遊戯王リリカルなのは   作:令和のクルルヤッ君

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 さくさく行きましょう。デュエルまでの道が…遠い…!!


Q,デュエル中に相手がリアルファイトをしかけてくるのですがどうすれば良いですか?(一般居候決闘者より)




初変身なの!

 

 

 

 

 

 あの後、傷だらけだった動物…アリサちゃん曰くフェレットさんは獣医さんのいる病院へ預けられた。幸い傷は浅かったらしいのですが、とても衰弱していたらしく目が覚めても余り元気そうではありませんでした。

 

 塾の時間もあり急いで病院から出て塾へ向かいましたが、余り集中出来ず恥ずかしい思いをしたりしましたが、何とかお家へ帰ることが出来ました。

 

 授業中にこっそりとアリサちゃん達とあの子をどうしようか話し合ったのですが、あのままだとひとりぼっちのままなので誰かが飼い主さんが見つかるまで預かりたい。

 

 けどアリサちゃんのお家には犬が、すずかちゃんのお家には猫さんがいるので必然的に私が候補になるのですが、お店もあるし預かる事が出来るか分からないのでお母さん達に聞いてみることにしました。

 

 

 

 

 

「良いんじゃないかしら、ねぇあなた」

「そうだね、ペットくらいなら全然居ても大丈夫さ」

「フェレットさんか~…なのは、ちっちゃくて可愛いかった?」

「うん、とっても可愛かったの!」

「飼うなら色々用意しないといけないな。俺達も面倒は見るがなのはもちゃんと面倒を視るんだぞ」

「も~お兄ちゃん!ちゃんと見れるから大丈夫なの!」

「そうね、面倒を見るなら気を付けるのよなのは」

「うん!」

 

 

 晩ご飯の時に話したのですが反対はされませんでした。皆が預かる事に賛成してくれて、でもお兄ちゃんの言うとおり預かるならちゃんと準備もしなきゃならない事に気付きました。

 

 ご飯を食べ終わって、自分の部屋に戻ってからアリサちゃん達へメッセージを送りました。改めて冷静に考えると、預かるのもあの子が元気になってからだしちょっと慌てすぎたかもしれないです。

 

 明日になったら獣医さんに話をして、飼う時に必要な物を揃えなきゃいけない…色々大変なの!だから今日は早く寝て明日に備えなきゃならないのに……

 

 

 

 

 

「…何だろう」

 

 

 寝ようにも眠れず、心にザワつく何かが居座り続ける。寝ようとした決心から数分も経たずにベッドから出て部屋の電気を付ける。

 

 外は真夜中、皆寝静まる頃だと言うのに私の目は醒めきっている。そして何かに導かれる様に机の上に置いてある黄金櫃の前に立つ。

 

 

ーー金で出来た謎の箱。この箱は私が小さい頃に見つけた物で、初めは誰かの落とし物かと思って交番へ届けたのですが…ある日からいつの間にか部屋の中に置いてあった物。

 

 その頃の私は、お父さんが入院していて家族に迷惑を掛けないように、『良い子』になろうとしていた時で、この箱の事を誰にも伝える事が出来なかった。何処かへ置いても私の元へ戻ってくる箱、不思議な箱。何時からか私の大切な宝になっていた『黄金櫃』

 

 その中に入っている物…それは私だけが知っている。箱を持ち上げて蓋を開く。夕方の様に光るわけでもなければ堅く閉じている訳でもない。

 

 私は箱の中身を取り出す。そしてそれを手にベッドへ腰掛ける。

 

 

 1日の中で起こった驚きの連続。朝の夢、傷だらけの男の子、黒い怪物、光を放つ黄金櫃、傷だらけのフェレット、その最中で感じる奇妙な感覚、赤い宝石…

 

 

 

 ふと、自分の口から無意識の言葉が漏れる。

 

 

 

 

「……お兄さん、お姉さん」

 

 

 

 

 『それ』に私が声を掛けた瞬間ーー

 

 

 

 

 

 

『誰か…聞こえますか…!僕の声が…!』

 

 

 

 

 

 

 

 その声が聞こえた時には、自然と身体が動き出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

ーー走る、走る、走る…

 

 

 月明かりと街灯が照らす道を走る。周りは電気が消えて人が寝静まっている事がよく分かる。

 

 

ーー辿り着いた病院からは妙な空気が漂っていた。

 

 

 腕の中で確かに存在する小さな命を抱えながら無秩序に走る。時に小道を時には塀を乗り越える。

 

 

ーー衝撃音と共に現れるは暗黒に包まれた『何か』と病院で安静にしていた筈の包帯が巻かれた赤い宝石の着いた首輪を掛けたフェレット。

 

 

 背後から聞こえる音が遠くなる。それでも走り続ける、未だ鳴り響く己の中の感覚に身を委ねながらーー

 

 

 

 

 

「ーーねぇ!アレは一体何なの!」

「う、う~ん…ハッ!?ご、ごめん。ちょっと気を失っていたみたいだ!」

 

 腕の中で伸びていたフェレットさんに声を掛けると、軽く頭を振るい私の腕の中から飛び降りる。

 

「御免なさい、いまは説明をしている暇が無いんだ。でも聞いて「今がとっても危険なことは分かるの!出来るだけ距離を離すために逃げてきたのに、あの黒いお化けはもうそこまで来てるから!」ってえぇ!?」

 

 

『この子さっきのパルクールと言い、異常なまでの危機感知能力と言い、一体何者なんだ!?』

 

 

 さて、ここでフェレット目線のお話をしておこう。『彼』は己に迫る危険を察知し、念話を使用して助けを求めた。そしてその念話に反応を返してくれた人物に助けを求めた途端に怪物が襲ってきたのだ。

 

 何とか逃げ回る『彼』は近くに人の気配を感じ、病院の外へ逃走を図るとそこには己を助けてくれた『とある素質』を持つ少女が立っていた。

 

 病院の庭に生えていた木へ怪物をぶつけると少女の元へ向かう。兎に角まずは逃げて欲しいと伝えると、少女は走り出した。

 

 

 ここまでは良いのだが、ここからが『彼』の想定外が始まった。

 

 

 まずは逃走経路、後ろを追い掛けてくる怪物を目にした少女は何を思ったのか突然減速し怪物へ突撃、そして怪物が飛びかかってきた瞬間に限界までに低く前に飛び出して怪物の下を掻い潜り、また走り出した。

 

 真っ直ぐ続く道路へ出ると、何度か小道を進み塀を乗り越え複雑に走る。その間『彼』は右へ左へ上へ下へと振り回され、終いには若干目を回して意識が飛びかけていた。

 

 

『でも、この子ならきっと!』

 

 

 

「すみません、お礼はします!だから、助けてください!」

「分かったの」

「お礼は必ず…え?」

 

 唖然とするフェレットさんの前に手を差し出す。勿論お礼が欲しくて差し出している訳ではない。フェレットさんが困っている事に、『何か』に協力すると言う意味で手を伸ばす。

 

「よく分からないけど、貴方がとっても困ってることだけは分かるの」

「確かに困ってます…でも……」

「ーー“人は、一人では必ず限界が訪れる”」

「え?」

 

 私の口から言葉が溢れる。

 

 

「“どれだけ優秀でも、どれだけ強くても、いつかは大きな絶望に押し潰されてしまう”」

「“心は誤魔化せない。人との違いに苦しんだりすることもある、その度に人は自分を誤魔化し、いつか本当の自分すら分からなくなってしまう”」

「“でも、かけがえのない仲間を得たとき…人はどんな強大な絶望にも立ち向かえる”」

 

 

 

 それは自分に言い聞かせる様に、絶対に忘れてはいけない事を思い出すようにーー

 

 

 

「一人じゃ貴方も私もきっとあのお化けに立ち向かえないの。でも、二人なら…私と貴方なら立ち向かえるの!」

 

 

 フェレットさんは私の言葉を聞き少し俯く、背後からあのお化けが迫ってくる音がする。それでも私は手を差し伸べる。

 

 

 フェレットさんの顔が上がり、目が合った。そうしてあの子は私の手をーー

 

 

 


 

 

 

ーー怪物は苛立っていた。己を害する小さな敵を未だに倒せていないのだ。しかももう一匹現れたちょっと小さい奴に敵を持って行かれた挙げ句、無駄にすばしっこいのだ。

 

 

ーー闇雲に追い掛けていた怪物は立ち止まり思考する…そして、怪物はその身を黒いモヤへ変えると空へ浮かび上がった。

 

 

ーーそうして空へ浮かび上がった怪物は敵を見つけるのであった。直ぐさまその身を実体化させ己を害した敵へ落下する。

 

 

 

 

 

 

「ーー我、使命を受けし者なり。」

 

 

 

 

「契約の元、その力を解き放て…」

 

 

 

 

「風は空に、星は天に…」

 

 

 

 

「そして不屈の心はこの胸に…」

 

 

 

 

「この手に、魔法をッ!!」

 

 

 

ーー敵の上空を取り怪物が勝利を確信する…その瞬間。

 

 

 

「「レイジングハート(不屈の心)、セットアップ!!」」

 

『stand by lady』

 

 

 

ーー真下から溢れた『桃色の光』に吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 心が揺れる、魂が揺れる、揺れる、揺れる、揺れる…

 

 

 心がざわめく。左手に握る杖…『レイジングハート』の感覚を感じながら右手を胸に添える。

 

 荒れ狂う何かを…『魔力』の流れを変える。漏れ出る魔力を内側に、鎮めるように…

 

 

 

 

「凄まじい魔力だ……素質を持っていると思ったけどここまでなんて!」

 

 

 

 

 

 

ーーその言葉に、私の奥にあった記憶が蘇る。

 

 

 

 

 

 

 

ーーえ?このピカピカ光ってるのは何かって?あー…これは魔方陣って言ってな。それでー…これに魔力を込めれば魔法が使えるぞッ!!

 

ーー■■、後で補習ですよ

 

ーーやだーー!!俺の本業は■■■何ですぅ!!そもそもこの世界の奴等が可笑しいんだよバッキャローー!!なんで魔法ぶっぱしながら戦ってんだよぉ!!

 

ーーならなんでバイクに乗ってデュエルするのさ?

 

ーーえ、むしろバイクに乗らないでデュエルしないのか!?

 

ーー意☆味☆不☆明だよ!?

 

ーーでも格闘に関しては批判しませんよね…

 

ーー…………まぁ、クマ位は伏せられないといけないかなって。

 

ーー凄まじく苦い顔をするな。ならもう少し格闘の特訓を増やすか。

 

ーー待ってくれ、待てって言ってるだろうが!アァァァァァァァ!!?

 

 

 

 

 

 

 

『My master …Who are you ?(貴女は何者ですか?)

 

 レイジングハートの声に意識が戻る。閉じていた眼を開き目の前の敵を見つめる。服装は聞いたとおり私自身のイメージで作られたようで、白と青が入った私立聖祥大附属小学校の制服に似た服装になっていた。

 

 こちらを睨む怪物へレイジングハートを構え、私はその質問に答える。

 

 

「私は…私の名前は高町なのは。平凡な小学3年生」

 

 

 

 

 

 

「ーーそして、しがない一般決闘者(デュエリスト)なの」

 

 

 

 

 







A,こっちも殴り返してやりましょう!(オットアイズ脳筋王)

A,殴りながらデュエルすれば良くないかい?(頭覇王)

A,適度に反撃しながらデュエルするしかなくない?(暗殺真っ平(削られる音))

<御排泄物喰らえですわ~ァ!!
<止めたまえ!私に八つ当たりは止めたまえ!


 ここのなのはちゃんはちょっと成長してます。そうしなきゃこの先厳しいからね、仕方ないね(闇のデュエル関係)

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