「ノボリ、あのね、兄さん…居なくなっちゃった…」
そうクダリから聞かされた時、頭をガンッと、硬い何かで殴られてような気がしました
慌てて降りて来たクダリの手には兄様のライブキャスターと手持ちのポケモンが入って居るモンスターボール
ライブキャスターもポケモンも全て置いて兄様が外に出るはずが無いです
兄様はコンパスが無いと直ぐに迷ってしまいますし
ほんの少し散歩に行くだけでも手持ち達は絶対に持って行く筈…
もしかしたら別の部屋に行ってるのかもと2人で家中を探し回っても見つかりません
「どうしよう…僕が、あんなこと、言っちゃったから?兄さん僕の事嫌いになって出て行っちゃったの…?」
「大丈夫、大丈夫ですよ、クダリ、兄様の事です、きっと、きっと直ぐに帰って来ますよ」
そう言った翌日、兄様は帰って来ませんでした
兄様のドラパルトやクロバット達も不安そうにしています…
また次の日、兄様のご友人の皆様やカミツレ様、クラウド、父様母様にも兄様を見ていないか聞きました
有益な情報はありませんでした
そしてそのまた次の日…
「クダリ、…警察に、連絡しましょう」
もしかしたら、思いもよらない所で迷ってるだけかもしれません
大丈夫、だって兄様は私達の事が大好きなのですから、絶対帰って来てくれます
今日も私達はサブウェイマスターとして電車に乗る
ギアステーション内にも兄様の捜索願いのポスターが貼られ始めた
それを見ていると兄様はここには居ないと突き付けられて居るような感覚が恐ろしくって
いつの間にかその通路を避けるようになって行ってしまった
兄様、私達、頑張っていますよ、なので、なので、早く帰ってきてください
そして、いつもの笑顔で、褒めてください…
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うぇ〜ん…大人達が怖いよ〜
針の筵通り越して針山地獄に突っ立ってる気分…
もうグッサグサよグッサグサ、確かに俺は素性の分からない不審な人間だけどさぁ…
俺にもちゃんと心があるんだよ!!結構脆いハートがな!!!もっと優しくしてくれても良いのよ…?
これはロケットペンダントを握って回復しなければ!!!
たとえ天変地異が起きたとしても絶対手放さないけどもしもこのロケットペンダントが無くなったら次は多分髪紐使って回復すると思う
え?髪紐でどう回復するかって…?
それは…その、アレよ、こう、“ノボリとクダリがくれた”って言う概念を肺いっぱいに吸い込んで回復よ