔軟運動からだ。
3人で背筋を伸ばして体を横捻り。
ラジオ体操の動きを取っていると、影たちは、あと50メートルほどの距離に近付いてきた。
「どれを狙うか自己申告で」
「私は真ん中のやつ」
「じゃあ俺は右を。ラビさんは左のやつで」
分担は決まった。あとは謎の敵を倒すだけだ。
「全く……日本でモンスター相手に戦闘をすることになるなんて思わなかったよ」
「何なんでしょうねこの状況」
「こんな状況ってマンガであるよね」
全く平和な日本はどこへ行ったのか?
そこらにダンジョンがポコポコ生えていて謎モンスターが出現する現代ファンタジー世界になっていないだけマシと思うべきか。
「異世界帰りの高校生は日本で無双するようです」
エリちゃんが謎のタイトルを上げた。
確かに間違っていないのだが何か違う気がする。
「まあ、無双できるかどうかは、俺たちと相手の強さにどれだけ差があるか次第なんだけどさ」
「というか俺は高校生じゃないんだけど」
「中学生ですもんね」
「23歳ですけど」
モリ君とエリちゃんが姿勢を低くして身構えた。
俺は半身になって立ち、左手を前に、右手を後ろにした弓を引くような姿勢で立つ。
2人が飛び出すと同時に俺は鳥の使い魔を喚びだした。
3体の鳥を使い、増幅魔法陣を左手の先に展開させる。
右手には射出準備を整えた1羽の鳥を待機させる。
「オーラソード!」
モリ君がプロテクションのスキルを発動。
剣の形状に変化させた光の壁……否、光の剣を右腕に直接展開して、黒い影を一刀で切り捨てた。
一撃で体を両断された黒い影は塵のような黒く細かい粒子になって消えていった。
これでまずは一体。
「私も久々にすごーいパーンチ!」
エリちゃんは久々にプロレスの関節技ではなく、スキルの青白い光をまとわせたストレートパンチだ。
シンプルではあるが、強化したパンチを高いフィジカルで打ち込むだけなので弱点も少なく、隙がない。
黒い影はそれを避けられず、粉微塵になって砕け散った。
残り1体。
「さて、この増幅版の使い魔の体当たりがどれくらいの威力になるか」
弓を放つようにして、右手の甲に留まらせていた鳥を飛ばして魔法陣に突入させた。
魔法陣を通り抜けたことで威力を増幅、強化された鳥は高速回転をしながら、一瞬で黒い影を貫いた。
速度は今までの鳥とは比較にならない。
カーターが使っていたライフル銃ほどの速度に達しているだろう。要するに音速超えだ。
影は粉々に霧散し、鳥が作り出した渦と共に虚空の彼方へと消えていった。
「敵が一瞬で滅んだので最大火力がよく分からないけど、パワーアップしてることは間違いないな。ACT2……いや、黄金の回転で強化したんだからACT4でいいのか?」
「何、必殺技の名前の話? それなら、すごい鳥でいいんじゃない?」
エリちゃんのネーミングセンスだと当然そうなるだろう。
別に名前はなんでもいいのだが、俺のセンスとイマイチ合わないのでモチベーションが上がらない。
こういうのは気分の問題なのだ。
「弓を射るみたいな姿勢で撃っていたし、
「それだ!」
技の名前は叫ぶ必要など一切ないのだが、カッコいい方がいいに決まっている。
「それにしても、今の影は何だったんでしょう?」
「家を調べた途端に出現したから、まず間違いなく罠だな。この霧もそうだし、罠だと考えて間違いない」
「どこかで見ていたんでしょうか?」
「いや、それにしては今の影は人が細かく動かすというよりも、家に近づいた人間に対して自動発動するタイプに見えた」
「もしかして、俺たち以外にもこの罠は発動したんでしょうか?」
「分からない。少なくとも、家の床板を引っ剥がした大工や不動産会社は近寄れているわけだし……」
最後は言葉を濁した。
俺たちのように中村を追っている人間に対してだけ発動する罠とも考えられるが、誤爆して一般人を襲う可能性を否定はできない。
「なら、どうするの?」
「調査を継続だな。こんな敵を配置して証拠隠滅をしようとするあたり、よっぽど知られたくない何かがこの集落内にあるはずだ」