水着のマコトとサツキは石を使わずに引けたものの、その後のイロハ&イブキについては貯蓄してた石が尽きてもまだ引けてない今日この頃。
オマケで持ってなかったキャラが数名程引けましたが、若干引き運が悪くなってますねぇ。
因みに☆3自体は三分の一ぐらいの確率ぐらいで来ます。
うちのアロナ、一応優秀っちゃ優秀なんですがねぇ……
どうやら私みたいに人を焦らしたりして虐めるのが好きみたいです。
なんてこった、ドSアロナとかいう他で見たことない概念が生まれてる……
まぁそんなことはさておき、本編をどうぞ
セリカとナイト•リリーが机などの準備に勤しんでいる頃。
外の喧騒に比べて静かなとある教室に集まった四人……
ホシノ、アヤネ、〇〇先生、そしてセイジが一つの端末の前に集まっていた。
「……そろそろ時間だな」
セイジがそう口にした瞬間、端末の画面が起動して部屋中にホログラムの人影達が現れた。
その人影達の正体は……
『キキキ、時間通りだな!』
『ごきげんよう、皆様』
『……なんで私、会長の代わりにここに出てるのかしら?』
『にゃはは、これはこれは……!
中々興味深い装置ですねぇ〜!』
『ふむ……ちと使い慣れんが、こういったはいてくという物も悪くはないのう』
万魔殿のマコト議長から始まりティーパーティ現ホストである「桐藤ナギサ」、セミナーの会長代理として参加したユウカに、それぞれ百鬼夜行連合学院や山海経高級中学校のトップである「天地ニヤ」と「竜華キサキ」。
彼女たち以外にも次々とホログラムが円を作るように立ち並び、そこに写る全ての少女達がただの一般生徒ではないことを示す威厳や伝統のある格好をしていた。
ここにホログラム越しで集まった少女達は皆各学園の生徒会、及びそれに準ずる内政を司る組織のトップ達。
全員表面上こそ笑みを浮かべてはいるが、揃いも揃ってその目はホログラム越しにその場の全員を値踏みするかのように視線を向けている者たちだった。
最後にセイジの横にあたるところへと連邦生徒会代表であるリンが姿を現したところで、学園トップ同士の会合……
対カイザーコーポレーションの壊滅作戦に関する打ち合わせが始まった。
『……以上の点を踏まえまして、カイザーPMCの基地が存在しない学園につきましても自治区間の境界線付近に逃げ込もうとする可能性のあるPMC兵や彼らのスパイ等に充分な注意を払っていただきたく思います』
一通りリンの口から作戦の概要とキヴォトスの現状が説明され、それぞれ思い思いに情報を飲み込みつつ大局を読んでいた。
作戦としては単純であり、カイザーPMCのそれぞれの基地にヴァルキューレやSRT、B.O.Sを始めとした各担当自治区の治安維持組織や生徒会直属の部隊等が時を同じくして一斉に襲撃。
その間他自治区に逃げようとするであろうPMCの残党や連中のスパイ達をそれぞれの学園の総力をもって逮捕していくという単純な話であった。
一部学園は戦力が足りないことを訴えたりもしたが、そこにはB.O.Sの予備部隊やヴァルキューレ、SRTの混成部隊を派遣するということで一応納得されている。
また自地区的にどこにも当てはまらない海上基地についてはオデュッセイアとSRTの三小隊による強襲で襲撃をかけることが説明されている。
他にも細かな制約やそれの説明などがあったが、おおよそは全員その内容に納得していた。
……しかしその中で一人、疑問を持つものがいた。
『……ところでだが代行殿よ。
ここにはほぼすべての学園のトップが集まっているのだったか?』
視線が集まる中、その発言者……マコトはホログラム越しにリンの目を見据えながらその疑問を投げかけた
『ここにいるはずのレッドウィンター連邦学院の書記長殿が来ていないようだが……
これは一体どういうことだ?』
投げかけられたその疑問に対し、リンは何とも言い難い表情で静かに押し黙った。
そんな彼女に代わり、マイクを握って前へと出たのはセイジであった。
「レッドウィンターについてだが、既に話を通した上で合意を得ている。
今あちらの書記長がいないのは部隊の編成中にトラブルが発生し、一時的にその対処に追われているからだそうだ」
セイジのその返答に対し、レッドウィンターという学園のことを知る者たちはまたかという表情で顔に手を当てていた。
レッドウィンター連邦学院は寒冷地に存在する学園であり、そんな過酷な環境に身を置く生徒達は揃いも揃って逞しい。
だが逞しすぎるがゆえにしょっちゅう大なり小なり内乱……クーデターが発生しており、現書記長である「連河チェリノ」もしょっちゅう政権を脅かされては舞い戻るというやりとりを繰り返している。
「トラブルについてはそうかからずに解消される見込みということだ。
従って、レッドウィンターについては作戦の実行の面においても問題ないとこちらは判断している」
以上だと言葉を切り、セイジは発言用のマイクの電源を落とした。
『他にご質問等はありますでしょうか?』
リンの問いかけに、誰も答えない。
『……それでは各学園の皆様、後は手筈通りにお願い致します』
そう締めくくり、リンのホログラムが消失した。彼女に続くように次々にホログラムが消えていき、残ったのは明日の作戦でカイザーに襲撃をかける学園のトップ達であった。
「……聞いての通り、バックアップの体制も整えた。
明日の作戦、やれる限りの事を存分に連中へぶつけてやれ」
『キキキ、実に素晴らしい手腕だったな!
セイジ先生、貴君程の実力があるならばこのキヴォトスの天下も容易く取れるのではないか?』
「馬鹿をいえ。
俺はあくまで教師役……少なくともキヴォトスの統治者は生徒なのが大前提だ。
そもそも国家規模の統治者なんぞ俺は御免被るぞ?」
『……意外ですね。
貴方程の策略家でしたらそれぐらいのことはやってのけてみせると思ったのですが』
「権力ってのは持ちすぎると逆に足枷になる。
縛りが嫌いな俺としちゃあ重荷にしかならん権力なんぞ不要でしかない。
ノブレス・オブリージュなんてのはやりたがる聖人君子にでも丸投げしてやればいい」
マコトとナギサの二人からの問いかけにそう答えつつ、セイジは端末を操作して通信を切った。
「……さて、明日は忙しくなる。
奥空もホシノも充分に休んでおけ」
「は、はい!」
「うへぇ〜………りょ〜か〜い」
彼の言葉に各々返事を返し、セイジと〇〇先生を教室に残して二人は退室していった。
「"じゃあ私も……"」
「待て〇〇。
休む前に、お前に合わせる必要がある奴がいる」
「"……?合わせる必要がある子……いや、人?"」
セイジに引き止められた〇〇先生だが、一瞬彼が合わせようとしている人物が生徒なのかと思ったところで違和感を感じた。
根拠のあるものではないのだが、今から会うのは生徒ではない……
何か薄気味悪い存在の気配をなんとなくだが感じていた。
「本当に人なのかも怪しいんだがな。
……詳細は歩きながら話すとしよう」
そう言いつつセイジは〇〇先生を先導するように歩き出し、〇〇先生も彼についていくように後を追って部屋を退室した。
「"……ホシノを誘拐した犯人!?"」
「正確には少し違う。
ホシノのやつを誘導して自陣に引き入れようとしていた詐欺師みたいな奴だ」
アビドス高校から歩くこと数分。
未だに戦闘の跡が残る市街地の一角を歩きつつ、セイジは〇〇先生へと今から合わせる人物について軽い説明をしていた。
「確かに奴はホシノの奴をアビドスから引き離そうとはしていたが……
あくまでカイザーとは利害で一時的に協力していただけで、風向きが変わった今は連中と手を切っている」
「"でも……そんな危ない奴……!!"」
「言っておくが、奴は別に犯罪を犯したわけじゃない。
確かにホシノのやつを拐かそうとしたのは確かだが、未遂なうえにやり口自体は別に法にも触れちゃいない。
奴が生徒に悪影響を与えないかと懸念する気持ちは分からんでもないが、現状奴を縛れる正当な理由が無い」
〇〇先生にそう語る中、セイジは市街地の一角にある廃ビルの中へと足を踏み入れる。
〇〇先生は一瞬彼についていくことを躊躇したが、ここまで聞いて下がるわけにもいかない。
彼は意を決し、セイジを追うように廃ビルへと足を踏み入れた。
「"……じゃあ、なんでその人と私を会わせようと……?"」
「奴から要望があってな。
連中……カイザーPMCに関する情報と引き換えにお前に会わせろとのことだ」
「"……どういうこと?
なんで私に会いたがってるのその人は……?"」
「さてな。
大方お前を自陣に引き込めないか交渉でも仕掛けようってところかもしれんが……
まぁ、お前なら全面的に断るだろうがな」
「"当然だよ。
生徒に危害を加えるかもしれない相手に手を貸してあげる道理なんて無いからね"」
「ま、そうだろうな。
お前がそう言うとは思った」
セイジの物言いに対し、〇〇先生はどことなく違和感を感じた。
「"……セイジさん、貴方はまさか……"」
「言っておくが〇〇。
俺は少なくとも生徒に危害が出ないように行動している。
奴らに関しても互いの利害に触れん限りの範囲でしかやり取りはせんさ」
〇〇先生はセイジが件の人物に協力するつもりなのかと勘ぐったが、それは半分正解でありながらもう半分は違う。
彼としてはあくまで生徒に危害が発生しない範囲での協力しかするつもりはなく、さらに言えば彼らが生徒に害を及ぼすなら徹底的に排除する腹づもりのようであった。
「〇〇、お前は潔白でないと許せんみたいだが……
あの手の連中をただ危険だからと遠ざけたり疎むだけで放置していればさらに厄介なことになる。
ああいう手合いの連中は首輪をつけるまではいなくても、目の届く範囲で活動させたほうがリスク管理や有事の後始末が楽だからな」
「"……言いたいことは分かるよ。
でも、私は……いや、私たちは……"」
「安心しろ。あくまで奴らの監視は俺がやる。
ああいった連中の扱いには慣れているからな」
「"そういうことじゃ……"」
「じゃあどうする?
野放しにするわけにもいかんからと連中の首を斬り落とすか?」
言い淀む〇〇先生に少し呆れつつ、セイジはPip-Boyを操作してその手に大振りなマチェットを出現させた。
「"……!?セイジさん、それは……!!"」
「良いか、〇〇?
奴らは俺たちとは違った道理と価値観で動く。
そういう奴を放置すれば後にデカいやらかしをしでかすし、今更俺たちに合わせさせることもほぼ不可能だ」
マチェットを手元でクルクルと回しながらセイジは〇〇先生へと語る。
その目には自分の言葉に絶対的な根拠があると言わんばかりの強さがあり、先生には理解のできない謎の説得力があった。
「お前の理想はあくまで人の善性に従ったものだ。
だが人っていうのはその反対の悪性の面も強く存在する。
清濁併せ呑んで上手いこと折り合わせるからこそ、世の中っていうのは回る」
そう語る中、セイジと〇〇先生は廃ビルの一角にある少し小綺麗な扉の前で立ち止まった。
「〇〇、別にお前がお前なりの理想を求めて動くのならそれでいい。
俺とお前は役割が違うんだからな」
そう言い切り、セイジは扉を開け放つ。
扉の向こうには黒いスーツ姿の異形がデスクにかけており、不気味な笑みを浮かべながら二人を歓迎していた。
「ようこそ、先生方。
〇〇先生に関しては始めまして」
「私は黒服と名乗らせていただいてるものです。
さぁ、どうぞおかけになってください」
クックックとこれまた不気味な笑い声をあげて異形……黒服は二人を部屋に招き入れた。
いかがでしたか?
さて黒服との会談ですが……
もちろん、丸ごとカットです。
そりゃ話す内容自体は詳細は違えどほとんど原作と変わりませんし……
そろそろ一章の大詰めに取り掛かりたいですからね。
というわけで、また次の話をお楽しみに