ビリーたち救出から数日が経ち、ニコから連絡が来て店の駐車場に集合した。
「来たわね。金庫の位置はもう把握したわ。それで、この前頼んでたやつはどうなったの?」
「メモリディスクのこと?それならもう修復できてる。しかも君の予想通り、中には金庫の暗証番号が保存されてたよ」
アキラからの返答にニコは嬉しそうにしながら話を進める。
「さあみんな!プロキシのお陰で準備は整った……そろそろ、次の計画に移るわよ!アンビー、計画を説明して頂戴!」
ニコに指名されたアンビーが一歩前に出て説明を始める。
「了解。コホン……諸君、こちらにある新エリー都の地図を見てくれたまえ」
(口調がいつものアンビー殿らしくないなぁ……)
「我々の行動計画はクリティホロウに入り、上級エーテリアス"デュラハン"を倒して、目的の金庫を手に入れることである」
そう説明した後、アンビーはそのまま口を閉ざしたままだった。
「……えっと、アンビー殿?」
「何?」
「いやその……もう、終わりでござるか?」
「以上よ」
「え……で、では地図を用意した意味は……?」
「ニコは、協力者に舐められないよう、プロらしく振る舞おうと言ってた。でないと後々値切りが面倒に──んむむむ」
喋っているアンビーの後ろからニコが近づき両手で口を塞いだ。
「また余計なこと言って!ビリー!なんでちゃんと見張ってないのよ!?」
「俺のせいじゃねぇって!アンビーが準備した「プロ」のミーティングが、こんなんだとは思わなかったんだよ……あ、だから集合前に探偵映画のミーティングシーンを見てたのか!」
「やはり映画の影響でござったか……」
アンビーにひとしきり説教したニコが仕切り直すように咳払いをして説明を引き継ぐ。
「こ、コホン!と、とにかく!アンビーが説明したように、計画は至ってシンプル──金庫を探して取り戻す!外からじゃホロウ内の状況をリアルタイムで確認することはできないから、中での支援とガイドは任せたわ!」
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駐車場でのミーティングの後、ニコの運転でクリティホロウの入り口まで行き、そこから徒歩でホロウ内へと入っていった邪兎屋+α一行。
「よし!ホロウ内に入れたわね!早速あたしの金庫を探すわよ〜!」
「そういえば、ニコ殿。一体どこから金庫の位置情報を?」
「あ、それ俺も気になってた。どうなんだ、ニコの親分?」
「ふふん、それは企業秘密よ!そう簡単に……しかもお得意先であるあんたでも、話すわけにはいかないわ!」
「そうか……ならば結構でg「でもまぁ!?今はあんたはあたしたちの関係者なわけだしぃ!?部外者じゃないからちょ〜っとだけなら教えてあげてもいいわよ!」いや別にいいでg「聞・き・た・い・わ・よ・ね!?」……あ、あぁ……聞きたいでござる」
『私も是非聞きたいなぁ!』
『わざわざ乗ってあげることにしたのかい?まぁ、こういう時のニコは意外と繊細だからね』
いつの間にかリン達も話に加わり、ニコの情報を聞くことにした。
「な、何言ってるのよ!?……コホン!言ってしまえば単純な話よ。調査協会に
「なるほど……調査協会の情報ならば、確かに信憑性はあるし、情報源としては申し分ないでござるな」
「流石ニコの親分!」
ニコの説明に納得した様子の剱と感銘を受けるビリー。
『待った、今おんなじこと言った?』
その中でイアスは、不思議なことを言った。
「?プロキシ殿、ニコ殿は一度しか言ってないでござるよ?」
『そうなの?……う~ん、おかしいな〜?』
「プロキシ?突っ立ってないで、そろそろ出発するわよ?大まかな位置は把握してるけど、どうやって辿り着くかはあんた頼みなんだからね!」
イアスの不調が気になりながらも、一行はイアスの案内に従い、エーテリアスと戦いながらホロウを突き進む。
「"パエトーン"、今日はどうしちゃったの?なんだか、上の空みたいだけど……お得意先に向かって、よくそんな態度が取れるわね!」
「ニコ殿、なにやら様子がおかしくないでござるか?」
『ニコ、一旦話を聞いて。さっきから、あんたたちの声が途切れ途切れなの。H.D.Dの調子が……』
イアスの──リンの言い訳じみた説明に、ニコは苛つきながら零す。
「こっちは大金を払って雇ってるんだから、ガイド中にボーっとしないでよね、プロキシの"パエトーン"さん!これ以上サボったら、インターネットで低評価をつけるわよ?」
ニコの言葉に流石に言いすぎだと思った剱は諌めようとしたが、それよりもイアスからなんの反応がないのが気になった。
「……?プロキシ殿?どうしたでござるか?」
「あれっ?剱、今店長たちなんか言ったか?このまま進んで良いんだよな?」
「あ、いや、それが……」
「どうしたのよ"パエトーン"?なんとか言いなさいよ!ちょっと、"パエトーン"?!」
ニコが強い口調で呼びかけると、ボンプは再び動き出す。
「やっと動いた……でも」
「なんも言わずに動いたな……ニコの親分、ちょっと言い過ぎたんじゃねぇか?」
「な、何よ!?あたしのせいだって言うの!?……だ、だって、こっちは大金払って依頼してるのに仕事に集中してなかったっていうか……別に、本当に低評価なんてつけるつもりは!」
「
二人の従業員の言葉にニコは気まずそうにしながらも反論する。そこにイアスを抱えた剱が話しかける。
「な、何よ剱。あんたもあたしが悪いって言うわけ?……何よ、皆してあたしが悪いみたいに……!」
「あぁいや、そうではなくて……このイアスのことについてでござる」
剱にも文句を言われると思ったニコは最初は強気になっていたが、段々と言葉が小さくなっていき、どこか弱々しい印象があった。しかし、剱はそれを否定し、抱えているイアスを三人の前に突き出す。
「イアス……?プロキシのポンプが、なんだって言うのよ?」
「このホロウに入ってから、こちらの声が向こう……つまりリン殿たちの方ではうまく伝わってないように思えたのでござる」
「ん?確かにおかしいけどよ……それって、ボンプの故障かなんかじゃねぇのか?」
「いいや、それは無いでござる。今回のような予約の依頼があった場合、前日に誤作動がないように試運転をしている。昨日は少し遠くに出かけてイアスを動かしていたが、何の問題もなかった」
「なら、ただのボンプの故障じゃない……じゃあ何が原因なの?」
アンビーからの質問に剱は少し思案するが、すぐに首を振った。
「それは拙者にも……ただ、今のこの状況はかなりマズイということだけは、分かるでござる」
「じゃあどうすんだ?店長たちの案内がなきゃ、俺たち前みたいなことになっちまうぞ!?」
剱の言葉にビリーは前回の出来事がメモリーに浮かび、慄く。そこにニコは顎に手を添えながら冷静に指示を出す。
「……なら、今はまず安全な場所を探しましょう。ホロウの中は絶対安全な場所はないけど、多少の時間は戦闘を回避できるはずよ」
「そうでござるな。それが一番でござる」
「よっしゃ、そうと決まれば早速移動……って、移動しようにも店長たちがこれじゃあ、どこに移動すりゃ良いのか分かんねぇぞ!?」
「どうするニコ、剱」
狼狽えるビリーに二人に質問するアンビー。質問された二人は視線を合わせ、しばらく思案した後口を開いた。
「とりあえず、物陰になりそうなところを探すしか無いでござるな」
「そうね……せめて四人がいても狭くないほどの広さの隠れ場所があれば、そこで待つしか無いわね」
「分かったわ。行くわよ、ビリー」
「はぁ……分かったよ。まぁ前に比べたら人数多いし、最初から剱もいるから、問題ないか……」
そう結論づけた一行はとりあえずの隠れ場所を探すべく、ホロウを彷徨い始めた。
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一方その頃、リンたちの方はというと……。
『ほう……あの男、存外頭がキレる……いや、冷静に状況を判断しているな。しかも、ホロウの利益を盗む狼の使いと狐共……利益をめぐり、互いを傷つけ合う協力関係のはずの組み合わせを、混乱を短期間で纏め上げ、扇動するとはな。あんなプロキシの護衛は見たことがない。……もっとも、その護衛対象はその恩に報いるつもりはないようだが……』
リンたちは先ほど、イアスの不調から突然H.D.Dから
「もういいよ、あんたの要求は分かった。暗証番号を教える」
そう、謎のハッカーの目的はニコたちの回収目的である金庫の暗証番号だったのだ。ハッカー曰く、暗証番号を教えなければH.D.Dのデータを全て削除し、ホロウの中にいるニコたちを野垂れ死にさせようとしていたのだ。その証拠に、H.D.Dのデータの一部を削除したのだ。
「え?待ってくれ、何を……!」
「でも残念、あげたくてもあげられないんだよね。あれは電子暗証番号で、あんたが処分したデータの中にあったんだから」
『なんだと……!?何の冗談だ!?』
リンからのカミングアウトに狼狽えるハッカー。
「コホン……慌てなくていい。復元するために「インターノット」の演算パワーを借りたから、そこに暗証番号のバックアップが残ってるはずだ。システムの操作権限をこっちに返してくれたら、すぐに暗証番号を──」
『そんなことをするはずがないだろう。プロキシといいホロウレイダーといい、狡猾な連中ばかりだ。隙あらば操作権限を取り戻そうと企む"パエトーン"とくれば、尚更な。……ん?待て、今「インターノットにバックアップが残ってる」と言ったな?インターノットのアカウントを私に渡せ、自分でバックアップを取得してくる』
「「…………」」
『どうした、何故黙る?……あぁそうか、インターノットはプロキシ事業の土台だったな。アカウントを奪われることは、それ即ち"パエトーン"として存在したすべての痕跡を抹消されるも同然……だが、ホロウの中にいる者たちを救いたければ、早く決断したほうがいい。長くホロウに留まれば、
「……アカウントをお前に渡した後は?お前にシステムを破壊されたら、誰が彼らを助けるんだ?」
『……私が救い出すと約束する。これで満足か?もっとも、今は私を信じるより他はないと思うが』
アキラの質問にハッカーは苛立ちながら答える。が、それも一瞬のことですぐに
が、その時だった。
『ほう……ならばその約定の立ち会い、俺が請け負う』
『ッ!?だ、誰だ!?』
「な、なんだ……また別のハッカーか?」
突如、ハッカーとは別の人物の声がH.D.Dのスピーカーから響いた。突然沸いてきた人物にハッカーもプロキシ兄妹も驚きを隠せないでいた。
『俺が誰か、そんなことはどうでもいいことだ。今はただ、お前等の取引の正当性を見届けるだけの人物……それだけでいいだろう』
『ふざけるな……!私の完璧なハッキングに、貴様のような第三者に滅茶苦茶にされてたまるか!』
『そう吠えるな……既にお前等のアカウントは押さえてある。下手な動きを見せれば……分かるだろう?』
『〜〜〜ッ!』
「お、お兄ちゃん……」
「…………」
突如乱入してきた第三者にハッカーは怒りを隠そうともせずに怒鳴るが、乱入者はあくまで冷静に返し、逆に脅してきた。ハッカーはそれに押し黙り、プロキシ兄妹はただ黙っていることしかできなかった。
『さぁ、これで約束を違えることはない。プロキシよ、アカウントを渡すといい』
「あ、あぁ……分かった」
謎の声に従い、アキラはパソコンを操作し制限付きデータを添付したメールをハッカーに送信した。
『……フン、ソース認証ページまで伝送するとは。完全に諦めたようだな。……少々予定外なことが起きたが』
「ねぇ、一つ聞かせて」
『……今は少々気分が悪いが、貴様らのその協力的な態度に少しは溜飲は下がった。言ってみろ』
「──あの金庫には、一体何が入っているの?」
『貴様らのような者には、触れる資格さえ永遠に得られないようなモノだ。だがまぁ、少しくらいはヒントを──』
『簡単に言えば、都市の統治者だけが持つことが許される"ロゼッタデータ"だ。正確には、少し違うものだが……それがあるだけで、本当の意味でホロウを自由に出入りできる代物だ』
『貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!私が説明している途中だろうがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
「もう一つの"ロゼッタデータ"……確かに、上の連中がデリケートに扱う訳だね……」
ハッカーが得意げに解説しようとした途端、謎の声にあっさり解説役を取られ、激昂するハッカー。そんな声に構わずにリンはどこか納得したように頷く。
『くッ……とにかく、使い方次第では新エリー都を根底から揺るがすかもしれない代物だ!……だが、もう貴様らとは関係ないものだ。さて、サービスの時間は終わりだ。答えろ、電子暗証番号はどこだ?どこにある?』
「プロキシの身分証明はアクティベーションした?」
『あぁ』
「そう言えば、最後にもう一つ、聞きたいことが──」
『おいプロキシ兄妹よ。いい加減に答えろ、お前たちの下らない駆け引きを見届けるために俺は存在しているわけじゃない。とっとと暗証番号を教えろ。でなければ……』
アキラがハッカーに質問しようとしたところ、謎の声がそれを遮り、圧を感じさせる声音で言う。しかし、アキラは涼しげな風に流す。
「分かってる、これはただの疑問だ。……僕たちが聞きたいのは、君のハッキング技術がそれほど優れているとしたら、どうして直接僕たちのシステムからデータを盗まないんだ?ってことさ。暗証番号のバックアップがインターネットに残っていると聞いて、なぜインターノットをハッキングして奪おうとしなかった?」
『…………』
『何が言いたい?』
アキラからの問いに、謎の声は黙り込みハッカーは何を聞きたいのかはっきりとしない様子だった。
「思い返してみれば、君は僕たちのシステムを制御する以外、ハッカーらしい手段を取らなかった。それどころか、まるで誘拐犯みたいに、ニコたちの安全を脅し文句に使ってる」
「あんたの実力ってその程度?自分で言うほど、大したヤツじゃないんだね」
『……黙れ!アドレスを教えろ!』
アキラの質問に見えた批評に加えリンはさらにハッカーを煽る。対するハッカーは怒気を孕ませた声音でアカウントのアドレスを問う。
「そう興奮するなよ、謎のハッカーさん。いま手伝ってるんだから。そら、耳を澄ましてみなよ。サイレンの音が聞こえるだろ?」
『なっ、何をした!?』
「なに、新エリートの善良な市民としての義務を果たしたまでさ」
『なるほどな……考えたな、プロキシ兄妹』
『ど、どういうことだ!?』
アキラの言葉に何かを察したのか、謎の声は納得した様子でハッカーの方は何がなんだか分からないと言った感じだった。
『なに、至極簡単なものだ。今は市政選挙が近い、治安局がプロキシやホロウレイダーのような危険人物を通報するように呼びかけているのは知っているだろう?ご丁寧にホットラインまで設立してまで、だ』
『そんな事は知っている!コイツらは何をしたと聞いているんだ!?』
『ここまで言っても分からんとは……どうやら脳味噌の出来まで半端らしいな。そのハッカー技術同様……』
ハッカーの怒声に謎の声は呆れたように呟き、説明を続ける。
『つまりだ、プロキシ兄妹はそのホットラインを通じて治安局に確かな情報を提供したんだよ。インターノット上の、「とあるアカウント」について、な……』
『ッ!?そうか……そうだったのか!最初からそのつもりで……!私を欺くために、"パエトーン"の身分まで捨てたのか……!?』
「ううん、ハズレ」
謎の声の説明にやっと理解したのか、ハッカーは慄きながらアキラたちに問うが、リンはハッキリと否定した。
「"パエトーン"の「身分」じゃなくて、「アカウント」を捨てただけ」
『……い、今に見てろ!プロキシ共、そして謎の声のお前!後悔させてやる!』
そう捨て台詞を吐いてハッカーは二度と喋らなくなった。……しかし、ハッカーが映した画面はそのままになっていた。
「さて……これで後はお前だけだが」
『…………ハハハ』
いまだに残っている謎の声に対してアキラが口を開くと、スピーカーの向こうから抑えるような笑い声が聞こえ、不審に思う二人。
「何がおかしい?」
『ハハハ……いやはや悪いな。君達の機転の良さに見ていた側としてはとても楽しかったものだからな。つい笑いがこみ上げてしまった』
「……あんた、結局何者なの?」
『俺か?俺は……そうだな、お前たちのファン、とでも答えようか?"パエトーン"?』
「ふざけるな。さっきのハッカーとは違って、お前が欲しがるようなものは僕たちには無い。お前は──」
『そうだ、俺はただの見届人だ。それ以上でも入れ以下でもない。お前たちが何者かと聞いたから答えたまでだ』
どこまでも飄々とした態度に少し苛ついた態度を見せるアキラ。リンももう我慢できなくなったのかPCに向かって怒鳴り始める。
「あぁもう!用がないならさっさと帰って!早くニコたちと合流しないといけないんだから!」
『あぁ、そうだったな。お前たちにはお前たちの役目があるんだったな。ではな、プロキシ兄妹よ。良きエリー都ライフを』
そう言ってハッカー画面が切れ、元のH.D.D画面へと変わった。
「……な、なんだったんだろうね、アイツ」
「さぁ、分からないが……とにかく、これでH.D.Dの権限を取り戻した」
「はぁ……お兄ちゃん、おつかれさま……」
「うん、君もね……」
二人はどっと疲れたような様子で定位置に着く。
「さっきの、迫真の演技だったけど……」
「あぁ、途中までは良かったんだけど……」
「「あの謎の声がなぁ……」」
二人のボヤきは、偶然にも重なったのであった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
──某施設内部。
「………………」
「あら?あんたまた何処かのPCにハックしたの?」
「ん?……あぁ、つまらんハッカーが変な脅しをしていたようだからな。灸を据えるために乱入したが……同時に掘り出し物があった」
「ふ~ん……あんたがそこまで言うなんて、相当なんでしょうね」
「あぁ。そいつのPCの情報は確認済みだ。これでいつでも奴らの所にお邪魔できるわけだ」
「相変わらず悪趣味ね〜」
「わざわざ敵組織に潜入してジワジワと嬲るような真似をするお前に言われたくないな」
「「………………」」
ガチャッ
「レイ、例のホットラインの通報のプロキシのインターノットのアカウント、特定できた?」
「あぁ、勿論出来たぞ
「ありがとう。……それと、公的機関の人間がハッキングするのは、犯罪よ?」
ガチャッバタンッ
「あらら~班長さんに言われちゃあ、従わないわけにはいかないわよね〜?」
「……フンッ、今のはお前と騒いでいたから指摘されただけだ。バレてはいない」
「ふ~ん……まぁそういうことにしとくわ。それじゃ、あたいはこれから帰るから」
「とっとと帰れ」
「ハイハイ、言われなくても帰るわよ〜」
ガチャッバタンッ
「…………鼠め」
あけましておめでとうございます!リュオネイルです!
昨日投稿して新年明けて早々に投稿しました!
年末恒例の紅白の歌を聴きながら執筆をして、気がついたら年を越していた……そんな事をした経験があるのは、自分だけではないはず……多分。