収穫祭の魔女   作:れいてんし

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第39話 「公安におまかせ」

 東京駅近くのファミリーレストラン。

 

 早朝に待ち合わせとなると、開いている店は限られる。

 さすがにコンビニや牛丼屋での待ち合わせはおかしい。

 

 カラオケやマンガ喫茶は論外だ。

 手頃なところとなると、ファミレスしかなかった。

 

 窓側の席でとりあえず秋の限定メニューであるマロンケーキと紅茶を注文して時間を潰していると、待ち合わせの相手が現れた。

 

 明山大介(あけやまだいすけ)

 

 政府の異世界関連の事件の対策組織の初期メンバーの候補者であり、現在は警視庁の鑑識官を務めている。

 辞令があれば、正式に組織の一員として活躍するはず「だった」

 

「どうしたんですか、こんな朝っぱらから呼び出して。もしかしてデートのお誘い? とか?」

 

 明山さん……明山がひょうひょうとした感じで言ったが、すぐにそんな雰囲気でないと悟ったようだ。

 無言で席につく。

 

「昨日、逢坂(おうさか)以下、周防(すおう)大臣手飼いの能力者全員を捕縛しました」

「えっ、全然そんな話は聞いていないけど? そんな大捕物があったんだ」

 

 わざとらしい驚き方だが、顔や手などに露骨に動揺が現れている。

 

 鞄からタブレット端末を取り出す。

 そこには「ショップ機能」のメニューと画面上部に「ポイント11」と表示された画像が写し出されている。

 

 生命活動を終えた時に出現するメダルを補充することで、このポイントが手に入る。

 

 基本的に1ポイントは人間1人分。

 単純計算だと、ポイント11は11人分の生命ということだ。

 

「東京タワー内の5人と、地下倉庫にいた逢坂を含む、6人は抵抗したために全員が死亡しました。私が殺しました」

「殺し……」

 

 明山は絶句。無言で額の汗を拭った。

 

 何か言いかけようとしたようだが、俺の赤い目を見て途中で止めた。

 

 この人は以前に八王子で俺の能力を間近で見ている。

 その気になれば、人殺しもやってのける信念も能力もあるやつだと知っている。

 

 そして、非戦闘員の明山にそれは抗う術はない。

 俺がその気になれば、悲鳴を上げる間もなく殺害可能だと。

 

「何か注文しましょうよ。コーヒーでいいですか? 期間限定のスイーツもありますよ。このマロンケーキは、工場で大量生産された冷凍ケーキを解凍しただけの安いやつですが、なかなか美味しいです」

「コーヒーで」

「ホット、オア、アイス?」

「……ホット」

 

 テーブル備え付けのタブレットを操作する。

 

 メインメニューを選んで、わざとリストを無駄にスクロール。

「ポイントを集めて応募キャンペーン」のページが有ったので開く。

 

「ポイント集めると、相当色々なことができるみたいですね。割引券にキーホルダープレゼントまで」

 

 キャンペーンページを抜けて、メニューに戻り、ホットコーヒーを選択。

 オプションなしで注文する。

 

「……ポイントを何に使うつもりなんですか?」

「あまり同じ店に通い詰めるということがなくて、割引券はだいたい期限切れになるので、あまり使った試しがないんですよ」

「そっちじゃない」

 

 明山は今まで聞いたことないような、低い声で囁くように言った。

 感情を無理矢理抑え込もうとしたが、それを隠し切れない、爆発しそうな負の感情。

 

 もちろん分かっている。

 タブレットが表示しているショップ機能のメインメニューの画像を見せる。

 

「分かっているでしょう。これは政府のものです。私が個人で使えるわけもなく」

「それはただのポイントじゃない。11人の生命だ。それを汚いこの国の連中に渡すつもりなのか?」

「いえ、ただのポイントです。みんな、こんなものになるため生まれたわけじゃない。これが生きた証なんかであってたまるわけがない」

 

 脳裏によぎったのは遺跡にあったオウカちゃんの亡骸とメダル。

 そして、伊原さんが愛おしそうに保管していた仲間たちのカードとメダル。

 九州の先輩たちが形見として日本に持ち帰った遺品。

 

 ダメだ。

 昂ぶるとどうしても感情を抑えきれない癖は直らない。注意しないと。

 

 ゆっくり息を吐いて気持ちを落ち着かせる。

 

「ポイントのメニューで使用したい機能があるんですね」

「その通りだ。政府が異世界絡みの組織を立ち上げるなんて渡りに船だった」

 

 これは完全に自白だ。

 明山は事件に関与していた。

 

「地下にいた連中は拳銃を持っていたんですよ。日本ではほぼ見ない、洋画にしか出てこないような大口径の拳銃です。あんなのどこから手に入れたんだろうとシリアルナンバーを調べてもらったらですね、なんと警視庁の――」

「――押収品の横流しだろ。知ってる」

 

 明山は頭を落としたまま答えた。

 

「仕事の関係で、警視庁や警察庁の偉い方と知り合ったので、日曜早朝に悪いなと思いつつも聞いてみたんです。でも、押収品が紛失しているらしいという話は、何故かトップには伝わっていませんでした」

「途中でもみ消された」

「こんなのがバレて、しかも隠蔽していたとバレたらマスコミのおもちゃになりますからね。日曜朝だというのに彼らは臨時のお仕事です。どこの段階でもみ消されていたんでしょうね」

「もう分かっているんだろう。そうでなきゃ、こんな日曜早朝に呼び出すわけがない」

「ええ、あなたが内通者だ」

 

 このタイミングで、注文したホットコーヒーを空気を読まない配膳ロボットが運んできた。

「ありがとう」と礼を言ってコーヒーを受け取る。

 

「それはロボットだ。しかも単純なプログラムで動くだけのシンプルな装置だ。感情も意識もない」

「意識の問題だと思います。相手がたとえ人でなくとも、私は正しく接したい。食器にしろ、車にしろ。そうでなければ、そのうち物だけではなく、人に対しても正しく接することができなくなる」

「それは宗教だ」

「巫女ですからそれは否定しません。まあ、うちの神さんの戒律と何の関係もないですが」

「そんなやつが、何故人を殺した? たとえ異世界人でも人なんだぞ!」

 

 明山が興奮して立ち上がったが、あくまで冷静に答える。

 

「11人全員ピンピンしてますよ……いや、周防大臣の下で働いていた6人は拘置所送りになりましたが、元の世界へ帰す前には回収して合流してもらいます」

 

 これは本当の話だ。

 

 さすがに散々暴れまくった、周防大臣のところで働いていた人間を無罪放免には出来ない。

 

 2週間ほど、窮屈ではあるが、拘置所に入ってもらうことにした。

 

 口封じを阻止するという判断もある。

 さすがに拘置所の中までヒットマンは来ないだろう。

 

 彼らには司法取引を持ちかけている。

 その口から周防大臣が裏でやらかしていた情報が入れば、最終的には警察が家宅捜索に入るという手はずだ。

 

 警察から押収品が盗まれたという話も都合がいい。

 警察の不祥事もまとめて、全部周防大臣に被ってもらう。

 

 政界の大物なので、逮捕までは行き着けないだろう。

 

 ただし、政治家としての人生はそこで終わる。

 ヤケクソ気味に与党が圧勝して、比例末尾まで当選とかいうおかしなことにならなければ、政界から消える。

 

 周防大臣には、異世界絡みで手を出せることなど、もう何もない。

 

「嘘ってことか? なら、そのタブレットのポイントは何なんだ?」

「私物のタブレットです。本物を撮影して、ちょっと加工したものを画像ビューワーで全画面表示させていただけです」

 

 タブレットの真ん中をタッチ後にスワイプすると、画像ビューワーアプリが終了して、タブレットのホーム画面に戻った。

 

 帰りの新幹線ではこのタブレットで動画を観て暇を潰すので壊れてもらっては困る。

 

「ポイントの欄の1を11にしただけなので、フォントも同じです。パっと見は区別がつかないでしょう」

「よくも騙してくれたな」

「市ヶ谷議員にはよく狸と呼ばれます。狐の方がカッコ良いんですが」

「議員が探偵たちを狐と呼んでるのは聞いたんだが」

「探偵は土御門家……安倍晴明の系譜だから狐で合ってますよ。私はそのライバル、芦屋道満の出身地である加古川在住なので、狸なのかも」

「関係ないだろう」

 

 明山は諦めたのか、砂糖もミルクも入れず、コーヒーを飲んだ。

 

 因みに、晴明には狐の子という伝承はあっても、道満が狸だという話など一切ない。

 そもそも道満は播磨の人ということ以外、まともに伝わっている記録がなくて、よく分かっていない人物だ。

 

 祀られている寺も、田園地帯のど真ん中にぽつんと建っている、日本全国どこにでもある感じの寺で、見た目も地味。

 近くで無人販売している野菜の方が目立つくらいだ。

 

「動機について伺っても?」

「ずっとこの世界が嫌いだったんだよ。滅んでくれと思ってた。そういう点ではあの連中と同じだ」

 

 明山が何も入っていないコーヒーにスプーンを入れて撹拌をする。

 

「刺激のない毎日。だけど、仕事をして食っていかなくちゃ死ぬ。そんな矛盾した日々を送っている時、あいつが現れた」

「あいつ?」

「今は上司に成り代わってるよ。さっき言ってただろう、トップに押収品が消えた話が届いてないって。そいつ……ゲームマスターのところで話がもみ消されるからだ」

 

 明山はテーブルのタブレットを操作して追加注文を行った。

 

 サラダとポテト。

 ファミレスで注文するポテトは、どうしても麻沼さんを思い出してじわじわ笑いが来る。

 

「そいつの口から、この世界の人間を使ってデスゲームをしている連中がいる。そんな冗談みたいな話を聞いた」

「現実ですけどね」

「その参加者の選定に政府の偉いさんが関わっていたんだ。笑っちゃうだろ、国民を守るどころか、金のために国民を売り飛ばしていたんだ。ギャラリーの中には海外の金持ちも大勢いるそうだ」

 

 それはある程度予想していた。

 参加者の召喚は完全ランダムではない。

 

 ある程度、候補を選定した上で、その中から召喚者を選択する。

 

 選ばれる対象は、この世界を嫌い、恐れ、恨み、人生を諦めた者。

 

「運営」は被召喚者について、ある程度の情報を把握していた。

 

 以前に八頭(やず)さんが、第4世界の端島たちと基本的に同一人物である、俺たちの世界の住人の詳細な経歴の一覧を出してきたことがあった。

 

 何故そんな短期間で、詳細な経歴一覧を出せるのかと疑問に思ってたが、種が分かれば簡単だ。

 

 政府のどこかで、召喚候補者の経歴がまとめられて保存、管理されている場所があるからだ。

 

 八頭さんは、どういうルートかでそのリストを入手して、そこからピックアップしただけ。

 

 だからこそ、リストにない俺やカーターや……中村夕子のようなイレギュラーがゲームに割り込んでくると、パニックになる。

 

 だからこそ、予定にないやつが召喚されるミスが発生したことで「すぐに元の世界へ送り返せ! えっ5日もかかる?」とパニックになる。

 

 前者はまあいい。

 うちの神さんや無貌の神が「こんなゲーム潰してやれ」と関与した結果で、実際、無茶苦茶になったのだから。

 

 ……後者は何があったんだよ!

 ただのうっかりで、乙女向け恋愛ゲームの世界がコズミックホラーに占拠されるところだったじゃねぇか!

 

 結局、学園の裏山を吹き飛ばして全部解決したことにして逃げてきたが、冷静に考えると、あれは割と大事件である。

 学園を護る強力な魔術結界とやらを完全に無視して出入りしていたのも、多分重大なセキュリティインシデント発生で、後で関係者が詰められるやつだ。

 

 もちろん、うっかりではなく、候補者リストに別人の名前を紛れ込ませた可能性もあり得る。

 この世界の誰かが候補者を選んで、それを元に運営が召喚を行っているのならば、候補者のリストに、突然異世界に投げ込まれても自力で帰ってこられるやつの名前を書いて反応を見たとしても、何もおかしくはない。

 

 蘆名(あしな)さん、八頭(やず)さん、伊原さん……次々とろくでもない、やらかしてもおかしくない連中の顔が脳裏をよぎっては消える。

 容疑者が多すぎる。

 

「本当にこの国はろくでもないですね。明山さんの気持ちが少しだけわかりました」

「な、何があったんだ」

「別に何も。続けて」

「でも」

「続けて」

「ああ……それで、自分もその片棒を担ぐことになった。こんな世界が終わるならそれもいいだろうって」

 

 続けるのかよ。

 

「と言っても、やることは全然大したことじゃない。連中が殺し合うように偏った情報を伝えるだけの囁き戦法だ」

 

 ここまで聞いて、明山の話におかしい点があることに気付いた。

 

 逢坂は、通信機からのアドバイスに従って動いた結果、ついてきたメンバー全員を生存させることに成功している。

 おかしくなったのは異世界電話とやらで、ゲームマスターに繋がってからだ。

 

 梨本が聞いていた通信も、裏東京の真実を伝えられて落ち込んだだけ。

 裏東京へ行かずに引きこもることで、逆に危険から遠ざかる結果になっていた。

 

 通信機からのアドバイスは、殺し合いをさせるどころか、生存させるためのアドバイスを流しているように聞こえる。

 

 通信機も、この世界で普通に買える品の外装だけを改造した市販品だと京都の組織で聞いている。

 電気、機械関係に詳しい人間ならば作れる、と。

 

 その条件を満たすのが、明山だが、運営はそんなものがなくとも情報を伝える手段はいくらでもあったはずだ。

 

 何故そんな回りくどい手段を取ったのか?

 

 先程、俺が11人を殺したと言った時の激昂といい、運営側に付いた、世界なんてどうなってもいいと言った人間からは考えられない言動をしている。

 

 更に、俺と和泉さんが調査のために八王子を訪れた際には、わざと取り残されたフリをして、さりげなく攻略のヒントを横から出すなどした。

 

 魔術回路の構造を一発で見切ったのは、さすがにやりすぎというか何というか。

 

 もしかして、根っからの悪人など誰もいなかったのでは?

 

 ただ、理不尽な運営の被害者、犠牲者がいただけだ。

 

「私も拘置所送りですかね?」

「いえ、明山さんを警察に送っても、警察内部に『運営』のスパイがいるならば、口封じに消されるだけです。誰も得しない。なので、証人保護プログラムを適用しようと考えています」

「証人保護プログラム?」

「そうです。早めに呼んだので、そろそろ来る頃じゃないでしょうか?」

 

 そんな時、ファミレスの前にタクシーが停車した。

 中から金髪に派手なスーツという和泉さんが降りてきて、ファミレス内に入ってくる。

 

 和泉さんは淀みない動きで俺たちが座っているテーブルの前に立った。

 

「メールは見ましたが、さすがにやりすぎです。なんで1日で組織を壊滅させてるんですか?」

 

 和泉さんが腹の辺りを抑えながら呆れるように言った。

 動きからして、胃痛でもあるようだが、よほどストレスが溜まっているようだ。

 過労のせいか。

 

「スピード感がなければ壊滅はできませんでしたので」

「報告をください! 別に咎めているわけじゃありません。報告は明後日までしませんから、せめて私たちには何が起こっているのかの進捗報告をください」

「すみません、奇襲優先ですので、連絡が遅れてしまいました」

 

 和泉さんも、迂闊に情報を流すと、敵組織へダダ漏れになると分かっているようなので、それ以上は責めては来ない。

 

 事実、シロだと思った明山さんから情報が漏洩していた疑いが高いのだから。

 敵がどこにいるか分からない以上は、情報は少人数だけで回すに限る。

 

 ただ、それでも一応は心配してくれているというのは分かる。

 

「片倉さんと小森さんにも、ちゃんと連絡をお願いしますよ。上戸さんは昨晩から何も連絡していないでしょう」

「あっ」

「『あっ』じゃないです。これから、ちゃんとシメられてきてください」

 

 恐ろしいがスマホを確認すると、小森くんとカーターからヤケクソ気味の量の電話の不在着信と未読メールが入っていた。

 

 これから返信するのは怖いが、しないわけにはいかない。

 

「すみません。この後でシメられてきます」

「私に謝っても仕方ないです。何度も言いますが、独断専行はダメですよ。社会人ならば、報連相を徹底してください」

「はい、すみません」

「だから、謝る相手は私ではないでしょう」

 

 そう言うと、今度は明山さんの方を向いた。

 

「八王子の事件以来ですね。こんな形で再会はしたくなかったです」

「すみません。でも、私は」

「言い訳は必要ありません。では、行きましょうか」

 

 和泉さんは明山さんの手を引いて、席から立たせた。

 

「サラダとポテトくらいは食べて行っても良いのでは?」

「残念ながら急ぐ必要がありますので」

「安全な場所はあるんですよね」

「それこそ説明できません。スピード感がなければ保護できませんので。連絡が遅れても悪く思わないでください」

 

 和泉さんにしっかり意趣返しをされた。

 

 だが、最初に迷惑を掛けたのは俺の方なので何も言えない。

 

「しばらく連絡はしないでください。これから仕事が山積みですので、電話もメールも受けられません」

「そんなに?」

「部外者には教えられません。端島さんたち経由ならばいいですけど」

 

 なるほど、そういう話か。

 これも、連絡なしで動いていた俺への意趣返しで、別に伝えるつもりがないということではないのだろう。

 

「あと1つ。警察内で大捕物が発生しそうなんですが」

「警察のことは、所長にお願いします。いや、本当に処理しないといけない仕事が山ほどあるんですよ。ろくに寝ていられない。上戸さんが転職して手伝っていただけたら別ですが」

「すみません、それはできません。うちはそこそこ給料がいいホワイト企業なので」

「分かっていますよ。私もさっさと転職したいくらいだ。ああ、人手不足だ人手不足」

 

 和泉さんはわざとらしく人手不足だと繰り返すと、明山さんを連れてファミレスを出ていった。

 まあ、悪いようにはならないだろう。

 

 注文主が退店した後に配膳ロボットが届けてくれたサラダとポテトを食べながら、そう思った。

 

 明山さんの上司とやらである、スパイの処理は、警察の偉い人に任せよう。

 警視庁の刑事課のOBでもある蘆名(あしな)さんに明山さんから聞いた内容を伝えると、アニメのスタンプがすぐに返信で飛んできた。

 

 アニメのスタンプだなんて意外だなと思いながらも、そのスタンプに書かれているセリフを見ると「公安におまかせ!」と書かれていた。

 

 かわいいキャラに劇中のセリフ。

 だが、そのセリフがシャレになってない。

 

 これから公安を動かすということだ。

 

 事実その通りに、明山さんの上司……この世界に入り込んだゲームマスターは処理されるのだろう。

 

 もうどうにでもなーれ!

 

 さて、小森くんとカーターに怒られたら、この東京でやることはもう残り少ない。

 

 全部終わらせて家に帰ろう。

 

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