其れではどうぞ
律が正式にE組に入って数日後世間では梅雨に入った
で私達が授業している中クラスメイト達は殺せんせーの顔が何故か巨大化しており気になっていた
律
『殺せんせー、33%ほど巨大化した頭部についてご説明を》
律が質問すると殺せんせーは説明を
殺せんせー
「水分を吸ってふやけました。
湿度が高いので」
しける
『生米みてーだな!』
クラスメイト達の殆どがツッコだ
殺せんせー
「雨水は全部避けて登校したんですが湿気ばかりはどうにもなりません」
殺せんせーはマッハ20の無駄遣いした事を言いながら顔をしぼって水分をバケツの中に出していく。
「……ま
E組のボロ校舎じゃ仕方ねーな
クラスメイト達の誰か言った
其の通りで教室中には雨漏りしており雨漏り用のバケツが置かれている
雨が上がった後で仮面ライダーシーカーに変身してリフォームしておこう
そう思っていると陽菜乃が何か気が付いて
陽菜乃
「先生帽子どしたの?」
殺せんせーに疑問を投げかけると
殺せんせー
「よくぞ聞いてくれました
先生ついに生えて来たんです」
殺せんせーは嬉しそうに帽子をとった。
殺せんせー
「髪が」
『キノコだよ!!』
クラスメイト達の殆どがツッコ殺せんせーの頭には立派なキノコが生えていた。
殺せんせー
「湿気にも恩恵があるもんですねぇ。
暗くならず明るくじめじめ過ごしましょう」
そう言いながら殺せんせーは自身の頭から生えたキノコを生で食べて居た
その後の放課後私、リタ、ナターシャは傘を差しながら下校しておりその前には
友人
「なー
上に乗って居るイチゴくれよ」
カエデ
「ダメ!!
おいしいモノは一番最後に食べる派なの!!」
友人、カエデ、渚、ひなたが歩いていた
すると
ひなた
「!
ねぇあれ」
ひなたがある場所を指さして私達も其れに釣られてひなたが指さした方を向くと
友人
「あ
前原じゃんか」
本校舎の生徒と陽斗が相合傘をしていた
ひなた
「一緒にいんのは確か…C組の土屋果穂」
友人
「はっはー相変わらずお盛んだね彼は」
リタ
「……」
八罪
「リタ、相合傘に憧れるの?」
リタ
「え!?
まぁ確かに憧れますね
殺し屋一筋だったのであんな感じに物語ぽく相合傘は」
私達が其々感想を言うと
?
「ほうほう」
私達の声ではない別の声が聞こえて私達がそっちを向くと
殺せんせー
「前原君駅前まで相合い傘…と」
合羽を着て陽斗の恋愛情報を集めている殺せんせーが居た
友人
「相変わらず生徒のゴシップに目がねーな殺せんせー」
殺せんせー
「ヌルフフフ」
此れも先生の務めです
3学期までに生徒全員の恋話をノンフィクション小説で出す予定です
第一章は杉野君の神崎さんへの届かぬ思い」
友人
「…ぬー…
出版前に何としても殺さねば」
下世話
渚
「じゃあ前原君の章は長くなるね
モテるから
結構しょっちゅう一緒にいる女変ってるし」
渚がそう言うと
リタ
「何故か無性に殺気が出て来るんですか」
リタはそう言いながら実弾入りのハンドガンを出してコッキングしてしまう
八罪
「リタ落ち着きなさい」
私はリタの後頭部にチョップして落ち着かせた後にもう一度陽斗の方を向いて
八罪
「ですけどあれは危ない関係ですね」
と私が今の陽斗と果穂の関係が危ないと言った瞬間に
?
「あれぇ?果穂じゃん。何してんだよ」
ふいに陽斗と果穂に声をかけるものがいた。
私達は声がした方向を向くと
鉄平を含めたA組の生徒が三人居た
果穂
「あっ!せ、瀬尾君!」
果穂は陽斗を突き飛ばして
果穂
「生徒会の居残りじゃ…」
「あー、意外と早く終わってさ
ん?
そいつ確か…」
智也が陽斗に目を向けると果穂は
果穂
「ち違うの瀬尾君そーゆーんじゃなくて…」
とかいうように陽斗には目もくれずに智也にすり寄った
私はガジェットモードになっている〔バットショット〕と〔
『バット』
〔
一方で
果穂
「たまたま傘が無くてあっちからさして来て…」
智也
「今朝持ってたんじゃん」
果穂
「が学校に忘れて…」
自分は悪くない、近づいたのは陽斗の方だとか見苦しい言い訳を並べている
陽斗
「あー、そゆことね」
陽斗も状況を理解したようで
陽斗
「最近電話しても出なかったのも、急にチャリ通学から電車通学に変えたのも
で、新カレが忙しいから俺もキープしておこうと?」
二股が発覚したので智也は
智也
「果穂お前…」
果穂を睨みつけた
果穂は
果穂
「ち違うってそんなんじゃない!!」
罪悪感からかぼそぼそ言い訳を述べるが急に果穂の表情はオドオドした顔から一瞬邪悪な顔を経由して真っ直ぐにキリッとした俺を貫くような目に変わった。
果穂
「あのね、自分が悪いってわかってるの?
努力不足で遠いE組に飛ばされた前原君」
果穂がそんな話を急に言い出した
八罪
「成程ね
ある意味ギリギリな切り抜け方だね」
私は果穂が行う方法を理解して
渚、カエデ、友人、ひなた、リタ、ナターシャ
「「「「「「え?」」」」」」
渚達は私を見る
果穂
「それにE組の生徒は椚ヶ丘高校進めないし、遅かれ早かれ私たち接点なくなるじゃん。
E組落ちてショックかなって思ってさ気遣ってハッキリ別れは言わなかったけど、言わずとも気づいて欲しかったなァー」
果穂の口から出てくるのは言い訳にもならない逆切れと責任転嫁の嵐だった。
果穂
「けどE組の頭じゃわかんないか」
果穂は俺を嘲り笑うように瀬尾に抱き着いた
智也
「はははは」
何故か智也はなんだか勝ち誇った顔をしている。
陽斗
「…おまえなぁ、自分のこと棚に上げて」
陽斗が果穂に対して文句を言いかけたとき、智也に蹴り飛ばされた。
陽斗は水浸しの地面にしりもちをついてしまった。
傘も手から離れてしまい土砂降りの雨が俺に直接降りかかってくる。
智也
「わっかんないかなぁ
同じ高校に行かないってことはさ、俺達おまえに何したって後腐れないんだぜ」
智也がそう言って一蹴り入れてくる。
A組生徒A
「オラ
ちゃんと礼言えよ
果穂に」
A組生徒B
「同じ傘入れて貰ったんだからよ」
周りにいた奴も智也に乗じて蹴りを入れてくる
友人
「あいつら…」
友人が止めに入ろうとしたが
?
「やめなさい」
どこか、畏怖を感じる声がその場を一瞬で支配した。
すぐ近くの道に黒い高級車が停まり車の窓が開いて其処に居たの
智也
「りっ…理事長先生」
學峯だった。
學峯は車から降りて
學峯
「ダメだよ暴力は
人の心を…今日の空模様のように荒ませる」
智也達は流石に學峯には逆らえないのか、陽斗に対する暴力を止め
鉄平
「はっ…はい…」
震えながら道を開けた。
學峯
「これで拭きなさい。酷い事になる前で良かった」
學峯は陽斗の近くに来て地面が濡れているのに膝をついてハンカチを渡してくれた
陽斗
「危うくこの学校にいられなくなる所だったね、君が」
慈悲を含みつつ圧をかけてくるその瞳、陽斗は抗議も助けの声もあげずにハンカチを受け取る他なかった。
學峯
「じゃあ皆さん。足元に気を付けてさようなら」
學峯はそう言うと、さっきまでの事がなかったかのようにさわやかな笑顔で車に戻り去って行った。
鉄平
「人として立派だなぁ理事長先生
膝が濡れるのも気にせずにハンカチを…」
智也
「あの人に免じて見逃してやるよ間男」
鉄平
「感謝しろよ」
果穂
「…嫉妬してつっかかって来るなんて
そんな心が醜いとは思わなかった
二度と視線を合わせないでね」
果穂はゴミを見るかのように陽斗を見下し、何もなかったように智也達と仲良さそうにその場をあとにしていった。
そのタイミングで
友人
「前原!!
ヘーキか!?」
すぐさま友人達が駆けつけて陽斗に傘をさしてくれた
私はライブモードの〔バットショット〕を回収して〔
陽斗
「…お前等見てたんかい
上手いよなあの理事長
事を荒立てず、かといって差別もなくさず、絶妙に生徒を支配してる」
友人
「そんな事よりあの女だろ!
とんでもねービッチだな!」
杉野が果穂に対して怒りを示してくれたがそのすぐ後
友人
「いやまぁ…ビッチならうちのクラスにもいるけど…」
イリーナと言う前例が居るので怒りの勢いは削がれていったけど。
渚
「違うよ」
渚が否定して
渚
「ビッチ先生は
渚はイリーナをフォローすると共に果穂に対する非難も混じえてるのだろう。
陽斗
「…いや、ビッチでも別にいーんだよ」
渚
「いいの!?」
渚は陽斗の発言に驚いているが、陽斗は浮気されたこと自体は問題にしていない。
陽斗
「好きな奴なんて変わるモンだしさ、気持ちが冷めたら振りゃいい。
俺だってそうしてる」
ひなた
「中三でどんだけ達観してんのよ」
ひなたが呆れながらタオルを手渡して陽斗はそれを受け取って頭を拭きながら
陽斗
「けどよ…
さっきの彼女見たろ?
一瞬だけ罪悪感で言い訳モードに入ったけど、その後すぐに攻撃モードに切り替わった。
『そーいやコイツE組だった
だったら何言おうが何しようが私が正義だ』ってさ、後はもう逆切れと正当化のオンパレード。
醜いとこ恥ずかし気なく撒き散らして」
智也の時だってそうだ。
最初こそ果穂に怒りを示していたくせに陽斗がE組なのをいいことになんの躊躇いもなく陽斗に暴力を振るった
浮気されたことをなかったかのように果穂との関係を維持することにした
奪ってやった、と笑っていた
陽斗
「…なんかさ、悲しいし恐えよ。
ヒトってさ皆ああのかな
相手が弱いと見たら…俺もああいう事しちゃうのかな」
陽斗の嘆きに渚達は何も言わなかった。皆思っているのだろう。E組じゃなかったらE組のみんなにどう接していただろうって
私は
八罪
「私達は幼少期から裏世界の依頼を受けていたけど裏の世界の人間は殆どあんな感じだったよ」
リタ
「確かに最初は強気だったんだけどいざ自分は窮地に追い込まれると命乞いしますね」
ナターシャ
「あれは一番詰まらないです」
渚
「凄く説得力がある」
八罪
「其れで果穂達を社会的に抹殺するんですよね、殺せんせー」
私が殺せんせーの方を向いて渚達も殺せんせーの方を向くと
渚
「うわぁ!!殺せんせーふくらんでるふくらんでる!!」
渚の慌てる声出る程殺せんせーの顔は風船のように膨らんで顔色は赤かった。
殺せんせー
「社会的に抹消はやり過ぎですので仕返しで済ませましょう」
渚
「へ?」
殺せんせー
「理不尽な屈辱を受けたのです。
力無き者は泣き寝入りする所ですが…」
殺せんせーはブクブクに膨れ上がった顔を一気に絞って
殺せんせー
「君たちには力がある。
気づかれず証拠も残さず
友人達は殺せんせーが言っている言葉を理解して
陽斗
「……はは。
何企んでんだよ殺せんせー」
陽斗も殺せんせーが言っている言葉を理解して
殺せんせー
「屈辱には屈辱を
彼女達にとびっきり恥ずかしい目に遭わせましょう」
そう不気味に語る殺せんせーの後ろでは私達も同じように危険みを感じる笑いをしている
こうして秘密の仕返し作戦が決行されることになったのだった
最後までお読みいただきありがとうございます。
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其れでは次回もお楽しみに