アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
灼熱地獄の職場で扇風機と共に作業を乗り切る今日この頃。
うへぇ……動き回るから暑いよぉ……
と弱音を吐いてるわけにもいかず、気合と根性でどうにか頑張ってます。
エアコン?工場にそんなものは無い
まぁそれはさておき、遂に登場したFalloutといえばな組織B.O.S。
実際初代から皆勤の組織といえば彼らとレイダーですし、一応元々はハイテクレイダーではなく秩序の守護者として結成されてるのでそっちの理念を適用すればなんとかキヴォトスにもねじ込めるんですよねぇ。
……もっとも、ここはキヴォトス。
外から来た概念がどのように彼女達の在り方に作用するのか……
まぁ少なくともハイテク技術を根こそぎ奪うようなことはしないので、多分かなりまともな方のB.O.Sかもしれません。
というわけで本編をどうぞ。


八十九話:B.O.S

「B.O.S……だと……?」

 

「中々面白い構想だろう?

キヴォトスに欠けていた"軍隊"っていう組織……

それを合法的かつ既存の組織に過干渉しない程度に切り離して編成したってところだな」

 

まるでわけのわからないもの見たかのような理事に対し、セイジはニヤリと嗤いながらその疑問に答えた。

 

「本来、連邦生徒会みたいな「国」ってのは大なり小なり軍隊を持つ必要がある。

今まではそれがSRTだったが……

俺からすれば軍は軍でもあれは特殊部隊。

本来の軍の役割の内一部しか担えん」

 

「だからこそ……俺は本来あるべき国家の犬。

国と民衆を守る盾を築いてやったのさ」

 

彼がそういい切った直後、上空のベルチバードの扉が開き数本の強襲降下用ロープが降ろされた。

 

『総員、降下!』

 

上空からスピーカー音のようなものが聞こえ、それと同時に緑色のアーマーを身に着けた少女たちが降下してきた。

 

彼女達が装着するアーマーはホシノが最初に装着していたものと同じコンバットアーマーだが、その胸の辺りにはB.O.Sのシンボルマークが描かれている。

 

手に持つ武器たちも一般的に販売されている銃火器ではなく、そのほとんどがウェイストランド製のアサルトライフルやサブマシンガン……

 

中にはレーザーライフルを持つ者までいた。

 

最後の一人が降下しきった後、ベルチバードからナニカが飛び降りるかのように落下し出した。

 

地面に着弾する直前で飛び降りたナニカ達は勢いを殺すかのように背部のジェットパックを吹かし、ゴスンという音とともに着地した。

 

薄っすらと立ち昇った砂煙の中から現れたのは鋼鉄の騎士達。

 

 

――T-60パワーアーマー

 

 

腕の辺りに赤線の盾マークが描かれている機体達が降りきったあたりで、一機だけカラーリングが真っ白に塗装され腕に赤い盾マークのついた隊長機らしいアーマーがセイジのすぐ横に降り立った。

 

『こちらナイト•Lily以下イニシエイト三十名、ただいま現着した。

パラディン、あとの指揮を頼む』

 

「了解した。

……とまぁ、そういうわけだ。

悪いが、ここからは本来の仕事……テロリストに襲われたアビドス高校の救出に移らせてもらおう」

 

そう言うや否や、セイジは手に持ったT-51のヘルメットを装着する。

 

それと同時に、B.O.Sの少女達が一斉に各々の武器を構え出した。

 

 

『カイザーPMCに告ぐ。

我々は連邦生徒会直轄サークル「Brotherhood of Steel」

貴公らは現在、連邦生徒会よりキヴォトスを脅かすテロリストとして手配されている。

直ちに武装を解除し、降伏せよ』

 

セイジの声がパワーアーマーのマイクに拾われ、通信越しにベルチバードのB.O.S所属機に取り付けられたスピーカーから広範囲に響き渡る。

 

響いたその声はアビドス市街地にも届いており、戦闘中だったカイザーの別働隊とアビドスの防衛部隊も一時戦闘を止めていた。

 

『なおこの勧告に従わない場合、我々は総力をもって貴公らを武力制圧する。

繰り返す、直ちに武装を解除し降伏せよ』

 

セイジの勧告に対し、カイザーの兵士たちは戸惑いを浮かべつつ互いを見合っていた。

 

……しかし、それも束の間。

 

「……怯むなぁッ!

所詮は連邦生徒会が寄せ集めた烏合の衆だ!

見た目ばかりの派手な玩具で遊んでいるガキどもに現実を見せてやれ!」

 

セイジの声に張り合わんとせんばかりにカイザー理事は声を上げ、彼のその言葉に触発されたオートマタたちもまた各々の武装をB.O.Sの少女たちへと向けた。

 

『……降伏勧告の無視を確認。

 

諸君、これが我々B.O.Sの初陣だ!

我々の掲げる理念とはなんだ!』

 

 

『『『「「「民衆の盾となり、キヴォトスに新たな秩序をもたらす事です!」」」』』』

 

 

『では、我々の敵は何だ!』

 

 

『『『「「「キヴォトスの秩序と平穏を乱す者です!」」」』』』

 

 

『ならば、我々がする事はただ一つ!

勝利の為に戦え!』

 

 

『『『「「「Yes, sir!!!!」」」』』』

 

 

『これより状況を開始する!

Ad Victoriam(勝利の為に)!!!』

 

 

『『『「「「Ad Victoriam(勝利の為に)!!!」」」』』』

 

 

セイジの雄叫びに呼応し、少女達は一斉に引き金を引いた。

 

 

――ダダダダダッ!ドガンドガンッ!

 

 

――バシュゥン!バシュゥン!キュィィ……バラララララッ!

 

 

ライフルが、マシンガンが、ミサイルランチャーが、レーザー兵器にミニガンが……

 

張られた弾幕はまたたく間にカイザーPMCへと襲い掛かり、オートマタどころか戦車やパワーローダーをも蜂の巣にし始めた。

 

「撃てぇ!とにかく撃ちまくれぇ!」

 

負けじとカイザーもB.O.Sへと圧倒的物量による暴力の嵐を叩き込み始めた。

 

しかし……

 

 

 

 

――ガガガガガッ、ゴンッ!ズドンッ!

 

 

 

 

『ハハハハッ、効かねぇなぁそんな豆鉄砲!』

 

 

『さすがパワーアーマー!痛くも痒くもないぜ!』

 

 

 

前衛としてコンバットアーマー隊やアビドス生達の盾役になっているパワーアーマー部隊にその全弾が着弾するも、怯むどころか笑い出すレベルで全くの効果無し。

 

むしろ反撃の勢いが増しており、ただただカイザーは弾薬を消費し続けるだけの案山子と化していた。

 

「畜生、何だってんだあのオートマタモドキ共!

戦車砲どころか対戦車ミサイルすら効いてねぇ!」

 

「装甲に加えてガキ共のしぶとさまで相乗ってか!?

ざけんじゃねぇクソったれがよぉッ!!」

 

『おい、無駄口叩いてる暇あったらもっと弾幕を張れ!

このままじゃ俺たちゃスクラップに………』

 

『おう、んじゃあお望み通りにしてやろうか。

……どっせえぃッ!』

 

 

――ガギャアァァァンッ!!

 

 

『「「ギャァァァァァッ!?!?!?」」』

 

PMC兵たちが口々に文句を垂れていたところ、どこからともなくセイジが強襲。

 

弾幕を張っていたパワーローダーの一機を下からすくい上げるかのように持ち上げ、若干の跳躍とともに文句垂れのPMC兵たちのところへとパワーボムの要領で叩きつけた。

 

『よっしゃあッ、私らもパラディンに負けねぇ!

切り込み隊、全員突撃ィィィッ!!!』

 

「「「「ヒィィやっはァァァァッ!!!!」」」」

 

それに続くかのごとく、赤線盾の付いたパワーアーマーを着た切り込み隊長がズシンズシンとアーマーの肩を突き出すかのように戦車にタックル。

 

横転した戦車を避け、数人のコンバットアーマー兵達が様々な近接武器を掲げて突撃を開始した。

 

雨あられと降り注ぐ弾幕、響く断末魔じみた悲鳴と狂ったような奇声。

 

圧倒的な物量を誇るはずのカイザーだったが、残酷なまでに現実は非情だった。

 

「狂ってる……。

これが……これが軍隊の姿なの……?」

 

そんな中、シロコはポツリと呟く。

 

後ろから見ることしかできない今、自分には口を出す権利はないのかもしれない。

 

……それでも、彼女はそう口に出さざるを得なかった。




いかがでしたか?
ある意味ではハイテクレイダーみたいになるように書いてはみましたが……
まぁ現在の構成員は……ね?
さすがにこれぐらいは大目に見といてください。
それとナイトの名前ですが、設定上はナイト達は花の名前のコードネームが与えられてることになってます。
本名は後で考えてるんですが……
いかんせん名付けのセンスが古すぎておばあちゃんの名前かな?と言わんばかりの状態に……
まぁ原作ブルアカキャラに被らないならそれでもいいのかなぁ……?
というわけで、また次の話をお楽しみに
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