アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
ゲヘナ編のシナリオを見て、設定への修正……は特に無く、寧ろ少し加筆しただけで更に厚みが増しました()
いやぁ………セイジの設定に厄ネタをぶち込んだせいでこうなるとは思わなんだ………
まぁもう一方のブルアカ連載二次の方も大概色々含んだ影響でなぁ……
まぁ予定はそこまで崩れないですけど、セリフの構想練ってる時にアーマード・コアのあの曲が聞こえるのどうしたものか……
まぁそんなことはさておき、本編をどうぞ


九十六話:タコ狩り③

『う、うそだろ……⁉西の防衛陣地が丸ごとやられただと⁉』

 

『まずい……!動かせる戦車と装甲車を西側に全部動かせ!

奴らを基地に侵入させるな!』

 

『無理だ!いまさらあっちに移動させても撃つ前にやられちまう!』

 

『歩兵だけでやれってのか!?んなことできるわけ……〈タタタタタッ!〉ギャァァァァァッ!?』ブツッ…

 

「……HOTEL、INDIA、KILO、MIKE、各隊反応ロスト!」

 

「LIMA、OSCAR、TANGO、ROMEOが西防衛陣地へと急行中!

しかし、防衛設備とバリケードが丸ごと消滅しているため間に合いません!」

 

「クソが……!前線を宿舎付近まで後退させろ!

こうなれば攻めてきた奴らを基地内で迎撃する!」

 

「他の防衛陣地はどうしますか!?」

 

「各方位一小隊ずつ残せ!他はすべて西側に集結させろ!」

 

カイザーPMC基地通信室兼中央指令室。

 

かろうじてつながっている基地内の無線通信から流れてくる情報を元手に、カイザー理事は攻めてきた侵入者を迎撃せんと急いで配置の指示を飛ばしていた。

 

現在、戦況はB.O.Sの強襲とセイジによる広範囲攻撃によってカイザー側が不利な盤面。

 

西側の防衛陣地が兵器や隊員、バリケード等を丸ごと吹き飛ばされてしまったため、理事は苦汁を飲みつつも前線の後退を指示。

 

西側にある兵舎を応急の防衛陣地として指定し、そこを中心に戦車や装甲車等を配置するように命令を下した。

 

「パワーローダー隊と攻撃ヘリはどうなっている!」

 

「現在スクランブルをかけています!しかし、ヘリについては数機ほど離陸が遅れ……」

 

『……んなッ!?せ、接敵!!パワードスーツの連中が真正面から来やがった!?』

 

『撃て撃て!とにかく主砲を……〈ドガガガガッ〉……なッ⁉そ、装甲を貫t……』ブツッ

 

『な、なんだあの先頭にいる奴!?あいつのマシンガンで撃たれた戦車があっという間にハチの巣になったぞ!?』

 

『他の奴らもヤバい!

あれは……スレッジハンマー!?しかもなんか機械部品がついてやがる!?』

 

『クラブハンマー持ちもいる……おいまて、あれよくみりゃ鉄パイプの塊じゃねぇか!?』

 

『なんなんだアイツら!?ふ、ふざけんじゃねぇぞバケツ頭d……あ、ちょやめ……!?〈ガンッガンッゴギャッ!!〉』ブツッ

 

『ひぃぃぃッ!?あ、あいつら直接殴り壊しやがった!?』

 

理事に返答していたオペレーターの言葉を遮り、無線機から兵士たちの叫びと断末魔が響きだした。

 

その悲鳴たちは明らかにカイザー側が一方的にやられていることを如実に伝えており、理事は手に持っていたままの双眼鏡を地面に叩きつけながら外への扉に手をかけた。

 

「り、理事!?どちらに……」

 

「……格納庫のアレを起動する」

 

「え……?は、はい!?」

 

「こうなればここも保たん!ならば私自ら奴らを捻り潰してやる…!」

 

「き、危険です理事!理事ぃぃッ!!!」

 

オペレーターが止める声を振り払い、カイザー理事は一目散に司令室のある中央棟……

 

元アビドス高校本校舎の地下格納庫に運び込んだとある兵器に乗り込むべく廊下を駆けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アハハハハハハッ!!!潰れろ〜、潰れろ〜〜!!!!』

 

『ひッ!?や、やめ……おわぁぁぁぁぁッ!?』

 

ガコンガコンとパワーローダーの装甲が叩かれるたびにひしゃげていき、遂には燃料系のパーツが壊れて中身がスパークする電子部品にかかってしまった為か一気に爆発炎上する。

 

壊した張本人たるパワーアーマー装備のイニシエイトはというと、破壊したパワーローダーからすぐに次の機体へと駆け寄って先ほどの機体のように手足をもぎ取ったり叩き潰してからコックピットをじっくり調理していた。

 

『派手にやってんなぁ。私らもギアをちょっと上げてくか妹よ』

 

『それもいいけど、確実に仕留めようよ姉さん。

仕留めきれてない奴のトドメしか刺せてないし、私もこれでポンコツどもの中身を引きずり出したいの』

 

ギュィィンと音を鳴らしながら刃が回る武器を構えた二人組がそれを遠巻きに見ており、その足元には無数の斬り裂かれた戦車や装甲車が無残にも転がっていた。

 

『ははは!なぁに、優秀な妹が後始末をしっかりしてくれるからこそこうして貢献できているんだ!

傭兵上がりとはいえ、私らはまだまだ下っ端兵士!

ここで稼いで元不良の奴らより先にパラディンの目に止まるよう頑張ろうじゃないか!』

 

『う〜ん……まぁ確かにこの方が効率も良いんだけどさぁ……』

 

そう片方のイニシエイトはT-60のヘルメットの中で複雑な顔をしていたものの、すぐに敵に駆け寄っていく姉のイニシエイトの後を追って彼女の斬り損ないを確実に始末していっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『リロード!』

 

『あいよ!カバーは任せな!』

 

空になった弾倉を銃から取り外しつつ、ライフル装備のイニシエイトはミニガン持ちの隊員と交代して銃のリロードに取り掛かった。

 

腰の専用ハンガーに吊るされたアサルトライフル用のマガジンを一つ手に取り、少しまごつきながらも素早く一連の工程を済ませていた。

 

『OK!ソッチのリロードは?』

 

『そろそろやばいかも。ちょっと下がってやってくる!』

 

『りょうか〜い、私も援護する〜』

 

前線で近接武器持ち達が装甲車達を轢き潰していく傍ら、その後方から銃弾の雨を食らわせている銃火器持ちのパワーアーマー達も代わる代わるリロードを挟みながらオートマタ達を殲滅していた。

 

ミニガン装備の隊員が下がった先には武装のかわりに大きなコンテナを背負ったパワーアーマーの隊員がおり、彼女の元に近づくとコンテナから取り出したミニガン用の弾倉と交換しつつ小休憩を挟んでいた。

 

『あ〜……アーマー越しなのに腕がいてぇ……』

 

『だ、大丈夫……?ケガしてないよね?』

 

『してないしてない、筋肉痛みたいなもんだから。

いやまぁ、これ本来はドアガン用のを無理やりパワーアーマーで使えるようにしたって言ってたけどさぁ……アーマーで多少軽減してても反動強いのよ』

 

そう愚痴りつつ、リロードを終えたミニガンを構えて彼女は立ち上がった。

 

『ま、生身じゃこんなん使えねぇなぁ。

……なんかパラディンが訓練中に片手で撃ってたような気がするけど』

 

『あ、あの人は規格外だから……』

 

『……それもそうか』

 

補給係の隊員の言葉にそう納得しつつ、ミニガン持ちの隊員は前線へと戻っていった。




いかがでしたか?
まぁ……正直戦闘シーンはここに関してはオマケみたいなものですね。
本当の戦いはこの先にあります。
というわけで、また次の話をお楽しみに
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