アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんは。
色々とありまして執筆がギリギリになり、割と今回はいつも以上の駄文となっております。
お詫びとして今回、本来はここで出す予定ではなかった武器を二つほどゲスト出演させます。
恐らく読者の方々のなかにはこの2丁を愛用してらっしゃる方も多いでしょう。
私ですか?
そもそも設計図を手に入れてないので持ってないです……
なので攻略動画とかサイトとか見て自分なりにどうにか書きました。
色々と問題ばかりですがお許しください。
というわけで、本編をどうぞ。


百二話:VSビナー①

『『せぇ……のッ!』』

 

 

――ギュイィィンッ………ガガガガガッ!!!!

 

 

――ギシャァァァァ!

 

 

『かぁったい!なんだこの蛇、すごく硬いぞ!?』

 

『……刃が完全に潰れた。

姉さん、こいつそこらの兵器よりも硬い装甲っぽいよ』

 

『下がれイニシエイト!

総員、奴を抑えるぞ!撃てッ!』

 

 

――ダダダダダダッ、ギュイィィン……バラララララッ、カタタタタタタタッ、タタタタタタタタタッ!

 

 

セイジの合図に合わせてマシンガンやライフル、ミニガンの銃口が火を吹き、無数の弾幕がビナーへと襲いかかる。

 

しかし、無数の銃弾やセイジのライトマシンガンとナイト•Mumのサブマシンガンによる爆発を受けてもビナーはびくともしていなかった。

 

それどころか、弾幕の展開とともに後ろに下がったイニシエイトの姉妹の手に握られているオートアックスとバズブレードの刃が完全に潰れていた。

 

どうやら先程ビナーを斬りつけた際に刃が潰れたようだが、この二本は一応戦車などを容易く斬れる程度には斬れ味と刃の強度が高かった。

 

それが潰されたということはつまり、ビナーの装甲は戦車等とは比べ物にならないほど硬いということである。

 

『パラディン、すまない!武器をぶっ壊した!』

 

『パラディン、何か代わりの武器はある?』

 

『……仕方ない、こっちは壊すんじゃないぞ!』

 

セイジはため息を吐きつつも急いでPip-Boyを操作し、二丁の銃と弾薬が入ったバッグのセットをイニシエイト姉妹に投げ渡した。

 

『サンキューパラディ……ン……?』

 

『……なにこれ?』

 

イニシエイト姉妹の姉のほうがその銃を受け取って礼を言おうとしたとき、彼女の喉から出たのは困惑の声だった。

 

続いてソレを見た妹も困惑の目でその武器を見ており、疑問符を浮かべながら姉から片方を受け取っていた。

 

姉の手に握られているのは恐らく形状的にガトリングガンと思われるもの。

 

……しかし、どういうわけか彼女が手にするそれはミニガンと言うにはあまりにも小さい上に、やたら砲身が太い。

 

見た目は少しゴテゴテとはしてるものの、どこかおもちゃのようにも見えてしまうほど珍妙なデザインのガトリングガンだった。

 

一方妹の手に握られたのはダブルバレル式の古臭いショットガン。

 

しかし、見た目が少しゴツゴツとした装飾が付いているうえに色が金色。

 

とてもじゃないが、実用性を重視する傾向があるセイジがこんな非常事態で渡してくるとは思えないほど奇抜というか派手な見た目だった。

 

『ペッパーシェイカーとコールドショルダーだ!

どっちも12ゲージで使えるが、ペッパーシェイカーの方はバッグの中のマガジンしか使えん!

あと、どっちも着弾したら爆発を起こす!気をつけろ!』

 

『はぁ……?え、えぇ……?』

 

『……まぁ、よくわかんないけど無いよりマシかな』

 

セイジの説明を受けても姉の方は未だに困惑で動けていなかったが、妹のほうはすぐに切り替えて受け取ったコールドショルダーを構えてビナーへと向かって走り出した。

 

ビナーも自分へと走り寄ってくるパワーアーマー装備の人間に気づいたからか、彼女へと集中的にミサイルを展開し始めた。

 

しかし……

 

『うぉぉぉぉッ!

よく分からないがやらせはせん!妹をやらせはせんぞぉッ!!』

 

そんな彼女を援護するように、姉はミサイルめがけてペッパーシェイカーを掃射。

 

ペッパーシェイカーに装填された12ゲージ弾が対空射撃のようにビナーのミサイルへと襲いかかり、着弾すると同時になぜか小さな爆発を引き起こした。

 

何発もの小爆発を食らったミサイル達は表面がボコボコと凹んでいき、ついに裂けた外装の中へと数発の玉が入り込んでそのまま空中で起爆してしまった。

 

『なんじゃあこりゃぁぁぁぁぁッ!?!?』

 

『……よくわかんないけど、ナイス援護だよ姉さん!』

 

姉の作った隙をつくように、妹は走る勢いを止めずにビナーへと接近した。

 

さすがのビナーもミサイルの迎撃には面食らったのか、今度は近づいてきたイニシエイトへとボディプレスをかけるように自身の頭部を彼女めがけて叩きつけようとする動きを見せた。

 

しかし……

 

『やぁぁぁぁぁッ!!!』

 

鋭く声を上げつつ、イニシエイトは手に持つコールドショルダーを乱射した。

 

彼女はこの時アドレナリン全開で気づいていないが、本来コールドショルダーの元となっているタイプのショットガン……ダブルバレルは装填数が二発しかない。

 

構造的に弾倉というものがなく、バレルに弾を差し込むように装填する構造ゆえに、本来であれば二発撃ち切るたびにいちいち装填する必要がある。

 

……しかしウェイストランドに残るオーパーツの一つ、通称「ユニークウェポン」と呼ばれる武器は物理法則どころか質量保存の法則等の物理学的法則を全てガン無視できる力を秘めている。

 

コールドショルダーから放たれた八(・)発(・)の弾丸はその全てがビナーの関節部へと着弾し、被弾箇所で小さな爆発を起こしたかと思うと突然その場所が霜に覆われた。

 

――ギシャァァァァッ!?!?

 

まるで凍ってしまったかのように動きが悪くなったビナーは思わず驚愕の咆哮をあげ、身を捩って凍りついた関節部をなんとか動かそうと必死に悶えだす。

 

……しかし、その隙を逃さないかのようにナイト•Lillyがスーパースレッジを振り被った姿勢で詰め寄っていた。

 

『くらえやデカブツ!私らの鋼の雑草魂!

チェストォォォォォォッッ!!』

 

――ゴゥン……ゴギャァァァッ!!

 

――ギシャァァァァァァッ!?!?!?

 

気合一発、パワーアーマーのアシストのおまけもついた渾身の一撃がビナーの顎のような場所へと炸裂。

 

動けないところにクリティカル級の一撃を受けたために、大きく仰け反るようにビナーの首が反対方向へと吹き飛ばされて砂漠に叩き付けられた。

 

『よくやったナイト!総員、目標に集中砲火!

ぶちかませぇッ!!!』

 

そう叫ぶと同時にセイジはライトマシンガンを放り捨てるように手放し、Pip-Boyから召喚した二丁のヘビーガン……ブームスティックを両肩に担ぐようにして構えた。

 

 

――ボシュシュシュシュシュシュシュシュ……

 

 

――ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォンッッ!!

 

 

もはや連装ミサイルと大して変わらない速度で放たれた計八発ののミサイルたちは、発射された途端二(・)つ(・)に(・)分裂した。

 

特に何か仕掛けがあるわけでもなく、発射されたミサイルは気づけば一発撃つごとにもう一発追加で飛翔していた。

 

当然そもそもミサイル自体が装甲を持つ機械にとっては致命的なこともあり、さすがに貫通まではしなかったものの真っ白なビナーの装甲板は目に見えてボコボコに凹んで大きくダメージが入っていた。

 

もちろん、ナイト•Mumと彼女が引き連れてきたイニシエイト二人がソレを呆けてただみている訳もない。

 

ただでさえセイジの攻撃でボコボコに凹んで傷んだ装甲に、追い討ちの銃弾が大量に襲いかかった。

 

――ギシャァァァァッ!?ギシャァァァァァァッ!?!?

 

さすがにこの集中砲火にはビナーも耐えかねたのか、悲鳴のような雄叫びをあげながら砂の上で悶えだした。

 

しかし、ビナー程の巨体が激しく悶えると……

 

『ヤバッ、砂の壁が……ギャァァァァァッ!?!?!?』

 

『えっちょ……きゃぁぁぁぁッ!?』

 

大量の砂がまるで津波のように巻き上がってしまい、比較的ビナーに近い距離にいたナイト•Lillyとイニシエイト姉妹の妹が巻き込まれてあっという間に砂の中へと埋もれてしまった。

 

『なっ……!?大丈夫か!!応答しろ、ナイト•Lilly!!』

 

『うぉぉぉぉッ!?!?大丈夫か妹よ!?!?今助けるぞ!!!!』

 

さすがにこれにはセイジも面食らってしまい、一旦ビナーの相手をナイト•Mumに任せて二人の救助に移った。

 

イニシエイト姉妹の姉も己の妹の身を案じ、セイジから投げ渡されたシャベルで必死に砂をかき分けて二人が埋もれた辺りを発掘し始めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイジが救出作業に取りかかりだしたちょうどその時。

 

基地の方から一台のジープが飛び出し、停車すると同時にシロコを筆頭にしたアビドス生達が飛び出すように降りてきた。

 

「ん、ごめん遅れた!状況は?」

 

『……やっと来たのね。

ご覧の通りこっちが劣勢、パラディンはナイト•Lillyとイニシエイトの救出で手が離せない。

あとあのクソ蛇、やけに硬くてパラディンが使ったミサイル以外まともに銃弾が効いてないわ』

 

「何よそれ……本当に化け物じゃない!

しかもよりにもよってセイジ先生も動けないの!?」

 

「先生を手伝いに行きたいですが……」

 

 

――ギシャァァァァ!!

 

 

「……難しそう、ですね。とにかく、あの怪物をどうにかしないと……!」

 

ナイト•Mumから伝えられた現状に対し、対策委員たちは苦い顔をしながらビナーを睨むしかなかった。

 

確かに、この状況でセイジがいないのはかなりの痛手ではある。

 

……しかし、彼女たちを指揮できるのは何も彼だけではない。

 

『……遅れてごめん!』

 

シロコの持つ通信機から、B.O.Sの隊員たちのパワーアーマーに付いている通信装置から、一人の男性の声が聞こえた。

 

『話は聞いたよ。……ここからは、私が指揮を執る。

みんな、力を貸してほしい!』

 

その優しくも頼もしい声に、その場の全員が力強くうなづいた。




いかがでしたか?
ちなみにですが、最近爆発レジェンダリーのライトマシンガンを手に入れた関係でセイジのにも付いてますが、星1のレジェ効果が私のは「ツーショットの」ですけど、彼のは「貴族の」であるということにしてます。
これはさらなる余談ですが……ゲームではレジェンダリー効果にも上限とかがありますが、そんなものがゲームデータという縛りに囚われない世界線でも機能してるかといえばそんな訳もなく……
一部の効果はゲームだったらチートになるぐらいにははっちゃけて強化されています。
尚、ツーショットとかは本当にただ撃った弾が2倍に増えるとかそれだけで済みます。
というわけで、また次の話をお楽しみに
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