「…メグリさん…」
「やあ、テルクン、雪原キングぶりかな?」
「そう…ですね…」
あー…その目は多分…助けて欲しいけどきっと断られるだろうなって思ってるな?
でもそりゃそうか、ここに来るまで全部断られてたもんね
「表立って助ける事は難しいけど…コッソリなら助けられるよ
大丈夫、あ!心配だったら指切りでもする?」
「…え?えっと…断らないんですか…?」
「まあ元々寝る時以外は集落に戻ってないし、俺が数日くらい居なくっても誤魔化せるしね!」
まあカイチャンやユウガオサンにはなんか言われるかもだけど…いつもの事だし別に気にしなくっていっか!!
「メグリさん…」
…ってああああ!!泣いちゃってる泣いちゃってる!!
で、でも良かったぁ…悲しくなったら泣け泣け!!感情出すのは悪い事じゃないよ!
「うんうん、今ここには俺とポケモン達しか居ないから、いっぱい泣きな」
「…はい…!」
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「落ち着いた?」
「…すみません、すこし…泣きすぎ…ました…」
「気にしないでよ、ほら水飲みな」
カイリキーもお水出してくれてありがと、助かるよ〜
「ソイヤッサ!」
…ん?あ、ウォロサン来た来た
うーん…やっぱウォロサンに任せるの不安だなぁ…
今後の所業的にも企み的にも
まあ胡散臭い大人(ウォロサン)は居るけど安心できる大人(コギトサン)も居るから…
…あ、テルクンウォロサンと行く?分かった、いのちだいじにをモットーにね!
「…ウォロサン…もし、テルクンをこれ以上傷付けることがあれば…
俺、貴方を本気でビンタします」
「ははは…ご安心を、ジブンもメグリさんのビンタを喰らいたくはないので!」
HA⭐︎HA⭐︎HA⭐︎、俺、いつでも素振りはバッチリだからね!
それにおビンタは由緒正しき立派な貴族のおスポーツでしてよ!!…おっと心の中のお嬢様が、ほらお紅茶あるからお戻りになられて
それじゃあテルクン、気をつけてー!
…はぁ…テルクンは本当に強い子だよ、身も心も
俺は前世の15歳は…どうだったか覚えてないけど…こんな目に遭ったらヤケになってた…と思う
ズキッ
…痛っ…久々に例の痛みが…
10年近く無かったから油断した…
痛たたたた…まるで刃物かするどいつめでめちゃくちゃズタズタに切られてる感じが…
「ギョオン!!」
…あれ…?なんか急にマシになった…?
いやまだ痛いっちゃ痛いけど…そんなさっきまでの痛たたたた…って感じじゃなくなってる
「ありがとね〜フジ、シトウ〜」
あのままだったらしばらく動けない所だった…